■スポンサードリンク
書斎の死体
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!
書斎の死体の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.15pt |
■スポンサードリンク
Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全3件 1~3 1/1ページ
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
※ネタバレ 一人の女性を殺すのに、もう一人の女性も殺す。 ……ほんとに殺したい標的の女性とは別の女性を、標的に似せて化粧させ、標本来の標的の服を着せて睡眠薬で眠らせる。犯人がアリバイ作りー他の人を混じえてブリッジをしたあとで、替え玉の女性を殺してその死体を遠くに運んで人の家に置いてくる。標的の方は、その、替え玉にした女性であるかのように細工して、やはり殺して、本来の標的だとバレないように、死体を焼く。……被害者=本来の標的は、犯人がブリッジをはじめる頃は生きていて、犯人の近くに居るのを、多くの人が見ている。……こうすると、犯人はずっとブリッジをしていたのに、遠くまで行って殺人を犯すことはできないということになる。 ……でも、小説の中でも言ってるように、実際には、化粧や服を変えたくらいで別人に仕立てて騙しおおせるということはないと思う。……歯並びとか、指紋とかでバレるでしょ。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
書斎で発見された若い女性の死体。 バントリー大佐夫妻の家で発見されたが。 家の中にいる人間は誰も、その女性を知らない。 何故、見知らぬ女性の死体があるのか? 時々ミス・マープルがつぶやくセリフが事件のカギとなる キーワードを含んでいます。 ただ、何気ない日常生活での体験談、例えば「〜 結婚してみて 初めて、本気で喧嘩出来るものなんです。 〜」をつぶやくので 事件と、どのような関係があるのか、すぐにピンと来ないことが ありました。 最後まで読み終えた時に、あー、そういう事だったんだなと 少し感じとることが出来ました。 これからも『書斎の死体』を何回も読み、ストーリーを自分のもの にしていきたいと思います。 ストーリーの始まりは、とても斬新ですが、内容がとても奥深く じっくりと読んでいくことが必要だと思いました。 ミス・マープルのセリフをすべて時系列にノートにメモし、小説を 読み返してみると、おもしろいかも知れません。あの時のセリフは こういうことだったんだと理解できるようになると、とても楽しく 感じられること、うけあいです。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
本書はミス・マープルが登場する長編作品第2作目である。 作品の内容は、ある日、バントリー大佐夫妻宅の書斎に見知らぬ女の死体が転がっていて、夫妻(おもに夫)が村中の疑惑に晒される一方、事件関係者の盗まれた車から、その前日から行方不明の女学生と思われる第2の死体が発見されるというもので、2つの事件の関連と犯人の目的、そして犯人は誰か、に焦点は絞られていく。そしてこれらの謎を、友人の窮地を救うべく解決に乗り出したミス・マープルが解き明かすというものである。 長年人間性を観察してきた経験により、研ぎ澄まされた直感を基に真相を探り当てるマープルは、謎解きも何もなくただ犯人を指摘し、事件はこうだったと説明するだけの作品が多いが、本書はそんなマープル作品にしては珍しく、謎解きの論理がしっかりした本格派向けの作品である。 構成はやや複雑ではあるが、謎を読み解く手がかりは随所に記されており、その手がかりを読み落としさえしなければ必ず犯人に行き着けるはずで、犯人がわかれば事件の全貌の8割は読み解けるように構成されている。 その中で、純粋推理だけではどうしても読み解けないのが女学生が殺された理由で、これだけはマープルの説明を待たなければならない。また、それだけのために犯人にはまったく無関係な他人を計画的に殺すものだろうかと、イマイチしっくりこない。 噂話やおしゃべりから謎を読み解く手がかりをつかむマープルの面目躍如たる作品だが、全体的には「小ぶり」というか、これはすごいと唸らせる程のものはなく、また読み物として見た場合も作者の作品としては平均的な面白さで、あえてお勧めする程のものではない。 | ||||
| ||||
|
■スポンサードリンク
|
|
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!