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複数の時計
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【この小説が収録されている参考書籍】
複数の時計の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点2.33pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全24件 1~20 1/2ページ
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今回のポアロは安楽椅子探偵で完全に脇役です。 過去にもポアロが現場に出ていない作品はいくつかありましたが、探偵役がいきいきとしていたり好感の持てる人物だったので楽しめた記憶があるのですが、今回の警部と諜報員は悪くはないものの、ちょっと物足りない感じがしました。 ストーリーも、盲目の住人宅で発見された身元不明の惨殺死体と謎の複数の時計…という、わくわくするようなはじまりでした。 しかし、伏線の張り方が上手くないのか推理しづらく、重要だと思われたアレには大した意味が無く、ラストで判明するとある事実が偶然にしては出来すぎていたりで、なんだかいろいろと残念に思いました。 面白くなくはないのですが、息を呑む展開や衝撃の結末といったものはなく、尖ったところのない作品でした。 | ||||
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本がボロボロでページがすぐ外れた | ||||
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本作は、諜報員や国際犯罪がからんだ殺人事件を扱う。クリスティの場合そのとおりまたもや駄作である。 本作の冒頭では、ベプマーシュ老嬢から彼女の家に○○時にシェイラというタイピストを派遣してほしいという指名の電話があったということで、タイピスト派遣会社はシェイラ嬢を定刻に伺わせると、老嬢はいない、かわりに男性死体が転がっており、部屋に多数の時計が並んでいた。シェイラは声を上げて道へ転げ出て紳士ラムくんに倒れかかった。戻ってきた老嬢によると依頼もしていない、時計も一つしか置いていないと謎が深まる。 警察とラム氏とその依頼でのポワロとの半ば共同半ば独自な捜査がはじます。 だが、誰がやったかも・いかにやったかも、かなり推理しにくいーー巧妙というのではなく、確実さにかける当て推量しかできない。とくに、謎の中心であるかのような提出され方をした複数の時計がなぜ置かれたかの理由はまったく下らない。(もう少し工夫の余地はいくらでもあるだろうに、いつも国際スパイものになるとクリスティは別人であるかのように、ミステリ的要素すら曇ってしまう。) ようするに青年ラム氏がシェラ嬢と接近するためのメロドラマをミステリ仕立てでなんとかした感じだ。 | ||||
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こんな物は売る本ではない。星など付けられない。 | ||||
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ぅーん 実のところよく分かっていなくて……潜入捜査みたいな? このお話はドラマの方が面白かったので、読んだ後にドラマを見るといいかもです それにしても、アガサ・クリスティは若い人達の恋愛や結婚が(昔風に言うならロマンス?)が好きですね | ||||
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作品自体は良いのですが、電子書籍としての作りが酷すぎました。 目次がきちんと作られておらず、本全体が一つの章として扱われているために移動もできず、Kindleで表示される、読み終わるまでの時間も当てになりません。 この辺は今後改善して欲しいです。 | ||||
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きれいなほんでした。 楽しく読ませていただいています。私は英文と和訳の表現の違いに興味を持つて 読んでいます。 | ||||
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非ミステリ作品を読んだあとに読んだせいか、少し甘い採点ではあるが、星はふたつというところが本作の完成度を表している。 クリスティミステリの、良い点も悪い点もが、非常に分かりやすい作品である。 では、良い点から。 まずは、ある意味では端正なミステリのスタイルをキープしている。 謎があり、複数の容疑者があり、ひかえめなロマンスがあり、伏線の回収がキチンとある。 つまりはクリスティらしく、あくまでも丁寧に創作されているということである。 さて、悪い点というのは何か。 本作が純然たる本格ミステリだと思って読むと、肩すかしを食うというか、あれあれというような設定なのである。 これが犯行動機の隠蔽に一役かっていることは確かなので、あまり悪くはいいたくないのだが、ええっと思ってしまうことも確かだ。 そしてもうひとつ、あのことについては、必然性のある伏線がない。 手がかりがなければ、読者は推理ではなく推測しかできないじゃないか! ということで、タイトルになっている時計の役割もあれあれっ、という感じだし、少々はったりが強すぎるんじゃ・・・という作品だ。 どうしてもクリスティはスパイとかが好きなんだなぁ(あっ言っちゃった)。 まあイギリス人だからね、ボンドの母国だからしょうがないのかな。 ボンドもオリンピックの開会式では女王とダイブしたりと大活躍だったから、星ひとつにしたいところではあるけれども、まあ一応ミステリしているからこんなもんかな、って感じだ。 久しぶりに読んだクリスティのミステリだったけど、ちょっと期待が大きすぎたかもしれないな。 | ||||
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内容については触れません。 事件そのものは面白い設定だと思いますが、長大な捜査の記載はクロフツが退屈になったような雰囲気。 最後のどんでん返しも、捜査や推理を介さずに、解決だけが提示されるといったもの。 描かれるポアロはずっかり老いさばらえて悲しいぐらいですし、口ずさむ古典の引用も意味が分かりかねます。 ポアロに会えるというノスタルジー。 この本の魅力はそれだけです。 | ||||
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作者作品は「ビッグ4」がぶっちぎりのワースト1かと思っていたが、これに匹敵する作品が本書。 作者後期作品に駄作が多いとは聞いていたが、よもやこれほどひどい作品があろうとは思ってもみなかった。 論理も推理もなくただ結論あるのみで、スパイスリラーものとの融合みたいな趣があるが、スリルもサスペンスもなく途中の捜査も退屈なだけ。 「ビッグ4」は連作短編集なので、あくまでも長編作品に絞れば、間違いなく本書が作者ワースト1だと思う。 (作者の全作品を読んだ訳ではない。が、これよりひどい作品があるとは考えられない) | ||||
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作者作品は「ビッグ4」がぶっちぎりのワースト1かと思っていたが、これに匹敵する作品が本書。 作者後期作品に駄作が多いとは聞いていたが、よもやこれほどひどい作品があろうとは思ってもみなかった。 論理も推理もなくただ結論あるのみで、スパイスリラーものとの融合みたいな趣があるが、スリルもサスペンスもなく途中の捜査も退屈なだけ。 「ビッグ4」は連作短編集なので、あくまでも長編作品に絞れば、間違いなく本書が作者ワースト1だと思う。 (作者の全作品を読んだ訳ではない。が、これよりひどい作品があるとは考えられない) | ||||
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ポアロの登場シーンが非常に少ない作品です。 秘密情報部員、コリン・ラムと友人である警部が事件の真相を探っていきます。 ラストで、ポアロの口から真相が説明されますが、何とも納得しがたいもの。 異様な雰囲気の事件という設定だったのに、もったいないです。 伏線をうまく拾えていない、無理矢理終わらせた感があります。 その割には結構ページ数が多いです。 よって★2つです。 | ||||
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ポアロの登場シーンが非常に少ない作品です。 秘密情報部員、コリン・ラムと友人である警部が事件の真相を探っていきます。 ラストで、ポアロの口から真相が説明されますが、何とも納得しがたいもの。 異様な雰囲気の事件という設定だったのに、もったいないです。 伏線をうまく拾えていない、無理矢理終わらせた感があります。 その割には結構ページ数が多いです。 よって★2つです。 | ||||
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ポワロの登場が遅く、話の展開がよくわからないまま、結論を向かえる。 どんでんがえしの連続。 探偵ものに関する批評が、中で、ポアロが展開するところが、山なのかもしれない。 ポアロの口を借りて、アガサクリスティの思いが伝わってくる。 ポアロが登場するもののなかでは、自分ではベスト3に入れている。 知人がポアロに挑んでくるところが読み応えがある。 他のポアロものの平板さがない。 | ||||
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ポワロの登場が遅く、話の展開がよくわからないまま、結論を向かえる。 どんでんがえしの連続。 探偵ものに関する批評が、中で、ポアロが展開するところが、山なのかもしれない。 ポアロの口を借りて、アガサクリスティの思いが伝わってくる。 ポアロが登場するもののなかでは、自分ではベスト3に入れている。 知人がポアロに挑んでくるところが読み応えがある。 他のポアロものの平板さがない。 | ||||
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本書の訳題といい、殺人現場に残されていた時計といい、序盤は『七つの時計』を思わせるスパイ・スリラーもの。 加えてポアロ登場だが、スパイ・スリラーものとしても本格推理ものとしても中途半端な作品である。 まず、いきなり1ページ目から事実に反するアンフェアな記述がある。 それに、メモに残された記号の意味は、エラリー・クイーンのレーン四部作(のうちのある作品)を読んでいれば誰もが思いつくだろう。 ポアロの推理も単なる説明に過ぎず、およそ推理とは言えないシロモノである。 本書を読むと、60年代以降の作品の大半が凡作以下という世評は、まさしくそのとおりだと思わざるを得ない。 なお、ポアロは『鏡の国のアリス』から「セイウチと大工」の詩を引用してコリンにヒントを与えているが、この詩はエラリー・クイーンの『フランス白粉の謎』にも引用されており、こういうつながりがあるのは面白い。しかし、ポアロのヒントは無意味というか、逆に読者に対する目くらましのようなずるさを感じさせる。 また、ポアロは解決編で「くぎが不足で」というマザー・グースも暗誦しているが、それもまた無意味である。 | ||||
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本書の訳題といい、殺人現場に残されていた時計といい、序盤は『七つの時計』を思わせるスパイ・スリラーもの。 加えてポアロ登場だが、スパイ・スリラーものとしても本格推理ものとしても中途半端な作品である。 まず、いきなり1ページ目から事実に反するアンフェアな記述がある。 それに、メモに残された記号の意味は、エラリー・クイーンのレーン四部作(のうちのある作品)を読んでいれば誰もが思いつくだろう。 ポアロの推理も単なる説明に過ぎず、およそ推理とは言えないシロモノである。 本書を読むと、60年代以降の作品の大半が凡作以下という世評は、まさしくそのとおりだと思わざるを得ない。 なお、ポアロは『鏡の国のアリス』から「セイウチと大工」の詩を引用してコリンにヒントを与えているが、この詩はエラリー・クイーンの『フランス白粉の謎』にも引用されており、こういうつながりがあるのは面白い。しかし、ポアロのヒントは無意味というか、逆に読者に対する目くらましのようなずるさを感じさせる。 また、ポアロは解決編で「くぎが不足で」というマザー・グースも暗誦しているが、それもまた無意味である。 | ||||
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推理小説というより、普通の小説。ポアロの推理もあまり展開されない。 最後にあっけいない結論が出されるが、そこに到るまでの記載がない。 日本語の訳者にも問題があるのかもしれないが、話の展開自体は無理がある。 1963年に書かれた作品だが、やはり1920年代〜1940年代の作品とは落ちる傾向がはっきりしていると思う。 「アクロイド殺し」「葬儀を終えて」「五匹の子豚」の流れるような記述とポアロの臨場感は全くない。 他に時間があるならアガサの1920年代から1950年代の作品を読む時間に使う方を勧めます。 | ||||
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推理小説というより、普通の小説。ポアロの推理もあまり展開されない。 最後にあっけいない結論が出されるが、そこに到るまでの記載がない。 日本語の訳者にも問題があるのかもしれないが、話の展開自体は無理がある。 1963年に書かれた作品だが、やはり1920年代〜1940年代の作品とは落ちる傾向がはっきりしていると思う。 「アクロイド殺し」「葬儀を終えて」「五匹の子豚」の流れるような記述とポアロの臨場感は全くない。 他に時間があるならアガサの1920年代から1950年代の作品を読む時間に使う方を勧めます。 | ||||
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【ネタバレあり!?】 (1件の連絡あり)[?] ネタバレを表示する | ||||
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