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(短編集)
残り全部バケーション
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残り全部バケーションの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.25pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全81件 41~60 3/5ページ
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おもしろかったです。 裏世界の誰かの下請けで怪しげなことをやっている 溝口と岡田の悪者コンビ 第1章から5章まで ストーリーはそれぞれ別の話しなのだが その中心には、溝口や岡田がいて、 様々な人間模様が繰り広げられます。 読めば読むほどおもしろくなっていきますが どれも肝心の「結局どうなったの?」に対する答えは明らかにされません。 それなのに 必ずいい結果になったのだ、と思わせる明るいものが 文章全体に散りばめられています。 | ||||
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それぞれが完成度の高い短編小説で、それら5つが一本の筋でつながっています。時系列もばらけていて、それぞれを読み始めた時には「?」が頭の上にともりますが、読了後はなるほどと思ってしまいます。 いずれにしてもトボケた会話には思わず笑ってしまいますが、しっかりと練られたストーリーとオチには「やられた」と思ってしまいます。 緊張感の漂うラストの「焼肉屋」には大笑いしてしまいました。 | ||||
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伊坂氏は初読みでしたが、とても面白かったです。岡田と溝口が悪い人なのに何故か魅力的な人物でした。伏線の張り方、拾い方が大変上手だなと思いました。1章ごとに完結はしてるのですが、微妙に繋がっていて、最後はこうきたかと唸ってしまいました。私も電話は岡田だと信じたい。 | ||||
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表題作の他、「タキオン作戦」、「検問」、「小さな兵隊」及び「飛べても8分」の全5つの作品から構成される連作短編集。実は、主人公(狂言回し)役の溝口、岡田の小悪党コンビこそ共通してはいるものの、「飛べても8分」以外は別々の雑誌に掲載され、書き下ろしの「飛べても8分」によって連作短編集に仕上げたという作者が良く用いる手法(「首折り男のための協奏曲」の系譜)である。 溝口、岡田の小悪党コンビを初めとして、各編の登場人物達は(善悪に関わらず)チョット間抜け(お人よし)で奇矯な上に、ストーリー自身が荒唐無稽なのだが、「人生を前向きに生きていくための姿勢」という作者が描き続けるテーマの1つが根底にキチンとあるので、読者は安心してその荒唐無稽振りを楽しめる。中期以降の作者の作品は出来・不出来の波が大きい(「あるキング」が最悪で、「マリアビートル」で持ち直した感がある)が、本作は上々の印象を受けた。特に、初めから計算していたかの如く、バラバラの前4編を纏め上げた「飛べても8分」には感心した。 あの極め付きの"純文学作家"佐藤正午氏が解説を担当している点にも驚いた。その佐藤正午氏が作者の小説技法を評価している点には更に驚いた(本来なら水と油の分野の2人)。作者も本作(特に、「飛べても8分」)程度の水準の作品を執筆してくれるなら、これからも期待出来るし、そうあって欲しいと切に願う。 | ||||
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様々な主人公の人生に主人公同士が絡み合って、様々な事象を引き起こす物語。 「あれ、この人さっきのあの人だ!」みたいなことを沢山体験出来ます。 主人公が入れ替わりながら物語が進んでいくので、一気に読むことをおすすめします。 間を空けて読むと、主人公同士のすれ違いに気づかない可能性もあるので…。 伊坂幸太郎の作品を読んだことがある人なら気付くかもしれませんが、ラッシュライフと同じ形式です。 すれ違いを楽しむ物語です。 個人的にはラッシュライフよりも文量が少なく、内容的にも軽いので、こちらをおすすめします。 | ||||
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きっと友達同士でワイワイやりながら ブログ更新してるんですよ。 | ||||
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むふむバケーション伊坂 幸太郎 の世界か岡田君のその後は 会社辞めれば残り全部バケーションだよなけどねこの本あれれ | ||||
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いまさら、読んで「なに?」と思われそうだが、本当に面白かった。 初出一覧を見て、かなり違う時期に、しかも掲載誌もばらばらの発表された作品なのだと、驚く。さすがは伊坂幸太郎さん。短編としてバラバラに発表しておきながら、それを最後に第五章「飛べても8分」を書き下ろしで付け加えて、完成してしまう。お見事ですね。 裏稼業もアウトソーイングの時代という設定が、まずすっとぼけていて、愉快。そして溝口、岡田コンビ、それに太田、高田の順に下請け悪漢が登場するが、とにかく、悲壮感ゼロ。善人のように悪事を繰り広げる。 いやいや、面白いぞ。会話のセンスは最高! | ||||
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伊坂さんの作品はたくさん読んでいますが、 この作品は特に終わり方が新鮮でした。 それに、心に響く言葉に出会えたので読んでよかったです。 | ||||
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五つの短編で一つの物語になっている本のようです。第一章の物語の終わりが、どのように展開されていくのか最後までわからなかったのですが、読み終わったときにやっとわかりました。時間軸や物語りの謎をきれい回収してゆくところはすごいし楽しかったです。著者の作品では、終末のフールと似たような雰囲気ではないかと思いました。 本書の中で、-飛んだら八分、歩けば十分、メールは一瞬-というセリフがなんとなく頭に残りました。すごく面白かったです。 | ||||
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それぞれ5つの別々の小説が 実は5章に分かれた長編小説となっております。 クールで冷酷な小悪党の主人公が実は義理人情に厚い 人物だった。 熱い男の命をかけた大勝負(表現が昭和ですみません・・・。) それがわかるのがほとんど後半の92%(タブレットで読んでいます) そこから一気に瞬きなしで(実際は瞬きしてます)読み進め、そして 最高潮が96%(タブレットです) 大丈夫か?このまま解決するのか? まだ、4%残っている。きっと解決するだろう。 不安になりながらも、いまだ瞬きなしで、読み進める。 残りが3%になり、さらに気になって仕方ない。 %がカウントダウンされる。 最高潮といったが、さらに大きな山がもう一つ出てくる。 読みながら、「これ終わらないんじゃない??」って不安になる。 残り2% ドライアイで涙が出てきそうだ。 いや、小説の内容で泣きそうだ。 そして、残り1% 結末を待たずに小説は終わっていった。 しばらく 私は瞬きの仕方を忘れてしまいました。 ジェットコースターの滑車がどんどん上に上がり、心臓がドキドキしているところから、 一気に加速して下まで落ちて行く。 そのまま滑車が1回転するはずが、3分の2回転あたりで、「はい、おしまい」って 言われ放置されたような、今もジェットコースターに乗っている気持ちのままです。 今夜はしばらく眠れそうにありません・・・。 目の瞑り方も忘れました。 | ||||
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面白かった。 「あるキング」から、伊坂さんへの評価は個人的に下がっていたが、これは良かった。 こういう、小悪党みたいなキャラクターを書かせれば、これほどうまい人もなかなかいるまい。 陽気なギャングや、グラスホッパー、ラッシュライフでも美学をもった悪党は出てくるが、サラリーマンをやっていると、こういったキャラにあこがれが生じるようだ。 彼らの人生が残り全部バケーションになればよいが、 「現実を見ろ」と言われそうでもある。 | ||||
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アウトローな世界で生きる3人のキャラクターを中心とした連作短編. いつもながら,こういう個性的なキャラクターを造形して いきいきと活動させるストーリーにぐいぐい引きこまれる. ちょっと荒唐無稽な日常のストーリーがラストで一気に収束する展開はお見事. 伊坂氏の本領発揮といったところである. ただ,最近の伊坂作品にはサイコパス的なキャラクターが多いような気がする. ノリの軽さと言動の殺伐さのギャップを狙っているのかもしれないが, 逆に人を人と思わない部分が際立ってしまって,ちょっと引いてしまう. | ||||
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本書は重ったるくも軽すぎもせず、気晴らし的に気持ち良く読めました。 程ほどの軽さと、重いテーマも軽快さに乗せて、読み手の気持ちを落ち込ませる事なく、気分よく読後に導いてくれたんで、「面白かった」と屈託なく思える感じでした。 | ||||
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終わったあとに読み返したくなる。さすがとしか言いようがない。 | ||||
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伊坂作品の中でも特に読みやすい。キャラクターのやり取りがお洒落。エンターテイメントに徹していて清々しい。複雑なこと考えなくても楽しめるので、新幹線や飛行機の移動のお供に最適!長くないのでラストまで一気読み。 | ||||
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残り全部バケーション、と主人公岡田に言わせたところで、 この小説は勝ちかな、なんだかやられた、と。 人生の残り全部バケーションみたいなもの、ってなんという素敵な響きなのだろう。 ラストシーンについては賛否両論ありそうだが、(物足りないか?) 何となく最近の伊坂氏の作風なのだろう、きっと。 | ||||
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人に言えない裏の仕事をしている溝口と岡田を中心に展開される5つの短編集。 どの話も軽快なテンポで爽快感があり、相変わらず読んでいて楽しかった。物語が徐々につながっていく展開も著者らしくてよかった。 個人的には「タキオン作戦」と「小さな兵隊」が好きだった。 「タキオン作戦」は、たまたま出会った虐待を受けている少年を救うために岡田が仕込んだ壮大な計画が展開される。一見関係のない話がどう収束するのか、読んでいてワクワクする話だった。 「小さな兵隊」は、問題児と言われている小学生の岡田少年と、好奇心旺盛な男の子の物語。弓子先生を守るために奮闘する様子は手に汗握った。岡田少年の「いつだって、先生の出す問題を解くのは、俺たちじゃないか」という小学生らしいセリフが好きだった。 | ||||
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読んでいくうちにそれぞれの話しがつながっていく伊坂幸太郎お得意の連作短編スタイル。 スタイリッシュで小気味いい展開・・・この人の小説ってほんと、ミニシアター系のセンスのいい映画みたい。 1章の表題作でもある「残り全部バケーション 」は「Re-born はじまりの一歩」という作品集で既に読んでいたのですが、 あのお話しがこんな風に広がってくるとは思いませんでした! 特に岡田が好き。彼には他の作品でまた再会したいです。 そして最後の最後で溝口が男になる! 謎を謎のままにしておくのが伊坂さんらしい。 これがこれから書かれるであろう新しい作品の伏線になるかも? 伊坂さんの作品いつだって伏線が張り巡らされている。一文一文、読み逃せません。 | ||||
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□小さな兵隊 岡田君と僕のやりとりついて。 岡田君はスーパーマン、僕は普通の小学生の設定。 岡田君は伊坂作品によく出がちな不思議な優秀君。なのでいつも通りな感じではまっている。 僕は普通の小学生なのだけど、小学生らしからず、ぎこちないなと思った。 普通の小学生を十分には描ききれていないと感じる。 □飛べても8分 最後のすかせて終わらせる記述はすばらしい。 | ||||
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