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(短編集)
残り全部バケーション
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残り全部バケーションの評価:
| 書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.24pt | ||||||||
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全83件 61~80 4/5ページ
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| 読んでいくうちにそれぞれの話しがつながっていく伊坂幸太郎お得意の連作短編スタイル。 スタイリッシュで小気味いい展開・・・この人の小説ってほんと、ミニシアター系のセンスのいい映画みたい。 1章の表題作でもある「残り全部バケーション 」は「Re-born はじまりの一歩」という作品集で既に読んでいたのですが、 あのお話しがこんな風に広がってくるとは思いませんでした! 特に岡田が好き。彼には他の作品でまた再会したいです。 そして最後の最後で溝口が男になる! 謎を謎のままにしておくのが伊坂さんらしい。 これがこれから書かれるであろう新しい作品の伏線になるかも? 伊坂さんの作品いつだって伏線が張り巡らされている。一文一文、読み逃せません。 | ||||
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| □小さな兵隊 岡田君と僕のやりとりついて。 岡田君はスーパーマン、僕は普通の小学生の設定。 岡田君は伊坂作品によく出がちな不思議な優秀君。なのでいつも通りな感じではまっている。 僕は普通の小学生なのだけど、小学生らしからず、ぎこちないなと思った。 普通の小学生を十分には描ききれていないと感じる。 □飛べても8分 最後のすかせて終わらせる記述はすばらしい。 | ||||
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| 五個の短編小説、それぞれがモヤモヤと完結しているようでも連鎖しているのよ。読みながら、この場景どこかにあったぞ、とページを戻すことがありました。でも最後まで読むと霧が晴れる感じが爽快! 登場人物が魅力的でカッコいい。昔見たTV[傷だらけの天使]を思い出しました。 | ||||
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| この本には5つの短編が掲載されています。 私は「Reborn はじまりの一歩」で表題作の”残り全部バケーション”を読んだ時には どの登場人物にも感情移入ができずに楽しめませんでした。 ページ数が少ない割に登場人物が多くて ひととなりを想像しにくかったからだと思います。 その短篇が一つの本になったので 期待は薄いけれど読んでみました。 短篇同士がつながって 登場人物の人物描写が濃くなるにつれて 私は夢中でページを手繰りました。 最後のページを読み終えてから 短篇同士のつながりを確認したくて 本を最初から再読しました。 私の期待を超える作品でした。 登場人物のある台詞が著者の台詞に聞こえたので 引用いたします。 「いや、別に読まなかったならそれはそれでいいんですよ。 (中略)こういうのは、いろいろ仕掛けて、 どれかに引っかかってくれればいいな、 というものだから」 | ||||
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| 伊坂幸太郎の作品は全て読んでいますが、読後の爽快感があり、 魅力的な登場人物(こんな人はいないだろうけど、いたらいいなと思わせる)や言葉の選び方が特に好きです。 最近の作品では、PK,夜の国のクーパーがありますが、あまり私の好きな伊坂作品ではなかったです。 残り全部バケーション、まず題名が素敵です。 登場人物もそれぞれが魅力的です。 かなりクオリティーが高く、伊坂さんの魅力がたくさん詰まっている作品だと思うので、 伊坂作品を読んだことがない方にもおすすめできます! この作品で伊坂さんを知って、他の作品を読むきっかけになればと思います。 個人的には、出だしの文章が秀逸で一気読みしてしまいました(笑) | ||||
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| なんか題名、いいですよね。 伊坂特有の時系列をうまく使ったストーリー展開。読み手が、「なんで?」「で?」と思えば、それがしっかり用意されているわけですな。 読み手の視線をうまく誘導しながら、当然いろんな展開もありながら、最後全て繋がる!いやー緻密な構成、展開、ディティール表現、総称して文体とでも言いましょうか。さすがです。伊坂初心者でも楽しく読めると思います。 あと強いて言えば、伊坂シリーズは出版された順番に読んでいくのがベストかなと。いつものやつです。 | ||||
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| 最近の伊坂さんの作品はお話としては面白いのですが、 伊坂さんらしさが薄れてきたような気がして寂しく感じます。 ですがこの本は間違いなく伊坂さんだ!と言えるお話でした。どの章もあっと驚くラストばかりで、 最後まで一気に読んでしまいました。やっぱり伊坂さんと言えばラストのどんでん返しです。 | ||||
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| タイトルから想像しにくいハードボイルド.のコメディ?笑 グラスホッパー・マリアビートルにも通じるような世界観が 古くからの伊坂ファンには痛快です. | ||||
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| 「相手が泣きそうになる仕事なんてしたくない。」 訴えた岡田に、溝口が出した条件とは・・・?裏家業コンビの溝口と岡田にまつわる5編を収録。 自分の身を守るため、岡田を窮地に追いやってしまった溝口。平気な顔をして生きていくのかと 思ったら、案外そうでもないらしい。溝口には、彼なりの岡田への思いがあったのだ。岡田は どうなってしまったのか?それは、溝口だけではなくこの作品を読む人なら誰でも気になるところ だろう。作者の物語のまとめ方は絶妙だった。余韻も残る。そして、思わずニヤリとしてしまう。 希望を持っていいのかな〜? この作品の中で語られる5つのエピソードはどこかで少しずつつながっていて、そのつながり方は まさに職人技!伏線も見事!伊坂さんらしい作品だと思う。伊坂ワールドにどっぷりと浸ることが できて満足満足♪面白い作品だった。 | ||||
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| 相変わらず、会話もテンポよく、読んでいて楽しい。 話の展開が見えませんが、いつものように話は繋がり、オチはつけてくれます(ラストは賛否両論あるかと思いますが)。 個人的には最終章が良かったです。溝口がイイ味出してます。 | ||||
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| 伊坂幸太郎は人気作家ゆえ1冊の作風が異なると伊坂ファンの賛否が分かれる作家。 しかし今回の本作は恐らく伊坂ファンが喜ぶ1冊になったことでしょう。 得意な短編連作。 ドキドキしないわけがない。 また登場人物は相変わらずいい。 この気持ち良さが私を惹きつけて止まないんだなー。 | ||||
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| 単純にわかりやすく、すらすら読むことができた。内容も好きなジャンル(裏稼業系)で個人的には好きだな。 | ||||
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| 伊坂作品というだけで,購入した本。あたりはずれの落差は小さい作者だとは思うのですが,少々自分の中ではハズレ気味でした。 | ||||
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| マリアビートルやゴールデンスランバーに比べるとかなり軽い感じです。 ふわふわ読める 気持ちがいい伊坂さんらしい話でした。 長い年月でまとめられたと思うとすごい。 がこってりさせてほしかった気持ちもあり★3 もっと話数あればニヤっとできるのになぁ | ||||
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| 伊坂幸太朗の最新作。一言でいえば、「久々に、快作!」 です。 連作は、5年間に渡って書かれた短編を、加筆修正してまとめたもの。ばらばらに書かれていたのにもかかわらず、最後は、一本のストーリーになる手腕は、さすが。個人的には低迷期に入る前に、書かれ始めた短編と 書き下ろし短編がうまく絡み合ったのがよかった。仙台在住の伊坂さんは、大震災で、いろんな影響があったと思います。なので、最新の書き下ろしは、そろそろ整理がついてきたのかなと思いました。 | ||||
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| もう~伊坂さんの表現が最高で、読み終わりたくなかったです。 最後ちょっと、もやっって感じでしたが(笑) | ||||
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| 楽しめました。一気読みです。 憎めない小悪党が主人公の連作中短編集。読んでいくうちに、それぞれの作品に散りばめられたエピソードがつながっていく爽快感やユーモラスな人物像は伊坂幸太郎の真骨頂。エンターテイメントとして一級品だと思う。何作に一作かはこの路線の小説を書いて欲しい。 | ||||
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| 様々な文芸誌に掲載された四編プラス,書き下ろしの一編を加えた五編の連作短編集になります. 二人の悪役を中心に,時間や視点を編ごとにあれこれと入れ替えながら進むスタイルとなっており, 節ごとの『アイコン』も含め,この作家さんの作品であることをさりげに,そして強く印象づけます. また,どの編もハッキリと最後まで描かれはしないものの,かといって曖昧さが残ることはなく, どうなるのだろう,あぁなるといいな,といった多くの余韻を引きつつの幕引きがとても心地よく, 中でも最後の編は,「そうであってほしい」「でも違うかも」が,入り交じるのが何とも言えません. 悪役であるはずの二人もどこか憎めず,そのやり取りはもちろん,特に幼少期が描かれた片方は, ほかの編での様子も見ていると,悪役なのに愛着すら沸いてくる,そんな魅力を持っている男です. ほかにも,表紙をめくっての見返し,ここで使われている用紙がちょっと特別なものとなっており, 先に触れたアイコンなど,こういう凝った装本も,作品の魅力に一役買っているように感じられます. ウィットに富み,教訓めいたやり取りにはニヤリ,前後する時間や人の流れを整理するのも楽しく, さらに短編ならではのテンポの良さも加わり,難しく考えず,気軽に読める一冊ではないでしょうか. なお,巻末の記述によると,今回の単行本化にあたり,加筆・修正が行われているとのことです. | ||||
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| 最近の作品はやや消化不良だったのですが、今回はアタリだと思いました。 初期からのファンなら納得してくれるはず。 最近多かった哲学的というか、話のテンポを遅らせるような難しい話がなく、読みやすかったです。 ちょっとディープな時の伊坂幸太郎が好きだというなら合わないかもしれませんが、 伊坂幸太郎のポップでライトな部分が好きだというなら間違いないでしょう! | ||||
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| 溝口と岡田という裏稼業コンビをめぐる5つの連作短編。 正直いって、最初の3作目までを読んだ時点では、 買って損したかな、、、と思ってしまいました。 つまらなくはないんだけど、よくあるいい話だったり、 それなりに工夫しているけど爆発力がなかったり。 3本目の「検問」は以前別のアンソロジーで読んでたり。 それが、第4章の「小さな兵隊」で一気に面白くなり、 同時にそれまでの3編をまとめ上げる役割も持ち、 これぞ伊坂幸太郎!というワクワク感に変わりました。 そして最後の一本、これはもはや「マリアビートル」並みの 展開となり、セリフもどんでん返しも最高潮。 終わり方も「バイバイ‐」よろしく、いさぎよい爽快感と 読者の想像の余地を残します。 五年間に書かれたそれぞれの短編をひとつの大きな 世界観でまとめ上げる手腕、さすがです。 | ||||
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