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エッジウェア卿の死
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【この小説が収録されている参考書籍】
エッジウェア卿の死の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.89pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全27件 21~27 2/2ページ
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トリックなどはよく考えており、完成度は高く結構良い1冊だと思います。ただ、読み終えたときは、「もう1歩かな〜」という感じでした。でも、良いほうだと思うので、読んでみてください。個人的には、もう少し題名をひねってほしかったです。 | ||||
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オリジナルは1933年リリース。ちなみにこの次の作品が1934年リリースの『オリエント急行殺人事件』である。邦訳は1955年のこととなる。 私信だが、有名な『アクロイド殺し』の犯人設定が典型として、この頃のクリスティーは犯人設定の意外性(あるいは多面性)を徹底して追求していたように感じられる。それは心理学的なアプローチやレトリックの巧妙さといったアプローチまで、多種様々な方法を追求している、と思える。本作もその一環の取り組みが見られるのが実に興味深い。 併せて思うのは、クリスティーのミステリーはさすがに文章としての『基本』が良くできていて、実に読みやすい。1933年の作品であるのに、とても現代的ですらある。さすがだ。余談だが最近のハヤカワ文庫は若干背が高くなり、今までの文庫カバーでは入らなくなってしまったが、とても気に入っている。このサイズがミステリーっぽいなと思う。 | ||||
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物語の始めからして、何かがちょっと違う。 日ごろのポアロの様子を垣間見るようですが、 混沌・カオスの中に物語りは進む。 あなたを騙すのは、犯人ではありません。 そう、作者ですからね。 行きつ、戻りつ、しっかり読むと、 配役に込められた作者の意図、物語の構成が見えてきますね。 まぁ、今回もマダム・クリスティーにまんまとやられました。 | ||||
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他の方が書いておられるように、犯人は比較的分かりやすい作品だと思います。 トリックも自分としては、なんじゃそれは(苦笑)てな感じでしたが。 しかし、本作の魅力はそういうのじゃなく、ストーリー・テリングにあると思います。 登場人物のリアルな描写力は流石だと思います。 | ||||
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エルキュール・ポアロと、彼の良き友ヘイスティングズが二人三脚、コンビを組んで事件の謎を解き明かす作品です。今回は、ヘイスティングズが冒頭で語っているように、ポアロの失敗談ともいうべき事件。エッジウェア卿殺害事件を皮切りに起きた事件で、ポアロは危うく犯人に一杯食わされる窮地に立たされる。犯人は、一体誰なのか? そして、犯人の仕掛けた狡猾なトリックを、ポアロは見破ることができるのか?エッジウェア卿殺害事件については、私には珍しく、犯人の目星と事件の様相が、序盤で見当がついてしまいました。途中、やや混乱させられましたが。誰のせい?って、そりゃあなた、灰色の脳細胞を持ち、見事な口髭を生やしたムッシュー、あなたのせいですよ。実際、犯人にまんまと出し抜かれてたら、引退していたかもしれませんね、ポアロ様。なーんて言いたくなるような、ポアロ危機一髪の事件でした。このミステリーで一番印象に残ったのは、犯人が仕掛けたあるトリックでした。シンプルなトリックだけに、余計に鮮やかに感じたんでしょうね。まあ、クリスティーの人気作品ほどのインパクトはないけれど、なかなかいい出来のトリックなんじゃないかなと、そう思いました。訳文は、正直、さほどいい出来映えだとは思いませんでした。特に、ポアロとヘイスティングズの台詞の文章のあちこちで、ぎこちない不自然さというか、違和感を感じました。会話文のうまい、出来れば女性翻訳家の新訳で読みたかったですね。 | ||||
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アメリカ人女優と結婚しているイギリスの名門貴族エッジウェア卿が自宅で殺される。夫人が離婚を求めていたが卿が認めなかったことから夫人が疑われるが、彼女にはアリバイが・・・・。犯人のトリックは見事で、最後の最後まで犯人がわからないが、そのトリックが、実に意外なことから剥がれるのが見所。クリスティー作品では珍しく、同情の余地のない犯人。NHKで放映されたドラマ版も強烈だが、特に原作の方をお勧め。 | ||||
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意外な結末は、推理小説においてあたりまえの手法である。意外に意外が重なり、最後の最後まで結末が見えないというのは、普通の推理小説にはない、この書の一番の魅力といえるだろう。また犯人の異常な人格は犯罪者の類型の一つとして興味深いものがある。最後に犯人がおこなう告白は、物語の非常によいオチとなっている。 | ||||
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