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リカーシブル
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リカーシブルの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.76pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全45件 1~20 1/3ページ
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初めて読みました。 初めの方はなかなか進みません。 中学生女子(主人公?)を使って語らせる心情などの説明が多いし、微に入り細に入る感じでテンポが悪いです。 中盤から若干スピードアップして、テンポが少し良くなりますが、少し良くなる程度でやはり心情や状況などの説明が多いです。 あと、兄弟仲が悪いのをちょいちょいだしてくるのもテンションが下がります。 兄弟仲が悪いのを引っ張る必要はないかと、、、 | ||||
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登場人物の少ない話です。主人公の少女と母親と弟、そして女の子の友達と社会科の先生程度。部隊も引っ越してきた、ややさびれた街だけです。 そして、ストーリーは、恵まれた境遇とは言えない少女の一人称で語られます。 もともと著者・米澤穂信さんの作品は、ほのくらい独特のテイストの話が多いですが、この本は、上記のようなこともあって、閉塞感さえ感じる本です。 私は、これまでも著者の力量に感心して「すごく上手な作家さんだなあ」と思いながら読んできましたので、この本も、一気に読んでしまったのですが、人によってはあまり好まない人もいるかもしれません。 それにしても、この作品は、(ネタバレになるので多くは書けませんが)よくあるような「冒頭に殺人事件があって、その犯人を推理する」というような単純な構成の話ではなく、「いったいどこに連れていかれるんだろう」と思いながら読み進めてしまうような、ミステリアスで不思議なテイストが楽しめる本です。 読んで損はない、米澤穂信作品らしい、質の高い優れた本と思います。 | ||||
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不思議な、妖しい雰囲気の作品が多く、好きな作家さんです。 シリーズ物は一般的に好きではないので、食わず嫌いの作品もありますが、 amazon書評を参考にこの作本にもたどり着きました。 期待通りの作品だったので有意義な読書ができました。 | ||||
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素晴らしい。思考で至高な作品です。 人生は壮大な舞台であると感じさせてくれるサーガだ。(意味不明) | ||||
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同著者の『ボトルネック』と同じくらい鬱っぽい話を覚悟して読んだのですが、良い意味で予想を裏切られました。 『ボトルネック』はあらゆる角度から見た上で救いのない話でしたが、『リカーシブル』は辛く苦しいながらも、わずかに希望が残されているという終わり方をしています。 主人公のメンタルがタフだというだけで、こうも読後感が変わるものか…と驚きました。 その土地に古くから伝わる言い伝えや村ぐるみの犯罪など、ミステリーとしても楽しめる要素は十分にありましたが、最後まで謎が放置されていたりと若干荒削りな部分はあります。 他の米澤作品のように細部まで計算され尽くしたミステリーや、救いのない鬱展開を期待して読むと肩透かしをくらいますが、姉弟もの好きな自分としてはラストに少し泣かされてしまいました。 主人公ハルカのその後の物語があるとしたら読んでみたいですね(間違いなく生易しい物語ではないでしょうが…) | ||||
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全編を通してどこか不気味な雰囲気で、舞台は村八分が日常の村。謎が謎を呼び、オカルトルートなのか科学ルートなのか判らないままかなり焦らされた。焦らしに耐えられず一度は挫折したが、今回は夢中で読み切った。 エピローグがもう少しあっても良かったかもしれない。社会の先生とか、お母さんとか、なにより主人公のその後とか。 | ||||
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最初の方を読んでいてすごく陰鬱な話なのか? と恐る恐る読み進めていくとそこから加速度的に 面白くなっていく展開にあっという間に引き込まれていき、 お決まりの読了後のほろ苦いじーんとした感じが体を覆いました。 ボトルネックに近いけどあっちよりは暗い感じはしないです。 米澤先生の作品のなかでもトップクラスの傑作です。 私がそうなのですが親関係で苦労してきた方におすすめします。 | ||||
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アニメ「氷菓」を見て米澤穂信を読むようになった。「満願」、「いまさら翼といわれても」は面白かったと思う。短編が上手いのかな。今作は長編だったけれど驚きはあまりなかった。でも、一気に読ませるのは著者の力量だと思う。ただ一点、「チラシを見て何か違和感を感じた。気のせいかな」と言われても、読者には何のヒントも与えられないのでイライラする。あとで「あの違和感はこういうことだったのか」と言われても興ざめするばかり。 | ||||
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ミステリなんだけど、ノスタルジックな青春小説のようでもあり、ハルカの1人称で語られる世界がジブリのように感じた。何人も人が死んでるんだけど、どこか遠くの世界の話みたいで、らしからぬミステリと言う感じ。結構大掛かりな陰謀に翻弄されるストーリーは読ませるが、後味は良くない。ビターテイストは作者の持ち味だが、登場人物に魅力を感じず印象も薄かった。感想の書き辛い作品である。 | ||||
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主人公のハルカが未来と過去が見えるというタマナヒメ伝説の謎を解く話なのだが、優しい笑顔のママと弟のサトルとの関係が読んでいてホッとしたりなんとも苦しかったり。謎解きよりもこの家族の物語に心を痛めた。 ハルカのその後が気になります。 | ||||
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2013年に出た単行本の文庫化。 大きな仕掛けのある物語だ。最初は桜庭一樹作品かと思うような陰鬱な家族の情景で始まる。そして主人公が救われていくように見えながらも、不安がたちこめていく。このあたりの語り口は抜群だ。 そして絶望。さらに謎解き。 大作であった。 | ||||
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大好きな作家さんの、 その中でも一番好きな作品です。 どこか既視感のある情景と、 違和感のある現実の中で生きるうち、 意外な事実が明らかになっていきます。 主人公はこの後、 恐ろしい現実とどう向き合っていくのか、 読了後も後を引く作品です。 | ||||
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格闘していると思った。 ミステリーの背景に舞台をあつらえようとしているようだった。 偉大な先駆者が三句の死体で読者に映像美を想像させたように、 作者は奇妙な都市伝説を下敷きにして、ある少女の精神的な成長を瑞々しく描こうとしているように感じたのだ。 本格じゃなくて、なんかものすごいトリックが配されているわけではないけど面白かった。 さて。こういう作品、ジブリで映画化されたらなかなか面白そうなんだが、 「 バカ って 言う 方 が バカ な ん だ バカハルカ」 こういうのジブリのアニメーションで観てみたい。いかがでしょうか? | ||||
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あらかじめ言っておきますが、購入していません。図書室で借りたのを読んだ、その感想です。商品の状態云々ではございませんのでご了承下さい。 作品は、とても面白かったです。 前半では不必要に思えた描写が後半の伏線になっているのには思わず唸らされました。 矛盾等は見受けられず、流石は米澤先生だなと思わされる高度なミステリー作品でした。 図書館で借りた身分の私が言うのもおこがましいですが、この作品にはお金を払う価値があると思います。 ただ一方で、不満な点もあります。 登場人物魅力が薄く、全員が『与えられた役割を全うしている』感が否めませんでした。 流石に主人公の感情描写には子供特有の悩み等が見受けられ、感情というものが感じられましたが、それ以外のキャラクターにはそういった感情を感じることが出来ませんでした。 ただ、繰り返しになりますがミステリー作品としての完成度は凄まじいものでした。 近年乱造されている産廃同然の燃えないゴミよりタチの悪いスクラップ小説とは違い、お金を対価に得られる娯楽として成り立っていると思いました。 購入していない身分で偉そうな長文を書くのもそろそろ自重しなければなりませんし、私が言いたい事を最後に一言。 オススメです‼︎ | ||||
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ミステリ部分は多分読者の予想通りです。で、作者でよくあるもやもやとした後味の悪いスッキリしない感じがあんまりないです。 最初から途中まではどんどん読み進められるんだけど、最後の方から失速するというか、盛り上がりに欠けるというか、悪く言ってしまえば退屈のまま終わる。別にどんでん返しはなくてもいいんですが、ミステリー作品でこれはちょっと手抜きすぎではと思ってしまう。 舞台や登場人物の鬱鬱した感じは良いと思います。 | ||||
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タイトルに惹かれて読んだ リカーシブルと言う字面に惑わされ、北村薫のターンのような小説かと思いきやまるで見当外れだったようだ 全体的に地味で暗い話で読んでいてすっきりしないし読後感も悪く、下手くそなラノベ小説を読まされてるような感じさえあった 思春期の少女の葛藤とかは、純文学で読めばいいし… こんなんだったらいっそ、スティーブンキングの小説みたく町に激ヤバなクリーチャーが潜んでいて、町民はよそ者を生贄に…位の話にしてほしい | ||||
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時間が経ってしまって、そこそこ面白かったくらいしか印象に残ってないです。 ごめんなさい。 | ||||
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表向きの謎は解明されたけど、結局タマナヒメとは? 神を信じないと主人公は言うので、歴代のタマナヒメが死んだ理由も何かしら現実的な理由で死んだと考えるのでしょうが、それはどういうわけなんでしょう。 謎解き部分には関係ないからと言われたらそれまでですが、気になります。 | ||||
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主人公は、越野ハルカ。中学1年生。 父親が事件を起こし失踪したため、 義理の母親の故郷である坂牧市に引っ越してきた。 ハルカの家族は、母親の他にサトルという弟が居る。 ハルカは引っ越してすぐに、サトルの言動がおかしいことに気付く。 過去の出来事を知っているような言動・・ 未来を予知するような言動・・ 坂牧市には、過去と未来を見通した「タマナヒメ」の 伝説が残る。 タマナヒメが死ぬと、新たな人間に憑依するという。 サトルはタマナヒメなのか・・ また、坂牧市には、高速道路誘致の話があったが、 立ち消えてしまった過去がある。 住民のほとんどは、誘致に望みを持ち続けている。 しかし、誘致に肯定的な報告が数年前に紛失してしまった。 報告書が入ったMOは見つかるのか・・ 展開はミステリーであり、引き込まれた。 後半からラストおよび謎解きについては、 凡庸さと理不尽さを感じた。 詳しくはネタバレになってしまうので控えるが、 現代日本においては、起こり得ないと思った。 日本に似たパラレルワールドということであれば、 あり得なくもないだろうか。 また、後半の母親の言動については、 後味の悪さを残した。 | ||||
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一気に読める内容ですが,時間の都合により数度に分けて読みました. 時間の許す方であれば一気に読める内容でしょう. この作者は初めてでしたがなかなか楽しめる内容でした. 内容としてはオーソドックスで,気をつけていれば主人公と同時に謎解きが楽しめると思います. 丁度良いと感じさせる本でした. | ||||
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