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終りなき夜に生れつく



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終りなき夜に生れつくの評価: 4.40/5点 レビュー 72件。 Aランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点4.40pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全63件 61~63 4/4ページ
No.3:
(5pt)

ロマンスとオカルトを効かせた、アガサお気に入りのミステリの名品

「ジプシーが丘」、それは、何と物寂しげで、ロマンティックな響きを醸し出す地名であろうか。そんなジプシーが丘のモミの木の下に、たった今、その木から出現して形を現わしたもののような雰囲気を漂わせてたたずむ美女エリー、そんなエリーの姿を見染め、思わず立ち尽くし、じっと見つめ続けるマイク、とくれば、これはもう、絵画に描かれたようなロマンティックな情景が、頭の中に鮮明に浮かび上がってくる。この作品は、そんなロマンティックで美しい恋物語から始まる。しかし、ジプシーが丘は、呪われた伝説の土地でもある。胸をときめかせてジプシーが丘を下る二人の前に突然現れた不気味な老婆は、「この土地には呪いがかけられている。いますぐ立ち去らなければ、ひどいことが起きる」との不吉な予言を残し、さっと歩み去るのだった。やがて、その予言が現実のものとなるときがやってくる…。この作品については、一部に、アガサの既出の作品との類似点を指摘し、その評価を減じる向きもあるようだが、私に言わせれば、66作もの長編ミステリを書いていれば、似たような仕掛けが出てくるのも、当然といえば当然であり、後世に生き、全ての作品を同じ時元で読む我々にとっては、「どちらが先か」といった評論家的視点は、大した意味を持たない。問題は、作品としての完成度の高さであり、その点から見れば、これは、間違いなく、名作と位置付けられる作品だ。ちなみに、この作品は、アガサ自身が選んだベスト・テンにも含まれている、アガサお気に入りの作品でもある。
終りなき夜に生れつく (ハヤカワ文庫―クリスティー文庫)Amazon書評・レビュー:終りなき夜に生れつく (ハヤカワ文庫―クリスティー文庫)より
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No.2:
(5pt)

1度目もいいけど、2度目に読むほうが面白いです。

運命的な出会いをした2人。すぐに恋に落ち密かに結婚し、呪われた丘といわれる地で最高の家を建てたが、大富豪である彼女が急死してしまう。これは、推理小説としても読めるが、普通小説として読んでも面白いです。前半がゆったりした流れなので、推理小説好きの人にはちょっと退屈に感じてしまうかもしれませんが、後半からはテンポよく読めます。ドラマチックで女性の方には特に勧めたい作品です。
終りなき夜に生れつく (1977年) (ハヤカワ・ミステリ文庫)Amazon書評・レビュー:終りなき夜に生れつく (1977年) (ハヤカワ・ミステリ文庫)より
B000J8U42M
No.1:
(5pt)

1度目もいいけど、2度目に読むほうが面白いです。

運命的な出会いをした2人。すぐに恋に落ち密かに結婚し、呪われた丘といわれる地で最高の家を建てたが、大富豪である彼女が急死してしまう。これは、推理小説としても読めるが、普通小説として読んでも面白いです。前半がゆったりした流れなので、推理小説好きの人にはちょっと退屈に感じてしまうかもしれませんが、後半からはテンポよく読めます。ドラマチックで女性の方には特に勧めたい作品です。
終りなき夜に生れつく (ハヤカワ・ミステリ文庫 (HM 1-23))Amazon書評・レビュー:終りなき夜に生れつく (ハヤカワ・ミステリ文庫 (HM 1-23))より
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