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ねじれた家
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ねじれた家の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.05pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全55件 21~40 2/3ページ
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最後まで一気に読み進めました 軽く読めるという点ではとても良かったと思います | ||||
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いろいろ怪しい人物は出てきますが、犯人の周囲の人物のけじめのつけ方が少し悲しいです。 | ||||
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心のねじれた老人が殺された。根性の曲がったたくさんの家族と財産を残して。 ソフィアの家は増築を繰り返したねじれた家だ。 ソフィアと結婚したいチャールズは警視総監の父と協力し真相を暴く。 しかし、解決していはいけない事件だった。 | ||||
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とある家の娘が結婚し、婚約者がその家を訪問することになった。 変わった家族だと聞かされていたが、家長である老人が殺されてしまう。 登場する人物は限られているが、犯人は容赦なく次の標的を狙い始める。 娘の婚約者がストーリーテラーとなり、事件を語る手法だけどありがちな 設定にもかかわらず秀逸な伏線に次ぐ、伏線が張り巡らされいつのまにか 物語に惹きこまれてしまうアガサ・クリスティの名作のひとつ あまりにも哀しい遺伝がもたらした皮肉な結果にぐうの音も出なかった… ポアロも、ミス・マープルも登場しないノンシリーズの傑作だが、私個人としては このノンシリーズものが一番、クリスティらしい人間観察が生きていると思う。 「殺人は容易だ」「ねじれた家」のようにひとの持つ心の奥底に潜む邪悪さが人を 殺めるという、クリスティの祖母がよく話していたような深い洞察力を働かせた作品。 読み終わったときに背中にヒンヤリとしたものが流れた…記憶がある。 | ||||
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某作家の某有名作品と同じプロットを使っている本作品なのだが、私はその某作品よりも同じ探偵の一番初めの作品の方が圧倒的に面白いと感じた。 理由として、その某作品はインパクトこそあるもののミステリとしてどう?と聞かれるとイマイチと私は感じてしまう部分があるからだ。 何度か読んでみるとかなりこじつけに近い部分が多い気がした。 それに引き換え「ねじれた家」はこじつけっぽい部分や、インパクトで勝負といったものを感じなかったので、私としてはこちらの作品の方が好き。 クリスティ独自の人物描写は相変わらず健在。 まぁ、同じプロットを使っているので賛否はわかれるところでしょうが・・・。 | ||||
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かなりひねくれた家で 行われる殺人事件。 誰が殺してもわからないように見えますが 犯罪の性質上、勘の鋭い人には 必然的に犯人は絞られてくるはずでしょう。 ただし伏線が張られていて 絞られた犯人の方向を 別の方向に向けさせてしまうのには 多少厄介かな。 しかしこの事件の真相を知ると 恐ろしいと同時に 同情もしたくなってしまいました。 そう、犯人はねじれた家の まさに「犠牲者」なのですから。 名探偵は出てこないので 物足りなく感じてしまうかも… | ||||
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かなりひねくれた家で 行われる殺人事件。 誰が殺してもわからないように見えますが 犯罪の性質上、勘の鋭い人には 必然的に犯人は絞られてくるはずでしょう。 ただし伏線が張られていて 絞られた犯人の方向を 別の方向に向けさせてしまうのには 多少厄介かな。 しかしこの事件の真相を知ると 恐ろしいと同時に 同情もしたくなってしまいました。 そう、犯人はねじれた家の まさに「犠牲者」なのですから。 名探偵は出てこないので 物足りなく感じてしまうかも… | ||||
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他の人のレビューにも指摘が多々あるが、本書はエラリー・クイーンの代表作のプロットをまねた作品。 多作していれば、他の作家や自作も含め似たような作品というものは出てはくるだろう。すべてオリジナリティの高い作品を求めるというのはキツイものがあるとは思う。 だから、物まね作品というだけで否定するつもりはない。 ただ、オリジナルを真似する以上はオリジナルを超える内容であるとか、オリジナルにない何かとか魅力とかが必要で、そうでなければ本当にただの物まね作品と叩かれても仕方がないと思う。 本書に関して言えばまさしくそれがあてはまり、むしろ謎解きの論理が大幅に後退したマイナーチェンジ版で、オリジナルを知っている私には物まねの駄作としか評価のしようがない。 | ||||
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他の人のレビューにも指摘が多々あるが、本書はエラリー・クイーンの代表作のプロットをまねた作品。 多作していれば、他の作家や自作も含め似たような作品というものは出てはくるだろう。すべてオリジナリティの高い作品を求めるというのはキツイものがあるとは思う。 だから、物まね作品というだけで否定するつもりはない。 ただ、オリジナルを真似する以上はオリジナルを超える内容であるとか、オリジナルにない何かとか魅力とかが必要で、そうでなければ本当にただの物まね作品と叩かれても仕方がないと思う。 本書に関して言えばまさしくそれがあてはまり、むしろ謎解きの論理が大幅に後退したマイナーチェンジ版で、オリジナルを知っている私には物まねの駄作としか評価のしようがない。 | ||||
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本書は、名家の娘との婚約。 家のことを話さずに婚約しようとしう話は、個人主義の時代の賜物だろうか。 富豪の性格を引き継いだのは、ジョセフィンだと思った。 てきぱきしていて、情報の裏を取る。 経営者には必須の能力のように思えた。 正確な情報、行動力、どれをとってもすばらしい。 跡継ぎの可能性については、まったく想像外。 犯人もまったく想像外。 後妻の役割が、いま一歩、薄い気がしたのはなぜだろう。 それに大して、アリスタイドの義姉の役割の大きさに驚いた。 ps. 探偵物、捜索物を読んでいると、似た設定、似た展開のものが多いことに気がつく。 SFでも同様のことがあるが、SFの場合には名前、時代を容易に変更できるので、自分では気がつかないことも多い。 アガサクリスティは、全部Reviewを記録して、比較してみることにしようと思った。 | ||||
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本書は、名家の娘との婚約。 家のことを話さずに婚約しようとしう話は、個人主義の時代の賜物だろうか。 富豪の性格を引き継いだのは、ジョセフィンだと思った。 てきぱきしていて、情報の裏を取る。 経営者には必須の能力のように思えた。 正確な情報、行動力、どれをとってもすばらしい。 跡継ぎの可能性については、まったく想像外。 犯人もまったく想像外。 後妻の役割が、いま一歩、薄い気がしたのはなぜだろう。 それに大して、アリスタイドの義姉の役割の大きさに驚いた。 ps.探偵物、捜索物を読んでいると、似た設定、似た展開のものが多いことに気がつく。 SFでも同様のことがあるが、SFの場合には名前、時代を容易に変更できるので、自分では気がつかないことも多い。 アガサクリスティは、全部Reviewを記録して、比較してみることにしようと思った。 | ||||
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作者が好むもの必ずしも名作ならずの典型作品。 どうしてもEQの「Y」を連想するわけだが、「Y」を悲劇たらしめた悲しみが ここにはない。ゆえに、後味の悪さは否めない。 クリスティを読んでこの気分はないだろう、とため息。 それにもまして、解説の間違いには唖然。 登場人物の名を見事に取り違えている。(ケアレスミスではなく) 間違えたのは解説者だが、編集は本編を読んでいないのだろうか。 | ||||
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作者が好むもの必ずしも名作ならずの典型作品。 どうしてもEQの「Y」を連想するわけだが、「Y」を悲劇たらしめた悲しみが ここにはない。ゆえに、後味の悪さは否めない。 クリスティを読んでこの気分はないだろう、とため息。 それにもまして、解説の間違いには唖然。 登場人物の名を見事に取り違えている。(ケアレスミスではなく) 間違えたのは解説者だが、編集は本編を読んでいないのだろうか。 | ||||
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本書はクリスティー自身がお気に入りベスト10に選んでいる作品で、内容的には、資産家の老人が毒殺され、最も疑わしいのが老人の若妻とその恋人らしき家庭教師だが、決定的な証拠はなく、また他の家族も皆、疑えば疑えないことはないといったまま、物語は進行していく。 孫娘がブービー・トラップにより瀕死の重傷を負うという事件をはさみ容疑者が逮捕され、これで一件落着かと思いきや、どんでん返しが待ち構えている。 誰もが怪しいような怪しくないようなという感じで犯人の見当がなかなかつかないが、唯一の物的証拠を基に推理すれば(それに気がつけば)、きちんと犯人が推理できるようになっており、ラストがあっさりしすぎな点を除けば結構楽しめる作品だとは思う。 とくに、二重の遺言状が明らかになるところは面白いと思う。 ただ、残念なことにこの作品は、エラリー・クイーンの著名な作品の物まねの感を免れない。 それは読み比べてみた人なら必ず感じるはずで、一体クリスティーは何を考えて本書をお気に入り作品だと公言しているのか、まったく理解に苦しむ。 しかし、クイーンの作品を知らない人なら、まあまあ楽しめるだろう。 | ||||
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本書はクリスティー自身がお気に入りベスト10に選んでいる作品で、内容的には、資産家の老人が毒殺され、最も疑わしいのが老人の若妻とその恋人らしき家庭教師だが、決定的な証拠はなく、また他の家族も皆、疑えば疑えないことはないといったまま、物語は進行していく。 孫娘がブービー・トラップにより瀕死の重傷を負うという事件をはさみ容疑者が逮捕され、これで一件落着かと思いきや、どんでん返しが待ち構えている。 誰もが怪しいような怪しくないようなという感じで犯人の見当がなかなかつかないが、唯一の物的証拠を基に推理すれば(それに気がつけば)、きちんと犯人が推理できるようになっており、ラストがあっさりしすぎな点を除けば結構楽しめる作品だとは思う。 とくに、二重の遺言状が明らかになるところは面白いと思う。 ただ、残念なことにこの作品は、エラリー・クイーンの著名な作品の物まねの感を免れない。 それは読み比べてみた人なら必ず感じるはずで、一体クリスティーは何を考えて本書をお気に入り作品だと公言しているのか、まったく理解に苦しむ。 しかし、クイーンの作品を知らない人なら、まあまあ楽しめるだろう。 | ||||
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ねじれた男が、お金を残して死にました ねじれた家族は、殺したのはお前と疑心暗鬼となりました ねじれた家でねじれた家族は今でも暮らしています・・・・ 一癖もふた癖もある一族で起きる家庭内殺人モノというと、「犬神家の一族」「グリーン家殺人事件」」「Yの悲劇」を思い浮かべるかもしれない。しかし、味わいはちょっと違う。「グリーン家」は、まだしも「犬神家」「ハッター家」はホントに家族が憎しみ合っていたが、「リオニデス家」の面々は別に憎しみ合っている訳ではない。その実、家族を愛してやまない人々なのだ。だた、愛しかたがちょっと変わっているだけ・・・むしろ、愛いしすぎて、依存しぎて、ねじれた家族になっている面々なのだ。むしろ、自分にはクリスティが言うほど「ねじれた面々」とは思えない。ある意味、わたしやあなたにもある人間性を象徴している・・・いうなら「あなたに似た人」ともいえる。それだけにこの話は悲しい。読み終えた人は、衝撃を受けるだろう。 この話のメイントリックがあまりに有名な某古典的名作と同じであるために、それだけダメ・・・などという人がおられるが、なんとももったいのない(悪く言えば心が狭い)意見だと思う。ミステリの命は「トリック」ではあるが、むしろ、「トリック」の使い方、演出の仕方こそが重要。ポアロやマープルといった名探偵を持ってこなかったところにクリスティの作家の腕がある。ど真ん中の本格にしなかった分、トリックが生きてきている。そういう点を評価すべきだ。ようするに、作家が素材をどう料理するのかを味わうべきである。トリック、トリックと大騒ぎするのは、「日本料理」と「フランス料理」どっちがいいかとか、「クラシック」と「ロック」どっちが音楽性が高いか・・などを議論するようなもので・・・意味がない訳ではないけど、偏向的な意見に陥りやすいのではないだろうか?かの某作が傑作のようにこれもまた傑作なのである。 | ||||
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ねじれた男が、お金を残して死にました ねじれた家族は、殺したのはお前と疑心暗鬼となりました ねじれた家でねじれた家族は今でも暮らしています・・・・ 一癖もふた癖もある一族で起きる家庭内殺人モノというと、「犬神家の一族」「グリーン家殺人事件」」「Yの悲劇」を思い浮かべるかもしれない。しかし、味わいはちょっと違う。「グリーン家」は、まだしも「犬神家」「ハッター家」はホントに家族が憎しみ合っていたが、「リオニデス家」の面々は別に憎しみ合っている訳ではない。その実、家族を愛してやまない人々なのだ。だた、愛しかたがちょっと変わっているだけ・・・むしろ、愛いしすぎて、依存しぎて、ねじれた家族になっている面々なのだ。むしろ、自分にはクリスティが言うほど「ねじれた面々」とは思えない。ある意味、わたしやあなたにもある人間性を象徴している・・・いうなら「あなたに似た人」ともいえる。それだけにこの話は悲しい。読み終えた人は、衝撃を受けるだろう。 この話のメイントリックがあまりに有名な某古典的名作と同じであるために、それだけダメ・・・などという人がおられるが、なんとももったいのない(悪く言えば心が狭い)意見だと思う。ミステリの命は「トリック」ではあるが、むしろ、「トリック」の使い方、演出の仕方こそが重要。ポアロやマープルといった名探偵を持ってこなかったところにクリスティの作家の腕がある。ど真ん中の本格にしなかった分、トリックが生きてきている。そういう点を評価すべきだ。ようするに、作家が素材をどう料理するのかを味わうべきである。トリック、トリックと大騒ぎするのは、「日本料理」と「フランス料理」どっちがいいかとか、「クラシック」と「ロック」どっちが音楽性が高いか・・などを議論するようなもので・・・意味がない訳ではないけど、偏向的な意見に陥りやすいのではないだろうか?かの某作が傑作のようにこれもまた傑作なのである。 | ||||
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本作を読んでいてイヤッ〜な感じがして来た。誰でも知っているクィーンの代表作と同じ舞台設定、同じ事件進行なのだ(微妙に変えてはいるが)。だが、如何に本歌取りの名手クリスティと言えでも、そこまではしないだろうと思っていた。何か一捻りあると...。しかし、悪い予想は当たって結末までストレートな頂きもの。 「終わりなき夜に生まれつく」の刊行に際して、周囲は大分反対したそうである。しかし、これは元ネタが自作だから後は作者の気持ち次第だ。それに引き換え本作は言い訳できない。クリスティの作品群から消してしまいたい一作。 | ||||
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本作を読んでいてイヤッ〜な感じがして来た。誰でも知っているクィーンの代表作と同じ舞台設定、同じ事件進行なのだ(微妙に変えてはいるが)。だが、如何に本歌取りの名手クリスティと言えでも、そこまではしないだろうと思っていた。何か一捻りあると...。しかし、悪い予想は当たって結末までストレートな頂きもの。 「終わりなき夜に生まれつく」の刊行に際して、周囲は大分反対したそうである。しかし、これは元ネタが自作だから後は作者の気持ち次第だ。それに引き換え本作は言い訳できない。クリスティの作品群から消してしまいたい一作。 | ||||
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「ねじれた家」は、アガサが、その自伝の中で、「自作の探偵小説の中で、わたしがもっとも満足している二作のうちの一つ」として挙げている作品である。アガサは、別の機会に、自推の言葉として、「探求するに興味深い家族を見つけました」とのコメントを寄せており、どうやら、人間観察眼に秀でたアガサが、実在の家族のエピソードをもとに、話をふくらませて書いた作品でもあるようだ。 釣合いをまったく無視して、豪華に金をかけて造られた奇妙にねじれた家、そんな家に住む心のねじれた大金持ちの老人が、ある日、毒殺される。内部情報を手に入れるために、ロンドン警視庁の副総監の息子であり、老人の孫娘の恋人でもある青年が乗り込んだねじれた家には、それぞれが違ったタイプのねじれた心を持った家族が住んでいた…。 こんなあらすじを読むと、お互いが敵ででもあるかのように憎みあっている家族の中で、起こるべくして起きた単純な殺人事件の物語にも見えるのだが、アガサが最も愛着を示していた作品だけに、一筋縄では行かない。 「ねじれた家」では、ひとりひとりではまっすぐに立っていられず、家族がお互いに愛しあいすぎ、愛情がもつれあったような形で、曲がったり絡みあったりして暮らしているのだ。老人は老人のやり方で家族を愛し、家族もそんな老人を慕い、愛しながらも、それぞれの立場で、嫉妬と不満をつのらせ、あるいは、苦しみもがき、心がねじれているのだ。 この作品は、名探偵や名刑事の名推理も全くないまま、孫娘の恋人が語り部となり、事件の展開と心のねじれた家族の内面が丹念に描写され、事件の意外な真相は、意外な形で明らかにされるという、一風、変わったミステリなのだが、読み応えは十分だ。読者間での一般的な評価では、必ずしも高い部類の作品ではないようだが、傑作である。 | ||||
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