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13階段
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13階段の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.40pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全350件 81~100 5/18ページ
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【ネタバレあり!?】 (1件の連絡あり)[?] ネタバレを表示する | ||||
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レビューどおり、最高に楽しい一時を過ごせました。 江戸川乱歩賞作品をそこまで読んでいませんが、この作品は今の時代でも色褪せない作品です。 死刑執行シーンは、確かに吉◯作品と発想などが似ていました。 それを見比べてしまったので、星1つ減点ですが、文句なしにオススメの小説です。 | ||||
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読み終わっても、他のことに手がつきません。 ですから、久々にレビュー書きました。 色々考えさせられました。そして、これからもしばらく考えると思います。 買ってよかった、読んでよかった。素直にそう思える本です。お薦めします! | ||||
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第47回江戸川乱歩賞受賞作品。早速読んでみました。 三日前から読み始めて、現在、午前4時30分。ありきたりな感想で情けないのですが、おもしろかったなぁ。 各場面が生き生きと描かれ、これと緊迫したストーリー展開とが相まって、惹き込まれつつ先へ先へと読み進むことができました。久しぶりにストーリーにも、文体にもストレスなく読み切れた小説に出会えました。ある意味で硬い内容でもあるにも関わらず、読者の興味をつかんではなさずに最後まで読ませるのは、やはり文章も秀逸なんだと思います。加えて、社会制度的背景の描写も秀逸で、読者への示唆とともに、説得力をストーリーに与えています。 ストーリーについて、詳細にココに記載して感想を述べることは憚られますが、心が揺さぶられること間違いなし、ハラハラドキドキの一級のエンターテイメントです。タイトルが暗く怖そうなので、フィクションの世界でまでそんな小説なんか読みたくないなんて敬遠している方が、もしいらっしゃるとすれば、多少描写にそのような表現はありますが、読後感は決して悪くありません。 傑作といっても過言でないほどの小説だと思いました。一読の価値は充分にあると思います。 | ||||
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ずっと読みたいと思っていたけど、なかなか読みだせない本がこの本でした。 とにかく前評判がよい。映画化もしている。 メジャー嫌いな私は、それだけで候補のまま置いていた本でした。 それを手に取ったのは、仕事関係の人と本の話になって、この本を読んだというから。 一応読んでみないとダメだよなぁ、ととても消極的な理由で手に取った本でしたが、引き込まれました。 ありがとう、仕事の人!おかげで他の本も読みたくなったよ!! この本は、仮釈放された三上が、退職間近の刑務官、南郷に持ち掛けられ、無実の罪をはらそうというもの。その人は無実に関わらず、状況証拠と記憶障害ということで、死刑が確定していたのです。 二人が状況証拠の不自然さを洗い出し、刑務官という仕事で培った知識と、服役囚という経験から、徐々に犯人を追いつめていく様子がとても逼迫しており、どきどきして読みました。 最後のどんでん返しも面白い。 やっぱりミステリーって面白いなぁ。 著者はこれがデビュー作で江戸川乱歩賞受賞作ですが、他の本も読みたくなりました。 最後に、宮部みゆきが解説で書いておられますが「私は、探偵小説が大好きな性分でしで」とのたまう保護司のおじさん、素敵でした。 | ||||
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お気に入りの作家さんの新作が無い時に江戸川乱歩賞受賞作品を購読します。タイトルの13階段が何なのかが読めば2通りの意味を持つと分かりました。 | ||||
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死刑囚の周りを取り巻く環境や、仕事に携わる職員の苦悩、死刑制度そのものに対する 認識を考えさせられた。でも死刑制度は存続すべきだと思うが、果たして犯罪の抑止力になっているのか もう一度考える必要が、国民一人一人にあるのではないか。存続させないなら遺族に何が一番の選択方法なのか 一番最初に聞くべきだろうと感じた。 | ||||
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迫り来る時間との戦いが非常にスリリングでした。 純一とその家族の悲惨な境遇を目の当たりにして、自分も若い時のようなバカはもうできないなと改めて思いました。 | ||||
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13階段、という題名をみて思いつくのがゴルゴダの丘でキリストの処刑につかわれた階段が13段だったこと。 ケンカのはずみで人を死なせてしまった青年、三上と、刑務所で彼を見守っていた刑務官、南郷は、老夫妻を斧で惨殺された事件で逮捕された男が実は冤罪であると信じて独自の調査を開始する。 唯一の決め手は、記憶を失った死刑囚の男が脳裏に焼きついた「階段」だった。 この作品は犯罪ミステリーであるとともに、わが国の死刑制度について疑問を投げかけるというテーマを持っている。一体、なぜ死刑は必要なのか?報復のため、それとも犯罪の予防のため? 死刑執行に自ら手を染めた南郷のエピソードは残酷で、ボタンを押すだけだと思っていたら、実際に縄を首にかけて、死んだあとの確認もさせられるというのは、たとえ法によって認められたとはいうものの、「殺人」には変わりなく、一生つきまとう恐ろしい思い出になるというのがわかる。 ミステリーの部分だが、中盤にかけてなんとなく展開がわかる。でもそこから読者が予測していなかったようなしかけがされている。あとがきで宮部みゆき氏が、乱歩賞の入選者選びがこのときほど簡単なときはなかったと言うほどに全員納得の作品なのでミステリー好きには必読の一冊です。 | ||||
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今まで多くの乱歩賞作品を読んできましたが、この作品だけは別格です。死刑制度という明確な社会問題を取り入れた上で、エンターテイメントとして完成されています。本格ミステリが読みたい、という人にはおすすめしませんが、娯楽作品を読みたいのであればこれ以上は中々ありません。素晴らしいサスペンス要素と重いテーマ。単に面白いだけではなく考えされられる内容になっています。詳しい内容は語ることは出来ませんが、ぜひ一度読んでください。きっと後悔はしないはずです。 | ||||
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【ネタバレあり!?】 (1件の連絡あり)[?] ネタバレを表示する | ||||
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この著者の作品はどれも期待を裏切らない。安心して購入できます。 | ||||
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面白くなくて途中で読むのを止めてしまうような作品ではない。 最後まで読み切った。 デビュー作としては書き込んでいると思うが、 鳥肌が立つような、すごいトリックではない。 まだ少し描写がこなれていないという気がするし、登場人物に引き込まれた感じもしない。 ただ真ん中辺に死刑囚を執行する一連の描写がある。 そこは引き込まれた。 | ||||
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これは文句なしによく出来た作品ですね。一気に読んでしまいました。 普通は文章のテンポが良いと読みやすいと感じるのですが、この作品は無駄がなくテンポどうこうを感じるまでもなく読みやすかったです。設定や文章の構成で幾つかハテナなところもあるのですが、そういうところは重いテーマがあるせいか気になりません。 巻末の宮部みゆきさんの解説では、この作品は早い段階で映画化され、作者本人はその完成度にイマイチ感を持ったとのことです。確かにこの作品は映画化するのにもってこいな感じがします。設定もきちんとしていてストーリーの展開もよく、文章を読んでいても容易にイメージ化できる分かり易い文章ですから。 しかし、同時にこの作品では凄く重いテーマを取り上げており、テーマに対する作者の考えが登場人物を通して記されています。そして、そういうところを映像化するのには限界があり、作者は映画の出来にはイマイチ納得が行かなかったのもかも知れません。そういう意味では映画化してはいけない典型のような作品だと思います。 ですから、やっぱりこれこそが「本」の力ですよね。「本」の真髄が味わえる素晴らしい作品です。 | ||||
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ミステリーの名作のひとつ。 謎が何重にも仕掛けられていて、物語をとらえるのに大変ですが、それが楽しめる作品。 すらすら〜っとは読めなかったけど、 先に進むには自分の脳みそでは記憶容量が足りなくて、 あっちを読んでこっちを読んでを繰り返して 深ーく納得。 これ高野和明さんの第1作目だと後に知って二度驚いた! ミステリーにおける「階段」の深淵さはもう少し深くても良かったと思う。 面白かったです。 | ||||
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そう言えば昔、映画してたよな〜っという程度で小説を購入して読ましてもらいました。 展開、内容、文章力が抜群でどんどんこの作品の世界に引き込まれていきました。 読者がこの著者の手の中で踊らされるかごとく、 次々に予想が裏切られ、予想が当たってもその裏にはとんでもない事実が隠されてたりと、 最後までしてやられます。 これほどスリリングで、スピーディな展開、そして飽きさせない文章の構成力を持った作品はそうないでしょう。 是非一読を。 | ||||
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現行の司法制度(特に死刑制度及び冤罪問題)の問題点の喚起を意図した作品なのだろうが、ミステリ構成が余りに粗雑で読むに耐えない。刑務官の南郷と仮釈放中の過失致死犯の三上とが、ある依頼人の要請によりある死刑犯の冤罪を晴らすために捜査・奔走するという体裁の物語なのだが、設定がデタラメで瑕疵だらけなのである。 捜査に関しては素人の2人が捜査を行なうという点は、無茶ではあるが、目をつぶっても良い。しかし、デタラメ振りはこれに留まらない。まず、依頼人にとって、この要請は依頼人自身に不利益に働くのだが、それにも関わらず要請した理由が最後まで説明されない点が不可思議かつ無責任。更に、三上がこの捜査に係わる事は依頼人にとっても、本作の主要登場人物にとっても全く予測不可能だったにも関わらず、三上の参加を前提に本作が構成されている点は呆れる他はない。三上が参加しなかったら、三上の指紋は取れないでしょう(!)。そうなったら、上述の主要登場人物の計画は"ご破算"となり、本作は成立しない事になる。作者の思考回路が全く理解出来ない。また、依頼人と上述の主要登場人物との関係が最後まで説明されない点が本作の設定のデタラメさ加減をより鮮明にしている。 人物関係や事由の関係を全く無視して、ミステリ的効果を狙ったお粗末な作品。読書時間をムダに費やしてしまって酷く後悔した。 | ||||
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刑務所の状況が面白かった。 犯人が2人というのは、推理小説としては違反だと思う。 でも、とにかく面白い。是非、読書をおすすめしたい。 | ||||
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タイトルからして秀逸だし、 ストーリー展開もこの運びは上手すぎ! 謎が解けたと思ったのに、 「あれっ?」一瞬フリーズしてしまいましたから。 ・法律 ・冤罪 ・人が人を裁くこと これは永遠なる答えの出ないテーマだと思うのですが、 そちらに一つの見解を与える意味でも素晴らしい作品でした。 | ||||
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文庫での刊行自体10年前で、遅ればせながらの読了となった。冤罪を晴らすための主人公らの調査活動を縦軸に、死刑制度・運用実態の告発を横軸に据えた1冊。ミステリーとしての骨格は割とオーソドックスで、途中で真犯人の見当はついたものの、「お迎え」を待つ死刑囚の様子、死刑そのものの再現は克明で、引き込まれた。細部をいえば、やや無理なところも二、三。とはいえ、全体によくできたミステリーだと思う。単純なハッピーエンドになっていない点にも感心した。 | ||||
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