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13階段
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13階段の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.40pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全350件 101~120 6/18ページ
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傷害致死の前科持ちと、引退間際の刑務官が、死刑囚の冤罪を晴らす。 と聞くと、イーストウッドの『トゥルー・クライム』なんかを思い出すけど、 軽妙洒脱なあちらとは違って、こちらは重厚なサスペンス。 殺人を法によって禁じている社会で、法の下に人を殺す死刑制度。 その矛盾と存在意義を問いつつ、圧巻のエンターテイメントに仕上げてみせた。 フーダニットとしての出来も申し分ないが、個人的に本作の一番の読みどころは、 刑務所の刑務官という仕事にスポットを当てた点にある。 職務として殺人という禁忌に手を染める彼らの苦悩はどれほどのものだろう。 死刑の重さ、それはすなわち人の命の重さであることを、深く考えさせられた。 | ||||
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深い話です。今までにない感覚で一気に読んでしまいました。他の本も面白い! | ||||
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途中しけいせいどについての説明が続く場面があります。 もうちょいおじょーずに書いてくれたらよかったです。ストーリーが急にストップするような感じ。 内容としては。ずいぶんと。ちゃんとしたお小説だと思います。 しけいしっこについて、少々詳しい説明もあるので、心臓の悪いかたはご注意ください。 | ||||
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死刑制度のある我が国での死刑制度の是非を問いながら、それをミステリーとして成立させるのは相当に難易度が高い。 ミステリーには娯楽の要素があるので、深刻な死刑制度問題と同居にしくいからだ。 しかしながら、この作品はその課題を見事にクリアしている。ミステリーとしての完成度が高いだけではなく、死刑制度を取り上げる本としてもスキがない。 | ||||
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抜群の面白さだと思いました。 長らく推理小説を読んでいませんでしたが、この本を読んでから、推理小説がむしょうに読みたくなってしまいました。 江戸川乱歩賞、さすがですね。 | ||||
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とってつけたような設定とご都合主義的な展開にあきれるばかり。 普通埋もれた寺から物的証拠が新たに見つかった場合、警察は徹夜で 再捜索するのではないか、どうして主人公がやすやすと現場に侵入 できるのか不思議 | ||||
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『ジェノサイド』が面白かったので、読んでみました。 犯罪者と被害者の思い、そして死刑について考えさせられました。 因果応報を感じる一冊です。 | ||||
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予想より着荷が早く、梱包も期待していた通りだった。優先的に読む本があり、まだ未読。 | ||||
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現行の死刑制度の問題点や、執行に携わる人の苦悩など いろいろと考えさせられる作品でした。 が、検察官が美化されているような内容はどうしても解せませんでした。 ずさんな捜査で無実の人間を絞首台直前まで追い込んだ殺人未遂犯は誰なのか… 長きに渡り無実の人間を死と背中合わせの恐怖に縛り付け、 心が壊れるほどの精神の極限にまで追い込んだのは誰なのか…。 現実にそれは償われているのか。 終盤の一文 「慰謝料という名のはした金では、その人の心は買い戻せない。 肉体の傷だけに傷害罪が適用されて、壊されてしまった人の心は放っておかれるのです」 重く心に響きました。 | ||||
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惨殺事件、家出事件、傷害致死事件、死刑囚、刑務官、保護司…をめぐる謎が、千葉県のとある町に交差する。人を殺した人間は殺されて当然か? 国家が行なう死刑は殺人なのか? 良い殺人と悪い殺人があるのか? 死刑は廃止すべきか? 更生すれば罪は許されるのか?……と、殺人・死刑について、いろいろ考えさせられます。 思うに、「殺させない」ということかな。自分にも他人にも。 | ||||
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死刑制度や人間の倫理観、また正当な殺人はあるのかなど様々なテーマを自問自答しながら読み進めました。 難しい題材にしては読みやすく、早く続きが気になって一気に読んでしまいました。 主人公の純一に感情移入しながらも読んだ後の後味の悪さも含め、人に勧めたい一冊です。 読んでいる途中、南郷を役所浩二、純一を加瀬亮の配役で想像しながら読んでいたのですが実際の映画は全然違うようですね…。 作者の他の作品も読んでみたいと思います。 | ||||
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淡々と読み進み、だんだんと引き込まれ・・・・。 まさかのラスト。 多くはネタバレになるので語りません。 | ||||
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死刑の執行の様子が事細かに書かれていて興味深かった。後半の息詰まるやり取りが迫力あった。 | ||||
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死刑囚の冤罪を晴らすために動く元殺人犯と刑務官。彼らをめぐる事件とその背景は目まぐるしく動く。結末もある程度 予想はつくものの、意外性を何重にも用意してくれている。デビュー作とは思えぬ推理小説となっている。作者は死刑に 関してある程度の抵抗はあるもののいわゆる応報論を時々展開させることで悪人にはそれなりの刑罰を、場合に よっては死刑もいうメッセージを送っているように思う。 | ||||
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作品を上程するに当たってあと100枚くらい追加すれば良いのにと思う出来ですね。 最初から引き込ませます、凄く情景が浮かんでくる上手い表現、キャラの描きこみも上手です。 次は?、次はどうなる次はどうなるって感じで本を斜めにすると「えっ?、後これだけ?、大丈夫?」と不安感が持ち上がります。 で、その不安感的中です。最後の最後の大山がものすごくあっさりしてます、もったいない、本当にもったいない。 そこさえ目をつぶれば充分楽しめる「傑作」だと思います、ご都合押し付けじゃない点も高評価です。 500枚って・・・、残念ね。 | ||||
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死刑という内容ですが読み始めるとなかなか面白かったです。 快速通勤?のような展開の速さも読みやすい。 読んでよかったです。 | ||||
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今作の面白いところは『死刑制度』という、現在でも激論が繰り広げられている社会的な問題を根底に置きながら、ミステリー小説としてのエンターテイメント性を存分に発揮している点にあるでしょう。 はっきり言って、文章・人物・ストーリー・設定と強烈な個性を放つ部分はほとんどありません。しかしその個性のなさを覆すほど、基本的な部分の完成度が高いのです。 文章はクセがなく読みやすいし、構成も巧みで、特に後半からの2転3転する怒涛の展開には目を離せない。人物の心情を過剰に描きすぎることもなく、かといって隠しすぎてもいない。細かいところでの憎い演出もしっかり効いています(特に久保老人と兄・正一のとあるセリフが秀逸) とにかく今作は、そういった"基本"の出来がまず素晴らしい。 さらに今作の特徴は、刑罰において裁く側と裁かれる側の心情を丁寧に描き、対比構造を巧みに組み上げている点にあります。応酬感情、改悛の意、刑務官の仕事と死刑囚の心情、そういった部分が、話の演出として効果的に駆使されているのです。 欠点らしい欠点といえば、少々ラストが尻切れトンボなくらいでしょうか。まぁ受け手次第で印象が変わるようなものなので、ここは人に聞くより実際に読んでみたほうがいいでしょう。 乱歩賞の中で特に高評価が多いのも頷ける出来でした。ミステリ好きなら一度は読む価値アリ。 | ||||
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著者の高野氏の本は「ジェノサイド」で凄まじい衝撃と大きすぎる影響を受けたが、本作もまた負けず劣らず重厚なテーマと感嘆なストーリーであり、ぶっ通しで読み耽ってしまった。 本作のテーマは死刑であり、その存在意義や必要性などを深く考えさせられる。 国家という仮面のもとで行われる死刑であるが、人が人を命を奪うという点でその適用には十分すぎるほどの慎重さが必要であるが、実際には現時点での日本ではお役所主義の文書伝達で意図も簡単に行われてしまっているという現状に衝撃を受ける。 日頃のニュースなどで死刑の報道がなされても、それはあたかも当然のように、世の中の必要悪のように感じてしまうが、もちろん残虐な人への極刑として必要であるとは感じるにせよ、ほかのどの刑罰ともまったく異なる人の命を奪う、その人生をその瞬間に終わらせるということは、実は途方もないことであり、ものすごいものであると真に痛感させられる。 本書は、生とか命とか人生とかについて、何かものすごい根底のより重要な部分について考えさせられる。 また、本書の面白さはそのストーリーにもある。 あれやこれやといろいろな推理をめぐらせながら読んでいても、それらがことごとくはずれなおかつ最後の展開が腑に落ちるというのは、数あるミステリーでもまれであると思うし、多くの読者を魅了するものだと思う。 「ジェノサイド」での大きな衝撃を受け、本作でも驚かされ、著者の高野氏のファンになってしまった。 | ||||
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死刑制度の問題点は、普段考えないことなので非常に興味深く読めました。 加えて、物語終盤まで真相を読ませない構成は、推理小説として久しぶりに楽しめた。 最後はジェットコースターのように話が完結していくが、このジェットコースター感は 映画みたいな印象を受けました。 | ||||
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この作家の「ジェノサイド」に感動して、過去の作品も・・・と思ったが・・・キメが荒く、説得力薄い。 | ||||
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