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13階段
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13階段の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.40pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全350件 61~80 4/18ページ
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罪を犯した事で家族や周りがとても傷をつく事!死刑制度などについてとても勉強になります。 最後が少しがっかりしたので、星1つ減りますが、これは考えさせられる物語です。 | ||||
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犯罪被害者の感情と加害者の受ける刑罰のギャップが大きほど苦しむのは被害者側ですが、法で裁かれない自らの過ちに苦しむ人は少ないと感じました。 つまり、結局人は他人に裁かれるのであって、真の自律や自戒に至るには相当な修行が必要だということでしょうか。 作者の密な刑場描写と刑務官の一挙手一投足が受刑者の感情に直結し、リアルな死刑執行の現場を想像させられました。 ボクは死刑廃止論者ではないので、本書に込められたであろうメッセージを深く感じることはできませんでしたが、推理小説としては大変面白く読めました。 | ||||
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おもしろかった・・・ それしかないです。 途中で、まさかの犯人はこいつだな と推理しながら、やや冷めた感じで読み進めたのですが、私の稚拙な推理をあざ笑うなのような、展開と結末。 ありがとうございました。 | ||||
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そもそも刑務官が仕事の相棒に服役囚を選ぶ事自体不自然。階段探しも宅内ばかりにこだわってなぜ戸外を探さないのかも不自然。加害者(服役囚)と被害者の家業が偶然同じだったりあまりにも都合いい設定にしていて宮部みゆき氏が絶賛しているのがなぜだかわからない。 | ||||
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犯行時刻の記憶を失った死刑囚。その冤罪を晴らすべく、刑務官・南郷は、前科を背負った青年・三上と共に調査を始める。だが手掛かりは、死刑囚の脳裏に甦った「階段」の記憶のみ。処刑までに残された時間はわずかしかない。2人は、無実の男の命を救うことができるのか。江戸川乱歩賞史上に燦然と輝く傑作長編。 | ||||
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デビュー作である。その筆致力に驚きである。 まず「序章」が読ませる。 死刑囚の緊迫感、それが怖いくらいに伝わってくる。 そこからが止まらない。 緻密な構成でぐいぐいと読ませる。 死刑囚樹原亮の冤罪を晴らす。しかし期限はすぐそこまで 迫っている。元刑務官南郷と仮出獄者三上の二人は新たなる 証拠や、真犯人を見つけ出さなければならない。 単なるエンタテインメントだけでなく、前科者の更生がいかに 困難であるか、死刑制度の是非などテーマは重い。 出獄した三上を待ってる現実はリアルだ。 三上の「法律は正しいのですか。本当に平等なのですか。 地位のある人もない人も、頭のいい人も良くない人も、 金のある人もない人も、悪い人間は犯した罪に見合うように、 正しく裁かれているのですか。自分が佐村恭介を殺した行為は、 罪なのでしょうか。そんなことも分からない自分は、救いようのない 極悪人なのでしょうか。」という言葉この作品の核だろう。 解説で宮部みゆき氏が書いているが、この年の受賞作の中では 本作がダントツだったらしい。納得である。 ちなみに映画化もされているようだが、そちらは不発らしい。 | ||||
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良質およびよいプロダクト 素晴らしい製品! いいね! 絶対に素晴らしい商品! 再び購入することを躊躇しないだろう。 製品は素晴らしい見て、偉大な価格でです。これはよい買物である。私が予想したよりも、写真のように見える | ||||
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物語に惹き込まれてあっという間に読んでしまいました。じーんと来ます。 絶対に実写版を見ずにこの原作を読むことをお勧めします。 | ||||
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ジェノサイドが非常に面白く、他の高野作品を読んでみたいと思い、評価の高い本作を手に取った。 ストーリーもテンポもよく、先へ先へと読みたくなった。 ただ、謎が解き明かされていくラストは、ちょっと技巧的に過ぎ、テレビの2時間ドラマを彷彿させた。 もっと哲学的なメッセージを期待していただけに、全体が軽く感じてしまった。 ジェノサイドは SF史に残るような作品と思うだけに、期待値が高かったのかもしれない。 本作が、デビュー作とのこと。益々深み重みのある作品を期待したい。 | ||||
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乱歩賞受賞作品の中でも、傑出した作品ではないだろうか。死刑執行のタイムリミットという時間的なサスペンスが、見事に作品に反映されている。死刑制度など難しい話題を取り扱っているのに、全然飽きさせない。後半多少強引だなと思う部分もあったが、日本人の作家でここまで書ける人は珍しい。 | ||||
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一言、本当にいい作品です。とにかく一気読みです! 長編ですが、時間を忘れて眠気も忘れて読みました。情景が目に浮かぶ表現に恐怖を覚えたり、えっ?と声が出てしまう展開もあり、とにかく素晴らしい。時間が空いたらもう一度読みかえす一冊です!死刑制度にも改めて考えさせられる作品です。ぜひ多くの方に読んで頂きたいです。 | ||||
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推理小説には「どんでん返し」が欠かせませんが、この小説は基本に忠実でありながら読み手を「おぉ」と思わせてくれるどんでんがえしが後半、連続して発生します。 読後の満足度が非常に高い一冊だと感じました。 | ||||
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本屋に立ち寄った時ふと目に付いた13階段。普段読まない推理ものだが、たまにはいいかと買って読み始めたらとても面白かった。 自分で言うのも何ですが結構頭の回転早くて、推理力もある方だと自負してましたが、最後の展開は全く予想できなかったですね。 ちなみに私は死刑制度賛成です。 | ||||
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正直ちょっと強引というか、キャラクターを都合よく動かしている感じはした。 具体的なことは書かないが、推測にすぎないはずのことが検証もなしに当然に事実として話が進んでいるように感じた。 あと人間関係の描写について、引退した刑務官と検察官や弁護士との位置関係はこんなものなのだろうか。 元刑務官が検察官や弁護士を動かしているようにすら見えるのだが、現実はこんな風にはいかないのではないかと思った。 弁護士相手に刑務官が法律の条文を指摘して、弁護士が慌てて六法を繰るシーンがあったが、さすがにそれはと思ってしまった。 悪い点ばかり先に挙げてしまったが、それ以外は良かった。 死刑の現場について、囚人や看守の心の問題は特に勉強になった。 一エンタメ小説としても、最後のどんでん返しに次ぐどんでん返しは見事。 正直星三つかなと思ってたのだが、終盤で星を一つ増やした。 | ||||
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人間ドラマとして最高に面白い読み物です。 文章は読みやすく、作者の誠実さと頭の良さが伺えます。 死刑制度についての多面的考察も非常に為になりました。 伏線の回収も見事で、拍手喝さいでしたが・・・・ 少々ご都合主義が過ぎるかなという箇所もいくつかありました。 よって星四つです。 | ||||
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ここまで精錬された作品はないと思う。 犯人を探し出すだけではなく、登場人物の苦悩も見事に描ききっており、それだけではなく、一転二転する意外な真実に引き込まれます。 なぜもっと早くにこの作品を読んでいなかったのか悔やまれます。 ありきたりな感想になりますが、本当に素晴らしい作品です。 | ||||
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ジェノサイドを読んで、こんな小説が書ける作家が日本にもいたんだ、とすっかり感心し、別の作品も、ということで次に選んだのがこの江戸川乱歩賞受賞作。 なるほど、さすが受賞作。素晴らしく緻密に練られたミステリーで、死刑の賛否という永遠の課題についてもいろいろな角度からの見方を提起し、読者に一緒に考えさせようとしている。 犯人捜しを二人でタッグを組んで進めるパターンは推理小説の定番だが、ここでのペアは異色中の異色。 読んでいて最後までいったい誰が?と読者を惑わせる仕掛けと、作中にばらまかれた布石の最後での回収の仕方はお見事である。 ますます他の作品も読みたくなる傑作! | ||||
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⚪︎罪とは、裁かれるとは、死刑とはなんなのか考えさせられる。もちろん、純粋にミステリー、推理小説としても楽しめる。 ⚪︎死刑執行に至るまでの死刑囚と刑官の心理描写がリアル。また、法律関連の知識もぎっしりと組み込まれていて、なぜこんなにもリアルに書けるのだろうと思って読み終えたら、巻末の参考文献に死刑関連の書籍がびっしりと並んでいて納得。著者の圧倒的な調査量の賜物である。 ⚪︎役割上の探偵役である三上と西郷の2人の視点で展開される。話が進むにつれ、二人は罪に向き合っていく。どちらの人物も過去に人を殺した経験により内面葛藤がよくみえる。 人を殺した経験のある二人が死刑囚を救うために奮闘するという面白い構成。 ⚪︎終盤の破滅葛藤が三上と西郷それぞれにあるのがいい。二人は同時に絶対絶命のピンチに陥るのだが、居る場所が違うため個人で危機を迎える。二人のピンチの場面を交互に見せる怒涛のこの展開は目が離せない。よくピンチの場面でありがちな誰かが助けに来るとことがなく、個人で危機を切り抜けるのもいい。破滅葛藤はこうでなければならないのだ。 | ||||
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自分は死刑に関することは殆ど知らないまま サスペンスかなぁと思い、なんとなく購入。 読んでみてビックリしたのはあまりにも 詳細に記された、死刑囚が死刑に至るまでの実態!! 「死刑」と言えば、ニュースなんかで「死刑判決が下された」 とか死刑が執行された」とかを耳にするぐらいしか 知らなかったので、凄い衝撃を受けてしまった・・・。('Д⊂ 自分たちの知らない所で、こういう過程で執行が 行われているなんて・・・・。 執行される方も執行する方も属性は違えど、 「あんな極限の精神状態の苦しみ」を味わっていたとは・・・。 安易な判断で行動の「選択」を誤り、その果てに 罪を犯した代償はあまりに大きく、人生が狂っていく者。 二度と取り戻せないもの、失ったものがあまりにも多い。 たとえ判断を誤ることなく、自分で決めて選んだ 行動の「選択」でも、苦悩に満ちた人生を歩む者。 その選んだ人生を苦悩と思うかどうかはその人次第。 「贖罪」が、いかに苦難で困難なことなのかを教えてくれる。 掲げる「正義」がその人それぞれ違うので噛み合わない。 なので同じく「贖罪」という行動をしても、中身は(想い)は違う。 人間の心は一筋縄ではいかない。なのでどこかで必ず溝が生じる。 自分自身の「怒り」に打ち勝つことが出来るかどうか がいかに大切だということを教えてくれますね。 | ||||
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江戸川乱歩賞も当たり外れがけっこうある気がしますが、これはほんとに当たりだと思います。あとがきを、当時江戸川乱歩賞の選考委員だった、宮部みゆき氏が書かれてますが、満場一致で選ばれた、というのが納得な作品です。 探偵役は少し無理があるかも、あと最後のあたりは多少強引かもしれませんが、法制度の穴、死刑制度の是非、法の恣意性(施行する人間による解釈の差)、罪とは何か、真実とは何か、、、、といったことを考えさせられる、軽くはない内容ながら、ストーリーテリングのうまさで、一気に読ませられました。 ミステリーだと一度読んだらそれでいいや、という作品も多いですが、再読に耐える作品だと思います(で、今再読中です)。 | ||||
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