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13階段



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【この小説が収録されている参考書籍】
13階段
13階段 (講談社文庫)
13階段 (文春文庫)

13階段の評価: 4.40/5点 レビュー 350件。 Sランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点4.40pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全350件 341~350 18/18ページ
No.10:
(5pt)

死について

死について考えてしまう1冊でした。死刑執行を前にしてその後には何が待っているのだろう。死ぬこととはどんなことなのだろうなどと考えてしまうと眠れなくなってしまう本でした。死を受け入れるとはどんなことなのか・・・。久しぶりに、衝撃的な本に出会えて嬉しかったです!!
13階段Amazon書評・レビュー:13階段より
4062108569
No.9:
(3pt)

階段の亡霊

かの江戸川乱歩賞と言う権威ある賞をいただいたとか言うことで面白そうだと思い読んでみたのですが、確かに死刑囚の冤罪でどうなるのかそれは果たしてどういうことなのか気になってしまい、最後まで目が離せませんでした。其の結末も実は意外なところにあって其のスピーディーな展開は中々面白かったです。でも其の展開を一つ一つ切り離していくと色々な他の名作小説などが見えてきます。死刑囚を待ち受ける鬱々とした日々やどんよりとした様子はまるで映画「グリーン・マイル」をみているみたいでした。そして指名された死刑囚が執行所へ向かいそこからの様子は陰惨な様子は「ダンサー・イン・ザ・ダーク」の結末部分をみているみたいでした。そして犯罪を犯した加害者と被害者の様子は名作「氷点」(多分)をみているみたいでした。更に意外性を催したあっと驚いたであろう結末は、ウィリアム・アイリッシュの「幻の女」を読んでいるみたいでした。そんな江戸川乱歩様が発掘された「幻の女」みたいなストーリーだから受賞されたのかなと考えつつ、読み進めているうちにもしかしたら、と言う予感が掠めてしまったので、その結末に私はそれほどの驚きを感ずることができませんでした。それと影を醸し出す前科者純一も其の影がただの影ではありえないと思いながら読んでいて若干、影の正体を読み間違えた物のそれでも影が抱えている傷がただの傷ではなかったと分かって、やはりそうだったのかとこんなに推理が上手くいきまくりに拍子抜けしたものの合点がいってしまいました。それでも死刑制度のむごい実態に目を背けたくなりながらそれでも最後までどうなるのかやきもきさせられながら面白く読むことが出来ました。
13階段Amazon書評・レビュー:13階段より
4062108569
No.8:
(4pt)

面白く、考えさせられる一冊

 強盗殺人事件の容疑者は、交通事故の後遺症で記憶を失っていた。覚えのない罪を認める事も無罪を主張する事もできない彼に下された死刑の判決は、果して正しいのか?かすかな記憶とわずかな証拠が物語る「第三者の存在」は、一体何を意味するのか?・・・二人の男が、真実を探す仕事を引き受けた。その裏に大いなる罠が隠されているとも知らずに。 ジャンル分けをするなら、十年前の強盗殺人事件の真実を追うというミステリー小説です。死刑囚は本当に冤罪なのか。だとしたら真犯人は?消えた凶器は一体どこに?緊張感が持続し、最後までドキドキハラハラしながら読め、飽きる事はありません。しかし、この本はただのミステリーではなく、謎解きを縦軸にし、その隙間を埋めるように、日本の法律、特に刑法のあり方についての問題定義が編み込まれています。 加害者として、被害者として、法に携わる者として、多角的に刑法が議論されています。そこに著者の主義主張はなく、あくまで客観的に、読者にどう感じるか問い掛けてきます。読み終わった後「ああ面白かった」以外に何も残らないエンターテイメント小説とは、異なっていると言っていいでしょう。 決して、寝る前に呼んではいけません。頭の中に様々な疑問が渦巻き、眠れなくなってしまうでしょう。善と悪、罪と罰、そして死刑について。
13階段Amazon書評・レビュー:13階段より
4062108569
No.7:
(5pt)

一本取られる。

時として「本」が嫌いになる事がある。 ビデオ、映画と違って毎ページめくる毎に、後どのくらいで終るのか目視出来るからである。 この本を読んでいた時もそう思った。 後数十ページで終ってしまう!と、思いながら読まなければならなかった事を悔やむほど、楽しめたし、考えさせられた。 本当に心から良い本だったと思う。 ぜひご一読あれ。
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4062108569
No.6:
(5pt)

うーん、とうならされる一冊です

この本を読むまでは、13階段て絞首刑の台に設けられた階段のことだとばかり思っていました。この手のマコトシヤカナ定説ってどこからでてくるんでしょうね。ジャンルで言えばミステリー!?小説か推理小説ってところなんでしょうけど、ストーリー展開も読み手に息をつかせないすばらしいものがありますが、死刑について全方位的な考察と取材ができているのに驚きを隠せません。死刑を執行する側の、刑務官・検事・法務官僚・刑務官の家族・弁護士、死刑宣告をうけた人間・ぎりぎりで無期懲役になった人間・冤罪で処刑されそうな人間・事件の被害者・遺族・保護司等々、死刑を核として関連する大勢の人間の内的描写が深く深く掘り下げられ、鮮明にうきあがってきます。 最終的に、加害者・被害者という範疇をこえた人間の業の深さが見事に、えがきだされてきます。性善説でも性悪説でもない、死刑論でもないこれは人間学の書だと思います。
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4062108569
No.5:
(5pt)

文句なく星5つ

話の運び、読み進んで「なるほど」と思わずうなった細かい部分の設定。物語に絡めて、すっと頭に入ってくる死刑制度に関わる説明。非常に堪能しました。掛け値なしで、ご一読をお勧めします。
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4062108569
No.4:
(5pt)

なんか悲しい

最初、読み始めたとき、死刑についてのことなどが書かれていて、ちょっと難しいのかなと思ったが、読んでいくうちに夢中になった。何度もどんでん返しがあり、その度にどきどきした。死刑についても考えさせられるが、1つの犯罪が作るさまざまな悲劇がここまで及ぶものなのか、なんか悲しくなってしまった。
13階段Amazon書評・レビュー:13階段より
4062108569
No.3:
(5pt)

ストーリー性

一気に読んだ。派手な演出はないが、ストーリー展開がお見事。昨年の「脳男」(江戸川乱歩賞受賞作)もよかったが、それに負けず劣らず。登場人物のキャラクタ、死刑制度へ考察、処刑描写のリアルさ・・・おもしろかった。絶対おすすめの一冊。
13階段Amazon書評・レビュー:13階段より
4062108569
No.2:
(5pt)

目撃しているような臨場感。

目の前で起きていることを目撃しているような臨場感があった。生暖かく血なまぐさい空気が鼻につくような。何度か本を投げ出したくなるスリリングな展開。が、しっかりと本を握り締めていれば、最後まで一気に読める。また、普通に生活している人にとっては無縁とも言える『死刑制度』について、よくぞここまで、というくらい緻密に調べられている。いろいろな立場の人間から見た死刑制度。死刑制度が抱える問題についても言及しており、死刑制度の存亡意義について考えさせられる。
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4062108569
No.1:
(5pt)

一気に読めます!この夏絶対のオススメ!

「選考委員が満場一致で選出!」の宣伝文句は決して大げさではありません。最初から最後まで一気に読め、どんでんがえしの連続です。話の進め方は、この著者のプロフィールを読めば、なるほどと思う事でしょう。「映画1本観るなら、この本を読め!」と自信を持って断言できます。また、日本の現在の死刑制度についても非常によく描かれており、思わず考えさせられてしまいました。
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4062108569

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