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13階段
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13階段の評価:
| 書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.39pt | ||||||||
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全354件 121~140 7/18ページ
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| 今作の面白いところは『死刑制度』という、現在でも激論が繰り広げられている社会的な問題を根底に置きながら、ミステリー小説としてのエンターテイメント性を存分に発揮している点にあるでしょう。 はっきり言って、文章・人物・ストーリー・設定と強烈な個性を放つ部分はほとんどありません。しかしその個性のなさを覆すほど、基本的な部分の完成度が高いのです。 文章はクセがなく読みやすいし、構成も巧みで、特に後半からの2転3転する怒涛の展開には目を離せない。人物の心情を過剰に描きすぎることもなく、かといって隠しすぎてもいない。細かいところでの憎い演出もしっかり効いています(特に久保老人と兄・正一のとあるセリフが秀逸) とにかく今作は、そういった"基本"の出来がまず素晴らしい。 さらに今作の特徴は、刑罰において裁く側と裁かれる側の心情を丁寧に描き、対比構造を巧みに組み上げている点にあります。応酬感情、改悛の意、刑務官の仕事と死刑囚の心情、そういった部分が、話の演出として効果的に駆使されているのです。 欠点らしい欠点といえば、少々ラストが尻切れトンボなくらいでしょうか。まぁ受け手次第で印象が変わるようなものなので、ここは人に聞くより実際に読んでみたほうがいいでしょう。 乱歩賞の中で特に高評価が多いのも頷ける出来でした。ミステリ好きなら一度は読む価値アリ。 | ||||
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| 著者の高野氏の本は「ジェノサイド」で凄まじい衝撃と大きすぎる影響を受けたが、本作もまた負けず劣らず重厚なテーマと感嘆なストーリーであり、ぶっ通しで読み耽ってしまった。 本作のテーマは死刑であり、その存在意義や必要性などを深く考えさせられる。 国家という仮面のもとで行われる死刑であるが、人が人を命を奪うという点でその適用には十分すぎるほどの慎重さが必要であるが、実際には現時点での日本ではお役所主義の文書伝達で意図も簡単に行われてしまっているという現状に衝撃を受ける。 日頃のニュースなどで死刑の報道がなされても、それはあたかも当然のように、世の中の必要悪のように感じてしまうが、もちろん残虐な人への極刑として必要であるとは感じるにせよ、ほかのどの刑罰ともまったく異なる人の命を奪う、その人生をその瞬間に終わらせるということは、実は途方もないことであり、ものすごいものであると真に痛感させられる。 本書は、生とか命とか人生とかについて、何かものすごい根底のより重要な部分について考えさせられる。 また、本書の面白さはそのストーリーにもある。 あれやこれやといろいろな推理をめぐらせながら読んでいても、それらがことごとくはずれなおかつ最後の展開が腑に落ちるというのは、数あるミステリーでもまれであると思うし、多くの読者を魅了するものだと思う。 「ジェノサイド」での大きな衝撃を受け、本作でも驚かされ、著者の高野氏のファンになってしまった。 | ||||
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| 死刑制度の問題点は、普段考えないことなので非常に興味深く読めました。 加えて、物語終盤まで真相を読ませない構成は、推理小説として久しぶりに楽しめた。 最後はジェットコースターのように話が完結していくが、このジェットコースター感は 映画みたいな印象を受けました。 | ||||
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| この作家の「ジェノサイド」に感動して、過去の作品も・・・と思ったが・・・キメが荒く、説得力薄い。 | ||||
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| この人の本初めて読んだ。経歴は知らないけど、最初の前書きの部分の気迫が異様だった。 こんな感じの前書きは読んだことがない。本当に本が好きな人なんだろう。 内容はというと、1日で呼んでしまったほどおもしろかった。 何より読みやすいし、ミステリーだからといってドンデン返しというわけでもない。 話の展開に絡めて死刑制度の可否についての話が出る。 政治家やわれわれ一般人があーだこーだ言う前に、 「罪の内容とそれに対する罰は、あらかじめみんなに伝えられている。」 「つまり、あいつらは誰かを殺した段階で自分達を死刑台に追い込んでいる」 ということなんでしょうか。恩赦の具体例とか、再審とかの制度、知らなかったことばかり。 自分は冤罪による死刑の可能性という死刑に反対ですが、 本書に書かれている死刑の制度や意味合いは非常に興味深かった。 | ||||
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| 「ジェノサイド」を読んで非常に面白かったので、こちらの作品の評価も高かったので読んでみました。 最初から最後までテンポがよく、一気に読めました。 後半散りばめられた謎が一気に収束していくのはいいんですが、少々強引すぎやしないかな? 真犯人の罠。あの場所がなんでわかったの?しかも、あそこを見つけてもらえる保証ないような… 最後もなんで都合よくあの場所に登場するのか… 読みやすくて面白いとは思いましたが、以上の点が疑問でした。 | ||||
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| 4分の3を読み終えた時点で、残りのページ数で収拾がつけられるのかと思いましたが、終盤もの凄いスピード感で結末まで持っていかれました。登場人物が少ないこともあり、真犯人の予想はついていましたが、意外な結末でアッと驚く要素もあり、推理小説として満足のいく内容でした。死刑制度という重いテーマを深く掘り下げていながら、作者の主張の押し付けのようなものが感じられなかったところも好印象でした。 | ||||
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| 死刑囚の冤罪を晴らすために、 (元)刑務官と前科者の青年が事件を調査。 果たして事件の真相は…!? どんでん返しミステリーが大好きな私。 オチが読めてしまうような簡単なお話ではないだろうと期待しつつ、 途中一度裏切られ、 いや、でもまだページ数あるし!まだまだ…と再期待。 ラストまで読んで、面白かった!と言える一冊でした。 | ||||
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| 刑務官側からの死刑執行が垣間見れます。あと、所々、刑法の講義かと思うような高度で肝心なことを言います。 読んだ後、2、3日凹みましたが、裁判員制度が開始している現在、死刑の現実を生々しく知ることができる、素晴らしい作品だと思います。オススメです! | ||||
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| 乱歩賞受賞作との事で読んでみました。死刑制度、冤罪、犯罪服役者の更正など重いテーマを扱っていますが、ストーリー展開もスピィーディーでスラスラと読めました。しかし、読後感はなんとも形容しがたい不思議な感覚で、推理小説とは言えない正にミステリーであって、土曜ワイドなんかにピッタリと嵌る作品かなと感じました。 仮釈放中の服役者と元刑務官が、10年前の殺人事件で死刑判決を受けた、記憶を失くした青年の冤罪を晴らすというストーリーですが、人物設定にいささか無理があるのと、終盤になっていきなり証拠を発見するくだりが不自然で、なんでそう考えたのかがイマイチ合理的に説明されていないのが残念なところです。自分が読み間違えたのかな? 最近の乱歩賞は推理小説と言うより、サスペンス、スリラー小説が受賞する傾向が強いのですが、後に映画化すると言う事実からしても致し方ないのでしょうか?宮部みゆき氏が絶賛したというのもうなずけます。(笑い・・・) | ||||
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| あまりの面白さに、空き時間に一気に読んでしまいました。 本屋で珍しいタイトルだと思い偶然手に取った「幽霊人命救助隊」を読み、高野和明という 作家を初めて知りました。 一つのテーマに対してすごく細かい研究をしてる作家だなあという印象を持ち、裏表紙を見てみたら 江戸川乱歩賞作家でした。本作品はその江戸川乱歩賞の選考委員の宮部みゆきや赤川次郎らをうなら せた傑作作品の一つ。 とにかく死刑制度とその制度背景、犯罪学、犯罪社会学に対し、造詣が本当に深い。まるで学術本の娯楽化に 成功したような感じの印象を受けました。 そして散々犯人の足跡を辿っていった矢先の、まさかの展開。他のレビュワーと同様に、 ページをめくった瞬間、思わず電車の中で「え!!??」と言ってしまいました(笑) こんなに読みやすくてスリリング、かつ奥が深い推理小説は初めてでした。 | ||||
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| 僕はやっぱりこの手のミステリーサスペンス小説が大好きなようです。「心のある警官もしくは看守はたまた弁護士VS犯人」っていう構図が 一番スリリングで、スピード感があっていいですね!安牌で定石な内容です。 宮部みゆき大絶賛と書いてあったので非常に興味を持っていたのですが、今日の今日まで読まずにきてしまいました。 さっそく読んでみるとページを進める手が止まりません。 内容はネタばれしちゃうとレビューを読んだ人の読む楽しみを奪ってしまうので、あえて触れません。 しかし、この本を読んだあとで、現実のニュースでえん罪による逆転勝訴のニュースなどをみると、 人が人を裁くって本当に恐いよなぁ〜。一体今まで、何人の罪のない人が真犯人の代わりに処刑されてしまったのだろうか・・・ と、勘ぐりたくなるのは請け合いです。 | ||||
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| 冤罪と思われる死刑囚の死刑執行を食い止めるため、刑務官と前科を負った青年が調査に乗り出す。 第47回江戸川乱歩賞受賞作品。 評価が高かったので期待して読み始めた。 当初の期待値が高かったため、物語中盤まではやや物足りない印象。 文体が極めて簡素。この味気ない筆致では、ストーリーが相当に面白くないことには惹きこまれない。また、主人公の刑務官南郷、相棒の三上青年、両者は共に魅力的な登場人物とは言い難い。その他の登場人物も同様である。 色々と物足りない点を挙げてみたが、それらは後半に殆ど消化された。 中盤までの緩慢さは、全体として見た場合、佳境の急展開を引き立てる絶妙なバランスとなった。 簡素な文体、個性的すぎない人物像は、キャラクターへの過度な感情移入を防ぐ。そして、各登場人物の背景を俯瞰し、それぞれが抱えた事情に深く同情することができる。 また、ミステリーの探偵役としては凡庸な部類の南郷、三上であるが、調査の依頼人を予断するあたりの手抜りと整合性が取れており、誠に自然。矛盾の見当たらない精緻な構成は卓抜の一言である。 日本の死刑制度周辺に横たわる様々な矛盾や不備を、実に効果的に、被害者・加害者双方の視点から示してくれた。ただ、その意図が表に出すぎている感は否めない。 読み終えて感じたことは、著者は基本的に人間の善意を信じているのだろう、ということだ。南郷が、三上や室戸の改悛の情を信じたように。作中で描かれる死刑制度を実行する立場にある者たちの苦悩は、著者が性善説に依っている証明のように思われる。 私は応報刑思想を支持しているし、どちらかと言えば性悪説寄りの考えを持っている。しかし、南郷と三上の姿を通じて垣間見たのは、人間に善意があるからこその苦悩だった。最後の一文に、思わず呻った。拭い難い余韻を残す結末。 レトリックを楽しむことは、私が読書するうえで最も重視すべき点の一つではあるものの、解説の宮部みゆき氏曰く「平明且つ重厚」な文章こそ難しい、のだそうだ。「13階段」を読了し、その意味が少し理解できた気がする。 | ||||
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| 別格の乱歩しょう作品で、重いーおもいテーマを人間の尊厳も含めて見事に描いてみせてくれている作品です。少し話しに無理な点はありますが、それを差し引いても、たいへんな、傑作です。人生を考えざる得ない本で、無理しても読む価値のある作品です。 | ||||
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| 読みごたえは十分だった。 ラスト付近で、都合がよすぎる展開がいくつか見られたのが残念。 | ||||
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| 志の高さと、物語としての完成度が見事に両立した傑作。 江戸川乱歩賞受賞作とのことだが、デビュー作とは思えないクオリティーの高さ。 これは、凄い。 今まで読んだ中で衝撃を受けた作品としては、東野圭吾『容疑者Xの献身』、貴志祐介『黒い家』の2作が思い浮かぶが、本作はそれらに勝るとも劣らないと思う。 二転三転どころではない、凝りに凝った、練り上げられたストーリー。散りばめられた話の断片が、物語に絡め取られていくさまは、見事としか言いようがない。 淡々とした静かなラストに、東野『容疑者X』『さまよう刃』のようなカタルシスはないが、死刑や刑法・司法制度に対する洞察は圧倒的に深く、思わず読み返した。じわじわと、水圧に押し潰されるような感覚… 読後の余韻は、高村薫『レディージョーカー』や横山秀夫『半落ち』に匹敵する。 著者の狙い通り「低俗でなく」、さりとて高尚すぎもせず、「誰の身にも迫りうる危機」のように読者を引き込んでいく手腕に脱帽。 今や「ちょっと古い」小説になってしまったかもしれないが、未だに色あせない本物。 自信を持ってお勧めする。 | ||||
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| ”埋もれたお寺”って見たことありますか? ないでしょう。 ここに無理を感じますが、その他は文句の付け所がなく本当に面白い小説です。 誰もが希望を持てるエンディングもよいです。 | ||||
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| 「ひとはひとをなぜ殺してはいけないのですか?」 と子供から質問されありきたりの答えしか出せず答えに窮しまったときにこちらの本を紹介されました。 直接その答えとつながるかは別としても、人の命の重さが少しわかったというか今までよりももう少し考えるようになりました。 リアルな描写や警察の捜査と主人公たち任務遂行のやりとりのスピード感。犯人はあの人ではないかとところどころ思わせながらの展開の変化。 それと刑務官の実務のことが詳しく書かれていて、普段ニュースでいろいろな事件がたくさん起きているけど、それだけの犯罪にかかわって働いているひとたちがいるのだとあらためて知ることができました。 | ||||
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| 最初から最後まで楽しんで読める。エンタメ小説として、ハイレベルな作品に間違いない。 ただ、最初からハッピーエンドになることが分かりきっている点が辛い。 文章力、リーダビリティ共に申し分なく、新人賞以上の価値ある作品。 | ||||
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| 死刑制度を扱った重い内容であることは確か。死刑囚や刑務官の描写も(おそらく)リアルで迫力がある。ただし、冤罪事件を捜査する元刑務官と元犯罪服役者の青年の組合せにやや無理がある。さらに、真犯人が終盤に突如登場するのもついて行けない。なにか、最後はドタバタした感じで事件が解決する。 | ||||
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