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13階段



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【この小説が収録されている参考書籍】
13階段
13階段 (講談社文庫)
13階段 (文春文庫)

13階段の評価: 4.40/5点 レビュー 350件。 Sランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点4.40pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全350件 261~280 14/18ページ
No.90:
(5pt)

罪を背負って生きること、罪を背負って死ぬこと

死刑。死刑制度は今、その有無が問題になっています。私はこの本を読むまで、罪を背負って死ぬ「死刑」について深く考えたことはありませんでした。正直、死刑制度についてどんなことが行われているのか…わかったのですが、あまりに衝撃的でした。読んでいただくとわかるのですが、死刑を執行するという仕事に関しては、まして考えたことなどありませんでした。「だれかがやらなくてはいけない。」そんな言葉が強く印象に残っています。
死刑が良いか悪いのかは、はっきりとは言い切れませんが、罪や死と向き合う登場人物達は人間味がありました。だからこそ、深く考えさせられました。
内容としては、読み始めると続きが知りたくなるようなミステリーです。私は、夜読み始めて、止められなくて読み終わるころには朝方になっていました…
13階段 (講談社文庫)Amazon書評・レビュー:13階段 (講談社文庫)より
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No.89:
(4pt)

テーマは重いがラストまでしっかり読める

初めてミステリーを読んだのがこの作品。
死刑制度や冤罪など普通は避けてしまいそうな小難しい話をここまで初心者にもわかりやすく書かれていて最後まで苦にならずに読むことができました。
話の序盤の純一の行動がラストで一気にわかったとき、哀しさとも寂しさともなんともいえない感情がわきあがってきて、せつなくなってしまいました。ミステリーって面白っ!って思わせてくれるには十分な作品だと思いました。
13階段 (講談社文庫)Amazon書評・レビュー:13階段 (講談社文庫)より
406274838X
No.88:
(4pt)

テーマは重いがラストまでしっかり読める

初めてミステリーを読んだのがこの作品。

死刑制度や冤罪など普通は避けてしまいそうな小難しい話をここまで初心者にもわかりやすく書かれていて最後まで苦にならずに読むことができました。

話の序盤の純一の行動がラストで一気にわかったとき、哀しさとも寂しさともなんともいえない感情がわきあがってきて、せつなくなってしまいました。ミステリーって面白っ!って思わせてくれるには十分な作品だと思いました。
13階段 (文春文庫)Amazon書評・レビュー:13階段 (文春文庫)より
4167801809
No.87:
(5pt)

理想から乖離した現実に打ちのめされることになる

 たいへん面白かったです。 死刑囚が思い出した「記憶の断片」「階段の記憶」を無罪の証拠とするために、弁護士が取り次いだ篤志家の意向を受けて刑務官の南郷と仮釈放中の青年純一が調査をはじめます。 すると、その事件にはやはり、別の犯人がいる可能性がでてきて…。 死刑囚が判決を受けるにいたった事件のほか、刑務官南郷の今までの職務内容や純一の起こした事件など、たくさんの事柄が語られていてとても興味深い筋立てになっています。 そのうえ、それらが後に伏線だったことに気がつかされ、何度も驚かされます。 とても重いテーマを扱っているのに文が巧みでスラスラと先に読んでいけます。 登場人物が魅力的で、感情移入がしやすくその心理描写が丁寧に描かれているうえ、推理小説としての謎解きも申し分なく描かれています。 一気に読めて、とても読み応えのある小説。 私が今年読んだ小説のなかで一番に面白かった本です。
13階段 (講談社文庫)Amazon書評・レビュー:13階段 (講談社文庫)より
406274838X
No.86:
(5pt)

理想から乖離した現実に打ちのめされることになる

たいへん面白かったです。
 死刑囚が思い出した「記憶の断片」「階段の記憶」を無罪の証拠とするために、弁護士が取り次いだ篤志家の意向を受けて刑務官の南郷と仮釈放中の青年純一が調査をはじめます。
 すると、その事件にはやはり、別の犯人がいる可能性がでてきて…。
 死刑囚が判決を受けるにいたった事件のほか、刑務官南郷の今までの職務内容や純一の起こした事件など、たくさんの事柄が語られていてとても興味深い筋立てになっています。
 そのうえ、それらが後に伏線だったことに気がつかされ、何度も驚かされます。
 とても重いテーマを扱っているのに文が巧みでスラスラと先に読んでいけます。
 登場人物が魅力的で、感情移入がしやすくその心理描写が丁寧に描かれているうえ、推理小説としての謎解きも申し分なく描かれています。
 一気に読めて、とても読み応えのある小説。
 私が今年読んだ小説のなかで一番に面白かった本です。
13階段 (文春文庫)Amazon書評・レビュー:13階段 (文春文庫)より
4167801809
No.85:
(4pt)

文章は

読みやすかったし、登場人物の行方が気になりページをめくる手が急ぎます。刑務所、入所者と看守。いくつかの殺人事件、その被害者の遺族と、加害者とその家族。理由はどうあれ、人を殺めた事件があり。死刑とその廃止問題、死刑を執行するにはまた、理由はどうあれ人を殺める役を背負う人がいて。人の命の重みと軽さ。許されざる事、許す事、どうしても、許し得ない事。重いテーマですが、文章の読みやすさや面白さから充分楽しめます。ただ、最後に何も救いが無い気がしてしまい、それだけが残念。掘り下げた分、それに対するアンサーが欲しかったです。
13階段Amazon書評・レビュー:13階段より
4062108569
No.84:
(4pt)

善悪も正義も、その区別は人のエゴに依存している

サスペンス性、ストーリー展開、キャラクター設定、いずれをとってもなかなかの読み応えがあり、十分楽しめる。題名の通り、主題は死刑にまつわるものなので、社会的な取材もされており、考えさせられる部分もある。善悪の区別も、正義と不正の区別も、元を糾せば法ではなく、人のエゴに依存していると考えさせられる作品だ。押し付けがましいものはないので、読むのに苦痛はないと思う。
13階段 (講談社文庫)Amazon書評・レビュー:13階段 (講談社文庫)より
406274838X
No.83:
(4pt)

善悪も正義も、その区別は人のエゴに依存している

サスペンス性、ストーリー展開、キャラクター設定、いずれをとってもなかなかの読み応えがあり、十分楽しめる。題名の通り、主題は死刑にまつわるものなので、社会的な取材もされており、考えさせられる部分もある。
善悪の区別も、正義と不正の区別も、元を糾せば法ではなく、人のエゴに依存していると考えさせられる作品だ。押し付けがましいものはないので、読むのに苦痛はないと思う。
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4167801809
No.82:
(5pt)

驚いたぁ

私の大好きな宮部さんが絶賛してるというオビに惹かれて購入。正直、最初の数十ページは、とくになんとも思わず、内心「失敗したかな」って思いました。ところが読み進めていくうちにハラハラと涙が出てきて止まらず、読み進めていくと、、、ページをめくった次の瞬間、目に入った言葉に「絶句」したのはこの本がはじめてです。思わず、「なんで」って独り言言ってました。読後感はやるせなさが残りますが、最近のイチオシとなりました。
13階段 (講談社文庫)Amazon書評・レビュー:13階段 (講談社文庫)より
406274838X
No.81:
(5pt)

驚いたぁ

私の大好きな宮部さんが絶賛してるというオビに惹かれて購入。正直、最初の数十ページは、とくになんとも思わず、内心「失敗したかな」って思いました。ところが読み進めていくうちにハラハラと涙が出てきて止まらず、読み進めていくと、、、ページをめくった次の瞬間、目に入った言葉に「絶句」したのはこの本がはじめてです。思わず、「なんで」って独り言言ってました。読後感はやるせなさが残りますが、最近のイチオシとなりました。
13階段 (文春文庫)Amazon書評・レビュー:13階段 (文春文庫)より
4167801809
No.80:
(5pt)

単なるミステリーではなく‥

犯行時刻の記憶を失った犯人が唯一覚えていた「階段」の記憶。それを手がかりに、彼の冤罪を晴らそうとする刑務官・南郷と傷害致死の前科を持つ青年・三上。南郷の過去、三上の犯した罪の真実、多額の報奨金、真犯人、さまざまな疑問が最後にひとつにつながる。意外な結末に、しばし呆然でした。単なる謎解きのミステリーの域を超えて、死刑囚の心理状態、死刑執行に至るまでの事務的手続き、加害者の被害者に対する賠償問題、刑務官という仕事、など普段は考えたこともない事項が、実に細部にまでわたって、描かれています。見事な調査力です。読み始めたら絶対に途中ではやめられないこと、うけあいです。
13階段 (講談社文庫)Amazon書評・レビュー:13階段 (講談社文庫)より
406274838X
No.79:
(5pt)

単なるミステリーではなく‥

犯行時刻の記憶を失った犯人が唯一覚えていた「階段」の記憶。それを手がかりに、彼の冤罪を晴らそうとする刑務官・南郷と傷害致死の前科を持つ青年・三上。
南郷の過去、三上の犯した罪の真実、多額の報奨金、真犯人、さまざまな疑問が最後にひとつにつながる。意外な結末に、しばし呆然でした。
単なる謎解きのミステリーの域を超えて、死刑囚の心理状態、死刑執行に至るまでの事務的手続き、加害者の被害者に対する賠償問題、刑務官という仕事、など普段は考えたこともない事項が、実に細部にまでわたって、描かれています。見事な調査力です。
読み始めたら絶対に途中ではやめられないこと、うけあいです。
13階段 (文春文庫)Amazon書評・レビュー:13階段 (文春文庫)より
4167801809
No.78:
(5pt)

宮部作品より面白い

映画化されたことを知っていたのですが、映画の評判があまりよく無かったので同書を読んだことはありませんでした。文庫本化をきっかけに時間潰しに購入したのですが、とてもデビュー作は思えない文章力、人間関係の複雑な繋がり、死刑制度を始めとする応報刑に対しての考え方などとても読み応えのある作品に驚愕しました。真犯人像もあれこれ推理しましたが、最後までわからない流れから言って、人物や場面の構成も秀でているのだと思います。率直に言って、『絶賛』と言っている宮部みゆきさんの作品より奥が深く面白い作品と言えるでしょう。
13階段 (講談社文庫)Amazon書評・レビュー:13階段 (講談社文庫)より
406274838X
No.77:
(5pt)

宮部作品より面白い

映画化されたことを知っていたのですが、映画の評判があまりよく無かったので同書を読んだことはありませんでした。文庫本化をきっかけに時間潰しに購入したのですが、とてもデビュー作は思えない文章力、人間関係の複雑な繋がり、死刑制度を始めとする応報刑に対しての考え方などとても読み応えのある作品に驚愕しました。真犯人像もあれこれ推理しましたが、最後までわからない流れから言って、人物や場面の構成も秀でているのだと思います。
率直に言って、『絶賛』と言っている宮部みゆきさんの作品より奥が深く面白い作品と言えるでしょう。
13階段 (文春文庫)Amazon書評・レビュー:13階段 (文春文庫)より
4167801809
No.76:
(4pt)

心に背負う闇

エンターテインメントとしては、文句なく面白い。
ぐいぐい読ませる文章力、展開の早さ、特に後半は圧巻。
ただ、ミステリーとしてはやや緻密さに欠けるというか、
冷静に考えてみると矛盾点も結構ある。
調査対象である殺人事件の真犯人はどうやって現場に来たのか、
バイク事故のあと、なぜ青年を放置したまま逃げたのかとか。
(読み込みが足りないだけかもしれませんが)
クライマックスはスピード感重視で、
いわゆる「解決編」的にはなっていないので、
腑に落ちない点も多々ありました。まあ、そういう細かい点を気にせずに、
殺人と死刑、心の傷といったテーマに沿って一気に読むべきなのかも。
伏線が一気に意味を持ってくる終盤は迫力満点。
個人的には、重要な要素である主人公の心の闇については、
ラストでぶちまけるより徐々に明かしてほしかったけど。
でも、それでこそ、「終身刑だ」のセリフが生きるのかもしれない。あら探しをするよりは、2時間ドラマや映画を見る感覚で、
一気に読破することをオススメします。
きっとスリリングなひとときを味わえます。
13階段 (文春文庫)Amazon書評・レビュー:13階段 (文春文庫)より
4167801809
No.75:
(4pt)

心に背負う闇

エンターテインメントとしては、文句なく面白い。ぐいぐい読ませる文章力、展開の早さ、特に後半は圧巻。ただ、ミステリーとしてはやや緻密さに欠けるというか、冷静に考えてみると矛盾点も結構ある。調査対象である殺人事件の真犯人はどうやって現場に来たのか、バイク事故のあと、なぜ青年を放置したまま逃げたのかとか。(読み込みが足りないだけかもしれませんが)クライマックスはスピード感重視で、いわゆる「解決編」的にはなっていないので、腑に落ちない点も多々ありました。まあ、そういう細かい点を気にせずに、殺人と死刑、心の傷といったテーマに沿って一気に読むべきなのかも。伏線が一気に意味を持ってくる終盤は迫力満点。個人的には、重要な要素である主人公の心の闇については、ラストでぶちまけるより徐々に明かしてほしかったけど。でも、それでこそ、「終身刑だ」のセリフが生きるのかもしれない。あら探しをするよりは、2時間ドラマや映画を見る感覚で、一気に読破することをオススメします。きっとスリリングなひとときを味わえます。
13階段 (講談社文庫)Amazon書評・レビュー:13階段 (講談社文庫)より
406274838X
No.74:
(5pt)

普通に面白かった

この作品は私のこれまでに読んだ本の中でも、かなり上位にランクされるほど衝撃的かつ印象的だった。文章でこの感動を書き表す事など、到底不可能だ。ぜひ一読していただきたい作品である。
13階段Amazon書評・レビュー:13階段より
4062108569
No.73:
(5pt)

「死刑」についていろいろ考えさせられた作品

死刑囚の冤罪を晴らすため、刑務官の南郷と前科を持つ三上が調査に乗り出す。物語が進み、徐々に真実が明らかになる中で、登場人物のほとんどが真犯人に思えてくるほど、多くの伏線が張ってある。物語の後半から一気にストーリーが進み、真犯人は非常に意外な人物であった。作中、死刑制度の詳しい解説・死刑執行の方法が書かれており、読み手の知的好奇心を満足させてくれる。死刑執行の描写は非常に生々しく、サスペンスとしてもお勧め。罪を犯した人間を国によって殺す「死刑制度」の必要性についてや、国が発出する命令書のため現場で実際に死刑を執行せねばならない刑務官の苦悩など、普段あまり意識していなかった死刑について深く考えさせられた。
13階段 (講談社文庫)Amazon書評・レビュー:13階段 (講談社文庫)より
406274838X
No.72:
(5pt)

「死刑」についていろいろ考えさせられた作品

死刑囚の冤罪を晴らすため、刑務官の南郷と前科を持つ三上が調査に乗り出す。物語が進み、徐々に真実が明らかになる中で、登場人物のほとんどが真犯人に思えてくるほど、多くの伏線が張ってある。物語の後半から一気にストーリーが進み、真犯人は非常に意外な人物であった。
作中、死刑制度の詳しい解説・死刑執行の方法が書かれており、読み手の知的好奇心を満足させてくれる。死刑執行の描写は非常に生々しく、サスペンスとしてもお勧め。罪を犯した人間を国によって殺す「死刑制度」の必要性についてや、国が発出する命令書のため現場で実際に死刑を執行せねばならない刑務官の苦悩など、普段あまり意識していなかった死刑について深く考えさせられた。
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4167801809
No.71:
(4pt)

テーマは重いけどれっきとしたエンターティメントです!

 冤罪により死刑判決を受け、今にも死刑執行されそうになっている受刑者を救おうと奮闘する元刑務所看守と元受刑者。冤罪を晴らすために真犯人を見つけることとその証拠を探すこと。二人に課せられた使命は易しいものではなかった。捜索中に二人の胸中をよぎるさまざまな思い、司法制度の矛盾、謎が謎をよび終盤まで来たところでとんでもないどんでん返しが待っています・・・ 重いテーマを扱っているもののミステリーもサスペンスも織り込まれて存分に楽しめます。
13階段Amazon書評・レビュー:13階段より
4062108569

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