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償いの報酬
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償いの報酬の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.60pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
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高名な作家が小説を書く時、1行の真実を云いたい為に、100頁の雰囲気作りをしていると書いていたが、まさにこのシリーズは流れる文章を流れるがまま、淡々と読んでいき、間違っても目を皿のようにして読んではいけない。どうでもよい文章もあるのだ。ただそれらの積み重ねが独特の雰囲気を持ち、スタイルとなっている。 改めて気付いたのはアメリカという国は、いやニューヨークにはAA(禁酒の会)がいたるところに有るという事だ。私もかなり酒を飲むがアル中ではない。日本にそういう会が有ったとしても、こんなに多くはないだろう。銃社会と関係があるのだろうか。 時代はマットが禁酒を始めてもうすぐ1年が経とうとしている時期を回想する形式をとっている。AAで、疎遠だった幼馴染と何十年ぶりかで出会うが、その後間もなく銃弾で撃たれて殺される。この犯人をマットが突き止めて行くのだ。 ただ100頁の雰囲気作りは初期の頃からのファンなので充分堪能するのだが、1行の真実と云うか、終決部分の座りがよろしくない。お茶をにごされたという感じなのだ。 シリーズ後半辺りから危惧していたが、やはりそろそろ潮時かも知れない。 | ||||
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