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玩具修理者/酔歩する男
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玩具修理者/酔歩する男の評価:
| 書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.85pt | ||||||||
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全84件 61~80 4/5ページ
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| 表題作である「玩具修理者」は小気味良いテンポで楽しく読める。 妙に理屈っぽい会話の応酬も小林泰三氏の特色なのでしょう。 グロテスクなホラーでありながら所々笑えますし、オチで心地よい恐怖を感じそのままレジへ。 「酔歩する男」は家でゆったりと寛ぎながら読みましたが、個人的にはこちらの方が好きです。 特に、導入部の不可解な会話は読者を間もなく混乱させることでしょう。 主人公と同様、「こいつはいったい何を言っているんだ?」と理解できずに相手の正気を疑ってしまいます。 ただことによっては、本当に何の説明もされないまま物語を終わらせることもあろうかと少々警戒していましたが、全ての謎が明かされると共に導入部の会話の意味が理解できるようになります。 終盤ではちょっと理解に苦しむ場面もあるのですが、自分が混乱してるのか作者が混乱してるのか、いや、そもそも登場人物が狂気に塗れているのですからそこら辺はあまり気にしないでも物語に差し障りはないでしょう。 ラストの畳み掛けるような主人公の混乱は読んでいる者の現実すら揺さぶります。 読後は暫く前後不覚に陥り”酩酊する恐怖”を味わいました。 | ||||
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| 表題作の「玩具修理者」も悪くないですが、「酔歩する男」が最高です。 「自分ってほんとうは何者なんだろう」という気持ちがじわじわ湧いてきます。 例えば人間は一年経てば細胞が完全に入れ替わる、という話があります。 髪の毛や爪が生え変わった自分は自分といえるのか、など、そういう感覚を思い出させてくれます。 永遠に続く時間のなかで、どの瞬間が自分らしくあり、どの世代が自分と乖離したのか、 それは誰にも解らないし、自分ですら解らないと思います。 信じられないほど膨大な時間を経て、絶望と希望を同時に感じながら、 その記憶を持つ自分は昨日の自分とどう違うのか。登場人物が抱く疑問は、そのまま私たちの疑問になります。 「玩具修理者」のファンタジー性に気を抜いていたら、「酔歩する男」で打ちのめされる構造。 是非一度読んで貰いたい作品。そして不安定になって欲しいです。 | ||||
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| 表題の「玩具修理者」は散々書かれているので省略します。 個人的にはあまり感じるものはありませんでした。 そして「酔歩する男」。 これには、ただただ震えた。何度も何度も読み返しました。 それから約9年、この時味わった眩暈が欲しくて 似たような題材の本を読み漁りましたが、 残念ながらまだ酔歩するに至っていません。 個人的にはこちらにホラー小説大賞をあげたい。 傑作です。 | ||||
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| レビューの方が書かれているほど『玩具修理者』はグロくなく,またそれほど『酔歩する男』は難解ではありません。 ちょっと拍子抜けしました 『玩具修理者』はコメディっぽく感じました…(怖さはあまり感じずむしろ笑えます(笑)) 『酔歩する男』はそこまで難しくありません 「シュレディンガーの猫」が分からないというひとがいましたが山口雅也の『奇遇』を読んでいれば普通に理解できます(むしろあっちはかなり難しいです。)あれぐらいの難しさを期待していました…とはいったものの,きちんと理解するためには何回か再読する必要があります 設定は面白いので読む価値はあります(値段も普通の文庫本より安いです) | ||||
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| まず玩具修理者は、いかにも短編チックな作品。二人の会話と回想を通じて徐々に高まる 興奮と悪寒。ラストの衝撃も大きい。 だがもう一つの作品。酔歩する男が素晴らしい。もう途中で唸りまくりだったよ。 あっちへ、こっちへ時間を行き来する眩暈のような感覚と、絶対に終わらすことのできない 恐怖ってのをまざまざと感じさせてくれる。終われない・・・発狂するしかない。いや発狂しても終われない・・・ | ||||
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| 個人的な感想として、2話ともホラーという感じはしませんでした。 不思議という感じ。 奇妙というか。 「玩具修理者」は何の話しをしているんだろうという感じが。 最後まで真相が読めずまさに道雄状態。 でも魅力を感じました。なぜだろう。 「酔歩する男」の方が筋が通っているというか、意味は理解できました。 ただやはりトリップしてますけど。 1回読んだだけでは全て理解できたわけではないけど、もやもやが残るわけでもなし。 不思議におもしろかったです。 あと表紙、商品画像では目玉のイラストですが、今回購入したものは変更されていました。 お人形さんが修理されたところでしょうか。 | ||||
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| まず、表題の玩具修理者。短編っぽい感じで、割とあっさり読み終えられる作品です。 人を修理するという発想が面白いのですが、一番驚いたのはラスト。 短編でこそ出来る技なのかもしれませんね。 全体的に語り口調で進められますが、なんとも言えない味を出している様な気がします。 この事が過去の物であるからこそ面白いかも、と。 で、酔歩する男。 こっちは結構長くて小難しいことも沢山書かれているのですが、なんともリアリティに溢れる作品でした。 実際にタイムスリップなんてないだろうけど、近い将来これに近い形の物が何か出来るのではないか?と思わず思わせるような新感覚の物語です。 正直、ホラー小説ではないかと。 あっても玩具修理者の方ですね。 短編と長編が一冊に入った感じです。 どちらの作品も面白いので、自分に合った方を楽しんでください。 | ||||
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| 表題作で「命」とは何か?を「酔歩する男」で「時空」とは何か? と言う人類史上最大の疑問に答えてしまう名作。 個人的には生命と非生命には差がない、と言う作中の論調は前々か ら自分でも考えていた事なので深い共感を得た。 宇宙の全ての物はその複雑さが異なるだけで、全ては同じ事だと 考える。究極のAEは人間の脳と何の違いもなく、生命と言う言葉 に意味はない。 同様に我々の生きる空間もあやふやで不確かなものであるのである。 | ||||
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| 最近この本を知り読んだのですが、「玩具修理者」「酔歩する男」どちらも実にすばらしい構成になっております。 個人的には「玩具修理者」よりも「酔歩する男」が気に入っております。 こちらの話は物理学などの要素が大変多く、波動の発散や収束など基本的には“多世界解釈”的な内容を元に話が進められていきます。 所詮物理は数学公式を使ったものであり、数学の公理ですら実は確かなものではないので、この話を読むと妙に納得させられてしまう部分等も多々あり、1度ではたりず2度3度と読み返してしまうでしょう。 内容は違いますが“ウラシマ効果”などのパラレルワールド系の話が好きな方にはオススメの1冊です。 | ||||
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| 表題作のほうもそれなりに面白かったですが、なんといっても「酔歩する男」に感銘を受けました。 あの話は、本当に恐ろしいです。 恐ろしいといっても幽霊やグロテスク系などの恐ろしさとは違って、精神的に追い詰められる恐怖です。 自分が時間という罠に囚われて一生脱出できないとしたら、、、同じ日を何度も何度も経験しないといけないとしたら、、、もしそんな運命が自分に降りかかったらと思うとゾっとします。 一度読んだだけでは飽き足らず、二度立て続けに読み返してしまいました。 精神を不安定にさせる(?)絶品です。 | ||||
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| この本の世界は、いくら頑張っても現実に起こることは無いでしょう。不可能です。人を細かな筋一本一本まで分解して、壊れたおもちゃを螺子一本一本までも分解して、そして全てをごちゃ混ぜで完璧に修理する。人間の目が違うものに変わっていたりする。しかし、ちゃんと治っている。そんな事がこの世に起こることはない。しかし、文章力があるのか、容易に想像できてしまう。これは素晴らしい一冊だと言える。しかし、一般の平和主義者、心臓の弱い方、胃の弱い方は遠慮したほうがよろしいでしょう。 | ||||
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| 表題作はとてもおもしろかったです。ただ、「酔歩する男」は自分には難しすぎました…。 でも難しいのは苦手な人にも表題作の「玩具修理者」は理解できる作品なので、この本はお勧めしたいです。 また、苦手だとしても両方読んでみてください。分かる人も沢山いると思います。 | ||||
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| 「玩具修理者」のほうはかなりグロイです。気持ちが悪くなるくらいグロイです。 分解しますからね、人間を。 それでも個人的には好きですけど。 どこからどこまでが生物なのか考えました。分解して、また組み立てても人間なのだろうか…。もう一つの作品は、理解するのに時間がかかりましたが、迷宮のような面白さがありました。 じわじわ怖いです。怖いと言うより、不安と言うほうが適切かもしれません。 時間と精神の話です。脳の一部をいじることで、タイムトラベルをしようとします。 私はかなりぐるぐると引き回されたような気分になりました。 自分が立っている基盤を揺るがされるような作品です。 | ||||
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| 初めて小林泰三を読んだのは短編集で。 その後すぐに本屋に走ってこれを買った。すっげ~~~…の一言。 今までいろんなホラーを読んできたが、久しぶりのHITだった。 表題のほうはグロテスクさが一面に出ていて、ちょっと読み返す気持ちになれなかったけど、副題の方はまたよかった!! 何回も読みたくなった。 てゆーか何回か読んでやっと理解できたんだけど…ね | ||||
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| 文章の最後の部分でアッと驚く展開になるのが小林 泰三のセオリーである。SFとりこんだホラーを書かせると身近に起きそうな風に(ありえないことでも)書いて驚かせてくれる。本職は会社員のようだが、まだたくさん作品を書いて私たちを楽しませてほしい。 | ||||
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| 表題作の玩具修者は秀逸。雰囲気作りが上手い。淡々とした不気味な短編傑作。ただしグログロなので食事前後はやめてほうがいい。 それを遥かにしのぐのが、酔歩する男。設定が非常に上手い。眠るのが怖くなる。そして、また圧倒的なまでの雰囲気。徹底的な心の揺れを描く最後の二、三ページ。そして全てが収束される最後の一行。 傑作! | ||||
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| この「玩具修理者」という本は、タイトルと表紙でなんとなーく買ったのですが……怖い。普通に怖い。元々ホラーを読む人間じゃなかっただけに衝撃的だった。「玩具修理者」は、想像したらグロいけれど、なんとなくオチがわかった。けれど、「酔歩する男」は…何なんだコレは!?最初のうちは小難しくてワケがわからんと思っていたけれど、段々この話の全体像が見えてくるにつれて恐怖を感じた。その日は、眠るのが怖かった。 初めて味わった。『死ねない恐怖』というものを。 | ||||
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| 表題作は短編にしては上手くまとまっていると思う。もちろん細かい点を上げれば、この女も全身分解されたことになり結局は男となんら変わりないのではないかと思ったり。もう一作もタイムパラドクスを上手く処理できていて読みやすかった。精神の時間移動を続ける男の悲哀がよく表現できている。ただ、精神が完全に崩壊してしまったらどうなるんだろか…考えただけでも恐ろしい。 | ||||
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| 『酔歩する男』に出てくる設定、「精神のみのタイム・リープ」は恐ろしかった。同じ設定を使った小説では高畑京一郎の『タイム・リープ』(電撃文庫)がある。こちらはいわゆるライトノベルらしい出来上がりになっていたが、この『酔歩する男』では「明日は何時につれていかれる?」という恐怖がひしひしと伝わってきました。 | ||||
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| 表題の作品は、正直ありきたりな話かな~と感じました。 しかし、「酔歩する男」。この話には衝撃を受けました。 あまりにも恐ろしすぎる話です。 最初の方は説明が難しく、取っ付き難いなあと感じましたが、中盤あたりからはその内容の恐ろしさに鳥肌が立ち、一気に読んでしまいました。無限、永遠、文字通り終わりのない人生。想像するだけで背筋が寒くなります。 | ||||
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