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ルパン、最後の恋



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ルパン、最後の恋の評価: 4.27/5点 レビュー 37件。 Dランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点4.27pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全6件 1~6 1/1ページ
No.6:
(3pt)

最後の恋の行方

ルパン・シリーズの未発表作品だった「ルパン、最後の恋」、ルパン・シリーズの第一作「アルセーヌ・ルパンの逮捕」の初出版バージョン、作者自身によるエッセイ「アルセーヌ・ルパンとは何者か?」、「訳者あとがき」、バーネット探偵社の未収録作品「壊れた橋」が掲載されている。

「ルパン、最後の恋」
ルパンと令嬢コラのラブストーリーを絡めながら、物語は進行していく。ルパンの父親であるルパン将軍にまつわるエピソード、レルヌ大公の自殺とその遺書の内容、金貨400万ポンドの盗難事件、さらわれたコラと金貨の追跡劇、ジョゼファンとマリ=テレーズによる尾行、レルヌ邸での捕獲劇、真の犯人との対決、最後の決断など、ルパン・シリーズらしいスピーディーな展開。追跡劇でのルパンの意外な登場の仕方や、事件の背景にある真の犯人の存在とその思想対決など、楽しめる要素もある。しかし、「訳者あとがき」にもあるように、展開が唐突すぎて、推敲不足という印象を強く受ける。恵まれない子供たちのために力を尽くす教師であったり、資金難に苦しむ科学者のパトロンであったり、「わたしの夢は、世界平和を打ち立てる助けになること」と発言するなど、新たなルパン像を示している点が興味深い。最終章で、ルパンは一大決心をする。

「アルセーヌ・ルパンの逮捕」
ミス・ネリーが最後に取った行為が印象的であり、謎でもある。
クルスティーの某有名作品のトリックを先取りしていると言える作品ではないだろうか。

「アルセーヌ・ルパンとは何者か?」
処女作の発表経緯、ポーに影響を受けたこと、主人公を泥棒とするうえで心掛けたこと、ホームズとの違いなどが書かれている。

「壊れた橋」
2つの家をつなぐ橋から老人が転落して、死亡。その橋には、のこぎりで切れ目が入れられていたという事件。フーダニットとホワイダニットの問題で、事件の様相が最後に反転するのが面白い。バーネットは相変わらず、ちゃっかりと私腹を肥やしていた。
ルパン、最後の恋 〔ハヤカワ・ミステリ1863〕Amazon書評・レビュー:ルパン、最後の恋 〔ハヤカワ・ミステリ1863〕より
4150018634
No.5:
(3pt)

推敲さえできていれば・・・

モーリス・ルブランの息子は世に出したくなかったのだろうなあ。
推敲前の原稿なのでワクワク感がなくそれぞれのキャラクターに魅力が
感じられなかった。

他の人が評しているようにハッピーエンドで最後の恋で最後の作品として
読んでみるのもいいかと思います。
ルパン、最後の恋 〔ハヤカワ・ミステリ1863〕Amazon書評・レビュー:ルパン、最後の恋 〔ハヤカワ・ミステリ1863〕より
4150018634
No.4:
(3pt)

あと少し

翻訳もあるが、文章が読み辛かった。しかし、後書きを読んで納得。完成したものを読みたかった。
ルパン、最後の恋 〔ハヤカワ・ミステリ1863〕Amazon書評・レビュー:ルパン、最後の恋 〔ハヤカワ・ミステリ1863〕より
4150018634
No.3:
(3pt)

期待外れ

ちょっと古臭い感じです。期待していただけに、少しがっかりです。
ルパン、最後の恋 〔ハヤカワ・ミステリ1863〕Amazon書評・レビュー:ルパン、最後の恋 〔ハヤカワ・ミステリ1863〕より
4150018634
No.2:
(3pt)

正統ルパン・シリーズ最終作

正統ルパン・シリーズ最終作ということで、やはり読んでおかずばなるまい。できの
方は、まあ、傑作ということはないけれど(でだしの歴史ロマンは竜頭蛇尾というか、
羊頭狗肉というのか。四人のうち一人というのならもう少し四人ともが謎めいてほしい
よね、とか。家宝みたいのがいまひとつ、とか。オックスフォード公エドモンドぱっと
しなさすぎ、とか)魅力的なところはいろいろある。まず、ジョゼファンとマリ=テレ
ーズ。この子たちの活躍の場面がやたら生き生きしておる。会話含め臨場感あり。親父
をやっつけるところも敵を尾行するところも。礼拝堂の聖具室や衛兵室を修復して住む
《四銃士》たちの暮らしとか。ロンドンから帰ったコラがゲインズバラの絵を思わせる
いでたちでパーティに現れるところなど。
 226頁の「遅すぎたくらいです」というセリフがいい。しんみりする。(だれが何
のことを言っているかについてはお読みください。)
 話としては「ルパン最後の事件」よりおもしろいだろう。
 付録として「アルセーヌ・ルパンの逮捕」の初出版がついている。
ルパン、最後の恋 〔ハヤカワ・ミステリ1863〕Amazon書評・レビュー:ルパン、最後の恋 〔ハヤカワ・ミステリ1863〕より
4150018634
No.1:
(3pt)

作品には落ち着いた感のあるルパン登場

ストーリーは隠居したルパンですが、対決相手が器量が足りません。役不足だなと思います。完成版ではないので仕方ないですけど。
奇岩城、813、水晶の栓、虎の牙を読んだ後だとつまらない感じになるかな。
ルパン、最後の恋 〔ハヤカワ・ミステリ1863〕Amazon書評・レビュー:ルパン、最後の恋 〔ハヤカワ・ミステリ1863〕より
4150018634

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