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ルパン、最後の恋
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【この小説が収録されている参考書籍】
ルパン、最後の恋の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.27pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全37件 1~20 1/2ページ
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原作者ルブランの死後70年もたってから刊行された作品です。 | ||||
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アルセーヌ・ルパンらしいお話で、楽しむことがらできました。 翻訳モノは想像しにくい、分かりにくい部分があるのは仕方ないかと思っています。いつか、漫画やアニメ化、映画化されたら、視覚的な補完がされる事を楽しみに待ちたいです。 私が盛んに読んでいたのはもう三十年くらい前になり、久しぶりにルブランの小説を読みました。 できるだけルパンの他の作品を読んでからの方が楽しめる作品だと思います。 | ||||
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小学生の頃学校の図書室にあった「七つの秘密」を読んだのをキッカケにアルセーヌ・ルパンはずっと憧れのヒーローでした。勧善懲悪の特撮ヒーローがTVでやってる横で、一般的には悪でも信念を貫く姿にグッときたあの感覚をまた感じられました。良かった〜 | ||||
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ルブランの死後70年後に原稿が見つかった、幻の名作ですね。100年以上の年月を得てようやく出版されたそうです。 物語は、コラを中心にイギリス諜報部員と戦っていきますが、最後は婚約者コラと共に、最大にして最強の敵・・・文明の裏側、貧困と対峙する内容です。 義賊であるルパンにふさわしい最終回と思います。 正義感に火がつく内容ですね。 | ||||
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ルパン・シリーズの未発表作品だった「ルパン、最後の恋」、ルパン・シリーズの第一作「アルセーヌ・ルパンの逮捕」の初出版バージョン、作者自身によるエッセイ「アルセーヌ・ルパンとは何者か?」、「訳者あとがき」、バーネット探偵社の未収録作品「壊れた橋」が掲載されている。 「ルパン、最後の恋」 ルパンと令嬢コラのラブストーリーを絡めながら、物語は進行していく。ルパンの父親であるルパン将軍にまつわるエピソード、レルヌ大公の自殺とその遺書の内容、金貨400万ポンドの盗難事件、さらわれたコラと金貨の追跡劇、ジョゼファンとマリ=テレーズによる尾行、レルヌ邸での捕獲劇、真の犯人との対決、最後の決断など、ルパン・シリーズらしいスピーディーな展開。追跡劇でのルパンの意外な登場の仕方や、事件の背景にある真の犯人の存在とその思想対決など、楽しめる要素もある。しかし、「訳者あとがき」にもあるように、展開が唐突すぎて、推敲不足という印象を強く受ける。恵まれない子供たちのために力を尽くす教師であったり、資金難に苦しむ科学者のパトロンであったり、「わたしの夢は、世界平和を打ち立てる助けになること」と発言するなど、新たなルパン像を示している点が興味深い。最終章で、ルパンは一大決心をする。 「アルセーヌ・ルパンの逮捕」 ミス・ネリーが最後に取った行為が印象的であり、謎でもある。 クルスティーの某有名作品のトリックを先取りしていると言える作品ではないだろうか。 「アルセーヌ・ルパンとは何者か?」 処女作の発表経緯、ポーに影響を受けたこと、主人公を泥棒とするうえで心掛けたこと、ホームズとの違いなどが書かれている。 「壊れた橋」 2つの家をつなぐ橋から老人が転落して、死亡。その橋には、のこぎりで切れ目が入れられていたという事件。フーダニットとホワイダニットの問題で、事件の様相が最後に反転するのが面白い。バーネットは相変わらず、ちゃっかりと私腹を肥やしていた。 | ||||
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もう新作はないと思っていたのが刊行されてとてもうれしかったです。購入してからもすぐに読み切ってしまうのがもったいなく、じっくり、ゆっくり1ページを普段の3倍以上時間をかけて味わうように読みました。リュパンシリーズの中で最高の1冊ではないかも知れませんが、最良なリュパンのエンディングを飾る素晴らしと1冊だと思います。 | ||||
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60代の男性ですが、50年以上前にルパンをすべて呼んだ記憶があり、この本は知らないものなので購入しましたが、後書きを読んで、納得しました、ルパン三世全盛ですがコミックもアニメも一度も目を通して居ません、コマーシャルをみるだけでがっかりします。十代前半に読んだルパンはその後の人生で本を読むきっかけとなるぐらい夢中になったものです。電子本で購入しましたが、紙の本の購入を考えています。この本がきっかけで奇巌城を50年ぶりに購入して読んでいます。 | ||||
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第二次世界大戦前に書かれたリュパンの最終作がありました。 原作者のルブランの遺作ですが、 いかにも20世紀の奥ゆかしいほのぼの調で暖かいお話です。 イギリスにいたリュパンがいっぺんで恋に落ちたお嬢さん。 新出の気性に富み、しっかりとした信念を持った「新しいお嬢様」です。 なるほど、リュパンの愛をしっかりと受け止める覚悟を秘める女性です。 本人は熱烈にリュパンを求めるのですが、肝心のリュパンが身を引いているので(自分は彼女にふさわしくない) やきもきさせられます。 恋愛小説。 それも、40を過ぎて恋をした怪盗が、意中の人にドキドキしながら接する様は誠に微笑ましくて、楽しい構成でした。 | ||||
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本当は宝塚を見る前に読みたかったのですが、時間的に難しく、楽しんだ後に読みました。 劇と原作の違いを楽しみつつ、でも次第に原作のみを楽しみ、紳士的なルパンが好きになりました。 そして、もう一度宝塚を見たくなります。もっと宝塚の内容も楽しめるんだろうになぁ。 ルパンシリーズはほぼ読んだことがないので、代表作を読んでみたいという気になりました。 | ||||
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何かもう最初の解説文でネタバレしてしまっているので書いてしまうのだけれども、読んで字の如く、リュパンが最後の恋をする小説で、ルブランの絶筆です。この小説の舞台が1921年で、リュパン自身が「40歳」と言っていたり、手放した筈の奇巌城を自分のものだと言っていたり、リュパンの隠し子らしき子供達が登場したりと、他の作品との齟齬が目立ちますが、その辺も推敲されていれば変わったんでしょうか。何しろ稀代の怪盗として出発しながら、段々デュマもびっくりの国家的活躍を見せることになるリュパンのことですから、今回の目的もでかい(その割にやってること自体はちんまい)。未来のイギリス国王候補の婚約者を陰に日向に守って、彼女の貞操と持参金を悪党の手から救い出すと云うお話。ハヤカワ版と違って原典への忠実さより読み易さを優先していて、図なんかも挿入されているので、純粋に話の流れを楽しみたい読者は創元版がお薦め。私自身「ルパン」よりは「リュパン」シリーズの方に愛着が有るので、今回の発行は嬉しい限り。これを期に長らく絶版になっているルブラン作品も復刊されないかなーと秘かに期待する今日この頃です。 | ||||
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宝塚の舞台を見るので、予習として数十年ぶりにルパンを読んだ。 懐かしい友人に再会したような気分。彼は、変わっていないところと、変わったところがあった。 舞台との違いを楽しみたい。 | ||||
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敏速な対応で、満足しました。すぐに読みたい、希望に添ってもらいました。ありがとうございます。おかげさまで、宝塚公演を、満足しました。 | ||||
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本書はルブランの遺作となった(そのため著者による推敲が不十分となり、長年刊行されなかった)「怪盗紳士」アルセーヌ・リュ(ル)パン・シリーズの一冊であり、第二次世界大戦直前の1936〜37年に執筆された。本書の主な時代設定は第一次世界大戦直後の1921年12月から1922年、主な舞台はパリ北郊のスラム街ゾーヌのジェンヌヴィリエ村である。物語はパリで自殺したレルヌ公の娘コラの恋と縁談、金貨盗難事件をめぐる謎、ナポレオン軍の将軍だったアルセーヌの高祖父の遺品が関わる国際的陰謀、リュパンと「四銃士」や村の子どもたちとの関係など、複数の主題が絡んで進行し、最終的にはリュパンの「最後の恋」に収斂する形でまとめられる。その伏線の張り方は見事だが、彼を慕う子どもたちを手足のように危険な仕事に使うアンドレ・ド・サヴリー大尉の姿や、警視総監を懐柔し「負い目を感じながら」盗んだ金で社会貢献を行い、フランス帝国主義を棚にあげてイギリス帝国主義を罵る「愛国者」リュパンの姿などは、私には苦笑を禁じ得ない。これ以上は物語の筋を明かしてしまいそうなのでやめるが、その他本書の特徴としては、著者の孫フロランス・ルブランによる序文、ジャック・ドゥルアールによる解説と共に、著者自身によるリュパン誕生秘話が併録されており、ホームズとリュパン(実は共に著者たちを悩ませた主人公のようだが)の違いに関する適切な分析がなされている点(これらは坂田雪子訳)、早川書房版とは異なり、若干の訳文の改変を行っている点などが挙げられる。なお、「登場人物の活躍のわりには目的がしょぼいというのは、『三銃士』にも見られるフランス物の伝統」という監訳者の分析には笑った。いずれ『アバンチュリエ』で漫画化されることに期待する。 | ||||
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すでに、同じ作品がハヤカワ文庫から出ています。しかしハヤカワ版では、リュパンが仕掛けた罠を説明するシーンの箇所が文章だけでは、よく理解できませんでした。自分でも図面を描いていたのですが、正しく図解できず、少々不満が残っていました。 創元文庫版は後発での利点を生かして、文章だけではわかりづらい地図や図解をつけるなど工夫がされています。また、原著そのものでは文書のつながりが悪いところも一部工夫して補足説明が追加されています。ストーリ自体のわかりやすさはこちらの方が工夫されていると思います。創元文庫版を購入することで、前述したリュパンの仕掛けた罠の構造などもちゃんと理解できました。 ただ、ちょっと気になる点は、わかりやすさを優先して、登場人物の悪役(フランス人)のあだ名を英語名にしているところです。ハヤカワ版では、ちゃんとしたフランス読みのあだ名となっています。また、訳文の流暢さについては、多少、ハヤカワの方がよいかと思います。 わかりやすさを優先するなら創元文庫版、オリジナルに近い雰囲気をもとめるのであればハヤカワ版というところでしょうか? | ||||
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ルブラン晩年の作品ということや推敲前の原稿ということもあり、やや辻褄の合わない部分もあるもののルパンシリーズ独特の読者を惹きつける魅力は最終作に至っても健在であり、ファンなら是非とも読むべき。 一方でこの文庫版についていえば、ルパンシリーズ第一作の『アルセーヌ・ルパンの逮捕』と中期のバーネット探偵社ものの一つ『壊れた橋』も併録しており、いわば初期・中期・後期の揃い踏み。もう少しルブランの人生や書誌や、ネタバレついでにルパンの人生についての解説も欲しかったが、ラインナップといいルブラン本人のエッセイといい明らかに本としてお値打ち品といえる。 | ||||
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英語の翻訳版にだけ収録されていて、なぜかフランス語版では未収録だった バーネットものの短篇「壊れた橋」が収録されています。 今までの邦訳版『バーネット探偵社』はフランス語版を基に翻訳していたので、 日本でも、当然未収録。 こうした発掘お宝モノが入っているのは、魅力ですね。 | ||||
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モーリス・ルブランの息子は世に出したくなかったのだろうなあ。 推敲前の原稿なのでワクワク感がなくそれぞれのキャラクターに魅力が 感じられなかった。 他の人が評しているようにハッピーエンドで最後の恋で最後の作品として 読んでみるのもいいかと思います。 | ||||
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2012年9月ポケミスで出版されました。購入しようと思いましたが、価格が高いので躊躇し、現在に至りました。しかし、異例の早さで文庫化、それでやっと購入、読了しましたので取り合えず感想を!! 元々、未発表原稿の存在は、一部の人には知られていたそうですが、今回陽の目を見て、出版されることになりました。物語は、ルパンの先祖の話から始まります。ナポレオンも出てきます。そして、1冊の本・・これが伏線になります。お話は一転、現代へ、レヌル大公には、美貌の娘レヌルがいて、引く手あまたの求愛を断り、自分を守ってくれるヘアフォール伯爵、サヴリー大尉、等4銃士と共に屋敷の中で暮らしています。しかし、父親の自殺で事態は大きく動きます。父親の遺言には4銃士の中には正体を隠したルパンがいて、かれは信頼に値する人物だから彼を頼りにするようにと記されていました。そして、へアフォール伯爵は、レヌルは実はレヌル公の娘でなく、ハリントン卿の娘だと打ち明け、ハリントン卿はあなたのためにまとまった金(金貨)を送り、オックスフォード公と結婚することを望んでいると伝えます。そして、金塊、レヌルを巡って、ルパン、謎の盗賊団の戦いが始まります・・・ ルパンの傑作群と比べると作品的にいささか落ちる感は否めません。私も小学生のころは、ホームズよりもルパンのほうが好きで、子供向きにリラライトされた作品群を読み漁りました。 本文庫には、ルパン、最後の恋、アルセーヌ・ルパンの逮捕(初出版)、アルセーヌ・ルパンとは何者か?(ここまではポケミスと同じ)、そして、文庫版だけのおまけ、壊れた橋が収録されています。本作は、バーネット物の1作で英語版には元々収録されていたものの復刻です(中々面白いです)。 なお、ルパン、最後の恋は宝塚歌劇で舞台化されるそうです。そのために、文庫化が早くなったのかもしれません。おまけに壊れた橋も収録されていて、値段もかなり安くなっています。文庫化を待って正解でした!!! | ||||
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I like this book comparatively. I want to recommend this book to other people. | ||||
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I like this book comparatively. I want to recommend this book to other people. | ||||
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