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上と外
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【この小説が収録されている参考書籍】
上と外の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.91pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全43件 1~20 1/3ページ
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陳腐で使い古された表現だが、最後まで、ハラハラドキドキさせてくれた。最後は救われるとわかってるんだけど、希望が見えたかとおもったら、次の瞬間絶望に襲われるーそんなシーンの連続で、今巻は正にクライマックス。私は高所恐怖症なので、存分にスリルを味わう事が出来た。 畑違いの冒険ファンタジーに、恩田陸さんが挑戦したシリーズ。設定は甘いが、これだけ楽しませてくれれば十分。余計なものを削ぎ落して、密度の高いサバイバル冒険ファンタジーに仕上がっていた。 | ||||
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とても面白く、あっと言う間に読めて楽しんだ。しかしながら、リアリティの欠如が気になった巻でもある。とりわけ、「王」を葬った練の勇気と機転。アクション映画ばりで、さすがに無理なんじゃないの? と感じてしまった。すると、クーデター政権の前代未聞の声明も、物凄く作り話ぽく思え、やや興がそがれた、と言うのが正直な感想。 | ||||
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物語が最高潮に盛り上がり、上の世界で救出への足掛かりを摑んだかと言うその時、外の世界では絶体絶命のピンチに失敗したのか、と言う劇的な展開で、次回への期待を煽られた。 エンタメ作として、構成が見事。 | ||||
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絶望的状況にも挫けず、生存の望みを掛けて苦闘する子供達と、見張りの目をかいくぐり、救出へと動きだした大人達。今の所交わる気配はないが、それぞれの緊迫した状況が良く書けており、ドキドキハラハラな展開であった。 とりわけ、謎の存在と遭遇した子供達は、本格的なファンタジーが始まった感で、いよいよ目が離せなくなって来た。タイトルの意味合いもわかり、ますます快調なエンタメ作品であった。 | ||||
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二人の兄妹が絶望的な状況の中、不思議な遺跡? に助けられ、サバイバル。この年齢にしては、あり得ないほどの生存能力を示す二人が、肉体的疲労だけでなく、精神的な疲労とも戦いながら、生き残っていく様が何とも頼もしい。 家族ではあるが、特殊な設定のため、微妙な関係にある二人が、この先どう絆を築いていくのか。どうやら、更に地底への冒険旅行が示唆されて、二人の関係の変化も大いに気になる巻だった。 | ||||
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全く予備知識なく、手に取った。なぜか不思議に保っている「元家族」の絆が、崩壊してしまうのを描いた作品かと思いきや、突然の事故でジャングルに放り出される展開にビックリ。 勝手に持っていた、作者のイメージを裏切る展開だったが、次巻への期待は十分持つ事が出来た。つかみは上々、後はお手並み拝見と行こう。恩田陸さんって、こんな作品も書いてたんだ。意外である。 | ||||
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インスタでお勧めされている人がいて興味が有り読みました、すごく楽しく早く読んでしまい2度読みしました。 | ||||
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熱帯雨林に放り出されて古代の遺跡でサバイバル…なんでこんなことになってるのかと、読んでいくうちに作品の世界にドンドン引き込まれていきました。 感覚としてはジブリの『天空の城ラピュタ』を観ているときのようなドキドキハラハラが続きます。最後に、謎の少年の正体が分かったときには感動でした。 | ||||
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『蜜蜂と遠雷』を本屋さん大賞に受賞されたときに読み、最初の方で、夢で『アフリカ』を聴きまして(知らない曲だったのに)、感想を恩田さんに送りたく、図書館で10冊ほど読みました。今回、またニコに会いたくて、購入しました。 | ||||
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中盤までの王に見つからずに石を入れていくゲーム的な「成人式」は面白かったです。父と母、長男、長女がそれぞれ離れてしまうので、交互に状況が語られていくのですが、長男の成人式のシーンが待ち遠しく、途中まで一気読みしました。 成人式が案外早くに終わってしまったので、そこからは面白さが半減してしまい、どんなラストだったのか…少し思い出せないくらいにあっさりした終わり方だったように思います。 | ||||
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冒険小説。おじいちゃんの格言が心に残った。 | ||||
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抽象的な始まりだったので、読みにくい苦手な感じかなと思っていたのですが、始まってみれば普通のお話でホッとしました。家族旅行に行き、その先で広大な密林に迷い、ファンタジーになっていきます。 独特な心理描写が長くあったりしますが、比較的サクサクと読めました。 | ||||
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上下巻で1000頁あります。しかしその長さが苦にならない内容だと思います。 むせかえるような熱帯雨林の情景描写がうまいです。 その中で、明日死ぬかもしれない2人の心理もうまく描かれています。 練の千華子に助かってもらいたいと思う気持ちが、もしかしたら単に一人になりたくない からだと気づき葛藤するシーンは、リアリティがあって、連の恐怖が伝わってきました。 それにしても、祖父の存在は大きい! 熱帯雨林で生き延びる覚悟を練が持つことができたのも、「じいちゃんならどうするか」 という考えが常にあったからだし、実はワールドワイドな人物だったりするしで、 かっこよすぎる。 日本語を話せるニコとの出会い、他にも少し都合がよすぎる感がありましたが、それを除いても 面白かった!あっという間に読んでしまいました。 | ||||
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恩田陸さんは面白い。 すーっと引き込まれていくのが心地良かったです。本を読む醍醐味ですから。 下巻は到着が待ちきれなかったのでiBooksでダウンロードしてしまいました。 | ||||
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複雑な家族の心の探り合いから一気にジャングルの冒険に加速していく展開が素晴らしいです。 この本を読むといつも草木の匂いと密林の湿気に包まれてる錯覚をしてしまいます。 限界状況にぶつかった時読むと、この兄妹に比べれば今の自分の困難などたいしたことないのでは?と勇気を貰えるんですよね。 一週間後、自分達は生きてるのか?と白骨をイメージしてしまう主人公の練くんの恐怖は生命の危険に追い込まれた経験がある人にはリアルに胸に迫って共感できるでしょう。 飢えや外敵の恐怖はもちろんですが 妹が熱で寝込んでしまった時、練くんが想像した一人ぼっちになる孤独への恐怖が最も怖かったですね。 | ||||
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夏休みのフィナーレ。マヤ遺跡への観光は家族四人。軍のヘリコプターをチャーターしての空路。地平線まで続く緑一面森の上を行きます。 そのころ開催されていた大統領就任十周年記念式典でクーデター発生。クーデターに呼応したヘリコプターのパイロットは、家族四人を乗せたまま、首都へと向かいます。 二〇〇〇年八月から世紀をまたいで一年間。隔月で刊行された書き下ろし長編ファンタジーの第二巻。 第二巻「緑の底」の感想は「アドベンチャーが面白い。」でした。 ヘリコプターから墜落した兄妹、二人のアドベンチャーがおもしろい。でした。 なんだか、人様の不幸を楽しんでいるような表現に心苦しい気もしますが、兄=練と、妹=千華子のジャングルを進む、生存へのアドベンチャーが面白い第二巻でした。 ジャングルの状況を見極め、目標を定め、限られた手持ちの道具を駆使し、必要な食料を確保しながら進む練と千華子の逞しい姿。取り立てて感心したのは、外界に対してだけではなく、恐怖や、パニックなど、自分や、千華子の感情までをも的確に把握し、対処する練。巻末近く、千華子のセリフを読むまでは、二人が小学生と中学生だと言うことを忘れていました。 たしかに、読み返してみると、屈強と言うよりは、身軽さ、しなやかさでサバイバルを続ける二人。案外自分の読書が自分のイメージ先行であった事に気づかされました。 イメージ先行と言えば、僕はトラブルに巻き込まれると、必ず同行者の中に八つ当たりを始める人の悪夢をイメージしてしまいます。しかし、この第二巻では、遭難した二人、子どもを失いながらクーデターでとらわれの身となる両親、日本で安否を気遣う親戚達、誰一人として、八つ当たりを始めるする人がいません。このように自分のイメージと違う物語に「ファンタジーだ!」と感じてしまった第二巻ですが、まだまだです。第二巻では、現実的に遭難した兄妹と、とらわれの身となった両親。情報収集に奔走する日本の親戚達が描かれているだけで、空想的な、まさしくファンタジーと呼べる物語は、第三巻以降です。 そのような意味でも、第二巻は、アドベンチャーが面白い一冊でした。 | ||||
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遭難した兄妹=練と千華子は、ジャングルの中をティカル目指して進んだ。ようやくたどり着いた二人が目にしたのは、異様な赤いピラミッド。 二〇〇〇年八月から世紀をまたいで一年間。隔月で刊行された書き下ろし長編ファンタジーの第三巻。 第三巻「神々と死者の迷宮(上)」の感想は「いよいよファンタジーだ!」でした。ついに現実と非現実が分離します。 地上では、クーデターのあおりを食ってとらわれの身となった両親=賢と千鶴子。 一方、練と千華子は地下の迷宮へ。 賢と千鶴子の救出への行動が、現実的で、果敢な分だけ 「彼らの努力は報われないのではないか?」 と、手の届かない世界へ足を踏み入れる練と千華子に不安に駆られる第三巻でした | ||||
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千華子を人質にとられ、危険な儀式に参加することを余儀なくされた練。 一難去ってまた一難。状況の変化に対応しようとする練の思考に結論は出るのか。 二〇〇〇年八月から世紀をまたいで一年間。隔月で刊行された書き下ろし長編ファンタジーの第四巻です。 第四巻「神々と死者の迷宮(下)」は「隔離された個人がいかなる行動をとるのか。」バラバラになった家族が、それぞれ最善を尽くす姿が鮮やかでした。 でも、みんなの努力が報われるのかどうか。結論は見えてきません。 唯一の救いは、誰も諦めないこと。自分の体力と精神力を量りながら、今までに家族から授かった知恵や力を振り絞る姿が鮮やかな第四巻でした。 | ||||
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危険な成人の儀式でのニコと練のアクションに胸を躍らせた第五巻でした。。 筋力を感じさせるアクションではなくて、瞬発力やしなやかさで危険を脱する二人のアクションが新鮮でした。 外の世界では、父親「賢」と母親「千鶴子」のヘリコプターをめぐる葛藤に感じる事の多かった第五巻です。社会性と、身内の保身との葛藤にリアリティーが感じられました。 社会性を重んじても、身内を守れなければ意味がない。また、愛情の表現の仕方もそれで変わってきます。当たり前の事なのですが、父親と母親のそれぞれのバランスの取り方に個性が鮮やかに表現されていると感じました。 | ||||
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ほんっとうにおもしろかった!! 上下分厚い本ですが、あっという間。 じっくり読むと、 「そんなばかな!」「それはありえないのでは・・・」 「あれってどうなったの??」 みたいな箇所がいっぱいあるのですが、 そんなもの吹き飛ばす展開のおもしろさ。 読んでいる時間登場人物の冒険にわくわくして、 とても堪能できました。 | ||||
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