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(短編集)
鍵のない夢を見る
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鍵のない夢を見るの評価:
| 書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.62pt | ||||||||
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全125件 121~125 7/7ページ
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| 氷のくじら以来のファンですが、作者の書くダメ男は大体同じキャラですね。 ちょっと飽きてきました。 他、良く耳にするような話を掘り下げて書いておられます。 読みやすいので一気に最後まで行けます。文章力があると思います。 しかしながら、何処かで読んだ文体・構成となっているなぁ、と言うのが個人的な感想です。 これなら僕は山本文緒さんのドロドロした小説の方が好みかも。 …もっとファンタジックな話を辻村先生には書いてほしいなぁ。 | ||||
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| 私が今まで読んだ辻村さんの小説の中で、1番凡庸なお話だったな…というのが読後の感想です。 「オーダーメイド殺人クラブ」では、あの自意識過剰で息苦しかった時代を「あーあー、こうだった」 と思いだしたり、丁寧な心理描写に引き込まれたし、 「水底フェスタ」では地方の村の閉塞感がリアルだったし、 「ゼロ、ハチ、ゼロ、ナナ。」ではいつも周りから軽んじられてしまう彼女の、 人物描写の徹底した底意地の悪さ(誉めてます)に感嘆したのですが… 今回は誰にも共感や同情する間も無く、全てのお話があっけなく終わってしまいました。 持ち味の痛さ、不快さがもの足りなくて。 現実が物語を凌駕してしまう昨今、人の耳目を集めたあれらの事件を もう1度小説に焼き直す意味がよく分からなかったです。 現実の事件の人の罪深さや闇の暗さは、フィクションの世界なんてかすませてしまうから。 とはいえ、辻村さんワールドは好みなので、次回作にも期待しつつ☆2つ。 | ||||
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| 人の感情の細かい襞をすくいあげるような感じで丁寧に描かれた文章で、どれもありふれた事件なのですが読みごたえはあります。特にこの短編集では、男の人の描き方が非常に上手いなあという印象を受けました。主人公と深くかかわることになる男たちが皆、ある種の不快感をこちらに与えてくるのですが、それが妙に現実味があるというか、こういう人いるよねっていう絶妙な気持ち悪さなのです。ドラマや映画に出てくるようなものすごい悪人とか変な人っていうわけじゃなくて、些細な事でああこのひといやだな…ってふとした瞬間に感じてそれが積み重なった挙句に決定的に嫌いになってしまうタイプの人種とでもいいましょうか。 女の子が憧れるような素敵な王子様は出てきません。それ故に現実のむなしさを突き付けられて哀しくもなってしまうのですが、この本のテーマとしては成功してるのかもしれません。女たちのどうしようもない閉塞感。しかし読み終わった後もやっとする…。 | ||||
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| 短編集です。 ひきこまれやすい構成で、風景も頭に描き安く読みやすかったです。 しかし後味が悪いので情緒不安定な時は読まないほうがいいかも・・ 最後の話は子供を持つ身として切なかった・・ | ||||
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| 連作でもなく、一貫したテーマでもない短編集。「鍵のない夢・・・」とは、単行本にする際に付けたタイトルではないでしょうか。 現実の事件をヒントに書かれた作品があり、救いのないものが含まれています。そんな中で、最初の一遍「仁志野町の泥棒」は、読者の記憶の中にある、今は忘れてしまったシーンや感情を呼び起こす秀作で、辻村深月さんらしい作品でしょう。 | ||||
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