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(短編集)
鍵のない夢を見る
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鍵のない夢を見るの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.58pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全18件 1~18 1/1ページ
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短篇集。最初のお話は好きなんですが、次話以降が。。。わたしには、後味が悪すぎて、共感も共鳴も抱けなかったです。 | ||||
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内容は理解出来るが、作者の文章が稚拙なのか非常に読み難い | ||||
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浅くてチープでいかにも日本人が好きそうな作品 | ||||
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正直、物語の展開は平板で詰まらない。でも、それぞれの登場人物がそろら辺にいそう。俗物っぽい人物が物語を作っていくあたり、娯楽作品のトップ直木賞だなあと感じた。。 ウィキではこの作品は読者に委ねた(多分阿ったと書きたかったのだろう)もの、とある。登場人物が誰も頭が悪そうに見えるのは、それこそ読者に阿っているのだろうか それにしても小説ってもっと言葉を吟味して連ねるものじゃなかったのだろうか。文の作りが雑く感じる。同じ直木賞でも、もっと丁寧で緻密な物語がたくさんあるのに、残念に思う。 | ||||
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つまらない。その一言に尽きます。ヤマもオチも意味もインパクトも工夫もひねりも内容も何にもない。何が言いたいのかわからない。そもそも言いたいことがあるのかどうかも疑わしい。ならばせめてその場しのぎの面白さだけでも提供すればいいのに、それすら無い。久しぶりに時間が惜しいと思いました。 | ||||
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67頁 4行目 人の言葉や誘いに誠意のない対応ができないのは、礼儀の問題だ。 人の言葉や誘いに誠意のある対応ができないのは、礼儀の問題だ。じゃないですかねえ。直木賞なんでしょう。 文芸春秋さんちゃんと校正したんですかねえ? 作者と出版社のケアレスミスにしては単行本と文庫本と気付いていないような気がする。 | ||||
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婚外乱交を平然と記している病理を感じる小説群は一体何を目指しているのかさっぱりわからない。直木賞なんて出鱈目なんだなと わからせる程度。 | ||||
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パステル調で柔らかな色合いの表紙とは裏腹にエグみのある毒を孕んだ短編が5本収録されています。いずれも大小さまざまな犯罪が関連しており、読み口はけしてよくない。読み終わったあとは気分がズーンと沈みました。そういう意味で後を引く作品ではあったと思います。 正直前半は特に心に引っかかるものがなく「これが直木賞?」と首を傾げるくらい普通の出来映えでしたが、後半になるにつれページ数が増え、物語の深みがグッと増していきました。鬱々しい内容ではありますが夢を諦めた女教師の話と赤ちゃんに悩まされる母親の話はお気に入り。生々しさが段違いです。クオリティも突出していますね。 5本いずれも悩める女が主人公ですが最後の母親を抜かせばみんな似たようなキャラばかりなので若干没個性に感じそこは残念でした。自意識が高く周りを見下すくせにダメな男に引っかかり周囲の助言も耳にせずズルズル堕ちていく女が本作では実に9割を占めます。読んでいてイライラすることもしばしば…。いやすごくリアルなんですけどね。ただ切り口が違うだけで基本同じパターンなので「またこういう主人公でこういう話かよ」感が強かった。 後半2本はそこそこ面白いですが前半3本は丸ごと普通、加えて鬱話5連発と重い話が苦手になりつつある私にはなかなかきつい構成だったので全体評価は☆2.5。文章は読みやすいです。けど少し軽すぎかな。読ませる話もありましたが全体的に好みの作風ではなく残念。 | ||||
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どこにでもいる一般市民を主人公に持ってきたいという意図があるのだと思うが、冒頭から『物語』が展開されない。ただの状況説明が延々と続く感じに読む気が失せる。 | ||||
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女性らしい視点で語られている内容が中心で、同じ境遇をイメージ出来る女性なら共感出来るのかもしれないな、という内容 情景描写より心情描写が殆どで、また物語のテーマも軽重含めて犯罪に絡むものが多い為、相まってヒステリックな文体が続く それを朗読するんだから自然と語り口調もヒステリックになる 朗読は上手いと思ったが、読後感はかなり悪いと感じた | ||||
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辻村さんの他の作品がなかなか面白かったのできたいしていたのですが…がっかりしました。 どこかで聞いたことのあるような女性の心理状態、ちょっとイタめの30代女性あるあるを、ちょっと小バカにしつつ(言葉が悪いですが…)、無理やり事件に絡めてまとめた、という感想です。 出産にまつわる話が出てきますが、ママタレ類の芸能人が「母親たちの代弁者・理解者」としてぶっちゃけた正直な気持ち(母親だって、こんな気持ちになることあるねん!ママだって辛いねん!)を吐露したブログの読後感に似ています…。 ある種、マタニティーハイで書いちゃったっぽい感じが、私はとにかく苦手でした。 | ||||
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普段本を読まない人間なので、タイトルだけに惹かれて購入してみました(当時の自分がまさに帯に書かれてるような気持ちだったんで(^^;))… 最初は面白いと思いましたが、2、3話目を読み終えた時は、ここまで究極なバカ女の話はいらない…と、なんだか読む気が失せ、しばらく放置してました。 で、さっきしぶしぶ読み終えたのですが… うん、まぁ私にはこの作品の魅力は分かりませんでした。 他サイトの感想には「女性なら誰しも一度は共感できるような…」とか、「身近な…」など書いてありましたが、女の私は「は?」って感じでした… 後味もあまりよくなく… 買って損しました。 つまんなかったです。 | ||||
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5つの短編で、突出しているわけではないが少なくとも世間並以上に良くやっているオトナな5人の若い女性達が、思いがけない不幸な局面を迎えます。 彼女達から「なんで私が?」という声が聞こえてきそうです。 著者は、「人の不幸は蜜の味」と、若い女性対象に普通の幸せを実感してもらう事を意図しているのでしょうか? 私にはちょっと後味が悪く、著者の趣旨が解りにくかったです。 | ||||
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好みの問題から言うと、「ツナグ」からファンになったに人にはしんどい本。 そんな私にとっては読むんじゃなかった本。 「ツナグ」の作者だからと期待して借りてきたら、何のことはない、 最も私が嫌いな類、読後感に人生の汚濁をどっぷり被るような脱力感の強い本。 心の肥やしになるような、仕事の合間にほっこりするような本が好きなのに、 評判や興味本位で手にとってみれば、その手の世界が好きな人には暗い共感を根っこに 繋がるような文学的考察を駆使した、下手するとゴシップ的心の暗闇本。 (今風某誌の「黒い報告書」的な) 実験的にこういうものを描くことも、また描けると言うことをアピールするのも、 こうやって様々な心理を錯綜させるのも作家修業では必要なのかも知れないけれど、 いや、やっぱり、心の暗闇を拡大鏡で探査するような内容では癒されない。 後口直しにほっとする本が読みたくなる。 闇を知ってこそ大人の妙味も、辟易。 | ||||
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図書館で順番待ちをして、やっと手元にきたので、期待して読みました。 辻村さんの本はほとんど読んでいます。 電車やカフェで読みながら、おそらく常に眉間にしわがよっていたことと思います。 読みながら脳裏にあったのは、言いようのない不快感と嫌悪感のみです。 この作品が書かれた背景、意味がわからないです。 小説はすべてハッピーエンドだったりメルヘンであるべきとは思いませんが 辻村さんはこの作品によって、いったい何を読者に伝えたいのでしょう。 全編ともに、主人公・登場人物にまったく共感できないまま読了しました。 これ程の読後の後味の悪さを読者に与える本は久しぶりでした。 | ||||
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第147回直木賞受賞作。 5人のなんとなく"不幸"な女性に視点を合わせた短編集。 どの作品に登場する女性も、"脆さ"が前面に現れており、事件にぶつかった時の感情の揺れや行動がかなりイタくて陰鬱とした思いに囚われてしまいます。 私は女性ではありませんが、リアルに心に澱む思いをすくい上げて小説として表現しているように思えます。 が、読後感は全く良くありません。 受賞が報道された時、好きな作家さんだったので嬉しかったのですが、受賞作を読むと"コレヂャナイ"感がして仕方ありません。 「凍りのくじら」「ツナグ」「スロウハイツの神様」のような、イタさの向こうに一筋の光明が浮かぶ、そんな作品が好きなので、「鍵のない夢を見る」は、その向こう側に何が見えてるのかが掴みきれませんでした。 いや、それが文学なんだと言われれば、私自身の感性が乏しいのかもしれませんが。 | ||||
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5話の短編集。 主人公はいずれも女性。なお、基本的に心に脆弱さを持っている。 主人公の女性たちが出会う(遭遇する・巻き起こす)出来事を描いている。 また、いくつかの物話には、どうしようもないダメ男が出てくる。 そのダメ男に振り回されてしまうこととなる。 物語は、全て後読感が非常に悪い。 また、作者が伝えたかったことが判らない。 おそらく、作中の女性の心理を描きたかったのであろうとは思うが、掘り下げが足りない。 どうしても、不快な感情だけが残ってしまう。 | ||||
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私が今まで読んだ辻村さんの小説の中で、1番凡庸なお話だったな…というのが読後の感想です。 「オーダーメイド殺人クラブ」では、あの自意識過剰で息苦しかった時代を「あーあー、こうだった」 と思いだしたり、丁寧な心理描写に引き込まれたし、 「水底フェスタ」では地方の村の閉塞感がリアルだったし、 「ゼロ、ハチ、ゼロ、ナナ。」ではいつも周りから軽んじられてしまう彼女の、 人物描写の徹底した底意地の悪さ(誉めてます)に感嘆したのですが… 今回は誰にも共感や同情する間も無く、全てのお話があっけなく終わってしまいました。 持ち味の痛さ、不快さがもの足りなくて。 現実が物語を凌駕してしまう昨今、人の耳目を集めたあれらの事件を もう1度小説に焼き直す意味がよく分からなかったです。 現実の事件の人の罪深さや闇の暗さは、フィクションの世界なんてかすませてしまうから。 とはいえ、辻村さんワールドは好みなので、次回作にも期待しつつ☆2つ。 | ||||
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