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(短編集)
鍵のない夢を見る
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鍵のない夢を見るの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.58pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全120件 81~100 5/6ページ
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普段本を読まない人間なので、タイトルだけに惹かれて購入してみました(当時の自分がまさに帯に書かれてるような気持ちだったんで(^^;))… 最初は面白いと思いましたが、2、3話目を読み終えた時は、ここまで究極なバカ女の話はいらない…と、なんだか読む気が失せ、しばらく放置してました。 で、さっきしぶしぶ読み終えたのですが… うん、まぁ私にはこの作品の魅力は分かりませんでした。 他サイトの感想には「女性なら誰しも一度は共感できるような…」とか、「身近な…」など書いてありましたが、女の私は「は?」って感じでした… 後味もあまりよくなく… 買って損しました。 つまんなかったです。 | ||||
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辻村深月さんの大ファンですが、う~ん、少し・・・いつものむぜび泣く様な場面も、胸キュンもあまり感じられず、ただでも、そうだね、うんうん、分かるよ~、って感じはあったな。見たくjない自分の中にもきっとある闇を見せられる様な、そんな感じかな。分かるよ~でも、そっちは行っちゃいけないよ!こっちに戻っておいで~、って言いたくなる感じかな。ただ、読後がほんと辛い(ーー;) | ||||
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五人の女性の五つの物語です。 どれもありそうな話ですが、特に最後の「君本家の誘拐」は多少の違いはあれ、ありそうです。 初めての子どもを育てる時は、周りに両親たちがいなければ、育児書と首ったけになります。 そこに書かれているのはあくまで平均であって、個別の違いを考慮しなければいけないのですが、若い二人にはなかなかそうはいきません。 私の経験でも、育児書に書かれた通りにミルクを与えても赤ん坊が少しも満足せず、いつまでも泣き止みません。 妻は、翌日医者に行きましたが、もっと飲ませればいいと言う単純な回答でした。 若い母親にとって、初めての子どもを育てるのは、本当に大変だと思います。 ニュースなどで育児ノイローゼの話を聞きますが、当然だと思います。 その他の四編も、女性の岐路における決断を扱った良い作品だと思います。 それぞれ違ったミステリー風味の面白い短編集でした。 | ||||
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面白かったです。ただ、元気になりたいな、と思って購入しましたが、内容は割とエグいところもあり、読み終えて、気分は上々というわけには行きませんでした。しかし、ぐいぐい引き込まれて読み進みました。 | ||||
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5つの短編で、突出しているわけではないが少なくとも世間並以上に良くやっているオトナな5人の若い女性達が、思いがけない不幸な局面を迎えます。 彼女達から「なんで私が?」という声が聞こえてきそうです。 著者は、「人の不幸は蜜の味」と、若い女性対象に普通の幸せを実感してもらう事を意図しているのでしょうか? 私にはちょっと後味が悪く、著者の趣旨が解りにくかったです。 | ||||
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自分勝手で無神経で甘ったれな登場人物達と、彼らを不満に思いながら言うべきことも言えない優柔不断な主人公達。 どちらもイライラする。 でも、彼らは自分や周りの人々にどこかしら似ている。 読んでてイライラするし不快感はあるけど、それは作者の狙い通りなのだと思う。 その不快感から目を背けないで、これが人間なのだから…というのが作者の「言いたいこと」ではないかと思う。 「芹葉大学の夢と殺人」のラストが好きです。愛した男の死刑を願う主人公の心の叫びが深い…。 あっと思うような展開の話もあって、面白かったです。 | ||||
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だいたい直木賞受賞作といえば、えーこれで直木賞、ないし、この作家はアレのほうが良かった、というのが普通だが、私は直木賞受賞作とは思えないくらいいいと思った。のは、『恵比寿屋喜兵衛手控え』以来のことである。 五つの短篇が入っているが、特に二つ目の「放火」と三つ目の「逃亡者」がいい。最近、女性作家による、20代から30代の女の、凡庸な人生とそこに降りかかる災難をショボく書く小説がはやっていて、食傷気味なのだが、これは藤堂志津子以来のリアルなものを感じた。なかんずく「逃亡者」が、低学歴者の人生というものを描いていてすばらしい。最近の小説は、主人公らの学歴を隠して成立させているものが多いのだが、ここでははっきり、高卒といった低学歴者の生態を生々しく描いている。出会い系で知り合った男から、相田みつをの言葉を引いたメールが来て感動し、相田の日めくりカレンダーを買ってきて、母親に見せると、「お前もこういう詩が分かるようになったんだねえ」と涙を流すあたり、まことに低学歴者の真実が活写されていて、『モモ』に感動できた自分を捨てたもんじゃないと思ったと言った小泉今日子を思い出させる。 しかし、そういう描き方が、低学歴の読者には不快であろうことは想像に難くないので、要するにこれは純文学なのである。ほかにも、結婚する気もないのに生でセックスするDQNとか、頭の悪い男女の生態が鮮やかである。 | ||||
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WOWOWでドラマ化されると知って、原作本を購入しました。読みやすく、 面白かった。 | ||||
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好みの問題から言うと、「ツナグ」からファンになったに人にはしんどい本。 そんな私にとっては読むんじゃなかった本。 「ツナグ」の作者だからと期待して借りてきたら、何のことはない、 最も私が嫌いな類、読後感に人生の汚濁をどっぷり被るような脱力感の強い本。 心の肥やしになるような、仕事の合間にほっこりするような本が好きなのに、 評判や興味本位で手にとってみれば、その手の世界が好きな人には暗い共感を根っこに 繋がるような文学的考察を駆使した、下手するとゴシップ的心の暗闇本。 (今風某誌の「黒い報告書」的な) 実験的にこういうものを描くことも、また描けると言うことをアピールするのも、 こうやって様々な心理を錯綜させるのも作家修業では必要なのかも知れないけれど、 いや、やっぱり、心の暗闇を拡大鏡で探査するような内容では癒されない。 後口直しにほっとする本が読みたくなる。 闇を知ってこそ大人の妙味も、辟易。 | ||||
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図書館で順番待ちをして、やっと手元にきたので、期待して読みました。 辻村さんの本はほとんど読んでいます。 電車やカフェで読みながら、おそらく常に眉間にしわがよっていたことと思います。 読みながら脳裏にあったのは、言いようのない不快感と嫌悪感のみです。 この作品が書かれた背景、意味がわからないです。 小説はすべてハッピーエンドだったりメルヘンであるべきとは思いませんが 辻村さんはこの作品によって、いったい何を読者に伝えたいのでしょう。 全編ともに、主人公・登場人物にまったく共感できないまま読了しました。 これ程の読後の後味の悪さを読者に与える本は久しぶりでした。 | ||||
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もう少し期待していましたがイマイチでした。でもそれなりの中身はありました。 | ||||
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最後の君本家の誘拐は、子育て中の女性の心情にドキドキしながら読みました。 愛する我が子であっても、可愛くて仕方なくても、ふっとした時に悪魔は囁き始めるのかもしれません。 | ||||
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どれもが主人公は女性で男性目線からよりも女性の意見の方が参考になるかもしれません 小学校時代に友達を裏切ったことを後悔する女性、三十を過ぎてもよってくる男はどうしよもないのばかりという独身女性、ストーカーに母を殺されてそのストーカーに連れまわされる少女・・・・ どれも楽しく読めてページが進みましたが・・・ 共感すべきとこがあったり、さっぱり心理がわからなかったりした部分も正直ありました むしろ三十代以下の女性には共感すべき部分が多いのではないでしょうか | ||||
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第147回直木賞受賞作。 5人のなんとなく"不幸"な女性に視点を合わせた短編集。 どの作品に登場する女性も、"脆さ"が前面に現れており、事件にぶつかった時の感情の揺れや行動がかなりイタくて陰鬱とした思いに囚われてしまいます。 私は女性ではありませんが、リアルに心に澱む思いをすくい上げて小説として表現しているように思えます。 が、読後感は全く良くありません。 受賞が報道された時、好きな作家さんだったので嬉しかったのですが、受賞作を読むと"コレヂャナイ"感がして仕方ありません。 「凍りのくじら」「ツナグ」「スロウハイツの神様」のような、イタさの向こうに一筋の光明が浮かぶ、そんな作品が好きなので、「鍵のない夢を見る」は、その向こう側に何が見えてるのかが掴みきれませんでした。 いや、それが文学なんだと言われれば、私自身の感性が乏しいのかもしれませんが。 | ||||
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5話の短編集。 主人公はいずれも女性。なお、基本的に心に脆弱さを持っている。 主人公の女性たちが出会う(遭遇する・巻き起こす)出来事を描いている。 また、いくつかの物話には、どうしようもないダメ男が出てくる。 そのダメ男に振り回されてしまうこととなる。 物語は、全て後読感が非常に悪い。 また、作者が伝えたかったことが判らない。 おそらく、作中の女性の心理を描きたかったのであろうとは思うが、掘り下げが足りない。 どうしても、不快な感情だけが残ってしまう。 | ||||
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後味悪いっていうか、すっきりしません。 それに、なにを伝えたいのか分かりにくい話が多いような気がする。 罪を犯した理由がわかりにくいです。 だれにでもある日常もちょっと間違えるとこんな目に遭っちゃう?ってことかなぁ。 これ、賞をとった作品みたいですね、ちょっとおどろいちゃいました。 世間には認められたものだとしても、私はこの手のはちょっと苦手です。 | ||||
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万引き・誘拐・殺人・放火等5つの犯罪を暑かった短編集。 身近にいそうなごく平凡な主人公達のなにげない転落・気の迷いに、 終始心配になりながら読み進めた。 自身がこれまで読んだ辻村作品のはかなげな感じは全くない。 その分幅広い読者層に読まれる作品になったのであろうが、 読者が辻村作品に求めている内容・クオリティではないような気がする。 とは言え、第147回直木賞受賞の話題の作品。 押さえておいて損はない。 | ||||
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「りっちゃんだ・・・。」観光バスに乗ったミチルは、バスツアーガイドが小学校時代の 同級生の律子だと知って驚く。ミチルの心に、鮮やかに当時の思い出がよみがえる。 その思い出は、ちょっぴりほろ苦いものだった。「仁志野町の泥棒」を含む5編を収録。 直木賞受賞作品。 「仁志野町の泥棒」は、ミチルと律子の小学校時代の話だ。思い出すと胸が痛むできごとが あった。だが、それが遠い昔のできごとになってしまったということを、とても印象的に描写 している。小学生の女の子たちの様子もよく描かれていたと思う。作者の独特の感性を感じる 話だ。ほかの4つの話は、どれも、読んでいて閉塞感を感じた。どんなにあがいても逃げ場が ない。暗い穴の中、地面に這いつくばりもがいている、堕ちるだけ堕ちた主人公の姿が見える ようだった。本の帯には「岐路に立つ、5人の女たち」とあるが、はたして彼女たちは本当に 岐路に立っているのだろうか?どの方向に進んでも救いがないように思える。 読後感もよくなかった。気持ちが落ち込んでいくようで、後味がとても悪い。私には合わない 作品だった。 | ||||
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初めて辻村さんの作品を読みました。 短編5編の連作です。 日常にあふれる違和感を掘り下げた作品群。 正直前半3編は、共感はできたけど平凡で地味な印象。 ドラマティックさに欠けるというか、勢いに欠けるというか。 でも後半2編はけっこう熱心に読みました。 特に「芹葉大学の夢と殺人」がよかった。 主人公がどうしてこんなバカ男に魅かれるのか最後まで理解できなかったけど、「好き」という感情はそういう魔物の感情なんだ・・・と言われると、そうだよなとも思う。 後で考えれば、どうしてあんな男を好きだったんだろう?ということはよくありますし。 この話で印象的だったところを抜粋します。 「夢見る力は、才能なのだ。 夢を見るのは無条件に正しさを信じることができる者だけに許された特権だ。 疑いなく、正しさを信じること。 その正しさを自分に強いることだ。」 あと気になったのは、どの話も主人公の女が、どうもひがみっぽいというか、視野が狭い。 身近な同性と自分を比較ばかりして、それで優位に立つとか、認められることが1番大事な価値観になっている。 環境にものすごい左右されているというか。 同じ女として、そういうの嫌だなと思うけど、自分も結局は同じかもしれない。 そもそも価値観なんて周りとの比較でしか得られないものだし・・・。 でも、どんな時でも、どんな環境にいても、一度は冷静になって、周りの人間との比較だけじゃない視点で、物事を考える努力は大切だなって、この本を読んで思えました。 それにしても、この本の題名はどういうことなんでしょう? 「夢」はやっぱり、夜に見る夢のことではないのかな? 「鍵のない夢」とは、夢を見るための鍵がない、のか、鍵をなくした(ない)夢を見る、のか・・・。 なんでこの題名なんだろうと考えるのは楽しかったです。 | ||||
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正直読んでいて、だからなに?としか思わなかったです。 中二を引きずったバカな男とか、思いこみの激しい女とか。 読んでいて気味が悪いとか、読後感が悪いということも、個人的にはありませんでした。 ストーリー性も薄いので(短編だから当たり前かも)、結局だからなんなの、といった様子で終わってしまいました。 地方の閉塞感がよく書けていると直木賞の選評にあったようですが、とくに共感はしませんでした。 地方に住んでいて幸せと思っている地方人は多いし、閉塞感があれば都会に出て行けばいいんじゃないのとしか思えないです。 | ||||
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