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(短編集)

鍵のない夢を見る



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【この小説が収録されている参考書籍】
鍵のない夢を見る
鍵のない夢を見る (文春文庫)

鍵のない夢を見るの評価: 3.62/5点 レビュー 125件。 Cランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点3.62pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全125件 81~100 5/7ページ
No.45:
(5pt)

ここで生きていく

とある地方都市に生きる女性たちの、ささやかな夢と日常を描いています 「地方に閉塞感を感じないで地元に残り、家庭を築いている友人たちにまぶしさを感じつつ 溶け込めない」という著者の言葉がありますが、私も地方から上京していますので、心を見透かされた気がしました。 人生にもし、はないけれど。 地元にずっといたら きっとこの5話の中のどれかに近い人生を送っているかもしれない。 もう一人の自分を見た気がします。
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No.44:
(3pt)

上手いですが、後味はもうひとつよくないかも

第147回直木賞受賞作品ということで手に取った。 5つの短編によって構成されている。 ストーリーはどれもよく練られている。 主人公の心理描写がきめ細かく、 ちょっとしたハラハラ感も味わえる。 安定した力量で書かれており、上手いと思う。 ただ、どれも犯罪に関するものということもあり、 作品自体の質は良いものの、 読後感はあまりよくなかった。
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No.43:
(5pt)

際どいね…

まず、各々の話の内容が際どい。日常に潜む危機、自分自身が持つ危険といったら月並みか?
そして何よりもイタイ話であると言うこと。
他の方のレビューにもあるがスッキリしないんだね。同じ直木賞短編集で言ったら重松清『ビタミンF』、森絵都『風に舞い上がるビニールシート』みたいに、たとえ悲劇であっても読後感は爽やかなんだが、辻村さんのには無いんだな。
要はこれ純文学とエンターテイメントの境目にあると言う意味で際どいのである。
娯楽小説読み慣れた人には避けたい本かも知れぬ。純文学派の方が好むような話だと思う。
文上手いし、ストーリーに破綻無いし、オレは評価する。

オレは基本的に純文学、古典、そして時々エンターテインメントと織り交ぜて読んでいくのが文学と付き合うコツだと思う。幅を持たせるのが肝要。
※日頃本を読まない人が又吉の『火花』読んで、無理に「文学とはこういう物か」と自分を無理矢理に納得させているのは悲劇だと思う。
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No.42:
(5pt)

イタくて、哀しくて…そして面白い!

様々な事件に巻き込まれ、あるいは自ら起こして、堕ちていく女たち。その様子がもう、イタくてイタくて…そして哀しくて。
自分には関係なさそうな、新聞記事の上での事件に『なぜその時被害者はこんな行動をとったの?』『なぜこの人はこんな事件を起こしたの?』と感じる事は多いですが、この短編集の中ではなぜか、その自分には関係なさそうな、そして理解しがたい事件の背景にある女たちの心情を理解して共感もしつつ、引き込まれてしまう。

面白い!です。
ただし読後感が良いとは言えないので、それなりに体力気力がある時に読む事をお勧めしたいです。
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No.41:
(4pt)

犯罪をテーマの5つの短編

女性が人との関わる様々な場面において不安、孤独、寂しさが忍び寄る
作品である、犯罪がらみの内容だけに怖さもあるが魅力ある短編である。
「君本家の誘拐」での主人公良枝と理紗の会話のなかで理紗「謝らない
んだ」良枝「え?」良枝「心配かけてごめんねって謝るかと思った」の「くだり
等は心の動きをよくとらえており印象に残ったフレーズである。
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No.40:
(2pt)

ん〜…

普段本を読まない人間なので、タイトルだけに惹かれて購入してみました(当時の自分がまさに帯に書かれてるような気持ちだったんで(^^;))…
最初は面白いと思いましたが、2、3話目を読み終えた時は、ここまで究極なバカ女の話はいらない…と、なんだか読む気が失せ、しばらく放置してました。
で、さっきしぶしぶ読み終えたのですが…

うん、まぁ私にはこの作品の魅力は分かりませんでした。
他サイトの感想には「女性なら誰しも一度は共感できるような…」とか、「身近な…」など書いてありましたが、女の私は「は?」って感じでした…

後味もあまりよくなく…

買って損しました。
つまんなかったです。
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No.39:
(3pt)

やっぱ暗・・・

辻村深月さんの大ファンですが、う~ん、少し・・・いつものむぜび泣く様な場面も、胸キュンもあまり感じられず、ただでも、そうだね、うんうん、分かるよ~、って感じはあったな。見たくjない自分の中にもきっとある闇を見せられる様な、そんな感じかな。分かるよ~でも、そっちは行っちゃいけないよ!こっちに戻っておいで~、って言いたくなる感じかな。ただ、読後がほんと辛い(ーー;)
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No.38:
(5pt)

岐路に立つ女性たち

五人の女性の五つの物語です。
どれもありそうな話ですが、特に最後の「君本家の誘拐」は多少の違いはあれ、ありそうです。
初めての子どもを育てる時は、周りに両親たちがいなければ、育児書と首ったけになります。
そこに書かれているのはあくまで平均であって、個別の違いを考慮しなければいけないのですが、若い二人にはなかなかそうはいきません。
私の経験でも、育児書に書かれた通りにミルクを与えても赤ん坊が少しも満足せず、いつまでも泣き止みません。
妻は、翌日医者に行きましたが、もっと飲ませればいいと言う単純な回答でした。
若い母親にとって、初めての子どもを育てるのは、本当に大変だと思います。
ニュースなどで育児ノイローゼの話を聞きますが、当然だと思います。

その他の四編も、女性の岐路における決断を扱った良い作品だと思います。
それぞれ違ったミステリー風味の面白い短編集でした。
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No.37:
(4pt)

短編5話で

面白かったです。ただ、元気になりたいな、と思って購入しましたが、内容は割とエグいところもあり、読み終えて、気分は上々というわけには行きませんでした。しかし、ぐいぐい引き込まれて読み進みました。
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No.36:
(2pt)

普通の女性達に思いがけない不幸が??

5つの短編で、突出しているわけではないが少なくとも世間並以上に良くやっているオトナな5人の若い女性達が、思いがけない不幸な局面を迎えます。
彼女達から「なんで私が?」という声が聞こえてきそうです。

著者は、「人の不幸は蜜の味」と、若い女性対象に普通の幸せを実感してもらう事を意図しているのでしょうか?
私にはちょっと後味が悪く、著者の趣旨が解りにくかったです。
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No.35:
(5pt)

人間の愚かさ

自分勝手で無神経で甘ったれな登場人物達と、彼らを不満に思いながら言うべきことも言えない優柔不断な主人公達。
どちらもイライラする。
でも、彼らは自分や周りの人々にどこかしら似ている。
読んでてイライラするし不快感はあるけど、それは作者の狙い通りなのだと思う。
その不快感から目を背けないで、これが人間なのだから…というのが作者の「言いたいこと」ではないかと思う。

「芹葉大学の夢と殺人」のラストが好きです。愛した男の死刑を願う主人公の心の叫びが深い…。

あっと思うような展開の話もあって、面白かったです。
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No.34:
(5pt)

直木賞受賞作とは思えない。

だいたい直木賞受賞作といえば、えーこれで直木賞、ないし、この作家はアレのほうが良かった、というのが普通だが、私は直木賞受賞作とは思えないくらいいいと思った。のは、『恵比寿屋喜兵衛手控え』以来のことである。
 五つの短篇が入っているが、特に二つ目の「放火」と三つ目の「逃亡者」がいい。最近、女性作家による、20代から30代の女の、凡庸な人生とそこに降りかかる災難をショボく書く小説がはやっていて、食傷気味なのだが、これは藤堂志津子以来のリアルなものを感じた。なかんずく「逃亡者」が、低学歴者の人生というものを描いていてすばらしい。最近の小説は、主人公らの学歴を隠して成立させているものが多いのだが、ここでははっきり、高卒といった低学歴者の生態を生々しく描いている。出会い系で知り合った男から、相田みつをの言葉を引いたメールが来て感動し、相田の日めくりカレンダーを買ってきて、母親に見せると、「お前もこういう詩が分かるようになったんだねえ」と涙を流すあたり、まことに低学歴者の真実が活写されていて、『モモ』に感動できた自分を捨てたもんじゃないと思ったと言った小泉今日子を思い出させる。
 しかし、そういう描き方が、低学歴の読者には不快であろうことは想像に難くないので、要するにこれは純文学なのである。ほかにも、結婚する気もないのに生でセックスするDQNとか、頭の悪い男女の生態が鮮やかである。
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No.33:
(5pt)

おもしろかった

WOWOWでドラマ化されると知って、原作本を購入しました。読みやすく、
面白かった。
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No.32:
(2pt)

「ツナグ」から入った人には向かない、救われない物語

好みの問題から言うと、「ツナグ」からファンになったに人にはしんどい本。
そんな私にとっては読むんじゃなかった本。
「ツナグ」の作者だからと期待して借りてきたら、何のことはない、
最も私が嫌いな類、読後感に人生の汚濁をどっぷり被るような脱力感の強い本。

心の肥やしになるような、仕事の合間にほっこりするような本が好きなのに、
評判や興味本位で手にとってみれば、その手の世界が好きな人には暗い共感を根っこに
繋がるような文学的考察を駆使した、下手するとゴシップ的心の暗闇本。
(今風某誌の「黒い報告書」的な)

実験的にこういうものを描くことも、また描けると言うことをアピールするのも、
こうやって様々な心理を錯綜させるのも作家修業では必要なのかも知れないけれど、
いや、やっぱり、心の暗闇を拡大鏡で探査するような内容では癒されない。
後口直しにほっとする本が読みたくなる。
闇を知ってこそ大人の妙味も、辟易。
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No.31:
(1pt)

は?

図書館で順番待ちをして、やっと手元にきたので、期待して読みました。
辻村さんの本はほとんど読んでいます。

電車やカフェで読みながら、おそらく常に眉間にしわがよっていたことと思います。
読みながら脳裏にあったのは、言いようのない不快感と嫌悪感のみです。

この作品が書かれた背景、意味がわからないです。

小説はすべてハッピーエンドだったりメルヘンであるべきとは思いませんが
辻村さんはこの作品によって、いったい何を読者に伝えたいのでしょう。

全編ともに、主人公・登場人物にまったく共感できないまま読了しました。

これ程の読後の後味の悪さを読者に与える本は久しぶりでした。
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No.30:
(3pt)

まあまあでした

もう少し期待していましたがイマイチでした。でもそれなりの中身はありました。
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No.29:
(3pt)

エンターテインメントとしては、いかがなものか

最後の君本家の誘拐は、子育て中の女性の心情にドキドキしながら読みました。
愛する我が子であっても、可愛くて仕方なくても、ふっとした時に悪魔は囁き始めるのかもしれません。
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No.28:
(4pt)

女性が主人公の短編5作品

どれもが主人公は女性で男性目線からよりも女性の意見の方が参考になるかもしれません

小学校時代に友達を裏切ったことを後悔する女性、三十を過ぎてもよってくる男はどうしよもないのばかりという独身女性、ストーカーに母を殺されてそのストーカーに連れまわされる少女・・・・

どれも楽しく読めてページが進みましたが・・・

共感すべきとこがあったり、さっぱり心理がわからなかったりした部分も正直ありました

むしろ三十代以下の女性には共感すべき部分が多いのではないでしょうか
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No.27:
(2pt)

イタさだけが胸に突き刺さる

第147回直木賞受賞作。
5人のなんとなく"不幸"な女性に視点を合わせた短編集。

どの作品に登場する女性も、"脆さ"が前面に現れており、事件にぶつかった時の感情の揺れや行動がかなりイタくて陰鬱とした思いに囚われてしまいます。
私は女性ではありませんが、リアルに心に澱む思いをすくい上げて小説として表現しているように思えます。

が、読後感は全く良くありません。

受賞が報道された時、好きな作家さんだったので嬉しかったのですが、受賞作を読むと"コレヂャナイ"感がして仕方ありません。
「凍りのくじら」「ツナグ」「スロウハイツの神様」のような、イタさの向こうに一筋の光明が浮かぶ、そんな作品が好きなので、「鍵のない夢を見る」は、その向こう側に何が見えてるのかが掴みきれませんでした。
いや、それが文学なんだと言われれば、私自身の感性が乏しいのかもしれませんが。
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No.26:
(2pt)

作者が伝えたかったものは・・?

5話の短編集。
主人公はいずれも女性。なお、基本的に心に脆弱さを持っている。
主人公の女性たちが出会う(遭遇する・巻き起こす)出来事を描いている。

また、いくつかの物話には、どうしようもないダメ男が出てくる。
そのダメ男に振り回されてしまうこととなる。

物語は、全て後読感が非常に悪い。
また、作者が伝えたかったことが判らない。
おそらく、作中の女性の心理を描きたかったのであろうとは思うが、掘り下げが足りない。
どうしても、不快な感情だけが残ってしまう。
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