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(短編集)
鍵のない夢を見る
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鍵のない夢を見るの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.58pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全120件 41~60 3/6ページ
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それぞれ面白かったんですけど、勝手に「最後には全てのエピソードが繋がっていくのかな」と思っちゃってたので、ちょっと拍子抜けして読み終えてしまいました。自分が悪いんですけど。 | ||||
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作品としての構成上の欠陥や登場人物の掘り下げ不足等々、この作品の欠点を指摘しようと思ったら欠点はいくらでもある。しかし、それを補って余りある大きなパッションがこの作品にはあった。そもそもこう言う作品に文学的な完成度を求めて意味があるのだろうか。希望の原理が伝われば十分ではないのか。そう言うことも考えさせられた作品であった。 | ||||
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「かがみの孤城」を読んでから読むと随分劣る感じかな。 | ||||
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婚外乱交を平然と記している病理を感じる小説群は一体何を目指しているのかさっぱりわからない。直木賞なんて出鱈目なんだなと わからせる程度。 | ||||
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直木賞受賞作という事で著者の本を初めて読んでみた。 受賞作との印象のせいか、少し物足りなさを感じた。 短編の各話とも女性、犯罪、地方の共通点はあっても 関連はないし。 でも著者の本をもっと読んでみたいと感じました。 | ||||
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読みながら悲しい気持ちになりつつも、一気に読み終えて一息ついた感じ。 | ||||
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微妙。いろんな意味で。はっきりしたなにかではなく、もやもやした感じを表現したかったのかも。こんな作品もよし。 | ||||
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パステル調で柔らかな色合いの表紙とは裏腹にエグみのある毒を孕んだ短編が5本収録されています。いずれも大小さまざまな犯罪が関連しており、読み口はけしてよくない。読み終わったあとは気分がズーンと沈みました。そういう意味で後を引く作品ではあったと思います。 正直前半は特に心に引っかかるものがなく「これが直木賞?」と首を傾げるくらい普通の出来映えでしたが、後半になるにつれページ数が増え、物語の深みがグッと増していきました。鬱々しい内容ではありますが夢を諦めた女教師の話と赤ちゃんに悩まされる母親の話はお気に入り。生々しさが段違いです。クオリティも突出していますね。 5本いずれも悩める女が主人公ですが最後の母親を抜かせばみんな似たようなキャラばかりなので若干没個性に感じそこは残念でした。自意識が高く周りを見下すくせにダメな男に引っかかり周囲の助言も耳にせずズルズル堕ちていく女が本作では実に9割を占めます。読んでいてイライラすることもしばしば…。いやすごくリアルなんですけどね。ただ切り口が違うだけで基本同じパターンなので「またこういう主人公でこういう話かよ」感が強かった。 後半2本はそこそこ面白いですが前半3本は丸ごと普通、加えて鬱話5連発と重い話が苦手になりつつある私にはなかなかきつい構成だったので全体評価は☆2.5。文章は読みやすいです。けど少し軽すぎかな。読ませる話もありましたが全体的に好みの作風ではなく残念。 | ||||
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主人公の年齢性別で、面白さが変わるがほぼ面白い。少し田舎の人の特徴掴むのがうまい。感情移入しにくいが若い女の表現もうまいのに、おっさんはさらにうまい。直木賞受賞を読後に知った。一番長い「芹葉大学の夢と殺人」は心理描写が深く、やや難解で芥川賞っぽい雰囲気があった。 | ||||
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この中の一つのお話を入試問題で知りました。 子どもたちに身につけてほしいこころのブレーキを このお話を通して伝えることができました。 ありがとうございます。 | ||||
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前半は単なる恋愛の話です。後半は構成の仕方にも工夫が見られるので、読み応えが少しはあります。 | ||||
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読んでて痛くて苦しい話ばかりです。幸せは求めたり誰かに映る姿に価値を置くものではないはずですが…誰しもが少し重なる、あり得る心理が描かれていてドキッとします。ただそれを誰かのせいにして生きていくのか、自らの非や恥を認められるか… 辻村さんの小説はどれも大好きですが、個人的には、初期の友達の為にがむしゃらになる作品がやっぱり好きです。 | ||||
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第147回直木賞受賞作です。ドラマを最初に見て原作にも興味が湧き読みました。5つのストーリーでできた短編集で、それぞれのストーリーが日常の何気ない一コマを切り取ったような作品で、居なさそうで居そうな5人の女性の有りそうで無さそうな(非)日常を描いた作品でした。産後直後に書いたという五編目の「君本家の誘拐」はとてもスリリングでまた幼い子のいる母親の気持ちや描写がとてもリアルでした。 | ||||
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これを読む時の読者の年齢や人生の経験値によって印象が変わる作品だと思います。人によっては全く共感できずつまらない作品かもしれません。 個人的にはファンタジー要素の強い初期の長編作品が好きなのですが、それらは私にとっては青春を思い起こさせてくれるものであるし、若い人たちにとっては今現在の感情に共感できるものだったりするのでしょう。ふわふわした実体のない世界の物語の中に日常を織り交ぜて読んでいて心地良い作品が多いです。 最近の、というか後期の作品は女性の深層心理や嫌な部分に焦点が当てられ、これでもかと現実を突きつけてくるリアリティー小説が多い気がします。 この作品は5編の短編集から成っていますが、それぞれ主人公はその辺にいそうな女性達です。その中に共感できる主人公がいるかもしれません。 最後の短編集の中でこんな台詞がありました。 「良枝はさ、昔から人生設計が階段階段って感じで、踊り場がなかったのかもしれないね。」 今の私にとってはものすごく胸に響く文章でした。進学、就職と順調に進んできた人生で今正に自分一人ではどうしようもない壁にぶち当たっています。あぁ、私は今踊り場で一時休憩する時期なんだ、と気づけました。この一言を読めただけで私にとっては十分に価値のある本でした。 | ||||
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絶賛を浴びた直木賞受賞作と作品紹介にあったが、自分には正直物足りなかった。期待しすぎたのだろうか。 | ||||
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5つの短編が1冊に記されている。こういう本をAudibleで聴くのはなかなか辛いと思った。次の話に移った瞬間を聴き逃すと、いつの間にか登場人物が入れ替わって話についていけなくなる。しかも5つの短編がどれもシュールな話で終わり方もザクっとしている。とはいえ話は面白かったし、どれも女性目線で描かれているのが新鮮だった。一番印象的だったのが資格浪人ユーダイの話。世間知らずのピュアな学生ユーダイがどこまでも恋人を振り回す。この話は個人的にも身に覚えがあって、やはり若いころ自分を慕ってくれる女性を酷く傷つけ迷惑をかけてしまったから、物語の中のユーダイが若いころの自分に重なってほろ苦い恥ずかしい思い出が蘇った。面白いのは、経済力も気遣いもできるようになった今の方が圧倒的に女性にモテないということ。物語の中のユーダイは犯罪者になってしまったけど、実際一歩間違うと犯罪という危なっかしい青春時代を送っている人は少なくないだろう。世間知らずで怖いもの知らずだからこそ、恋やドラマが生まれるのだとも思う。 | ||||
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短編集です。内容は、さまざまで小学生のお話や大学生のお話などさまざまな年代の主人公が登場するおはなしです。 | ||||
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「石蕗南地区の放火」と「芹葉大学の夢と殺人」の2つが最高に面白いです。 この筆者のハケンアニメも読みましたが、圧倒的に人の自尊心や欲望を書くのがうまいですね。 それらがうまくストーリーと混ざり合っている点も良いですし、最後にはスッキリする点も良いです。 ■ 石蕗南地区の放火 アラフォーの自尊心マックスの産業廃棄物の女が、大してかっこよくもない犯罪者の男に言い寄られたことで、有頂天になった話。 とにかく主人公の女は自分は過去にモテたことを変なプライドとして持っていて哀れです。 ハリの無い肌になった現在、大してかっこよくもない男が言い寄ってきたことを友人に話して、悦に入っています。 完全に馬鹿です。スイーツ脳と恋愛脳は肌にハリのある10代までにしてほしいものです。 最後には、結局言い寄ってきた男は主人公のことを大して好きでもなかったという落ちも、読んでいてスッキリです。 ■ 芹葉大学の夢と殺人 「でかい夢を追いかけている俺ってかっけー」と勘違いしているイケメンだけが取り柄の男のことが好きな女性の話。 「サッカー選手になって、引退後は医者になる」とかとち狂ったことを考えている男が、初めから終わりまでその主張を貫き通します。 考えが馬鹿すぎてイタイ奴なのですが、モテます。まぁイケメンですし。女性はそことお金だけが重要ですよね。友達に自慢したいですし。 しかし、世の中そんなに甘くはなく、馬鹿男は何度も医学部入学に失敗して、休学しつづけた結果、最後には恩師の教授を殺します。 でかい夢を追いかけてかっこいいのは、道半ばで倒れることや、苦労して最後には夢を実現したなどがあって初めて感じることであって、 医学部の入学試験という"入口でさえ"到達できていない口先だけの奴は論外なのですが、そのことに本人は気づかず、 主人公の女性も気づいても指摘しません。 でも女性は馬鹿男のことが最後まで好きです。さすがイケメン様ですわ | ||||
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第一話の「仁志野町の泥棒」がよかったです。 あとは、いかにも直木賞的というか、考えさせられる深い作品というよりは、さくさく読めるドラマの台本みたいな。。 五話目がリアル。 妊活中はすんなり妊娠できた友人に嫉妬し、ようやく妊娠できたらマタニティハイでウカれ、いざ生まれたら子供の夜泣きに睡眠を奪われ、世の中で自分が一番しんどい思いをしているんだばかりに思いつめる。子供と自分だけの時間(夫もいるけど)に窒息しそうになり、完璧な母でいようと自分を追い込み、パニックに堕ちていく。そういう女性心理がねっとりと描かれていた。 もうずいぶん昔、姉が実家に生後4か月ほどの赤ん坊を連れて久々に里帰りしたときのことを思い出す。 母が洗濯機を回していたとき、「子供が眠ってるのに、目を覚ますじゃないのよっ!!!」とヒステリックに怒鳴りつける姉の声をきいた。母は、その子供(孫)のおむつを洗濯してやっていたのだが。。むろん、離れた部屋で眠っている赤ん坊は、洗濯機の音ごときでは目覚めもしなかった。 | ||||
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決して好きな内容ではない。 ちょっとした意地悪だったり、殺人だったり、 どこか事件性のある物語ばかり。 好きではないが、読み始めると引き込まれてしまう。 それが力量なのかなと思う。 読み終わって、こういうストーリーだったのかと思うが、 終わりまでの描き方に、特徴があり、 一人称で描かれる言葉で語られる。 うまいのでしょう、と思う。 いやな気持になるミステリーの範疇に入るのでしょうが、 湊かなえの作品を読んで、もう決して読みたくはないとは思わなかった。 最近の 東京會舘とわたし を読んで、どんな作品を書く人なのだろうと興味を持って読んでみた。 | ||||
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