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鴨川ホルモー
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鴨川ホルモーの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.07pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全229件 161~180 9/12ページ
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「鹿男あをによし」の万城目学のデビュー作であり、ボイルドエッグズ新人賞受賞作品。何気ない大学生活の日常と、ホルモーという競技を描く青春ファンタジー。最近知ったが、何気ない日常と、それととなりあわせるファンタジーやSFを描いた作品を「マジックリアリズム」というらしい。万城目もそうだが、森見登美彦(「夜は短し歩けよ乙女」など)や桜庭一樹(「赤朽葉家の伝説」など)も、この手法を得意とするそうだ。最近読む本、人気のある本は、このマジックリアリズムの手法を用いた作品が多いと思う今日この頃。きっと、みんなこの息苦しい世の中から逃げ出したいのかもしれないなぁ。。ということはおいといて。 大学生となった主人公安倍は、「京大青竜会」という名のサークルに誘われる。タダ飯を食うために参加した新歓コンパで女性に一目ぼれ。サークル活動に参加することとなる。そして知る、京大青竜会と、「ホルモー」の秘密。吉田神社で彼らが目にしたものとは神かはたまたオニなのか。恋に友情にホルモーに、安倍は青春を駆け抜ける。 「鹿男あをによし」のときよりは設定の薄っぺらさを感じるが、それでも京都を舞台としたことで世界観と設定がマッチしている。森見もそうだが、京都や奈良って、いまだに何かありそうな神秘的なイメージ。加えて、魅力あるキャラクターたち。ああ、学生時代に戻りたい。。という気持ちにさせる、秀逸な作品であった。ただ、表紙の絵はなぜ4人なのか、そしてなぜ、3人目がはだしではないのか、納得できる答えをほしいものである。 | ||||
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ホルモーについては、そうなんのか〜ぐらい。 出てくる「小さいやつら」(詳しくは書かない)との 触れ合いがもっとあると感動できたかも。 あの踊りは、歌を知っているので、笑えた。 主人公のキャラや登場人物との触れ合いもそこそこ。 凡ちゃんはいいと思う。 でも、ちょいありきたりかな・・。性格設定もよくある設定。 だから途中でどうなるか、推測できてしまった。 後半は、尻切れトンボ的でまとめた感がある。 もう少し、その後も欲しかった。 恋愛話とか敵対する人間との関係とか。深くはない。 だから、めちゃくちゃ感動はない。 このホルモーと人間設定の2つがある意味バランスが取れているけど その分、深みはあまりない話。 めちゃくちゃホルモーというものを掘り下げている訳でもないし、人物設定もそれほどでもない。無理に難しい熟語も出てくる。京大生だからか・・。 内容も学生ぽっい感じ。読みやすいとはいえない。 ここまで京都にするなら誰かを京都弁にしてほしかったな・・。 するともっと京都だっだろうに。 深く考えず「鴨川ホルモー」という出来事とは 一体全体どんな話なのか?を知りたいだけなら 楽しく読めると思う。 ある出来事の話だ。これはこれだけでいいのかもしれない。 話は、骨組みは良くできているから 映像にしたら、娯楽としてなお楽しめるような作品だとは思う。 | ||||
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かなり話題になり、いつまでも書店に平積みされているので手にしたが、期待外れだった。 森見登美彦氏の二番煎じもいいところ、完全にネタがかぶっている。しかも、式神がどうこうと言われると、違和感あり過ぎ。多少は笑ったが、最後は「それで?」という感じ。森見氏の作品を知らなければ、星は一つぐらいふえたかもしれないが、「四畳半神話」を読んだ後では全然物足りない。「鹿男」に手を出す気にもなれないでいる。 これからという方、かなり売れた本だから、安くなっているのを見つける方がいいかも。 | ||||
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ホルモーって何?そんな疑問から読み進むうちに、軽快で潔い文体に引き込まれました。 もう一度学生時代を、そして京都を闊歩したくなる読後感爽快な一冊です。 | ||||
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現代の京都を舞台にしたSF?ファンタジー。 このファンタジーの部分に違和感を持つか、すんなり入っていけるかでこの作品に対する評価は変わるかも知れません。 カバーに登場キャラクタのイラストがあるように漫画っぽくもあります。 単なる青春モノにしたくなくて歴史やファンタジーの要素を入れる心意気は買います。 「鹿男あをによし」の方がその意味では個人的には好みです。ホルモーから抜けられない理由がちょっとこじつけぽくてそこが減点。 | ||||
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うーむ、そこまでのめりこめませんでした。。ホルモーそのものよりも、大学生らしい、痴話げんかやばからし嫉妬の応酬、片思いのほうに気をとられてしまった。それも含めて、ばかばかしい大学生の頃を思い出して、ちょっぴりセンチメンタルな気分になるのですが。 それにしても、森見氏の本を読んでも思うことですが、地名の一つひとつが小説の中でここまでしっくりはまる地は、京都をおいて他にはありませんね。次、もしも学生をやるならば、絶対に京都でやってみせる…そう、思うのでした。 | ||||
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まず一言、面白かったー(笑)!!! そして、ちゃんちゃらあり得ない話なので、そういうのを楽しめない方は、読まない方がよい。 アホらしくて、下らなくて、けれどこの限りなく時間を浪費し続けてる感じが、学生時代なのよ(笑)。 現在30代半ばであるが、今20代以下の方は、この物語の中で重大な意味を持つあのCMソングを歌えないのでは? 覚えてらっしゃる方は、是非、声に出して歌って頂きたい(笑)。 情景が脳裏に焼きついて、笑いがとまらなくなることうけあい! せえのっ(笑)、レエナウーン、レナウン、レナウン♪ …おっと、お話の内容についてはこれは「ホルモー」のネタばれになるので省略するが、「ホルモー」と「サークル」内の恋を中心とした人間関係が二代柱。 あなたの学生時代を思い出しながら、マンガ感覚で読むのが正解。 | ||||
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青春小説を読みたいと思ってアマゾンのレビューを参考に買いました。 読みやすく設定もおもしろかったです。 ただ、サークルを舞台にしている割に人間関係が狭い…… 最大20人、同期だけでも10人いるサークルなのに(しかもチーム競技)まともに描かれているのは友人一人と女の子二人ぐらい。 会長(とりあえず便利)もライバル(とりあえず敵)のテンプレートっぽさを感じました。 他の部員は論外。他チームも空気 最近すごい売れたらしいラノベも読んだのですが主人公のキャラクターが結構似てました 仲間は欲しいけど結局女の子にしか興味ないって主人公が流行り? | ||||
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この話の舞台と同じように、私も京都で大学生活を過ごした。 お仕着せの遊びでなく、楽しいことを創造し、遊びを企画し、 ばからしいことにも能動的に取り組み、大真面目に遊んだ。 大学生らしく知的好奇心がそそられることを好み、興味の赴くままに探求した。 また外せないのが京都という環境。 歴史があり、風流で雅な京都はアカデミックな季節を過ごすにはもってこいだった。 鴨川や神社仏閣、また大学生が多い環境。 学生文化の街、京都。 忘れていたあの頃の、好奇心に満ちた、能動的な姿勢を、“楽しむ姿勢”を、思い出した。 | ||||
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★4.5個 まったくバカバカしい話でもあるのだが、思い切りのめり込んでみるととても面白い。 実際鴨川ホルモーという行事が突飛であるということ以外は、割と正統派な青春娯楽小説でもある。 登場順物のキャラクター設定がうまく出来ているし、心理描写も巧みである。 何だか現実世界から離れてスッキリしたいときなどには向いている本ではないだろうか。 特に京都で学生時代を過ごした経験のある人には、とても懐かしい地名も出てきます。 ただし万人受けするとは思えないので、実際に購入する際には一度パラパラと試読することをお勧めします。 | ||||
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『ホルモー』って、こういう戦い?競技ぃ?。だったのね。 ついつい、足元気になっちゃいました。よ。アタシ。 青春物語?ホルモー物語だよね? って、思っております。 あれ?って、少ぉし荒さも感じますが。 おかまいなしに、つきすすむ物語。 面白いっ!どす。 | ||||
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さえない学生を主人公にして,日常を面白おかしく描いている点は,以前読んだ森見登美彦「太陽の塔」と一緒。しかし,おかしな設定の中にもそれなりの背景と根拠を描き込んでいる万城目に対して,徹底的にファンタジーを追求する森見,という差を感じます。どちらがうまい,ではなく好みの問題と思います。 なかなか競技の正体が現れない前半に比べると,中盤以降は急展開。その原因は他愛無い物この上ないのですが,それに多大なパワーをつぎ込めるのも学生の特権。学生時代何かに打ち込んでいた人は,主人公たちに自分を投影することができるでしょう。 この作品,京都の地名が説明抜きでどんどん登場してきます。作者によればこれは意図的なものだそうな。他大学のサークルの会報を読んでいるような,ちょっとしたアウェイ感にそそられます。 | ||||
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「夜は短し歩けよ乙女」京都の学生つながりで読み始めました。 興奮度は"乙女"の方に軍配。 しかしながら、通勤電車で読みふけっていて 乗り換えホームを間違えたり 折り返し電車に乗ってるのにそのまま元の駅に折り返しちゃったり 集中度は"ホルモー"に軍配。 "ホルモー"はストーリーもなんとなく想像でき サラサラした読み味で胸躍る感じはあまりなかったけど 何故か読みふけってしまう本でした。 私が京都の学生だったら、間違いなく勧誘され 間違いなく大活躍したんじゃないか っと内心実はウズウズしていたのかもしれません。 | ||||
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八坂神社をバックに四条通を闊歩する青い着物を着た4人の若者・・・京都版「Abbey Road」のようなこの表紙に惹かれて買ったものの読んでいなかった「鴨川ホルモー」。 実は最近まで毎週楽しく観ていたドラマ「鹿男あをによし」の作者のデビュー作だった。 この「鴨川ホルモー」は来年、松竹系で映画化されるそうだ。 これは京都人としても押さえておかねばなるまい(笑)。 「ホルモー」とは何ぞや?それはネタバレしてしまうと面白くないので、大学対抗で行なわれる架空の「何か」だとしておく。 「鹿男」と同じように突飛な発想が面白く、確かに映像化すべき作品だと思う。 内容に関して事細かに書くと、これから読む人、来年映画を観る人に気の毒なので、大筋に影響の無い個人的突っ込みどころを何点か。 まず主人公を始め「ホルモー」のメンバー男女10人は、京都三大祭のひとつ「葵祭」に学生バイトで参加したのがきっかけで集められるのだが、この葵祭の学生バイトは現実には男子限定である。 女人列に参加する女性は、実はぶっちゃけコネで集められ、斎王代(女人の主役)には老舗のお嬢さんが多い。私も学生時代女人列に参加した事があるので、ちょっと拘ってしまうが、あくまでバイトではなく奉仕。ここ最近は逆に結構な額の参加費用が必要とか。 | ||||
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鴨川ホルモーって何??って思っていてもなかなか明かされずちょっと じれったいのですが、これが作戦か!!ってくらい引き込まれます。 はっきり言ってギャグだと思うのですが、なんだか笑わそうとしている おかしさじゃなく、本人真剣なのになぜか周りは笑ってしまう的な不思議な おかしさがあります。 設定はファンタジーっぽいのですが、内容はほとんど、青春小説で 大学生って今も、昔とあんまり変わらないんだろうな〜っと なぜか頬が緩むお話でした。 | ||||
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こんな若い作者が、さまださしとかを持ち出してくるなんて、少しばかりあざとい気もしましたが、内容も面白く許せるでしょう。 しかし、京都大学は綾辻〜森見〜この人、とその他多数の作家を輩出してますけど、なぜなんでしょう? 作中の芦屋は、実は京都人かた見た神戸の人間を象徴してるんでしょうねえ。 | ||||
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最近、テレビドラマで『鹿男あをによし』ってやってるみたいですが、それの原作者が、この本の作者。 京都が舞台な点、ダメ学生が主役な点、作者が京大卒な点、作風がファンタジーチック(?)な点など、森見登美彦と比較しちゃいます。 私は万城目氏の方を好きです。語彙が自然に豊富で、ところどころにあるクスグリも、こっちのほうがツボです。 ストーリーは、「ホルモー」という非現実的な競技(京都産業大、立命館、龍谷、京大が対戦)に、学生たちがふとした拍子に携わることになり、だんだんと打ち込んでいく。それだけといえばそれだけ。 なんですが、何のために日々生きてくのか疑問に感じたり、それでも何かに打ち込んでみることがあったり、淡い恋があったり、そんなことを友人と話し合ってみたり、どこの若者にもありそうな風景が描かれます。 懐かしさを覚えるのは、学生時代に京都にいた人だけでないはずだと思います。 主人公の友人(入学まもない1回生)いわく 「僕たちがこの長い学生生活でこれから戦い続けなければならないものは、間違いなく虚無だ。いや、それは大学だけではなく、社会に出てからも、絶えず僕たちを苛むはずだ」(p.88) それでも彼らは、ホルモーや恋などのいろいろな経験をしていく。―それは必ずしも意図してやったことでなく、目的に疑問を持ってやってたり、ただ偶然やってることだったりする― そんな、一見無駄にしかみえない生活が、これはこれで学生生活謳歌してるかも的な、充足感をもたらしたりして。結局無駄なのかもしれないのですが。。 あーくすぐったい。青春小説。 | ||||
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カタカナの使い方がすばらしく、ホルモーに象徴されるように、音に対するセンスがビンカーンなのだろう。 読み終わって不思議だったが、一人称の「俺」の外見がまったく浮かんでこなかった。 対照的に、高村という俺の友達やボンちゃん、早良京子の外見はある程度具体的に浮かんでくる。 読む人がそのまま俺に投影されるような仕組みにしてあるのかもしれない。それはやっぱり青春小説にふさわしい。 青春に一人称はよく似合う。 | ||||
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私は日本の大学には通っていないので、大学のサークルという世界には無縁なのですが、鴨川ホルモーを読んですごく楽しそうだな、と思いました。 ホルモーって何って言われても、ぶっちゃけ口では説明できない世界なので笑、興味がある方はぜひ読んでください。 文体も読みやすいので、森見作品はちょっと'''という方でも楽しめると思います。 現実にはありえない世界だけれど、ちゃんと青春もアリ、恋もアリ、友情アリ、という、読んだ後スッキリする作品だと思います。鹿男と共におすすめ! | ||||
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お正月休みに、気楽な小説が読みたいと思い手に取りました。 装丁があまり好みではなかったのですが、内容は○! テンポのよいストーリーに引き込まれました。楽しみたい気分のときにおすすめです。 | ||||
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