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鴨川ホルモー
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鴨川ホルモーの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.07pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全229件 101~120 6/12ページ
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少し、硬い出だし。ややとっつきにくい。 50ページくらい読んだらものすごく面白くなってきます。 仕事や勉強を忘れて没頭して呼んでしまう筆の力と 物語。 熱いです。 その人間関係。 でも爽やかです。京都が似合っています。 京都大学にはこのようなサークルが実際にあるのだろうか? と、私はいまだに半信半疑です。 万城目さんの頭の中は、どんなだろうと、興味心身です。 傑作であります。エンターテインメント性は高いでしょう。 奇想天外、魑魅魍魎、そして爽やかな青春という組み合わせは 滅多に無い読後感を味わえる。 今後が楽しみな作家ですね。期待しています。 | ||||
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「京大芸人」に続く、わたしが見つけた京大ネタ本ですが、内容は荒唐無稽。作者が京大法学部卒ということもあって、ありえない話をリアルな学生生活に織り込んであります。「ホルモー」とは小オニを闘わせる競技。ふつうの人間にはオニなど見えるわけがなく「安倍」たちはサークルの先輩にオニたちを操るための指導を受ける。そうとは書かれていませんが、なにやら陰陽師のような世界です。 ビートルズの「アビー・ロード」のパロディと思しき表紙絵。この4名が「京大青竜会」のメンバーなのです。鴨川、御所、京都大学、百万遍、吉田神社、下賀茂神社、立命館大学、四条烏丸など京都の街を舞台に恋と「ホルモー」が繰り広げられます。一体なにがどうなっているのかわからない「安倍」の戸惑いそのままに読み続けましたが、読後感はさわやか。こんな怪しげなサークルも「京大ならあるかも」と思わせてくれました。(笑) | ||||
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エンターテイメントを追求した作品です。 細かく検証しようとして読むと 変な部分もあって楽しくないです。 青春って、あとから考えると ばかばかしいことに熱中してたんだなあと 思える人はきっと楽しめます。 京都で学生時代を過ごした人には 特におすすめしたいです。 | ||||
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このごろ都にはやるもの、勧誘、貧乏、一目惚れ、協定、合戦、片思い。現実的ではない事柄だからこそ現実味を帯びる事ができるのかもしれません…。 「僕は―虚無だと思うんだ。僕たちがこの長い学生生活でこれから戦い続けなければならないものは、間違いなく虚無だ。いや、それは大学生活だけではなく、社会に出てからも、絶えず僕たちを苛むはずだ」 | ||||
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京大出身の作家による、百万遍界隈を舞台としたお話。 「ホルモー」なる陰陽師のような競技が話の中心だが、大学生の無為な日々が記されているところがすばらしい。京都の町の雰囲気とあいまって、京都で過ごした自らの青春(?)を彷彿とさせました。 森見登美彦「夜は短し歩けよ乙女」と近い感じだが、こちらのほうが文体にクセはない。 冒頭の見開きの鴨川デルタの絵がすばらしい! | ||||
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文体は非常に軽快で好い感じ。京都に住んでいることもあり、親近感もめちゃ沸きました。 ただ、主人公が京大生ということもあり今いち共感しきれなったのも事実。ちょっとした休憩時間に軽く読むにはいいと思います。映画化されたけど、映画よりは断然こっちでしょう! | ||||
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友人が持っている本を覗いたときに、おもしろそうだったので鴨川ホルモー (角川文庫)購入した。 | ||||
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『鴨川ホルモー』です。 第4回ボイルドエッグズ新人賞受賞作です。 まず気になるのは「ホルモーって、何?」です。 『このごろ都にはやるもの、勧誘、貧乏、一目ぼれ。葵祭の帰り道、ふと渡されたビラ一枚。腹を空かせた新入生、文句に誘われノコノコと、出向いた先で見たものは、世にも華麗な女(鼻)でした。このごろ都にはやるもの、協定、合戦、片思い。祇園祭の宵山に、待ち構えるは、いざ「ホルモー」。「ホルモン」ではない、是れ「ホルモー」。戦いのときは訪れて、大路小路にときの声。恋に、戦に、チョンマゲに、若者たちは闊歩して、魑魅魍魎は跋扈する。京都の街に巻き起こる、疾風怒涛の狂乱絵巻。都大路に鳴り響く、伝説誕生のファンファーレ。前代未聞の娯楽大作、碁盤の目をした夢芝居。「鴨川ホルモー」ここにあり。』 出版社のあらすじを読んでもよく分かりません。割と前半でホルモーの意味は明らかにされるのですが、その明らかにされる過程もまた楽しみどころなので、あらすじではぼかして書いてあるのです。 で、そのホルモーという荒唐無稽奇想天外な設定がかなり人気を博しているらしい本作ですが。 これって、文章が一般文芸向けであること以外は、まるっきりライトノベルです。 言うなれば、学園モノ異能バトルラブコメです。ラノベの面白さの要素をそのまんま持ち込んでいます。文章力のしっかりしたラノベ、と換言してもいいかも。 しかもその学園が、よりによって京都大学です。 モテない京大生を主人公としてちょっと不思議な世界を描いているということで森見登美彦さんがよく引き合いに出されるようですが、森美作品とラノベを足して二で割った感じ、と言った感じを受けました。本作を面白いと思った人は、文章力やお約束のあざとさなどに目をつぶることができるならライトノベルを読んでも楽しめるかもしれません。 本作の評価は、一般文芸でもこういうのがあっても良いと思うので★4です。 世界に一つだけの鼻にご注意。 | ||||
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後からふり返ると何でもないことが、 でっかいことを巻き起こすきっかけとなる。 本当に何でもないことがきっかけで。 京都という土地柄、オニの存在を信じてしまいそうになりました。 | ||||
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小説としての深さや熱に欠けるところがあるような気がするけど、それでもなかなか楽しく読めた本です。 佳作と言っていいと思います。 「ホルモー」というのは、オニたちを指揮して京都の四方に位置する大学の学生たちが戦うゲームのことです。 もう少し、そのゲームの戦法とかが深く書けてたらもっと面白くなったのになあ、なんて偉そうなことを考えてしまうけど、むしろ深く考える必要のないやさしさに、この物語の佳良なところがあるのではないかと思います。 登場人物がそれぞれ生き生きとしています。私はとりわけ頭をチョンマゲにした高村が好きです。 主人公のさだまさし好きも、話にいい味わいをかもしだしています。 | ||||
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京都の大学生が、怪しげなサークルに入った結果、 式神という、陰陽師に出てくる物の怪、或いは精霊を駆使し、 他の大学と競ってホルモーという戦いに挑む、コミカルな物語。 それにしてもこの作品を読むと、 果たして漫画と小説とラノベの境目とは如何にと、つい考えてしまう。 小説にしては余りにも軽いのだ。 凡ちゃん風の髪型をした何を考えているか解らない女生徒や、 さだまさし好きな帰国子女の男友達、 それにホルモーという、非現実でSF的な要素など、 おかしな設定に頼った印象造りばかりが目立ち、 人間が持っている、基本的な人柄や人情や行動による独特な表現が薄い。 漫画やドラマで良くあるような、「如何にもこういった人物」という、 型にはまったような設定で面白みがない。 文章も読みやすく解りやすく、それでいて頭に残らないような平易な描写が続く。 ストーリー展開も、ごくごく平凡。 中古の本を買って読むのが一番かも知れない。 | ||||
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映画になった作品だけど、なんとなく毛嫌いしてた本。 ようやく見たけど、京都の大学生の馬鹿馬鹿しい青春を感じれて良かった。 東京でも京都でも大学生はみんな馬鹿で面白いとよくわかった。 | ||||
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2006年に産業編集センターから出た単行本の文庫化。 京大生を主人公に、京都を舞台にした半分現実世界、半分ファンタジーといった物語である。某作家の作品に非常に近いものを感じる。とはいえ、内容は独創的で、ストーリーや登場人物も面白い。 こういう不思議な物語が許されるのも、京大という大学、京都という町の特徴なのだろう。大部分は真面目な学生だが、一方で変な学生が育成される大学。都会でありながら、裏側におかしなものがひしめいている町。 京大と京都の魅力を再発見できる一冊であった。 | ||||
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森見氏のベストセラー「夜は短し歩けよ乙女」とならぶ「ネオ京都本」の代表作。 持ち味は異なりますがロケーション(左京区中心)や現実と空想のカクテルレシピなど共通点は多数。 京都の東西南北に位置する4大学(京大・立命・龍谷・京産)に脈々と受け継がれてきた「謎の同好会」をネタに 恋と友情と葛藤の日々が描かれる「青春奇想小説」。 本作はやはりその謎のサークル活動「ホルモー」にまつわるディテールの設定がすべての鍵。 それ以外に非現実的な要素は無く、それを除けばごく普通の青春小説と言えます。 意外だったのはもっとハチャメチャなコメディになっているのかと思いきや意外と抑制の利いたお話であったこと。 特に「ホルモー」とは何ぞや?という部分に関して仄かに見え隠れする伝奇ホラー的なスパイスは気に入りました。 それにしてもこういう「マジックリアリズム」に関しては「京都」が似合うんだなぁ、やっぱり。 私自身は地元なので本作で描かれているロケーションに関しては読んでいるだけで頭の中で「ストリートビュー」が自動再生されてしまう感じです。 京都になじみのない方々からすればどういう感想をお持ちになられるのでしょうか。 若者の街(人口に占める学生比は10%で日本一)であると同時に古都であるという古今共存のユニークさもありますが、 やはりこの地のミステリアスな雰囲気がしっくりくるのでしょうか。 紅葉見物の人混みの中を歩いていてもふと感じる謎めいた気配や、入り込んだ路地でのしかかって来る静寂の圧力等、 どこか不穏な気配が今も色濃く残るこの地にはこういう話がやはり似合いますね。 | ||||
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「ホルモー」という怪しげな言葉を前にして、なかなか本書を手に取る気にはならなかったのですが、 一度読みだしたら、もう止まらなくなりました。 本書の設定はとても奇妙ですが、主人公の成長ストーリーとして読むと、ストーリー展開は極めてまともであることに気付きます。 バカらしい設定と、まっとうな話運びがブレンドされることにより、本書は、「バカらしくて感動する」という、独特な世界を築き上げることに成功しました。 | ||||
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何を期待して読むかによって評価は割れると思いますが、非常に楽しく通読できました。著者の独特な言い回しや、小ネタが笑わせてくれます。京都百万遍界隈や京大生の生態を知っている人にとっては、あまりにリアルでドキュメンタリーのようにすら感じられるかもしれませんが、反対に言えば、そうした知識がない読者は置いてけぼりになってしまうわけで、その点内輪受けと言われても仕方ない面はあります。続編も読みたいなと思わせるいい読後感の青春小説です。 | ||||
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京大周辺を舞台とする作品はどうも、冷静に読めない。小説に出てくる見知った風景はあらゆる角度から確かな映像として描くことができる。吉田山・吉田神社は大学にとって自宅の庭のような場所である。節分会が教養部(当時)の後期試験に重なっていたのを思い出す。葵祭には、一回生のとき、講義を抜けて烏丸丸太町まで見に行った。鴨川デルタなどという呼び方は30年前にはなかったが、そこへは生物実習で水棲生物の採集に行った。そして百万遍の喫茶店「おらんじゅ」!上賀茂神社へも下鴨神社へも行ったことのない、行動範囲の狭い大学生ではあったけれど、それなりに思い出はあるものだ。馴染み深い場所で大学生たちが活躍する小説には、確かに懐かしい匂いがする。主人公がさだまさしを好きなのも30年前みたいだし。 久しぶりに「本を置くことができない」くらい楽しんだ。筋書きは予測可能な程度に単純ではあるが、物語の運び方が上手いので気にならない。そして、読後感がとてもいい。何より私は異界の住人たちが登場する作品に何ら違和感を持たない、というか、そうしたものが大好きだから、本書は私が読むために存在するようなものだった。本作に虚構感が乏しいのは地の利であろう。京都には異界がよく似合う。 森見登美彦とセットで売り出されたように記憶している。同じく京大出身、同じく京大が舞台の中心。しかし個性は似ているようで違う。どちらの作家も私は好きである。今後楽しみに見守っていくことになるのだろう。 | ||||
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ホルモーの才能がない主人公が恋敵(こいつがめちゃくちゃホルモーがうまいんです。)に勝つことが出来るのか?それが見所。一気に読めちゃいます。ちなみに凡ちゃんがいい味出してます。 鹿男あをによし | ||||
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『鹿男あをによし』を覚えておいでの方も多いと思う。 これを読んで面白いと思った方は是非とも手に取って呼んで下さい^^ 京都を舞台に大学生たちが伝統あるサークルに入った経緯から、顛末までを綴ってあります。 簡単に言うとこういう内容ですが、主人公の身に起こる不思議な学園生活がとても楽しいのです。 本当にこういうことがあるなら(なくても)大学生活って楽しいのかも知れませんね。 京都三大祭りの葵祭りで声を掛けられ、謎のサークル「京大青竜会」に入った1回生の主人公。 京都という舞台が妙にマッチしてしまう物語。「オニ」「ホルモー」という摩訶不思議なものの正体は? 京大青竜会、京都産業大学玄武組、立命館大学白虎隊、龍谷大学フェニックス。 四神に代表される不思議なサークルが行うホルモーを一緒に楽しんで下さい。 特に個性的なキャラクターが面白く、途中から面白さ倍増です! 店主おすすめの本です。 | ||||
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京都を舞台に大学生たちが伝統あるサークルに入った経緯から、顛末までを綴ってあります。 簡単に言うとこういう内容ですが、主人公の身に起こる不思議な学園生活がとても楽しいのです。 本当にこういうことがあるなら(なくても)大学生活って楽しいのかも知れませんね。 京都三大祭りの葵祭りで声を掛けられ、謎のサークル「京大青竜会」に入った1回生の主人公。 京都という舞台が妙にマッチしてしまう物語。「オニ」「ホルモー」という摩訶不思議なものの正体は? 京大青竜会、京都産業大学玄武組、立命館大学白虎隊、龍谷大学フェニックス。 四神に代表される不思議なサークルが行うホルモーを一緒に楽しんで下さい。 特に個性的なキャラクターが面白く、途中から面白さ倍増です! 店主おすすめの本です。 | ||||
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