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鴨川ホルモー
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鴨川ホルモーの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.07pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全229件 141~160 8/12ページ
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この作品の大きな要素は、タイトルにあるように思います。 「ホルモー」って一体何だろう? この疑問で前半から中盤にかけて、ひっぱってゆきます。 これに一目ぼれの連鎖が絡まり、事態はどんどん複雑になって行きます。 陰陽道が関係する奇想天外な話になっているのですが、ここに登場する人物の描写が非常にいきいきしており、又魅力的でもあります。 京都の町を彼らが闊歩する姿は、何か場所は江戸ではないのですが、何か落語を聞いているような、そんな懐かしさや心温かさを感じさせてくれる作品です。 | ||||
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背景には他作品の焼き直し的な部分が感じられるが、面白いことが第一だと考えればいいのではないか。めったに出ないボイルドエッグズ新人賞受賞作でもあるし、万人に受け入れられる要素を備えているということだろう。 近年めったに受賞作が出ないが、やり方を考えた方がいいのではないか。候補作になって受賞しない場合ネット上で中身を暴かれ、あとまで残ってしまうので他の賞に応募しにくくなる。審査員も社長を除けばみな若い作家ばかり。その自信はどこから来るの?と感じることもある(直木賞作家でも関係ない)。人生経験豊富な投稿者は、意見をもらっても信頼しきれないのでは。講評内容もまっとうではあるが画一的ともいえる。他の文学賞に流れていく要素を自分から作っているような気がしてならない。 ネット上での扱いに配慮し、また仲良しグループではなく審査員に外からの血を入れる(中堅以上の作家か評論家)。そうすれば社長の言う「埋もれた才能」がもっと応募してくるように思うし、受賞作品が増え読者としても嬉しい限り。投稿しようという気が起きないようなシステムを自ら作ってしまっては、埋もれた才能発掘どころではないだろう。 | ||||
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最近映画化された原作だということ、例のテレビドラマ『鹿男あをによし』もこの人の原作だということ、どの書評サイトにも絶賛する評がならんでいること、というわけで、試しに図書館で借りて読んでみた。買わなくてよかった。 まず、語り口がすべっていて、おもしろくない。笑わせよう笑わせようとして汗をかいている下手な漫才師のようで読むに耐えない。 ストーリーも単に小鬼を兵隊とした対戦型オンラインゲームを大学生たちが京都の街を舞台にやるというだけで、それに陰陽道のフレーバーを添えただけ。ここから京大生活うんぬんを引いたら何が残るだろう。この程度で商売が成り立つ現在の文学マーケットのレベルの低さを感じる。 | ||||
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万城目ファンの方々にあやまりたい。今まで食わず嫌いですみませんでした。 これは面白い。万城目ファンになった。 鹿男〜のドラマを見て、いまいち理解できなかったので、万城目作品は食わず嫌いだった。 読みたい本がなくなり、あまり期待せずに購入。 内容は、青春スポーツ小説(だと私は思う)。スポーツが野球とかサッカーではなくて、『ホルモー』という競技(?)、10人対10人で1人につき100匹の小さい式神を操り戦う。ちなみに肉のホルモンとは全く関係ない。 ホルモーは万城目先生が作り上げた架空の競技だが、すんなりとその世界に入り込める文章力、構成力にはまり、ぐいぐい読んでしまった。ネタバレになるので詳細は言えないが、後味がよい作品だ。吉田の諸葛孔明最高!! 話はそれるが、映画は前半は原作の世界観そのままでよかったが、後半、メインのホルモーの部分が原作と違いとても残念だった。 原作ホルモーファンの方には映画はおすすめできない。 映画ホルモーファンの方にはぜひこの原作を読んでもらいたい。 | ||||
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単純に、楽しく読める本です。 ホルモー・・? ホルモン・・・? とりあえず焼肉ともホルモン焼きとも一切関係ありません。 京都で繰り広げられる学生のイベント。 ある意味バカバカしくも必死で、必死だからこそ面白い。 「京大モノ」ということで、 「夜は短しあるけよ乙女」と似た雰囲気と言う話については、 まさにその通り。・・乙女を楽しく読んだ方は、こちらも楽しく読めます。 2時間くらいの爆笑劇場、電車の中で読む時は注意です。 | ||||
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映画を観る前に原作を読んでおこうと思ってワンクリックしてみた。 京都を舞台にした学生たちの一風変わったサークルにおける恋と青春の物語とでも言えば良いのだろうか? ホルモォ〜の意味は物語の初頭ですぐに明かされるが、ホルモーの歴史などが物語の進行と同時に徐々に明かされていく。 どのように映画も観てみようと思いました。 ついでに舞台化もされているのでそちらも観てみようかと。 ■読んで欲しい人 ・何かのフェチがあって困っている人 ・片思いの相手が居るが行動に移せない人 ・昔、若者だった人 | ||||
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大学にはいって、入部したサークルは「ホルモー」なる謎の競技をおこなうサークルだった。この「ホルモー」なる競技は式神を使ったバトルゲーム。まったく非現実的なストーリーも、京都という古都の舞台装置のおかげでリアリティがうまれる。おはなしは、いわゆる恋愛、友情の青春小説だが、この独特の世界観がうまく話を盛り上げている.ドラマ化された「鹿男あをによし」や、「プリンセス・トヨトミ」など、この独特な万城目ワールドを堪能しよう。 | ||||
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期待をまったくせずにページを繰る。 ああ、青春の煩悶。 それに陰陽師、と、くれば、面白くないはずもなし。 いわゆる、狙ったストーリーテラーではない作者の、溢れんばかりの才気に脱帽。 誰がこんな物語をつむぎ出せる? どこにも答えがないところが、いい。 まくれよ!まくれ! 誰にも追随を許さないこれからを期待しています。 | ||||
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映画化されて、山田孝之くんや栗山千明さんも大活躍の「鴨川ホルモー」ですが… やはり原作のダイナミックさは描ききれてません… というか… 原作がダイナミック過ぎるから、映像化しきれなかった… という、よくある話し… ライバルである芦屋の異名「吉田の呂布」というフレーズも出てこない(どんだけ強いか、よくわかるのに) そして、物語が大きく動く、栗山千明演じる、楠木の「吉田の諸葛孔明」というフレーズも、同じくなし… それどころか、その異名の元となる、彼女の数々の名采配が描かれてないのには、落胆… ラストの対決が陳腐なものに(設定も変えすぎ)… やはり原作でお楽しみください… 活字の楽しさが、たくさん詰まった作品だと思います…☆ | ||||
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自分の出身地の京都を舞台にした話であり、 映画化されたこともあり、「夜は短し歩けよ乙女」に引き続き読んだが、 全体的に中途半端だったように思う。 展開が、中途半端。 隠された謎が徐々に明らかになるが、それほど驚かないものばかり。 青春ものとして、中途半端。 もっとみんな、真面目にホルモーに燃えてもよい。 基本的にバカな競技なので一文一文を笑えるようにしてもよかったし、、 またバカなものをめちゃくちゃ真面目な文体で書き、ギャップを狙ってもよかった。 さらに、ホルモーにおいて主人公が際立っていない。 どうせなら縦横無尽の活躍をしてほしい。 コメディとして、中途半端。 腹を抱えて笑うところはない。 ちょんまげ、茶巾絞りのような鬼、裸踊り、など、キワモノは登場し、 それぞれのアイデアは面白いものの、描写がそんなにうまくない。 「夜は短し・・・」の作者のほうが圧倒的に文章がうまい。 文章力がもっと高ければ、と思う。 恋愛ものとしても中途半端。 展開が若干適当であり、また、心の描写がぐっと来ない。 ただ、この馬鹿さは好きだ。 確信犯的にポイントを狙って、 文章に雰囲気を持たせれば、もっと面白かったと思うので残念。 | ||||
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これは相当面白い! 久しぶりに出遭った超お勧め小説です!! ■ホルモーって何? 結局なんなのかわかりません。 登場人物もよくしらないみたいです。 でも、読んでいくうちになんとなくわかったような・・・わからないような・・・ 登場人物もきっとそんな気持ちなのです。 ■ラブコメ? 「ラブ」と「コメディ」が若干分離しているような気がしますが、 私はこの小説はラブコメに分類すべきだと考えます。 あと、ラブコメとは関係ないですが、戦略シミュレーション的な属性もあるようです。 ■笑える! シリアスな局面から一転、急におばかな展開になったりして・・・ 私はスターバックスコーヒーでこの本を読んでいたのですが、 うっかり噴出してしまい、周囲から怪訝な顔をされてしまいました。 | ||||
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友人から「面白い」と勧められた小説です。 確かに。。。 設定もストーリーも荒唐無稽ですが、 背景にあるのは京都の若者の青春。 本書の最大の魅力だと思います。 京都、大学生、陰陽師。 この組み合わせの妙が、 「鴨川モルホー」を面白く、 読者をちょっと切なくさせてくれる理由でしょう。 | ||||
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僕はこの作品は、大好きです。 ホルモーという名の白い咆哮が、青春の泥沼の戦いを一挙さわやかに、まるで真っ白の雲のように浄化してしまいます。 全体としては、清潔感吹き抜けるバラエティコメディとして、又、ささやかな悩みによって自分を越えてゆく青年達の成長物語として、笑いながらも終始充実感を失わず一挙に読める流れを感覚しました。 とってもビターで、透明感のある笑いと粛正、恋心とが、冴えない青春を青空如く冴え渡らせています。 映画も楽しみにしています。 | ||||
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単行本の発売時から不思議なタイトルは気になっていた。でも表紙の漫画イラストがちょっと52歳のオジサンには無理かなぁ、という感じだった。 でもその後嵌ったTVドラマ「鹿男あをによし」の原作者が鴨川ホルモーと同じ万城目学氏と知って、がぜん興味がわいてきた。 そこで文庫化をきっかけに読んでみたら、ホント面白かった。何年ぶりで買った角川文庫だろう。サイドストーリーである「ホルモー六景」も合わせて読むとさらにどっぷりホルモーワールドに浸れます。 | ||||
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06年04月の単行本の文庫化,第4回ボイルドエッグズ新人賞受賞作でデビュー作になります. 気になる『ホルモー』の意味については,はじまりの段階ですぐに明らかにされます. ただ,それは文字通り『はじまり』に過ぎず,何も知らなかった主人公らと同じように, 読み進めながら本当の意味,昔から代々受け継がれてきた謎を知っていくことになります. とはいうものの,歴史や謎解きどうこうというのではなく,基本は大学生の青春物語で, 『ホルモー』から始まった恋や友情,鬱屈,そこからの脱却?がおかしく描かれています. また,ユーモアにも富んでいて,バカバカしい,あえてずれた所を狙っていそうなそれらは, 何気ない語りや表現にも顔を覗かせ,ちょっと気を緩めているとすぐに噴き出してしまいます. 舞台は京都で主人公はモテない大学生,そして少し不思議な和の世界観というあたりが, 森見登美彦さんとよく比べられるようですが,あちらほど言い回しに『クセ』はない印象. ユーモアについては,田中啓文さんや東川篤哉さんらのセンスがお好みならおすすめします. 爆笑や爽快感などとはまた違うのですが,テンポのよさは難しいことを考えずに読めますし, オーソドックスながらもキレイに締められるラストまで気持ちよく楽しませてくれる作品です. | ||||
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鴨川ホルモー。映画化だそうで、文庫に落ちたことですしと遅ればせながら読んでみました。ちょっと前に読んだ森見登美彦さんの「夜は短し恋せよ乙女」もそうでしたが、この万城目学さんの「鴨川ホルモー」も面白くって、もっと早めに読んどけばよかったなぁと思った次第です。 舞台は京都。 若者たちの青春と、馬鹿馬鹿しくも古代から連綿と受け継がれて来たとあるイベントを描いた作品で、気持ちよく楽しませていただきました。古代から受け継がれてきたイベントというのが、今流行りの陰陽道がらみのもので、主人公たちは古代からの契約に乗っ取り、人外のものを使役して京都を舞台にいくつかの勢力に別れて戦うんですが、、、たぶん、これだけでは間違ったニュアンスで伝わっちゃうと思います。今説明したような内容なのは間違いないんですが、文面から受ける、まるで週刊少年ジャンプ的な闘いの物語でもなく、ハリーポッターのようなファンタジーなものでもなく、もっと馬鹿馬鹿しくてどこかしょぼい、でも一風変わったゲームを彼らはやるのです。ホルモーという言葉が実に絶妙にその感覚を伝えてはいるのですが、そのあたりは読んでのお楽しみです。 あらすじとしては、主人公たちが京都の葵祭の夜にサークル勧誘をされるところから始まり、実は先輩達の用意周到な作戦により、一学年置きにしかメンバーがいない不思議なサークルの謎を追う中で徐々に彼らの目論みやホルモーという謎のイベントの正体がわかっていくというもの。その中で、恋あり、冒険あり、学園ものあり、といろいろ楽しいイベントが次々に起こります。 キャラクターが主人公をはじめとして、全員くっきりとキャラ立ちしているのでそういう風に青春小説的に読んでも十二分に面白いです。デビュー作ということでか、ちょっとところどころ構成が不自然なところもありますが、それを補ってあまりある楽しさがこの本にはあります。 映画のほうは、今ちょっと予告とか見た限りでは山田孝之やら栗山千明という異色キャスティングで、、大丈夫かなと思わせるものですが、映像にすればしたで結構面白そうな作品です。 龍谷大学とか京都大学とか京都産業大学とか同志社大学とか、本当にローカルで懐かしい大学の面々が主役なので関西だとさらに楽しめる仕上がり、かな? (ただ、映画予告とかキャスト見ていると、オリジナルキャラが大量投入されているようです。笑福亭鶴光だとかパパイヤ鈴木がそのあたりに振られていますので、全然別ものっぽくなっているかも知れません) | ||||
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【鴨川ホルモー】ホルモンじゃなくて、ホルモーが青春だ 「ホルモン」ではなく、「ホルモー」。 この小説を手に取ったら、たぶん、頭の中で確認してしまうだろう。 この「ホルモー」という響き。何のことだろう?と興味をひかれる。 「ホルモー」とは、「オニ」を使って戦う競技のことだ。 舞台は、京都。 京都大学に入学したばかりの俺、「安倍」が主人公。 いきなり、怪しげなサークルに勧誘され、「オニ」の使い方を伝授されていく。 そして、京都にある大学対抗競技「ホルモー」に参戦することになる。 「ホルモー」は団体競技。大学、サークル、団体競技とくれば、メンバー同士の人間関係、恋愛がミソになる。 「オニ」の使い方を伝授されていく過程は、「オニ」の存在が浮いている感じがして、「マンガみたいだなぁ」という印象が強かった。 しかし、サークルのメンバー同士の人間関係、恋愛模様が色濃く描かれだす後半部分は、「オニ」について、「まあ、こういう存在があってもいいかぁ」と思えてきた。 青春の思い出となるような出会い、出来事。誰にでも似たような経験があるだろう。 そこに「オニ」を使った「ホルモー」を、スパイスに使っている。 大学卒業から時間が経っている人は、読み終わった後に、懐かしく、爽やかな気持ちになれる。 | ||||
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ハリポタのクィディッチよりよっぽど楽しそうな、ホルモー。二年しかできないのが残念…か?ちょっと不気味なホルモー自体の設定もいいのだけれど、なによりすばらしいのは、貧乏な大学生の生態、サークル活動のやるせないユルさ、若い男女の妙な意地の張り合いを見事に書ききったことだと思う。三十越えた身には、あ〜こうだったなぁ、みたいな懐かしさがあふれる。主人公より、あ〜こういう帰国子女いるよね、とか、こういう妙に穏やかな先輩いるよね、みたいな脇役に愛着が沸く。惜しむらくは少し文章堅いか。映画化されるみたいなのでちょっと楽しみです。 | ||||
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ホルモーとは何ぞや?と思った人は読んでください ホルモーについて書いてある1冊です 私はホルモーに参加できるとしても、絶対にしません! なかなか愉快な1冊です^^ | ||||
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京都の住人もしくは京都の地理をよく知る人たちという内輪受けのハリポタだと思う。安倍=ハリー、高村=ロン、楠木ふみ=ハーマイオニーというところ。友情、戦い、謎および謎とき、成長といった材料もハリポタに通じるものがあるし、ハリポタのみならず多くの古典児童文学に共通する。 この本の賛否はユーモアを共有できるかできないかというところにかなりかかっているだろう。私は一ヶ所か二ヶ所、心の中でフフっと笑ったところがあったぐらいだった。読者はそこまで気にしないよ、と思うぐらい几帳面におはなしが作られていて、几帳面に辻褄を合わせてある。安倍は主人公にぴったりのいい子ちゃんだし、「実はかわいい」楠木とか、げっそりする意外性の欠落はコンピュータが書いたのかと思うぐらいだ。 | ||||
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