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禍記
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禍記の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.59pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全2件 1~2 1/1ページ
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恐怖に対する定義はあろうが、本作は私のそれとは乖離している。怖い、のではなくただただ只管に不快。 | ||||
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おどろおどろしい和製ホラーを期待して読むと大変にがっかりします。全体通しての統一性がない上、中途半端にオカルトを科学的に説明しちゃってるせいで、どっちつかずになってしまっている。 最初の数篇は一番怖いのは人間ですよって話だったかと思えば、既知・未知の寄生虫に踊らされる話ときて、今度は急に本物の物の怪が出てくる。かと思えば、最後にはSFになって、それなのに当然のようにイザナミ(いい人)みたいな存在が出てくる。読んでる方は振り回されて困惑せざるを得ない。 全体的にテンプレ通りな精神と役割を付与された登場人物しかおらず、感情移入が難しいため、(大抵クズか狂人なのでなおさら)浸ることもできませんでした。 宇宙船にすがる霊魂達が一番いいキャラ付けされてたんじゃないですか。力併せて宇宙船止めるとかもはやギャグですが。 禍記自体についても、「偽りの民間伝承に隠された恐ろしい真実が紐解かれる」的な内容を期待してたんですが、各話に少しずつ引用の引用が貼られるだけ。 結局、恐ろしい書物だから触れちゃなんねえとハードル上げ続けた後、最後まで神輿に担がれたままどこかへいってしまいました。 各話に挟まれる編集者のパート削除して、クトゥルー的に裏で繋がってることをにおわせる程度にして、完全に独立した短編扱いにすれば良かったのでは。 なんだかすっきりしない読後感だけが残りました。イチゴ牛乳の海、吐瀉物でなければ浮かんでみたい。 | ||||
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