禍記
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禍記の総合評価:
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恐怖に対する定義はあろうが、本作は私のそれとは乖離している。怖い、のではなくただただ只管に不快。 | ||||
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全体を通して、楽しく読ませていただきました。 最近は時代小説にご執心の作者だけに、久しぶりにあのニチャニチャグログロの世界に浸らせていただきました。(昔の作品だから当たり前か)駄洒落も最後に1回だけです。 2020年の12月に伝奇小説が刊行されるとのこと。楽しみにしています。 | ||||
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こけおどし・グロテスク・胡散臭さが揃った往年の妖怪図鑑を思わせる短編集です。 種明かしの手法が統一されてないというレビューもありますが、どの話も救いが無く(黄泉津鳥舟は微妙ですが)全体的に「うわっ…」ってなる禍々しさを漂わせています。 特に自分はこの作品を後味の悪い話まとめで知ったので、十分満足できました。 「天使蝶」なんかは本編も凄まじいですが、エピローグでその悪夢が続いていることを示唆され、後味の悪さを加速させています。 唯一惜しいと思ったのは「黄泉津鳥舟」。せっかく壮大な設定を組んだのに、こじんまりとしたラブストーリーで終わっているのが残念。もっとその世界観ならではの鬱展開とか、絶望的な地獄絵図を描いてほしかったです。 ちょくちょく挟まれる「禍記」自体のエピソードも、展開によっては面白くなりそうなのに尻すぼみで終わってました。 ストーリー的な面白さはまちまちですが、おどろおどろしい雰囲気の書き方は大変好みでした。 | ||||
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レビューを読んで覚悟をして読みましたが、私はそこまで恐怖は感じませんでした。 かなりグロテスクだとは思いましたが。。 いろいろなホラー作品を読んでいるので少し慣れてしまっている部分もあるかもしれません。 でも、ひとつひとつの話がとても禍々しくて、そういう意味では心理的にかなり残ってしまう方もいるかもしれません。 逆に、今まで沢山のホラー映画やホラー小説を観たり読んだりした方は、ゾクッとする短編集として楽しめると思います。 個人的には、サラッと読めて楽しめるホラー短編集でした。 | ||||
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おどろおどろしい和製ホラーを期待して読むと大変にがっかりします。全体通しての統一性がない上、中途半端にオカルトを科学的に説明しちゃってるせいで、どっちつかずになってしまっている。 最初の数篇は一番怖いのは人間ですよって話だったかと思えば、既知・未知の寄生虫に踊らされる話ときて、今度は急に本物の物の怪が出てくる。かと思えば、最後にはSFになって、それなのに当然のようにイザナミ(いい人)みたいな存在が出てくる。読んでる方は振り回されて困惑せざるを得ない。 全体的にテンプレ通りな精神と役割を付与された登場人物しかおらず、感情移入が難しいため、(大抵クズか狂人なのでなおさら)浸ることもできませんでした。 宇宙船にすがる霊魂達が一番いいキャラ付けされてたんじゃないですか。力併せて宇宙船止めるとかもはやギャグですが。 禍記自体についても、「偽りの民間伝承に隠された恐ろしい真実が紐解かれる」的な内容を期待してたんですが、各話に少しずつ引用の引用が貼られるだけ。 結局、恐ろしい書物だから触れちゃなんねえとハードル上げ続けた後、最後まで神輿に担がれたままどこかへいってしまいました。 各話に挟まれる編集者のパート削除して、クトゥルー的に裏で繋がってることをにおわせる程度にして、完全に独立した短編扱いにすれば良かったのでは。 なんだかすっきりしない読後感だけが残りました。イチゴ牛乳の海、吐瀉物でなければ浮かんでみたい。 | ||||
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