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天地明察



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【この小説が収録されている参考書籍】
天地明察
天地明察(下) (角川文庫)
天地明察(上) (角川文庫)

天地明察の評価: 4.20/5点 レビュー 418件。 Aランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点4.20pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全338件 41~60 3/17ページ
No.298:
(4pt)

最後をもう少し頑張って欲しかった

暦作りがメインだけど、春海とえんの話も好きだったので最期まで描くか、それもと途中でもいいのでステキな終わり方にして欲しかったです。
天地明察(下) (角川文庫)Amazon書評・レビュー:天地明察(下) (角川文庫)より
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No.297:
(4pt)

長編好きにオススメ

長編好きにオススメです。物語は丁寧に進んでいくので、細かな描写が多いです。その描写から作者が時間をかけて調べて描いたのでないかと想像できるくらいです。

後半になると、わたわたと物語が動きだします。
前半の内容はどのように下巻につながるのか気になります。
天地明察(上) (角川文庫)Amazon書評・レビュー:天地明察(上) (角川文庫)より
4041003180
No.296:
(4pt)

江戸時代と算数

江戸時代と算数を結びつけたストーリーが興味深かった。

囲碁のために殿様に仕えているという泰平の世もいいが、幾何学の問題や回答をすることに情熱を燃やすやり取りも素敵です。

北極星の位置を測定する観測隊に選ばれて、主人公が成長する姿や江戸時代にあっての事業の壮大さに感銘した。下巻が楽しみです。
天地明察(上) (角川文庫)Amazon書評・レビュー:天地明察(上) (角川文庫)より
4041003180
No.295:
(5pt)

暦の作成ってこんなエキサイティングな事業だったとは

新しい暦を作成するのに(結果的に)人生をかけた晴海。長い年月をかけてひとつのことをやり遂げる姿は格好いい。今時は流行らない生き方なのかもしれないけれど、人生で何かを残す生き方は見習わなければならない。自分はどうかなあ。人の生きざまを知る本であると同時に、暦のすごさを確認できる。自分の日常生活にはあまり関係ないけど、神宮暦とか欲しくなってきた。また、本書は江戸時代の物語だが、明治維新後にも太陰暦から太陽暦に変わった時があったのだから、その時代をモチーフにした小説があったら読んでみたい。きっとその時代の苦労や思惑があったに違いないと想像している。
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No.294:
(4pt)

下巻をより期待させる上巻

『日本SF短篇50』Ⅴに収録されていた短篇「日本改暦事情」を読んで面白かったので長篇を読んでみた。短篇をそのまま長くしただけなのかと思ったのだが、かなり異なる話になっている。上巻では物語の背景を丁寧に書くことで、下巻での展開をより深めるためではないかと想像する。きっと下巻は短篇のストーリーがメインになると思うので、あの怒濤の展開がこれから来るのかと思うと続きが楽しみで仕方がない。上巻を読んで準備運動はできた。さあ来い、下巻!
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4041003180
No.293:
(5pt)

渋川春海の挑戦

時は江戸時代。金王八幡神社に向かう1人の若者。そこにあったのは、算術の問題や解答を記した、数多くの絵馬であった。主人公、渋川春海(安井算哲)はその絵馬を見て、ある問題に興味を持ち、解こうとする。しかし、十分な時間がなく、そこを立ち去る。そして、忘れ物をしたことを思い出して戻ると、先ほどの絵馬に解答が記されていた。解答者の名は・・・「関」。

春海の仕事は将軍の前で碁を打つことだった。さらに、彼は算術や天文学にも通じていた。

しかし、春海にとって勤めとして打つ碁は退屈だった。

そして春海は、暇な時間を見つけては「関」なる人物を探す。その後、ついにその人物のフルネームを知る。そう、あの「関孝和」である。

春海は、その関が書いたという本を手に入れ、感銘を受ける。そして関に、自分の作った算術の問題を出そうと決意する。しかし、その時老中酒井忠清から日本全国の緯度を計測し、地図の根拠となる数値を出せという命令を受ける。そこで春海は、出発の時までに渾身の問題を作り、関孝和に挑戦するが・・・

そして春海は緯度計測の旅に出る。そのたびは、驚きと感動に満ちたものとなった。しかし、春海はまだ知らなかった。もっと壮大なプロジェクトが自分を待ち受けていることを・・・

後に、保科正之からそれを命じられることになる。それは、「新しい暦の作成」であった。

しかし、これは言うはたやすいが、実際はとんでもない大事業である。それまで使われていた宣明暦では、1年は365.2446日だが、この値は実際の1年より長く、800年間も使われてきたため、2日もの誤差が出てきているのである。暦を替えることが必要になっていたわけだが、その影響は大きい。

まず宗教面。昔から、天意を読み解くことは王の職務だった。幕府が改暦を行えば、天皇が行う儀礼の日取りを1日単位、一刻単位で幕府が支配することになる。これは、全国の神事と陰陽師の働きを完全に統制することである。日を決することは、陰陽思想では方角を決することであり、時節を支配し、空間を支配し、宗教的権威になることを意味する。天皇から「時」と「方角」を定める権限を奪うことになるのである。

次に政治面。今日が何月何日であるかを決めることは、全ての物事の開始と終了を支配することに通じる。公文書の日付が間違っているだけで処罰の対象になる。幕府の暦を採用することは、いつなんどきでも、誰にでも、どんな難癖でもつけられるような巨大な支配権を幕府が持つということである。文化面でも同じことが言える。

最後に経済面。正確な暦を作って売るとカネになる。毎年の始めに、幕府に少なく見積もっても数十万両の大金が入ってくることになるのである。

改暦は、いろいろな分野に関わってくる。その日が何月何日であるかを決定することは、宗教、政治、文化、経済の全てにおいて君臨するということなのだ。

果たして春海は、改暦を成し遂げることができるのか・・・?

改暦ということが、いかに大きく難事業であったかがよく分かる。越えるべき高いハードルが次々とあり、生半可な努力ではできない。碁を打つことに生きがいを感じられなかった春海が、暦を替えるという大事業に出会い、生きる意味を見いだす。まさに、人が一生を捧げるにふさわしい仕事である。そんな春海の一生を読みやすく面白い筆致で描ききった著者の力量に脱帽した。
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4041002923
No.292:
(5pt)

渋川春海の挑戦

時は江戸時代。金王八幡神社に向かう1人の若者。そこにあったのは、算術の問題や解答を記した、数多くの絵馬であった。主人公、渋川春海(安井算哲)はその絵馬を見て、ある問題に興味を持ち、解こうとする。しかし、十分な時間がなく、そこを立ち去る。そして、忘れ物をしたことを思い出して戻ると、先ほどの絵馬に解答が記されていた。解答者の名は・・・「関」。

春海の仕事は将軍の前で碁を打つことだった。さらに、彼は算術や天文学にも通じていた。

しかし、春海にとって勤めとして打つ碁は退屈だった。

そして春海は、暇な時間を見つけては「関」なる人物を探す。その後、ついにその人物のフルネームを知る。そう、あの「関孝和」である。

春海は、その関が書いたという本を手に入れ、感銘を受ける。そして関に、自分の作った算術の問題を出そうと決意する。しかし、その時老中酒井忠清から日本全国の緯度を計測し、地図の根拠となる数値を出せという命令を受ける。そこで春海は、出発の時までに渾身の問題を作り、関孝和に挑戦するが・・・

そして春海は緯度計測の旅に出る。そのたびは、驚きと感動に満ちたものとなった。しかし、春海はまだ知らなかった。もっと壮大なプロジェクトが自分を待ち受けていることを・・・

後に、保科正之からそれを命じられることになる。それは、「新しい暦の作成」であった。

しかし、これは言うはたやすいが、実際はとんでもない大事業である。それまで使われていた宣明暦では、1年は365.2446日だが、この値は実際の1年より長く、800年間も使われてきたため、2日もの誤差が出てきているのである。暦を替えることが必要になっていたわけだが、その影響は大きい。

まず宗教面。昔から、天意を読み解くことは王の職務だった。幕府が改暦を行えば、天皇が行う儀礼の日取りを1日単位、一刻単位で幕府が支配することになる。これは、全国の神事と陰陽師の働きを完全に統制することである。日を決することは、陰陽思想では方角を決することであり、時節を支配し、空間を支配し、宗教的権威になることを意味する。天皇から「時」と「方角」を定める権限を奪うことになるのである。

次に政治面。今日が何月何日であるかを決めることは、全ての物事の開始と終了を支配することに通じる。公文書の日付が間違っているだけで処罰の対象になる。幕府の暦を採用することは、いつなんどきでも、誰にでも、どんな難癖でもつけられるような巨大な支配権を幕府が持つということである。文化面でも同じことが言える。

最後に経済面。正確な暦を作って売るとカネになる。毎年の始めに、幕府に少なく見積もっても数十万両の大金が入ってくることになるのである。

改暦は、いろいろな分野に関わってくる。その日が何月何日であるかを決定することは、宗教、政治、文化、経済の全てにおいて君臨するということなのだ。

果たして春海は、改暦を成し遂げることができるのか・・・?

改暦ということが、いかに大きく難事業であったかがよく分かる。越えるべき高いハードルが次々とあり、生半可な努力ではできない。碁を打つことに生きがいを感じられなかった春海が、暦を替えるという大事業に出会い、生きる意味を見いだす。まさに、人が一生を捧げるにふさわしい仕事である。そんな春海の一生を、読みやすく面白い筆致で描ききった著者の力量に脱帽した。
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4041003180
No.291:
(5pt)

下巻への期待が高まる。

歴史小説は、戦国時代物か幕末物しか読んでなかったので、とても新鮮。
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No.290:
(5pt)

着想が面白い

たくさんのレビューが並んでおり、中には囲碁や算術の理解が足りない、といった苦言もあるようだ。しかし、囲碁にも数学にも詳しくない評者からすれば、本書はひたすら純粋にエンタメ小説として読めて、相応の面白さがうかがえた。

 江戸時代初期の江戸と京を舞台に、作者が本書を書こうとしたのは、むかしどこかで名前だけは聞いたことのある安井算哲(二代目)または渋川春海の生涯。武家の間で流行った囲碁のプロでありながら、さらに算術好きが高じてついには暦の刷新に乗り出していく、その模様が軽快なタッチで綴られている。同時代に生きた保科正之、水戸光圀、山崎闇斎、関孝和らの描かれ方も楽しく、飽きさせなかった。

 肝心かなめの囲碁や算術、暦の作成などの点で間違いがある、との声もあろうか、とは思うものの(こちらはシロウトだからどこが間違いかも分からない)、それが物語に致命的・決定的なキズを与えていないのなら、これはこれでいいのでは、と好意的に考えてしまう。なんなら、ミスがあるのなら、改版のときにでも直しておいてもらえればいいし。
天地明察Amazon書評・レビュー:天地明察より
404874013X
No.289:
(5pt)

面白い!

主人公春海の好奇心旺盛で頑固な性格に惹かれます。 改暦は当時では途方も無い大事業だったのにも関わらず、挫折を繰り返しながら成し遂げていく姿はカッコいいですね。 当時の時代背景も解説しながら、テンポよく話が展開していき読みやすかったです。 特に、えんとのやり取りは笑えました。
天地明察(上) (角川文庫)Amazon書評・レビュー:天地明察(上) (角川文庫)より
4041003180
No.288:
(5pt)

一読の価値あり!!

「歴史と「技術者」という側面から読める本です。 技術者らしい行動があちこちにちりばめられいて、とてもおもしろく読めました。 理系を目指す学生に読んでほしいですね 是非冲方さんに「保科正之」を書いていただきたいですね
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4041002923
No.287:
(5pt)

一読の価値あり!!

「歴史と「技術者」という側面から読める本です。 技術者らしい行動があちこちにちりばめられいて、とてもおもしろく読めました。 理系を目指す学生に読んでほしいですね 是非冲方さんに「保科正之」を書いていただきたいですね
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4041003180
No.286:
(4pt)

面白い

色んな本を読みましたが、これもまた面白い。 楽しく読めました。
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4041002923
No.285:
(4pt)

面白かったです

暦が権力に深く結びついていることを改めて考えました。 学問の美しさについても。 前半に比べて、後半の人生はあっさり描かれていましたが、全体にとてもよかったです。 大満足です。
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4041002923
No.284:
(4pt)

はげみになるね。

紆余曲折、長年の思いを成就させるって素敵です。 励みになるます。
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4041003180
No.283:
(5pt)

前半が断然いいです

面白かったです。 算術などの学問(しかもものすごくハイレベル!)を純粋に楽しんでいる当時の人々の文化水準の高さに、なんだか日本人として誇りを感じてしまいました。 誰でも自由に学ぶことができるというのは、幸せなことだなと思います。
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4041003180
No.282:
(4pt)

この情熱はどこからくるのか。

しかし、この情熱はどこからくるのだろうか。
この時代に学問を究めるというのどういうことだったのだろうか。

今であれば、勉強し、いい大学、いい就職、いい収入ということになるが、この江戸時代である。この江戸時代は確立した身分社会というのがあり、その中に入り込み、出世をするということは並大抵のことではない。実力だけではなく、使える上司の取立ても必要となってくる。おそらく、この物語に登場してくる人物たちも星のこと、暦のこと数学のことと純粋な学問への探求心があって、追及をし続けたのだろう。この情熱には頭がさがる。

この本を読んで気づいたのが、この時代の暦というものをつかさどっていたのが朝廷で、暦をさわろうとすると朝廷の権威にもかかわるので、朝廷対策が非常に大事だったことが描かれている。
学問的な純粋な探究心だけでは、変えられない壁がこの時代にはあったということだ。

そして、この物語は息が長い。それはそうだ。暦の間違いを訂正しようとするば、当然のその間違いを証明しないといけない。当然、暦通りにその事象がおきるかどうか、この物語では、日食の場面が描かれているが、その日食の日を待たなくてはいけない。

この時代の人々には頭が下がる。それに気づかされるいい物語だと思う。
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4041003180
No.281:
(5pt)

改暦

改暦を巡る息詰まる展開が読むものをこの物語に引き込んでいきます。普段あまり身近ではない世界のお話しなので、とても面白く読めます。日食の出現がはずれたりする場面は特に印象的です。上下巻通じて、面白い小説でした。
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4041002923
No.280:
(5pt)

算術好き

江戸時代の武士でありながら、算術に命をかけ、暦を作ることになる男の小説です。算術の問答合戦が、面白いと思います。下巻に期待が持てます。
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4041003180
No.279:
(4pt)

はっぴいえんど

本の冒頭は、取っ付きにくく読みにくいと思ったが、物言進めるうちに、話の中身に吸い込まれていくように、面白く、江戸時代にこれほど、数学や天文学が進んでいたとは、驚きました。
天地明察Amazon書評・レビュー:天地明察より
404874013X

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