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夢違
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夢違の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.42pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全43件 1~20 1/3ページ
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いやあ、面白かった。ジャンルを強いて言えば、SF系モダンホラーと言っていいでしょうか。 子供達の課題図書を探すためという口実からせっせと氏の作品を読んでいましたが、今回は背筋がぞくぞくする、ちょっと怖めの作品でした。 夢をテーマにしたモダンホラーですが、SF要素あり、恋愛要素あり、探偵的要素もあり、それでもやっぱり背筋がぞっとするテイストでした。 作品の魅力は、やはり『夢』をテーマにしたことでしょうか。 意識的には見ることができない、コントロールができないものである夢に、呪術的な意味や性格分析的な意味合いを持たせることは深層心理学とかではあるようですが、一般的な感覚でいうと夢分析はありそうでまだない、未確立の分野だと思います。 夢という自己の産物と現実との境界が薄くなった時、夢ははたして自分の産物かあるいは外からやってくるのか、あるいは集団的意識が雰囲気と同じように『夢』を同時に見るのか等、夢を通じての意識や集団とのつながり、現実と非現実の境界などについても上手に描かれています。 また発展的な話題として、夢を通じて人をコントロールする可能性、夢というプライバシーをどう守るか。夢と現実、ひいては自己と外との境界はどこか(そもそもそんな境界はあるのか)等のトピックも読中ふと頭をよぎりました。 ・・・ 結末は恩田氏らしい、爽やかで後味の良い終わり方でした。 野暮な教訓や意味を考えず、単純にエンターテイメントとして楽しみたい作品だと思います。ただ、読後はちょっと寝るのが怖くなります笑 って昨日も爆睡しましたが。 | ||||
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よかった | ||||
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読み出すと、夢と現実の境界が見えなくなる世界に引き込まれた。 残念なのが、ラスト。 消化不良で終わりました。 | ||||
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恩田陸さんはすごくいい本とオカルト系の取っ付きにくい本があるけれど、これは後者。 たくさん伏線を張ってどう回収するのかとワクワクしているのにそのまま終わってしまう。 読者の想像に任せすぎ。やはり結末は作者にきちんと描いてすっきりさせて欲しい。 夢っていうのが個人的にはつまらないテーマだったのもあり、読後感が悪かった。 | ||||
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常識を超えた能力や現象をテーマとした恩田陸さんお得意のミステリー。他人の夢を記録として取ることができ、主人公の浩章はその夢判断を職業としている。あるとき、何年も前に死んだはずの古東結衣子が主人公の前に現れる。それから集団幻想や神隠しなど次から次へと不可思議なことが起こり始める。古東結衣子は夢で未来の災厄を予知することができたのだった。夢を巡って物語は予期せぬ結末へとなだれ込む。見方を変えるとこれも一つの恋愛ものかもしれない。ユングの集団無意識の考え方を取り入れて物語を紡いでいるが、うむひょっとして、もしかすると世界を動かすのはその集団無意識かもしれぬ。 | ||||
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文章も読みやすく、まるでその情景が見えているような感覚で読み進められます。 元々気になる内容に加え、次から次へと新たなストーリーがでてきて、その結末が気になり読む手が止まりません。 が、最後はいつも尻すぼみになるというか、納得いかないというか、消化不良のようなもやもやした気持ちが残ります。 伏線が回収できていないという訳でもないのですが、読み終えると、あのシーン必要?結局なんだったの?といった気持ちが残ります。 例えるなら、スーパーで、野菜、刺身、 魚、お肉大量に購入し、何が出来るのかなぁとワクワクしていたら、出てきたのはハンバーグ。みたいな。 いや、ハンバーグも豪華だし、全然良いんだけど、買い込んだ食材みてると、ステーキ、ローストビーフ、ビーフストロガノフ、お刺身、煮付け、エビフライ、お寿司のフルコースなのかなと期待してたから、なんとなくハンバーグかしょぼく見えてしまうような感覚です。 期待を広げすぎたかなという印象です。 ここ最近読んだ、恩田陸さんの作品、不安な童話、六番目の小夜子、三月は深き紅の淵をにも言えます。 ラスト以外はかなり面白いので、読んで後悔はないですし、また違う作品も読みたいのですが、もうちょっと良い終わり方にはならないのかなと思います。 | ||||
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前半はとても面白かったです… 意味ありげな人物やエピソードが後半全く出て来ず 最後の最後で無理やり辻褄合わせした印象は否めません。 近未来っぽい話だったのにラストでは普通にタイムスリップが出てきたり 最後に出て来る重要人物多過ぎ(笑) 前半と後半が別物みたいな妙なお話でした。 ラストの描写を読み終わり、なんじゃそら〜と、ツッコミしか浮かびませんでした。 | ||||
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話の内容的には結構無茶ぶりがあるけれど、それでも ハマってしまう本です。 夢違の世界に浸りすぎてロケ地まで足を運んでしまいました。 | ||||
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夢の世界の妖しい雰囲気がよく出ているが、 少し消化不足かな。 もっと、謎に肉薄してほしいのに、肩透かしをくらったような感じ。 | ||||
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恩田さんらしい作品です。 ずっと読んでいたい!そう感じさせる作品です! つづき書いてください‼︎ | ||||
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たくさんの賞を受賞している作家さんだし、本書も直木賞候補になっていることもあり期待して読んだのですが、正直薄っぺらかったです。この作者さんの本を読むのはこれが初めてだったのですが、伏線も適当だし登場人物もつかみどころがない。500ページ読むのも苦痛で、メリハリのないストーリーは退屈でした。 また、主人公が夢判断などという仕事をしているにも関わらず、やっていることと言えば他人の夢を観察しているだけ。夢なんてそもそも滅茶苦茶で意味不明なものなのだから、分析しようとするならせめてユングの知識ぐらいは応用してほしかったです。 SF的な装置も適当で、ミステリーやサスペンスとしても面白みがなく、人物の感情描写はひたすら浅く、登場人物たちの目的も曖昧。とにかくどのジャンルに照らし合わせても薄っぺらい小説でした。作者さんの他の作品も高評価みたいですが、こういう薄っぺらい小説が流行りなんですかね。 | ||||
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私もテレビの悪夢ちゃんが面白かったので、読んでみました。悪夢ちゃんに一番惹かれたのは、主人公古藤先生の、誰にも頼らない強い生き方、です。原作は設定がずいぶん違いましたが、ヒロインが孤独なつらい立場にありながらも、誰にも迷惑をかけまい、最善を尽くそうとして生きていた孤高ぶりのすごさが似ていました。 さて、話は夢というものがキーワードになっています。よく、夢にはいろいろ現れると申しますが、私は夢で大切なことを示唆されるタイプの人間ではないようなので、夢をすごく重視して、人の夢まで読む職業が出てくる話は、疲れそうで、そこまで夢に左右されるヒロインのような状況はつらいだろうと思いました。 ところで、ネタバレですが、主人公はヒロインを愛しながらも、彼女を支えるにはそんな力も度胸も、結局はなかったというか、ほとんど誰にも彼女を支えられないほど、彼女は大変な立場でした。自分は彼女を支えたいのに、結局はそこまでの力はない、という男性にありがちな状況をよく描いていると思います。これが逆に女性が男性を支える立場になると、女性が母性本能的愛情の域まで行けば、たとえ世間をすべて敵に回しても・・・という特別な一体感があるんじゃないかと思うのですが(究極の愛情ですが)。 で、結局物語は夢という領域に入っていき、ヒロインは夢の中を生きていくようになり、夢は信じている人には存在する、というような認識がこの物語の中に生まれ、主人公は、現実には彼を心配し当たり前に愛している妻を持ちながら、夢の世界でヒロインとも魂でつながる、というようなことになっていくわけです・・・これは、弱っちい男の、イイトコどりの、理想的状況、ではないでしょうか・・・ 全く複雑・多様な意識・念・思いの時代になったから、人間のこういう意識もありうると思いますが、主人公の立ち回りぶりが、本人もいかんともしがたいのでしょうが、度胸がなく、しかも本人その自覚もなく、私の好きじゃないタイプではありました。 また、様々な事件と謎が、たぶんこういうことだったのであろう、という風に解明されつつ話が進んでいくのですが、私が若者でないせいか、今の日本の街や国土の状況を描写していく言葉の切り口が、ちょっとカサカサして潤いがないと言いますか、自分が同じ時代を生きながら、もっと違う感性で日本の風景を見ているのか、なんか、味気なく感じてしまいました・・・ 夢の中で鳥の足を植える・・・というのも、だからなんなのか、よくわからないままですし・・・ この物語を、あの、ワクワク・ドキドキ・イキイキのテレビドラマにした人は、大したものだなー、と思いました。 | ||||
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本の状態など、買い物としては、非常にいいです。 ただ、内容が、これふぉういうこと?これでいいのかな?という終わり方だったので、悶々としてます。 | ||||
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いろいろな夢を毎日見るけれど 改めて夢について考えさせられる話だった 朝起きて夢を反芻して どんな意味があったのか どんな場所で どんな匂いで なにを聞いたのか 数分間は覚えていても すぐ忘れてしまう それが 新しい視点で書かれた夢のような話で 夢をみて起きた朝のように まだこの夢のなかにいたいと思わせるような そんな小説だった | ||||
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ドラマとは内容が全く違っていましたね。私はドラマの方が好きですが、いつもの恩田陸ワールドには入ることができました。 | ||||
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不可思議な世界を見せてくれる一冊。はっきりとした事象はなく、夢の中のように物語は進行する。ラストも夢なのかどうか、読者に想いを託す。 | ||||
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少し前にニュースでももクロと北川景子さんが出てたりして、なんとなくユーモアのあるものという先入観がありました。でも全く違いました。古藤結衣子という人物についての謎、恩田さんの小説はいくつかは考えられないSFものもありますが、このお話は現実にもこういう人はいるんじゃないかなと、こういう出来事あるんじゃないかな、と思うものでした。登場人物の思考もまともなもので、人を想う気持ちも愛があり、うんなるほど、と思える内容でした。恩田さんの作品を好きな方は、こういうお話も好きなんじゃないかなと思います。 | ||||
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終盤までは、夢を可視化して記録できる装置を開発し、心理学や脳科学等の科学で悪い予知夢を分析し、災厄や災害の防止に役立てようとする物語だと思って読んでいた。 しかし、結末は、科学的には解明できない、夢と現実が混淆した世界に入り込んでしまった。 なんで、こんな結末になるの? | ||||
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すぐ物語に引き込まれて、一気に読めます。おちも他の作品に比べてそこまで強引じゃないです。 | ||||
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九章からが、いったいどうした…? と、首をひねりたくなるほどの出来だった。 八章までは色々な伏線と思しき事件や出来事、登場人物をこれでもかと並べているのだけれど、それらの九章以降からの回収がまったくできておらず、全体的に消化不良。某登場人物たちもあのタイミングで出してしまってはかえってしらけるだけでマズイし(無理矢理感が半端なかった)、すでに登場している人物たちも各々謎めいた設定を振りまくものの、結局何のために出てきたのかよくわからないままフェードアウトした数が多すぎる。あと、いくらなんでもというトンデモ設定が少々… これなら、まだ六番目の小夜子のが面白かったな、というのが正直な感想です。読みやすい文章は好きなんですが。 新刊を買って最後まで読みましたので、期待のあったぶん、辛口で申し訳ありません。 | ||||
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