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呪縛の家
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【この小説が収録されている参考書籍】
呪縛の家の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.73pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全5件 1~5 1/1ページ
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神津恭介シリーズを読むのは3作目です。 ただ3作品を読んで思ったのは、基本的に犯人像が2時間ドラマ的ワンパターンだなということです。そのような意味では、2時間サスペンスドラマに出てくるキャラクターの役割、場面など基本フォーマットを確立した作家なのかもしれません。 この作品では、作者の主張のようなことが、物語の中に挟まれていますが、いささか唐突で、物語の流れを損なっているように思います。 | ||||
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宗教一族が予言とともに次々に殺されていくストーリー。 登場人物がとても多く、そして結構な人が殺されます。~かしら。という語尾に時代を感じますね。 読みやすいとは思いませんので、ちゃんと集中して読まないと、読みこぼしちゃいます。古典的な感じが好きな方にはたまらないのでは? | ||||
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怪しい宗教団体を舞台におこる残虐で不可思議な連続殺人。妖気なムードと密室殺人や見立て殺人の趣向が何重にもほどこされ、ディクスン・カーなどの怪奇趣味に彩られた古典本格が好きな読者を喜ばせるような作品になっている。ただ、おなじみ天才・神津恭介の推理が、快刀乱麻を断つというほどの心地よさを持たなかったのが残念。 トリックに意外性や独創性が貧しかったこと。また、あまりに立て続けにおこる殺人や殺人未遂がいかにも煩雑で、神津恭介によって理論だった説明はされるものの、共犯の存在や見立ての殺人の不完全や未完成が、胸がすくような推理とまではいかない収まりの悪さを感じさせた。そうしたところが、神津ものの代表作とされる『刺青殺人事件』『人形はなぜ殺される』『妖婦の宿』などの作品に劣る点だろう。 そんなことから、愛すべきイケメン名探偵の推理ではあったが、作品評価は☆三つといったところか。ただ、最終章で真犯人が激白する、宗教が生む罪業に対する指弾の弁が、邪教の巣のような作品舞台が単に怪奇な雰囲気づくりというだけでなく、のちに社会派的な作風へと移行する高木彬光の変化の種子をみるようで興味深かったこと。さらに、真犯人の背後に浮かびあがった最終章の小見出しである『裁きえぬ罪人』の存在が、邪悪な黒い余韻をラストにあたえ、読後感が竜頭蛇尾にしぼんでしまうことからは救っていた。 | ||||
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本書は『刺青殺人事件』に続く神津恭介シリーズ第二長編で、巻末解説ではこれに『能面殺人事件』と合わせて作者最初期の本格長編の傑作と記されているが、どんなものであろう? 『能面殺人事件』にもアンフェアな記述は見られたが、本書にはそれ以上にひどいアンフェアが見られる。 第一の殺人は明らかに機械的な方法によるものであるのに、本書に挿入されている読者への挑戦状に、第一の殺人について「機械的な方法で殺さない」と、作者は平気で大ウソを記しているのである。 それに、第一の殺人の殺害方法について、総論としては一言で説明はされているが、それが具体的にどのように行われたか、どのような仕掛けがされていたのかが一言も記されていないのは明らかに説明不足。 また、第一の殺人の短刀について、神津恭介は前から糸か何かでしばりつけられて、気のつかぬようなところに隠されていたと説明しているが、澄子にもその前に入浴した卜部鴻一にも気づかれない場所とは一体どこなのか? 卜部鴻一は、「短刀を突き出す機械装置など、どこにもなかったことは君に誓うよ」と述べており、機械装置がなかったと誓えるほどであれば、短刀そのものも同様ではないだろうか? このこともまたアンフェアくさいものを感じるし、いずれにせよこれもまた説明不足である。 ただし、『刺青〜』や『能面〜』同様、こういう和風ディクスン・カーっぽい作品の雰囲気は好きで、上記のようなアンフェアや説明不足がなければ、もっと高い評価をするのだが。 | ||||
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神津恭助・松下研三コンビが活躍する長編ミステリー。 人間の血にネコの血を混ぜるなどふざけたところもあるが娘達が次々に殺されていき読者を引きつける。 結末には犯人より恐ろしい人間が…… | ||||
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