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転落
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転落の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.00pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全22件 1~20 1/2ページ
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ラストの衝撃というのを履き違えているとしか思えない。何かしら意図を持ってあのような最後にしたとすると、読者のうちどれくらいがそれを汲み取れるか… 少女との関連性も全く見えてこない、最後まで読んでも納得することも出来ない。 文章そのものもイマイチ感情移入しにくい上、キーになりそうな物が登場するもどれも中途半端、、 | ||||
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主人公は何故ホームレスなのか?過去に何があったのか?律子という女性は誰なのか? 多くの謎を抱えて始まり、徐々に真相が明らかになるストーリー。 うーん…何だろう、読みにくい。主観的な心理描写が凄まじく、ぬるぬると絡みつく感じ。真相が明らかになってもどこかすっきりしなかった。伏線が消化不良とか筋がもやもやとかではなくて、登場人物がぬるぬるした性質を持った人々で、気持ち悪い。 | ||||
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とても面白く読み進めていったのに、納得いかないまま終わってしまいました。 それじゃあ第一章の心理描写はおかしくないか?とか、何でそんなに体力あまってたんだ? とか‥‥ でも女のリアルがいっぱいで重たくてドロドロしてて好きなジャンルではあります。 | ||||
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人物関係が非常に分かりにくいです。 誰の子どもがどうやって亡くなったのか?この女性とこの女性の関係はどんなものだったか? 読み進めていくうちに、わからなくなって、戻って探すのも苦労。結局「?」な気持ちを抱きながら最後まで読みましたが… ラストがまた「は?」と思わず言ってしまうほどの意味不明さ。時間の軸を捉えにくく、非常に煮え切らない感じを残されたラストでした。本を閉じて思わずぽいと投げてしまったくらいです。 一番おもしろかったのは冒頭です。読み進めるごとに、疲れが増してきました。残念です。 | ||||
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【ネタバレあり!?】 (1件の連絡あり)[?] ネタバレを表示する | ||||
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ラストはちょっとガッカリしたが女性なら陥る可能性が充分にある話を 主要登場人物を極力減らし上手く描写していると思う。 第二章に入った時、あれ?短編小説(個人的に苦手)買ってしまったのか? と思うような入り方でちょっと先を飛ばし読みしてしまったが、見事にトリックに騙された。 子供との話にリアリティがなさ過ぎるのもそういう事かと感心してしまった。 どこが転落かと言われれば、普通の主婦が殺意なく事故で子供を殺してしまい、 それが元で身を潜めて暮らさなければならない。という言葉で表すと単純なことなのだが、 平凡だからそれで充分転落なのだと思う。 子育てを女手ひとつでするのは大変なことなのだと本作を貸した主婦にも言われました。 | ||||
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あまりにも中途半端な終わり方にがっかり。 第1章、2章で大きく広げすぎた展開を 3章でまとめきれなかった印象。 全体を通すと非常に雑な小説という感じ。 みなさんが思わず驚いたという 謎解きってどの部分が該当するのでしょうか? 本当に消化不良な小説でした。 | ||||
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題材やネタはすごくいいと思いますよ。うまく書けば名作も生み出せる着眼点です。ただ組み立てや盛り上げ方がちょっと…皆はネタネタ言ってるけど、どれがネタなのかよくわからない。衝撃のラストも、淡々と書かれてるから「あ、ここが衝撃の部分か」と冷静に推測するしかなく、いまだに消化不良。それぞれの重要な行動にもその必然性がわからず、最後のエピソードも「これが理由でああなるの?」って逆に唖然とします。なんかすごくもったいない。全体の沈み込むようなトーンや登場人物のパラノイア気味の葛藤はよく描かれてるんですけどね。でも後からゾっとする部分は確かにあります。他の人と自分の『読む感性』がどう違うかを測るにはいい本だと思うし、ある意味踏み絵ですね。読後は確かにかなり重苦しい気分になれるので、4つ☆です! | ||||
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自分は小説が大好きです。 あっと驚くようなトリックを期待している、というよりも そこに描かれている人たちの人間模様や人生観に興味があります。 女性作家による小説の場合には、やはり女性心理の描写がとても自然です。 この作品でも女性の登場人物の複雑な心情がリアルに表現されていました。 男性作家の場合には、このようなリアリティのある表現は難しいように思います。 ただ、キャッチコピーにあった「ラストの衝撃」の意味がよく分かりませんでした。 むしろ、「え? ここで終っちゃうの!?」という感じでした。 第1章のラスト:女の子がとった行動の動機がよく分かりませんでした。 第2章のラスト:その後のストーリーがなく、ちょっと消化不良です。 第3章のラスト:あまりにも取ってつけたようなアクシデントが残念でした。 また、他の方も書いていましたが、第3章のラストから第1章への流れがよく分かりません。 なぜ、ホームレスになったのか・・・ なぜ、人格が変貌してしまったのか・・・ いろいろな意見があると思いますが、自分の場合には小説は読み終わった時に すべてが完結していて欲しいです。あちこち疑問が残るようなもったいぶった 終わり方をされると気になって熟睡できません。(^_^; | ||||
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これだけ暗い感じのミステリー小説は初めてだ。この小説には一片の希望もなければユーモラスな部分もなく家族、親類、友人などが全て最悪の敵に変わってしまう。また介護現場での暗さや歪な感じが、なかなかリアリティがあってなんと嫌な職場だろうと感じられた。しかし読後感は悪くはない。 | ||||
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「転落」というほどの思いは正直受けなかった。 「転落」という意味で言えば、桐野夏生の「OUT」の本が断然上。 また、追い詰められてゆくさまで言えば、奥田英朗の「最悪」のほうが断然面白い。 素人の私が言うのもなんだが、 「すべてが作者の脳内でのこと」という感じがぬぐえなかった。 自分で自分を追い込んでゆくさまに、妥当性がなく、 「まぁこう思うやろな」というところまで「私」に共感できなかった。 同じような心理サスペンスなら、 沼田まほかるの「九月が永遠に続けば」をおすすめする。 | ||||
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ジャケットの黄色い花に引き寄せられて、手に取った。 〈転落〉というネガティブなタイトルと、明るい黄色のコントラスト、あるいは、ギャップに惹かれた、といった方が近いかもしれない。 第一章「教唆」、第二章「隠匿」、第三章「転落」の三章からなる。第一章の書き出しから、なぜ、「ボク」は家出せねばならなかったのか? という疑問にとりつかれて読み進めた。 第二章以降で、それは少しずつ解き明かされていくが、その途中で、ある仕掛けが施されていたことが判明、私はそこで、やられた! と、うなってしまった。 この本の解説者は、自分の解説が作品内容のネタばれになりはしないか? と懸念しているが、それは杞憂だろう、ネタばれには、なっていない。私のレヴューもまた、ネタばれになっていないよう、祈っておくとするか。 | ||||
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一人称視点を切り替えながら展開して,次々と違う真相が明かされるサスペンス. 現在進行系の事件の描写で引っ張りつつ, 過去の事件の本当の真相で驚かせるというなかなかに凝った手法である. また,この作品のもう一つのテーマとして,子供を亡くした母親や家族の苦悩や, 世間から受ける仕打ちという難しい題材を持ってきて,それを動機としている点も特徴である. 子供を失った悲しみや喪失感だけでなく,身内からの断罪や 必ずしも温かいものとは限らない周囲の好奇の目. こんな苦痛があったのかと改めて感じた. 若干の消化不良感はあるものの,当事者達の絶望の深さ,救われなさは十分に伝わってくる. 多少の難点を指摘するなら,全体に緻密さが足りない. 例えば,ラストで明かされる真相から,第1章へのつながりには少々説明が足りず説得力不足. また,第1章の終盤で迎える破局も被害者側の行動を裏付ける描写が足りないため なんだか唐突な印象を受けてしまう. 作品全体の構成がよくできているだけに,ディテールが気になるのが惜しい. | ||||
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本の帯に「あなたはラストの衝撃に耐えられますか?」と記してあり、ラスト部分を楽しみにしつつ読み始めた。 途中まではやや驚く展開もあったため、益々ラストの展開に期待が膨らんだものの、期待のラストはそれほど驚くような内容ではなく、最後の最後にがっかり。 ボリュームがある作品だけにやや損した気持ちであった。 著者の他の作品も是非読みたいという気持にはとてもなれなかったのが正直なところである。 | ||||
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まず、ラストの衝撃とあるが、たいした衝撃ではなく肩透かしであった。 何が起こる?と思い、読み進めていったら、 唐突に終わり、期待した衝撃も全くなし。 全て予想の範囲を越える事はない。 第一章のトリックは割と面白いものではあるが、 裏表紙や帯で煽るほど、少女との「共犯関係」はたいした事はない。 たいそうな犯罪のように匂わせているが、 単なる子供のいたずらレベル。 こんな事で転落って言ってしまうの? そして、一番よくないのは、あちこち微妙に消化不良な部分が多い。 それぞれの行動に対する理由付けが甘いせいだと思う。 つまり、その行動を取る意味がわからない、となる。 そして、何でそうなるの!?という部分も。。。 例えば、体力のない弱った病気の人間が、素早く襲って来る!とか…; 全てに納得がいかない… この一言に尽きる。 冗長な文章も、読んでいて疲れた。 | ||||
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作品自体は結構、面白いです。 正直「まぁ、書店の軒先に出てるのって、そこそこのアタリしかないしね」 なんて不遜な心持ちで手に取ったのですが、ついつい、一気読みしてしまいました。 犯罪に足を踏み出してしまう女の心情についての描写は、 桐野夏生の「OUT」をどことなく感じさせるような、 「ああ、こうなってしまうこともありえるのかもしれない」と思えるところもあり、 (※桐野夏生のが数十段上ではあると思いますが…) 一晩明けずには読もうと思える作品でした。 終わり方も、多少の荒削りな描写を差し引いても、 「こうくるか!」という感じで、 むしろ心地よい突き落としで、良い感じです。 しかしながら…。 なぜこんなことを書かなければならないのかと思いつつ、 今後読む方の参考になれば、と思い敢て書かせてもらいますが、 解説が史上最悪です(文庫版に限るのかもしれませんが)。 「こうくるか!」と終わった直後に始まるために、 思わず読み続けてしまうまう構成になっているのですが、 うっかり読んだ瞬間、あまりの文章の拙さに愕然として、 くだらない思い出話の羅列に「だからなに?」と突っ込みたくなり、 心地よさがびっくりするほどの吹っ飛び方をして、 ものの見事に作品を台無しにしてくれます。 なぜこんなくだらない解説者を選んでしまったのか…。。。 解説によって作品を台無しにされる、なんて生まれて初めての経験でした。 これさえなければ☆4つはつけられたのですが…。 | ||||
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『ホームレスと少女』。その2人のやりとりや関係がストーリーの謎…と読み進めて行くと大きく変化して行く。 作品を通して人間の視線というものの怖さが描かれる。何気ない噂話、正論…そんなものが、当事者を追い詰めていく。そんな人間関係の怖さが描かれる。自分の何気ない一言が、他人を傷つけているかもしれない…と考えるとゾッとする。 心理サスペンスとして秀逸。ただ、このトリックの評価が難しい。読めば読むほど深みにはまっていく構成は見事ではあるものの、一方で内容そのものも含めて「スッキリ」という気分には慣れなかった。その辺りはどうか? | ||||
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まるでミステリー新人賞の落選作品を読まされた ような読後感。導入部は魅力的。 中間部は冗長。 ラストは・・・、狙いすぎ。ヘタにどんでん返しを狙わないで 第一章のトーンのまま話しが進めば もっと面白い小説になったような気がする。『ホームレスと、彼に親切にする謎の少女・・・』こんなに美味しい題材を、あんなとんでもない 展開とオチで台無しにする作者の罪は重い。 | ||||
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まるでミステリー新人賞の落選作品を読まされた ような読後感。導入部は魅力的。 中間部は冗長。 ラストは・・・、狙いすぎ。ヘタにどんでん返しを狙わないで 第一章のトーンのまま話しが進めば もっと面白い小説になったような気がする。『ホームレスと、彼に親切にする謎の少女・・・』こんなに美味しい題材を、あんなとんでもない 展開とオチで台無しにする作者の罪は重い。 | ||||
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三部構成で、読めば読む程謎が深まる 雨水が土に染みこむように、じわじわ物語りに侵されてゆく ホームレスを小学生が餌ずけする所から始まるが、一部・二部と反転してゆく構成に眉間の皺が深まる 全部読み終わるまで気になって一気に読んだ そして、気持ちが沈んだ この物語で事件に関わるのが、子供を持つ母親で 子供は健康に育ってあたりまえで、もし、子供に何かあった時 母親には責任が、夫や舅姑だけでなく世間からも重圧となって押し付けられる 生き場を失った母親 生き場を失うのが恐い母親 母親の苦しみが読後滲み出て、哀しい気持ちで一杯になった | ||||
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