災厄
- 心理サスペンス (72)
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災厄の総合評価:
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全1件 1~1 1/1ページ
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高校生が引き起こした妊婦連続殺人をベースに、人間の「悪意」をこれでもか、と押し付けられた。読後感はあまりいいとはいえないけど、それが著者の思惑であれば本作ほど人間の裡にあるドロドロしたものを表現した作品はないでしょう。 | ||||
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☆4、5 妊娠5ヵ月めのヒロインの旦那の弁護士は、本来なら担当するはずではなかった『妊婦連続殺人犯の少年の弁護』を急遽担当することになってしまう。 妊婦にとっては最も憎く恐ろしい犯罪者を弁護する旦那は、犯人同様に妊婦たちの敵となり、 ママ友や同じマンション住人や一般妊婦から、様々な悪意と嫌がらせの連鎖を受けていくヒロイン。 少年はなぜ妊婦を狙ったのか?誰がヒロインを陥れていくのか?信じていいのは誰なのか? 「世間様」たちの悪意に地獄を味わいながらも必死に立ち向かうヒロインを描いたサスペンス作品。 以上、そんな内容です。 ネットもふんだんに駆使された 「世間様」たちの悪意が物凄く怖く、 加えてあくまでも『子供や住まい地域という環境のみで繋がったママ友等』の人間関係の脆さを浮き彫りにした点も怖く、改めて人の悪意には気を付けようと感じました(>_<) 終盤に一点だけ明かされない事があり、それだけが残念でしたが、 その他は、本名を名乗らないネット上の正義の危険性を描いた素晴らしさと、人の悪意の怖さを存分に描きつつも、きちんと解決してくれた名作サスペンスで、あらすじが気になったらぜひともオススメですO(≧∇≦)o | ||||
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少年の異常な犯罪についての話かと思いきや、少年の弁護についた男の妻を巡る女のドロドロ話に展開していって、おお! と興味津々。 人の弱さや悪意を掘り下げていく話は好物なので。 でも、悪意の根底にあるものが「ずっと好きだった男をとられた」というような意外とのっぺりした事情だったりしたのが残念。 もっと些細ながら共感性の高いエピソードで悪意の発露を積み上げてもらえたら……なんて偉そうな読者だけど。 | ||||
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悪意に満ちている。読んでいて気持ちが悪くなるくらい。 何度か読むのを止めようと思ったが、まだ半分も読んでいないので続けた。 すぐに思い浮かぶのは光市母子殺害事件だ。 被害者側でなく、付添え人となった弁護士とその妻側を描いている。 しかも、妻は被害者たちと同じく妊婦である。 未成年事件だから誰かが付添え人をやらなければならない。 しかし匿名掲示板や週刊誌、マスコミなどの市民感情から大バッシングを受ける。 妊婦仲間はもちろん、味方であるはずの事務所スタッフでさえ悪意を向けてくる。 そして少年Aは極刑を望む。冤罪さえも受け入れて。 自分は今まで第3者であり、例の事件を弁護する人たちに対して悪意までは抱いていなかったが 公人となった元弁護士の発言やネットの中傷を当然だと受け止めていた。 自分たちを正しいと信じて疑わない似非”正義の味方”だった。と気付く。 イやな話である。前回読んだ転落も遥かに悪意に満ちている。 ただ、最後まで読むことを強くお奨めする。 面白いから。 | ||||
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予想外におもしろかったです。 少年による妊婦連続殺人事件がメインのミステリーと思いきや それは本当にプロローグに過ぎません。 少年を弁護することになった弁護士の妊婦であるおくさんが 周囲に抱かれる悪意、本人が抱く悪意・・・ そこがメインで話しがすすんでいきます。 私自身も現在妊婦なので、 感情移入しながら楽しく読めました。 | ||||
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読みはじめに、少年が妊婦を狙う話が出てくるので、 「もう少年犯罪物はいいよー、お腹いっぱいだよー」と渋々読んでた。 すると、何故か、リングサイドで繰り広げられる、女VS女の戦い。 嫉妬と、好奇心でエスカレートしてゆく。 一緒に働いている女と、一緒に暮らしてる女。 後半に、直接対決があるんだけど、「わたしの方がカレを知ってるのよ合戦」 それは、もう醜い、醜い。 醜い女の争いを書かせたら、屈指の作家さんの、醜い女の小説です。 | ||||
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