難病で何年も入退院を繰り返して人生を諦観する小学生。男に金を持ち逃げされ無一文のオカマのホームレス。

市営プールで見知らぬ女に声をかけられた。昔、同じ団地の役員だったという。

成り行きで家出少女と同居を始めた女子大生ナナミは、友人の死に責任を感じつつ生きる元ヤンのクニコと、おざなりなメールのやり取りを続けていた。

「俺、帰りたくなくって」29歳の主婦・典子は、ネットのオフ会で知り合った15歳の遼介から別れ際、告げられる。

劇団員の夏帆は、住宅地図調査のアルバイトで小学生時代に住んでいた街を訪れた。

暴力をふるうようになった恋人と別れたい(「泥棒猫貸します」)。

恋人を取られた女の元に現れたカレの同級生。彼女から、二人を別れさせる提案をされて…(「宵闇キャットファイト」)。

人生は楽しく、充実していなければ。そこそこ出世した旦那に、健康な息子。

わたしを裏切った男と侮辱したあの女は絶対に許せない!ふたり同時に復讐するには、あの方法しかない―男に妻も子どももいると知った愛人の心に燃えたぎった嫉妬と殺意。

大学卒業後、ニート、フリーター、サラリーマン、コンビニ店主、研究者という立場にある同級生5人が集った。

公開処刑人「森のくまさん」。犯行声明をネットに公表する連続殺人鬼だ。

タワーマンションの最上階に暮らす売れっ子作家・珠美は人生の絶頂。一方、売れない作家桜子は安マンションで珠美を妬む日々。

『公開処刑人 森のくまさん』著者が描く、“文壇サスペンス"! ミステリー小説の新人賞、第10回GE(ゴールデン・エッグス)賞受賞作『だるまさんの鬼ごっこ』の著者が、元人気俳優の向坂祐一郎であることが発覚した。

水野晴菜は恋人の死をニュースで知った。副島奈槻が沖縄で何者かに殺されたのだ。

エリート銀行員の仁藤俊実が、意外な理由で妻子を殺害、逮捕・拘留された安治川事件。

『公開処刑人 森のくまさん』でスマッシュヒットを飛ばしている著者の第2作目です! 高校生がいじめを苦に自殺した問題で、マスコミが騒いでいる。

異動先の編集部で、偶然目にした未発表の原稿『聖域』。なぜ途中で終わっているのか。

剣道の名門高校に入学した柿崎まりあ。日名子という目標となる先輩もでき、希望に胸を膨らませていた。

名門進学校で一流大学医学部合格の太鼓判を押されている桂木涼子が、ある日始めた“悪魔の実験”。

「私の息子は、犯罪者になるに違いない」 1962年、西新宿・十ニ社の花街にある洋館「鸚鵡楼」で殺人事件が発生する。

中堅保険会社に勤める5人のOL。条件のよい結婚に策略を巡らす美人のリサ。

かつて一世を風靡した美貌の女優・野崎有利子。彼女に魅せられたエリートサラリーマンが、殺人と詐欺の容疑で逮捕された。

色恋をめぐる狂気は、その女たちを少しずつ蝕み、少しずつ壊していった…。

「グランドマンション一番館」には、元「名ばかり管理職」の男、元公務員、三世代同居の女所帯から独居老人、謎の若者、はてはかなり変わった管理人までと、アクの強い人たちが住んでいる。

少女漫画 『青い瞳のジャンヌ』 をこよなく愛する”青い六人会”。

ホームレスになってしまった「ボク」は、食料を探していた神社で、小学生の麻由から弁当を手渡される。

陰惨な歴史が残る四国山中の集落・尾峨に赴任した中学教師・金沢には、競技中の事故で陸上を諦めた疵があった。

クラスの女王に媚を売り、カースト底辺はイジり倒す。それが殺された人気教師の素顔だった。

大人気ミステリー「――者」シリーズの原点 多額の保険金をかけた妻を、トリカブトで殺したM。

わたしの人生は充実する、あの夫、あの親族さえいなければ。

ピアノ調律師の一藤麻衣子には、秘密があった。

―君のこと忘れたこと、なかったよ、これから先も、百歳になっても。十六年前に起きた『西池袋事件』。

民生委員の千加子は、「レインボーハイツ」とは名ばかりの、くすんだ灰色のマンションをたびたび訪れる。

女性誌「フレンジー」の人気連載小説「あなたの愛へ」。

バイト先の店長に惚れ、大学を辞めそうな勢いの従姉を救いたい(「泥棒猫リターンズ」)。

祖父と父が日々女を連れ込む、通称・たらしの家で育った庭師の雅雪は、二十歳の頃から十三年間、両親のいない少年・遼平の面倒を見続けている。

謎の骨格標本が発掘されたことを報じる地元紙の小さな記事を見つけた家具職人・豊は、数十年前の小学生時代、仲間数人で山中に骨格標本を埋めたことを思い出す。

一家惨殺事件のただひとりの生き残りとして、新たな人生を歩み始めた十歳の少女。だが、彼女の人生は、いつしか狂い始めた。

「週に三度、他の男とセックスすることを習慣にして」いる主婦・麻美。

同日に同じマンションで、二人の独身キャリアウーマンが殺された。

妻あり子なし、39歳、開業医。趣味、ヴィンテージ・スニーカー。

信者が三十人いれば、食っていける。

生まれて初めて芽生えた殺意という名の感情。

カンタベリーへの道中、同じツアーの参加客が各自、とっておきの不思議な話を披露し合うことに。

この子と、幸せになりたいだけなのに―岸谷奈江と一人娘の真央は、入園を予定している有名幼稚園へ見学に向かう。

「今から、俺たちの学年の生徒が一人、死ぬ。―自殺、するんだ」「誰が、自殺なんて」「それが―きちんと覚えてないんだ。

人材派遣会社を営む紀ノ川由希子は42歳、独身。恋人には妻子がいる。

「さて、同窓会を下記のとおり開催することとなりました。

「浅葱、もう少しで会える」『i』は冷酷に二人のゲームを進めていく。

出版社で働く派遣社員の倉本渚は、ある日AV女優連続不審死事件の容疑者が遺したルポ「アルテーミスの采配」を手にする。

話題のファストフード店でアルバイトを始めたあかりは、優しく頼りがいのある店長札山に惹かれていく。

専業主婦の小夜子は、ベンチャー企業の女社長、葵にスカウトされ、ハウスクリーニングの仕事を始めるが…。

逃げて、逃げて、逃げのびたら、私はあなたの母になれるだろうか…。東京から名古屋へ、女たちにかくまわれながら、小豆島へ。

家族のことが、好きですか?郊外のダンチで暮らす京橋家のモットーは「何ごともつつみかくさず」。

母と娘。二種類の女性。

我が家を地獄につきおとしたのは、母でした――娘の口から明らかになっていく、母の異常犯罪とは。