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博士の愛した数式
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博士の愛した数式の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.32pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全704件 241~260 13/36ページ
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すごくいいなあ。映画化されてるのを知ってるから、どうしても、登場人物のイメージが映画出演者と重なっちゃうんだけど。それはそれで、まあ、いいんだけど。地方が舞台なんだね、それも初めて知って意外だった。東京の話だと思ってたから。 | ||||
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話もわかりやすく、楽しくすぐに読めました。 数学な知識があればものすごく面白いと思います。 なくても博士が解説してくれるので全然問題ないです^ ^ | ||||
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小川洋子さん独特の世界観がかもし出されていて、面白い作品でした。 | ||||
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素晴らしい本だ。 私は天の邪鬼でベストセラー的なものは読まないか、文庫本になってから読むことが多い。 これも文庫本だ。 それも私の愛するヤコビアンで定義される微分方程式に関して、どうも2つ目の仕事が出来て、しばらく休んでいる時にだ。 天からの授かり物かもしれない。 数学好きにも数学嫌いにも絶対おすすめ。 | ||||
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17年前に交通事故に遭い、新しい記憶は80分しか覚えていられない数学者の博士。 その家に派遣された家政婦は毎日「初対面」から博士と出会い直し 数字や数式でコミュニケーションを重ねていく。 物語を読み進めていくうちに初めは気にならなかった記憶の80分が、 博士と過ごす時間が長くなればなるほど切なかった。 私が主人公「私」の立場だったら「覚えていて欲しいよ」って。 ただ、この物語が美しいのは作者・小川さんと主人公「私」が 数字の美しさを知っていることにあります。博士の愛した数式を 誰よりも愛しているのは彼女たちです。 日常や何気ない数字が“数式”と結びついた時、今まで気づくことの なかった場所にあたる光。 数学の美しさや博士の不器用な人柄に触れたい人には この作品は良いかもしれません。ただ、胸の中に重さや切なさも残ります。 ★同じように記憶を扱った映画作品★ 50回目のファースト・キス コレクターズ・エディション [DVD] 笑えるラブコメディになっています。同じように記憶を扱った作品なのに、 こちらはコミカルに描かれています。表現者によって似たような題材でも 捉え方が違うのだなと思いました。両方を味わってみるのも面白いと思います。 | ||||
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何度もこの小説を読んでいるのですが、読む度に心が暖かくなり、感動ができます。ぜひ一度読まれることをお勧めします。 | ||||
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暖かく静かできれいな作品。 80分しか記憶がもたない天才数学博士と家政婦の私、阪神ファンの私の息子のお話。 この3人の絡みが見事に描かれています。 博士が2人に教える数学。公式や定理など一見難しいものに見えますがそれほど難しくなく、理解できるものでした。 ですが、最後の公式は正直わかりませんでした。 といえど、博士の数式に対する愛はとてつもなく伝わってきて、私や息子がそれに魅了されていくのも納得できました。 自分もこんな先生に数学教わりたかったです。そしたらまた違った見方ができたのではないかと思いました。 | ||||
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最後のクライマックスが人の良心が現れていて、 心がほっこりする | ||||
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記憶が80分しかもたない数学博士と家政婦とその子供のふれあいの日々です。 子供とのふれあいの部分については暖かく感じます。 難しい状況をいろんな知恵と工夫でやりくりしていく姿も共感をもてます。 読んだあとに心がほっとする一冊です。 | ||||
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悲しくて泣くのではなく、 自分でもなぜか分からないけれど、 心の奥がすごく温かくやさしい気持ちになって、 自分の中の毒が洗い流されるような、 そんな不思議なお話です。 人に対して誠実に生きよう、 まじめであることはちっとも恥ずかしいことじゃない、 そう思えるお話です。 | ||||
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この本に出会ったきっかけは中古本屋さんの激安コーナー。なぜ、この書籍を手に取ってしまったのか理由はわからない。しかし、値段以上の価値のある本でした。学生時代、まったく数学に興味が持てず、苦手な科目でありましたが、数学の知識などなくても十分楽しめました。知識があったらもっと楽しめる本なのかもしれませんね。僕も教授みたいな人に数学を教わっていたら数学キライにならなかっただろうなぁ〜。 不慮な事故以来、博士の記憶が80分しか持たず、どんな話の展開になるのかドキドキしながら、家政婦さんとその息子、そして、義妹の女性が加わりながらストーリーが展開していきます。「毎朝、「僕の記憶は80分しかもたない」という自分のメモ書きを観てうなり声を出す教授」を想像して、かわいそうだなと思ったり、逆に嫌なことを忘れることができて、毎日新鮮な気持ちで生きられるだろうなぁ〜。なんて、楽観的に考えたりしながら、ページを進めることができました。 この本は第一回本屋さん大賞に選ばれた作品なんですね。最近の本屋さん大賞ではあまり良い本に出会えなかったけど、この本は断然良かった。この地域の小学校で推薦図書になっているのも頷けるが、これを読んで小学生は理解できるのだろうか・・・でも、本当に良い本です。 | ||||
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文庫で持っている本をあえてKindleに入れたのは、いつでもどこでも読めるようにするためです。通しで2回読みましたが、どこを切り取っても、そこには驚きと発見と感動があります。ドラマの再放送を見るような思いで、わざと細かく読んではまた閉じます。 日々の生活の中で、ふと博士とルートに会いたくなると開く。そして、今生きていることに感謝できる自分に帰ることができる。 一見、無駄に思える数字の持つ奥深さや数学の公式に魅了されつつ、人間の無力と儚さと、しかし強さと偉大さも、手の中にある。 そんなひそかな自分だけの悟りを堪能できる唯一無二の作品です。今日も私の生活の一部として存在している大切な家族なのです。 | ||||
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心が穏やかになる本でした。 数学が分からなくても、大丈夫。 是非読んでみてください。 | ||||
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この作品は、映画を先に見て興味があったのですが、本によって、ますます数字に興味が沸いてきました。 この本は、理系の学生はもちろん、文系の学生が読んでも面白いのではないかと思います。 私は、この本の影響で、車のナンバーを、四桁の素数に変えようと決めました。 | ||||
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博士の愛した数式というシンプルな書名、80分しか記憶のもたない数学者という奇抜な設定から、気にはなりつつ、逆に、今まで敬遠していました。 読んで良かったと心底思える本です。 博士 と その義理の姉、家政婦の私 とその息子「ルート」の話。 数学を始め、書かれていることが自然に溶け込み、心地よく物語が続きます。 大きな事件が起きるわけでも、大げさな仕掛けもありません。 時間がゆったりと長く流れます。 小さな日常の出来事がとても新鮮に写ります。 そして、こんな素直な人たちになれたら・・と思います。 心温まる小説です。 「神様の手帳をのぞき見して、ちょっとそれを書き写しただけのことで・・・」 「数は、この世が存在する前からもう存在していたんだ」とか、数学に関する言葉が要所要所で光ります。 藤原正彦氏の解説もとても良いです。 (188) | ||||
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Kindle購入後に、安くなっていたので、単行本ももってましたが、久しぶりに読んでみました。 本屋大賞がちゃんとした賞だったころの1位だけあって、今読んでも、すばらしい良作。 自分の子どもはまだ算数もできない年齢ですが、算数がわかるようになったら、博士のような姿勢で数字のすばらしさを教えてあげたいです。 | ||||
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映画の原作 映画は見てませんが、いいお話です。 小学生を持つ母子家庭の母親。 その主人公が家政婦として行った勤め先が 記憶が80分しか残らない数学博士の家・・・ 数学の美しさを話す博士のロマンチクな感じや、 お互いを思う心の温かさやがホントいい。 後半からラストにかけて 博士の義理の姉の気持ち、小学生が大人へと 成長していく過程、そして・・・う〜ん。名作だと思う。 ほんといい本です。 お互いを思う心が深く心に沁みる作品。 お勧めできます。はぃ。 | ||||
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記憶が80分しかもたないとどうなるか、をシミュレーションした小説でもあります。分かったことは、数式の神秘に思いを馳せることにも(数式は永遠だから)、子どもへの愛情を表現することにも(もともとその人に備わったものだから)、それは妨げにはならない、ということです。障害による苦しみはあるけれど、気が合う人と(会うたびに初対面となっても)心を通わせることもできる。博士の記憶には残らなくても、ちゃんとその人たちの記憶には積み重なっていく。そんな物語です。 随所に見られる数式の「文学訳」が、夜空の星を見上げているような気分にさせてくれます。 「果ての果てまで循環する数と、決して正体を見せない虚ろな数が、簡潔な軌跡を描き、一点に着地する。どこにも円は登場しないのに、予期せぬ宙からπがeの元に舞い下り、恥ずかしがり屋のiと握手をする。……オイラーの公式は暗闇に光る一筋の流星だった」 「ここにある一ページ一ページが、宇宙の秘密を解く設計図なのだろうか。神様の手帳を、書き写したものなのだろうか」 | ||||
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品が良くて、機知に富んで、知的で軽妙、細やか。とても素晴らしい。純文学でこんな作品もあるんですね。 数学、野球、80分の記憶力しかない博士、そして家政婦とその息子。そんな意表を付いたストーリー の軸が実に巧妙に、そして愛情深く交わっている。 暫く前に英国Financial Times紙を読んでいると、村上春樹に続いて注目すべき日本の小説家は誰かについて論じるコラムが掲載されていた中で、小川洋子氏のこの作品が代表的な例として言及されていたのが思い出された。このストリーのテーマは、日本独自の題材ではなくて、とってもuniversal。宜なるかなと思った次第。 | ||||
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500を超えるレビューが集まる事が、良作の証かもしれませんね。 数学の面白さと周りの人の温かさが心に染み入ります。 数学の無機質さと人間の優しさ。 数学の美しさと人を想う心。 最近のやたら殺し合う小説が多い中、それらにはない、思いやりの心が光ります。 ルートが数学の先生になったくだりと、ホームに依然と変わりなく通う私とルート。 読後感が、いい作品に巡り合えて喜びでほんわかします。 | ||||
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