■スポンサードリンク
パラサイト・イヴ
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!
パラサイト・イヴの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.29pt |
■スポンサードリンク
Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全38件 1~20 1/2ページ
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
深いテーマと、人間とモンスターの関係についての探求に感動しました | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
大変興味深く一気に読んでしまいました。 知識の豊富さに感心いたしました。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
エピローグで麻里子にも触れてほしかった… 痙攣する麻里子とか想像すると心が痛む。 麻里子可愛い。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
面白かった | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
薬学部出身という事で専門語のオンパレードだけど文章は分かりやすくて好感もてた。論文のように明確さが求められる文章執筆の経験が豊富だからでしょうか。ホラー小説と銘打っているけどロジカルなので、あまり怖さは感じなかった。SFとしても文句なし名作です。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
ストーリーは大きく違うもののゲーム化もされた作品。 SF寄りの設定なので、あまりホラーが得意でなくても楽しめると思う。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
プロローグは良いとして、その後の書き出しは何だろう。小学生の作文かと思うひどさ。まあそれが徐々にこなれていくのでここから小説家への道を歩み始めたのだろうか。ただ、やはり専門用語のオンパレードにはなかなか馴染めない。あとがきで著者の挙げる作家が皆外国人で、わからずとも読み進めることに慣れ過ぎているのではないか。翻訳物はひどいし、原著を明確に理解できるほどでもないと勝手に思ってしまうのだが。 それでも面白い。腎臓とミトコンドリアをパラレルで考えたり、そもそも透析患者の在り方を投影する社会問題を考えたり、と。学会会場で彼女が弁をぶった後は一気だ。ただ、その後の新世界への飛躍が面白そうだというのは残念ながら達成せず。起承転結と言えばそうなのだが、どうも急に終わらした感がなくもない。ただ、紙数がかなりあったのでエピローグが長いのかなと期待を伸ばすがそうではなかった。参考文献やら用語解説やらあとがきだ。特にあとがきは長かった。 席を並べて同じ釜の飯を食っていたかもしれない、とか思うと今更ながらに読んだことになる。刊行時で工学部に席を有しておられるようだが、内容からして医療関係では難しかったのかなと穿った見方をしたりもする。それでも両方面での活躍、「死都日本」を思い浮かべたりした。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
読むことにした動機は、日本人のルーツについての興味から知った「ミトコンドリア・イヴ」というワードから。 純粋に生物学や進化論的な興味から読んでもその専門性は高く、知的欲求をある程度満たしてくれる内容である。 少なくとも前半は…。 ミトコンドリア自身が生命の起源の太古から現代まで絶えることなく意志を継続し続け、ついには人間という最終進化生物に反乱を起こすという荒唐無稽な発想は、単にSF的な超フイクションとして読めば許せる内容だし、物語の構成そのものもよく出来ていると思うし、なにせ現役薬学博士が在学中に書いた力作である。その専門的な内容の充実度は見事である。 しかし、後半から結末まではいかんなぁ。 ミトコンドリアが「彼女」として内に潜んで画策しているうちはよかったが、巨大化して姿を現したあたりから一気に漫画チックに落ちてしまう。 そもそも作者は、本当にこの物語をホラー小説として描きたかったのであろうか? ホラー小説大賞なるものを受賞したことは大いなる勲章であり、その後の作者の作家的位置を形造るためには重要だったのかもしれないが、このテーマをホラー小説のようなジャンルでなく、高度な正統派SF小説に仕立て上げることが出来たら、世界にも通ずる名作に仕上がったように思う。 そういう意味では非常に残念である。 とにかく背景にある専門的知識とテーマの発想自体が素晴らしかっただけに…。 ちなみに、映画化された同名の作品のほうも読後すぐに観てみたが、こちらはまったく残念の極み的な出来。 原作を読んでなければそもそものテーマが何であったかは映画だけでは理解できないであろうし、原作を読んだ人ならば誰しもが落胆すること請け合いの裏切り映画化。(葉月里緒奈の美しさだけが救い?) これだけの発想から生まれた作品ゆえ、小説の方にはとにかく★4つくらいは付けておきたいと思う。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
涼しくなりたくて読んだのだが、あまり怖くなかった・・・。 これが著者のデビュー作だからだろうか、物語の畳み方が雑な感じがした。 読者が待ちに待ったイヴの出現のあと、物語から急速に リアリティー(もしくはリアルっぽさ)が失われ、ファンタジーっぽくなっていく。 イヴの10億年の忍耐とはなんだったのか、もしくは聖美を操り始めてからの数年の 慎重で精緻な戦略はなんだったのかと読者が呆然としてしまうほど、イヴの最後はあっけない。 あれほど強く賢い生命体が、悪手を立て続けに打った挙句、自滅してしまうなんて ちょっと納得いかない。 著者にしても、イヴにしてもツメの戦略が甘すぎる。 でもミトコンドリアの薀蓄や、年端の行かない少女の心理描写など出色の出来だなと 思える部分もあり、終盤までは一気に引き込まれたので星は4つ。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
ホラー小説大賞を受賞した作品だが、ホラーというよりはスリラーに近い。 主要三部で構成されており、第三部は、速い展開で「これからにどうなるのか」と思わせられて一気に読みきってしまった。 最後は「やっぱりね」と予想される展開ではあったものの読み応えのある面白い作品であった。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
パラサイトイヴはゲームしか知らなかったのですが、この小説を初めて見た感想は「奥が深いんだな~。」と思いました。 パラサイトイヴは初めてという人でも楽しめると思います!! | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
今までもゲーム系の小説を読みました。 小説にするとゲームとは違う向きから感じることができてなかなかいいですよ。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
10年以上も前大変面白く講読しました。最近、読み直そうと思い書棚を探しましたが見つからず、仕方なく購入した次第です。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
20年前に社会現象にまでなった作品らしいけれど当時は子育てに終われ気になってはいたが読めてなかった。 最近Kindleされていたので購入し通勤時に読んでみた。 ミトコンドリアの謎の生命体の恐ろしさに圧倒されながらも生化学者らしく冷静に分析して対決しようとする主人公利明のかんじが好みだった。 エンタメ要素も満載で楽しめた。 作者の他の作品も読んでみたいと思う。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
遺伝子の話だったのでその昔習った高校の生物の授業を思い出しながらよんだ。どうしても近代生物学のミトコンドリアについての学説が必要な小説だと思った。著者の発想に脱帽する。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
科学的な用語、ホラー色ばかりが注目されがちだが、軸は男女の狂おしいまでの執着だ。 だが、死体をただの物体とみなせない彼を、狂人と笑う事はできないだろう。 多くの人が、墓石の下にある死体を、ただの肉とみなせずに、花を捧げ、手を合わせるのだから。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
ミトコンドリアが反乱?を起こして、一人の女性、聖美を殺害し、その夫の精神を操作して自分の幹細胞を培養させ、また聖美の腎臓移植した10代の女性の体を使って妊娠させる。ミトコンドリアが太古の昔から計画していた進化の最終局面で、最後のどんでん返しが。。。 生化学の勉強や実験を少しでも経験した者にだけわかるストーリの展開は、新しいタイプのエンターテイメントである。 ミトコンドリアは大腸菌と同じようにDNAがリング状になっている。ミトコンドリアは、母方の卵細胞に「寄生」しているがゆえに、人類の起源を知るひとつのマーカーとなっている。この遺伝子進化をさかのぼると、最初のイブがアフリカに誕生したことがわかる。こんな話を聞いたことがある方も多いだろう。ところが、ミトコンドリアは完全に母のミトコンドリアの遺伝子を受け取っているだけではなく、父方の遺伝子も受け取っているという。その遺伝子同士の戦いが、どんでん返しの秘密となっている。 ミトコンドリアの遺伝子に、小説にあるような知性や意思があると思えないし、妊娠した胎児が、かりにミトコンドリアが成長を操作できるとしても、その栄養をどのようにして得たのか、なぞは無数にあり、いくらでも揚げ足をとることはできるが、エンターテイメントとしては、十分に楽しめた。 ミトコンドリアは、宿主真核生物が、その遺伝子の90%を奪い取り、搾取による共生とする説もあるが、この小説では、この定説を否定し、ミトコンドリアが宿主を支配しているとする。腸内細菌が人間の情緒を師支配しているという話もあるので、なかなか面白い。 ミトコンドリアは、生物のエネルギー生産に関係している細胞内器官であるが、分化やアポトーシス(自然死)の鍵を握っているという。詳しくは、ネットの転がっているナレッジを拾っていただくことにして、どなたかがレビューに書いているように、命を育てるも殺すもミトコンドリア次第。この発想が、この小説のベースになっているのであろう。 ミトコンドリアの詳細を、いつ学んだか記憶はないが、ミトコンドリアの不思議と、パラサイトイブの話題で盛り上がったせいもあって、読了した本だと錯覚していた。また題名も間違えて記憶していて、ミトコンドリアイブだと思っていた。ずいぶん探したが、なかなか見つからなかった。パラサイトイブとう題名であるこにに気がついたのは、数日前のことである。今回、一気に読破して、初めて読んだ本だと、きがついた。ジャンルとしてはホラーだそうだが、聖美のような女性と巡り合いたいと倒錯した願望を持つのは、私だけではあるまい。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
久しぶりに再読しました。 文系だった私は,この本で描かれる理系の世界にあこがれてしまいます。 ストーリーとは無関係に,ふとそんなことを思ってしましました。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
「利己的な遺伝子による細胞内戦争」を、その道の研究者が書き下ろした良質のサイエンス・フィクション。 前半部に稚拙な文章が散見され、筋も『Xファイル』的な既視感が、なくもない。しかし、クライマックスへの加速感が些細な欠点を凌駕し、専門分野をベースにした独自の着眼点とアイディアが光っている。 機器などの専門用語も、分からないなりに「多分、こんな感じだろう」と適当に読み進めば、大きな邪魔にならなかった。むしろ冗長な説明がなかった分、テンポ良く読むことができた。 疑問に感じたのは、 「億年単位で進化を経験してきたミトコンドリアが、その形での自己崩壊を予見できないだろうか?」 という点。 多少、都合の良い展開のように感じたが、まあ、これは重箱の隅をつつくようなものであろう。 独自の発想を見事に小説まで昇華させた、瀬名氏の手腕と労力は、賞賛に値する。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
小説には色々なジャンルがありますが、特に好き嫌いが別れる分野に『ハードSF』があります。 これが嫌われる理由のひとつに、下地となる知識と興味が必須、ということがあるのではないでしょうか。 文章でのみ伝える以上、筆者と読者の間に単語に対する共通認識が必要となります。 『遺伝子』と書いてことが済むのは、読者が漠然とでも遺伝子という言葉とその意味を知っていて成り立ちます。 さて、本作『パラサイトイヴ』ですがそういう意味では、筆者の前にはとてつもない困難が立ちふさがっていたことかと思います。 よほど興味がある人でなければ、本作に登場する単語の数々は「何のことやらさっぱり」という事態に成りかねません。 当然ながら小説として物語を読者に楽しませる上で、通俗的でない単語には『説明』が必要となります。 説明を回避する手法も当然あるでしょうし、より文章として楽しめる書き方に留めるということもあります。 ですが、本作においてそれらの手法を取り入れると、また違った小説となったことと思います。 ありていに言ってしまうと、あらすじはB旧ホラー映画のそれです。 要するに、映画版の為体、ご覧の有様という感じです。 瀬名氏の最大の功績は、説明に真っ向から勝負を挑んだことかと思います。 これら説明を退屈な代物にせず、楽しめる部分とし、その細部の拘りによって荒唐無稽な話に命を吹き込んでいらっしゃいます。 だからこそ、この話は小説で楽しめる物で、映像に頼ることなく文字で為しえたということに賞賛を送りたく思います。 前半部からストーリーと平行して続く、楽しめる説明。 中盤から怒濤のごとく盛り上がりを見せる物語。 ラストは賛否両論あるでしょうが、個人的にはあの結末でなければ、それこそB旧映画になってしまったと思います。 この話は小説で読んでこそ面白い、と思います。 映画版を観て小説を読んでらっしゃらない方に、特にお勧めいたします。 | ||||
| ||||
|
■スポンサードリンク
|
|
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!