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パラサイト・イヴ
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パラサイト・イヴの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.29pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全22件 1~20 1/2ページ
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でも、気持ち悪かった。 ミトコンドリアとの共生の話は面白いが、 小説的にはちょっとやりすぎ感があるような。 漫画、ゲームとしては盛り上がるのかな。 | ||||
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It’s very science heavy, which is fine with me because I have science background, but not sure how general public reacts. The story took a long time to get going and when it escalates, it happens fast and ends really fast. Bit of a let down at the end. | ||||
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1995年刊行の単行本を読んだ感想である。 ミトコンドリアの反乱という着想は面白いと感じた。 ストーリーも、大賞を受賞するだけあって、特に後半は引き込まれた。 ただし、テンポが遅く、ホラー小説なのに、半分近くになっても、まだ怖くならない。 専門用語が多用されているが、用語の説明がないので、素人には不親切だ。 場面がくるくる変わるので、煩雑に感じる。 危うく途中で投げ出したくなった。 組織片から培養された細胞が、意思を持っているというのは、あまりに現実離れしている。 しかも、下水管を迷わず高速で移動したり、手や触手を使わずに人体を壁に打ち付け、天井を壊したりすると、もはや荒唐無稽だ。 選者は皆文系の方のようだから、理系的な装いに幻惑されたのか? | ||||
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良い点: 豊かな生物学と医学の知識が入っている 「ミトコンドリアの反乱」というアイデアが面白い 気になる点: 前半の物語の展開が遅い | ||||
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文章と構成が下手 それを専門用語を多く使うことで煙に巻こうとしている 特に気になったのは場面転換の下手さ | ||||
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当時単行本で買って、同時期の「リング」や「らせん」と並ぶ秀逸な『ホラー小説』だと思ってそれなりの評価もしたので読み易い文庫を買ってみたのですが…あとがきと称する愚文を読んで、この作家に絶望した。NH●「100分~」で故小松左京氏著『虚無回廊』の続きを書いたと吹聴していたが、MCの伊集院光氏も宮崎哲弥氏も完全に無視していましたね。買うんなら角川ホラー文庫版の方がマシでしょう。あと、レンタルDVDを見るか。結末も然程×××××ったし。作家の言い訳や恨みつらみを読まされる読者が可哀想です。 | ||||
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1995年に日本ホラー小説大賞を受賞した本作について、映画は観たものの全く面白くなかったので現在まで原作はスルーしていた。 最近知った所によると、発売当時本作はSF読者や評論家等から激しいバッシングを受けたと聞く。「これはSFではない」とか、「幼稚なアニミズムだ」とか。 ホラーつってるのにどうしてそんな非難があったんだろうかと今更ながら読んでみた。 ああ、なるほど。これは確かに面白いけど非難はあるかもなあなんて思って、レビューでは批判的な意見を書こうとかと思ってたんですが、あとがきを読んでそんな気が失せました。 この文庫版は2006年に出ています。即ち本作が発表されて11年経っているわけです。なのにこの新潮版のあとがきではあの時の恨みつらみがたっぷりと述べられています。 異様だなあと思ったのは、パラサイトイブ関連の記事を著者がパラサイトイブに対する評価毎に分けてグラフ化してる事。 「絶賛している」「褒めている」「普通」「あまり褒めていない」「けなしている」「様々な意見」と言う風に。 あれから11年にも経ってるのに何?その粘着質なグラフ。 本人にとってそれは、自分の作品に対するバッシングを冷静かつ客観的に見つめるためのアプローチなのだろうが、傍から見ると正直病気である。全部チェックしてたの? その後も、「~に~と言うバッシングを受けた」とつらつらと愚痴が並ぶ。大人げないなんてものではなく、背筋が寒くなるレベルだ。繰り返すが11年も前の話なのだ。 特に著者が許せないのが読者を馬鹿にする評論家らしい。どの雑誌の何月号で誰がどういう事を言ったのか一字一句記されています。多分これは死ぬまで覚えてる気だろうなあ瀬名先生。 まあ、気持ちは分かるが、そんな評論の一つ一つを一々相手にしていてはそりゃあ炎上するだろう。この新潮版のあとがきを読んでいると、パラサイトイブが炎上したのは作品のせいではなく本人の性格のせいではないかと思えてくる。 著者は現在日本SF作家クラブともめてるらしいが、この難儀な性格では何処へ行っても揉めるだろう。 幸いだったのは、このパラサイトイブが生まれたのがネットが普及する前だったという事だ。もしパラサイトイブが生まれたのが現在で著者がTwitterでもやった日には、批判の一つ一つに徹底的に反論して、ネット民の玩具になっていただろう。 本編ではなく、あとがきの感想になってしまっているが、この本は正直あとがきがメインな気がしないでもない。それに本編に対する感想なら他の人が散々しているであろうし。 角川版のパラサイトイブを読んだ人間でも、このあとがきを読むためにも新潮版を買ってみて欲しい。瀬名先生の驚きのめんどくささが分かるはずである。 | ||||
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術語のたたみかけ(職業モノの味)は僕も大好きだけれど、さすがに多いのでしばしば斜め読みになった。 緻密というより堅牢。 前半と後半のボリューム感・スピード感のバランスが良くない気がする。 あと、「細胞」の描写は非常に細かいのに対して、「女性の美しさ」とかの表現は平板、というバランスの悪さも感じた。 再移植を拒否する理由となったエピソードが弱くて、納得しがたい。 | ||||
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映画を見てから読みました。 映画より深いところまで描かれているのでいろいろ納得。 ホラーというより恋愛もの? | ||||
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あまりにも有名なタイトルですがゲームの印象が強く、つい最近まで原作があったとは知りませんでした。ホラー大賞受賞作でもあるとのことで手に取りました。 一言で言えばミトコンドリアの反乱を描いた作品。こう書くとミトコンドリア?(笑)となりそうですが、人体におけるミトコンドリアの役割については作中でじっくり解説してくれるのでその方面に疎い方でも問題ないでしょう。心霊系の話ではありませんが、SF色が強いです。そして人類誕生以前まで話は遡るのでけっこう壮大な内容でした。 進行は非常にゆっくり。ところどころ奇怪な現象は起こるものの、物語が本格的に動き出すのは全体の2/3を過ぎてから。それまで延々と登場人物紹介みたいなものが続きます。終盤は引き込まれてどんどん読めますが序盤・中盤は正直めちゃくちゃ退屈です。関連する知識はすべて書かないと気の済まない作家なのか、移植手術や細胞に関してのあれこれなど小説として省いても問題ない部分まできっちり書くので読んでいてやや疲れる。それを踏まえて読むことをお勧めします。 著者は学者の方ということで、それも頷ける専門性の高い文章を書かれます。かといって読みにくいということもなく正直好きな文体なのですが、これは実用書ではなく小説なのだから省略するところは省略してテンポよくしてくれれば☆4相当でした。ストーリーは大味で決着のつけ方もなるほどと思わせられる分そこが本当に惜しかったです。少し暗雲を残す終わり方はこれぞホラーという感じで好き。総括して☆3かな。 | ||||
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瀬名秀明氏の小説は初めて読みました。何人かの方も言及されていますが、ミトコンドリアが正体を現し始めたところから、展開が突飛すぎて感情移入できなくなったの残念です。 私は薬学科ではなく、かつ大学院にも進学しませんでしたが、学科は生物化学でしたので、In situ hybridization などの基本的な実験は行ったことがあり、小説に出てくる実験プロトコルや器具の名前には馴染みがあり、懐かしく感じました。 ミトコンドリアに関しての科学的説明は純粋に面白く、小説中の聖美と同じように楽しめました。小説のテーマとしては非常に興味深いと思います。 類似作品として、鈴木光司氏のリングシリーズ(「らせん」で遺伝暗号が出てきます)が思い浮かびました。私としてはリングシリーズの方が好みですが。他の方のレビューで言及されている「天使の囀り」も読んでみようと思います。 | ||||
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ミトコンドリアDNAが自我を持ち、主体を乗っ取る?名作の誉れ高い本書だが、発想が飛躍しすぎていてついていけなかった。 なまじ科学的には正確な部分が多い(らしい)ので、かえって感情移入できず、評者にはいまひとつだった。 | ||||
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神は細部に宿る 神は細部に宿るとは言うけれど、細部に頼り切っていないだろうか。 ミトコンドリアの「不可思議さ」については、高校理科程度でも聞くのではな いかと思うが、それを土台にしたSF的な仮説や示唆は、非常に面白かった。 ただ、どなたかが言うようにストーリーはとても貧弱に思う。 この作品は高度な専門性にこそ真価があり、ストーリーは二の次になってしま っている。だからこそ、高度な専門性を排した映画はいまいちになり、イブの なんでもありに笑う者があり、高度な専門性に辟易する者がいる、と。 逆に、ある程度、生化学分野の知識を持っている人には、より一層楽しめると 思う。実際、私の初読みは今から10年以上も前だが、クリーンベンチすら知ら なかった当時は、ストーリーを追い掛けたくても専門的な知識・業務の列記に 辟易するばかりで読むことを断念してしまった。 ま、いつの間にか生化学系の分野に進んだ今となっては、非常に楽しく読めた が……。それでもやはりストーリーよりも専門分野での話の方が、俄然面白い。 ※ 以下ネタばれあり。 そしてもう1点。どうしても気になる事がある。 聖美の身体や精神に影響を及ぼせるほどの力を持ち、専門の教授に意見や質問 をぶつける程度に知識を有し(聖美の段階)、修士論文程度であれば簡単に作 成しする知性がある(朝倉の段階)者が、一介の薬学助手に執着する意図が全 く分からない。 自己進化させた「娘」にしても、自身細胞の継代にしても「聖美」自身(聖美 の肉体のまま)で出来たはずだ。実際培養された Eve1 はそれをやってのけて いる。ならば聖美の段階で「知識」を得て、実際に研究室に入ってしまえばい い。自身で医学なり薬学なり極める事も「容易」なはずだろう? 聖美を殺し、 腎移植をやらせ、利明に自身を複製させるような回りくどい方法は、全く必要 ない。 娘を産むのも「麻里子」ではなく「聖美」自身でいい。種の転換期のオーバー ラップが必要などともっともらしく説明しているが、本来の意味でオーバーラ ップしていた者こそ「聖美」だろう。なぜ「聖美」の肉体を捨てる必要がある? 例えそうでなくとも「麻里子」の子宮を「移植した腎を介して」作りかえるよ り、造り変えてきた聖美の体で作りかえられたはずだ。 イブの高度な知性と、宿主を作りかえる力、他の個体にあるミトコンドリアと の連携。それらもってしての、あの計画は非常に陳腐。他人に頼ることなく、 自ら全て事前に事を為せたはずであるし、他人を操る事も容易だ。 ホラーにしたくて計画をわざと杜撰にしたようなもんじゃないかとすら。 | ||||
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理系の人間が新しい切り口で挑んだSF小説と呼ぶのが相応しい作品だと思います。 緻密な医学描写は、(私が知る限りでは)類を見ないほど詳しく書かれています。 しかし理系ということを意識しすぎたためなのか、それらの説明が冗長であると感じることもあり、小説という括りで作品を評価すると高い評価は出来ないというのが感想です。 小説に新しい入口を作ったが、間口が狭すぎたかなと感じさせられる作品でした。 | ||||
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序盤から中盤にかけては謎が謎を呼ぶ不気味なSF調で非常に面白かったのに、打って変わって終盤は荒唐無稽なB級ホラーに。 荒唐無稽な展開が嫌いなわけではありませんが、最初との落差に愕然としましたまた、文庫版あとがきが気になりました。こうゆう文章を書いた作者の意図はよくわかりませんが、ここに書くべきことではないのではと感じました | ||||
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最初のうちは、本当に面白い。でも、いわゆる「敵役」である「イヴ」の正体が徐々にあきらかになるにつれ、「これヤバイかも・・」という思いがどんどん強くなっていき、最終的には「いかに彼女(イヴ)の荒唐無稽っぷりに対して目をつむる事が出来るか」が、とても重要になってくる。そりゃーまー、所詮フィクションだし?SFだし??「リアリティーがナイ」なんて言葉を使うのはヤボってもんだとは思うけど、でもいくらなんでもアレはねー・・・。ま、面白いから、結局我慢して最後まで読んじゃいましたけど。 | ||||
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当時はいろいろと話題になった作品。著者は現役(当時)の学者で、作品内容は彼の研究を踏襲しつつ架空の理論をエッセンスに加えている。その発想の先見性・斬新さは各界にも評価されている。ただし読み物としての評価は難しいところ。ある程度の注釈はついているものの、専門用語が羅列される部分も多く、素人にとってはともすれば退屈である。物語は主人公の妻の死から始まるが、決定的な事件が起こるのはかなり終盤に進んでからで、序盤の展開は非常に緩やか。非日常の影が徐々に濃くなっていくように描写されているが、登場人物たちの恐怖・緊張・焦燥といった感情を煽るようなシーンはなく描写も淡々としているため、先の展開がある程度読めている人にとっては辛いところである。その分終盤とのギャップと衝撃度は大きくなるものの、著者の筆力が足を引っ張り、かえって不自然な展開に見えてしまうのが難点である。結末もなんだか…と、文句ばかり言ってきましたが、旧作である事を考えれば十分な出来だと思います。ジャンル的には、ホラーというよりSFと読み替えたほうがよろしいかと。出来はさておき、学者という立場ながらこのようなチャレンジフルな作品を執筆なされた瀬名氏には素直に賞賛を送りたいところです。 | ||||
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SF的設定のバイオホラー。ミトコンドリアが反乱を起こす話。あとはあまり覚えていません。読んでいるときはそれなりに面白かったので、そんなゴミ呼ばわりする作品ではないと思うけど、たとえば貴志祐介の黒い家とかを読むと、とたんに色あせる。バイオホラーなんかあんまり好きじゃないからかな | ||||
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非常に高い評価を得ている作品であることは知っていますが.作品としての面白さはどうでしょうか…。ハ-ドな文体.高い専門性。非常に高度な印象は受けるのですが.この作品にはまだまだ欠けている要素が多いと思いました。 私も一応理系の人間なので.難解さはなく読めるのですが.芸術性・スト-リ-性・深い感情表現など文学としての諸要素にまだ発展の余地を残している作品だと思いました。 作者の瀬名さんには.まだこれで終わって欲しくないという期待もあり.敢えて辛目に評価させて頂きます。 | ||||
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ぼくがこの小説を読んでいて一番恐々とした場面は、脳死判定されて、その後心臓停止を持って死人と断定された女性の腎臓を摘出するところと、その腎臓を14歳の中学生の少女に移植手術するところでした。描写がとても細かくて「ER」を活字で読んだらこんなに怖い思いをするかも知れないと思いました。パラサイト・イヴが正体を現し血の気もよだつようなことをしでかすのですが、その部分の描写は逆にあまりにも現実離れしたものでしたので恐怖心はそれほど掻きたてられることはありませんでした。小説としては楽しめたけれど。でも薬学関係であまりにも専門用語が頻出するところはもともと知識がないので少々辟易しました。 | ||||
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