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墓地を見おろす家
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墓地を見おろす家の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.15pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全68件 61~68 4/4ページ
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読んだのはもうかなり前になりますが、ホラー好きの私の読んだ作品の中でナンバーワンといってもよいくらい、時間がたってもなお内容鮮明な、本当に怖い逸品です。今でこそ、家やマンションを題材にしたホラーものは多くなってきて、怨念や邪気が不吉な出来事を次々引き起こすというのは珍しくなくなったものの、描写のひとつひとつの情景が目の前に迫り、息もつかせないのは作者の力量のなせるわざだと思います。知人の会社を訪ねていった折、カーテンを開けたらすぐ下が墓地だったことがあり、この作品のことを思い出して思わずぞっとした経験があるのですが、それだけ深い印象を残す、ホラー好きにはたまらない作品です。是非おすすめします。 | ||||
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ホラーは血みどろのスプラッタ描写が無いと、満足出来ないという人にはこの小説はおすすめ出来ません。精神的な怖さと、肉体的な怖さの二通りの怖さがあるとしたら、この作品は精神的に怖い方の作品です。ジェイソンがチェーンソーで切り刻むという描写よりも、誰もいないはずの部屋から妙な物音がする、というような描写の方が好きな人に向いています。穏やかな日常を徐々に恐怖が浸食していきます。僕は楽しめましたが、最後の方は多少納得行かない部分もあるかな。その納得出来ない部分とは、あれだけやればもうちょっと騒ぎになるんじゃ?という事です。結末に一ひねり加えるには、あれしか方法が無かったのかな。 | ||||
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墓地とお寺と火葬場に三方向を囲まれた新築マンション。どこにでもいる、ごく普通(?)の若い夫婦と幼子が引越しを済ませ、新しい生活をスタートさせた。しかし、奇怪な事件や現象が起こり、マンション住人たちは日毎に引越していく…。後に残された主人公家族の結末が気になり、一晩で読み終えてしまいました。とにかくゾクゾク怖くて、結末が気になる作品です。休日に読み始めるのがオススメ。止まらなくなりますよ! | ||||
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幸せなはずの新居での生活が一転して恐怖に変わる。この本を読んで知らない土地での生活が怖くなりました。ただ後半より、前半のほうがより恐怖を感じました。ラストはちょっと物足りないかな。 | ||||
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読んだのはずいぶん前ですが、ガラスにべたべたと貼りついていく無数の手の場面をカラー映像付きで思い出します。 最後まで恐怖の正体が分からず、舞台が普通の家なので日常に潜んでいそうな怖さがあります。読んだ後部屋の窓ガラスとかが妙に怖かった。が、派手な描写はないので、面白くない人もいるかも。 | ||||
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ちょうど1年前にこの本を読んだが、未だに「怖かった」という印象だけは残っている、というより消えない。物語自体はドラマ性もなく単調で、主人公家族のもがく姿が淡々と描かれている。「見えない何か」との格闘のさまを・・。悪いことをしたわけでもないのに、次々に周りに不幸な事件が起きていく件では怒りすらわいてくる。「見えない何か」がはっきりしないので、じれったくもなる。だが、読み終えてみると本当に怖いものとは強烈な何かではなく、普通の生活に潜んでいてじわじわと近寄ってくるもの(小池ミステリ-のコンセプトでもある)なのだということがわかる。徐々に、自分は逃げられなくなっているのだと気づきだす恐怖は、積み重ねた分だけ根が深い。この物語は漠然とした恐怖を長期間、脳裏に焼きつけてくれます。 | ||||
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私はホラーは結構好きだが、洋もののホラー映画・小説はビジュアル的に刺激的すぎる割には心の底から鳥肌立つという経験がなかったと思う。その点日本の秀逸なホラーは楽しませてくれる。日本のお化けが怖いのは、「いるかいないか分からないあやふやな物」だから怖いのだ。ジャーンと効果音と共に登場するエイリアンやジェイソンではなく、ヒタヒタと訳の分からない物が徐々に近づいてくる総毛立つような恐怖。味わってください。この小説で。 | ||||
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角川ホラー文庫になる前に、一度読んで得体の知れないものたちに恐怖しましたが、また再び、別の形で読んでしまいました。キーワード、地下、墓地、霊能者・・・と並べるとなんとなく想像がつくかと思いますが、小池氏の描写はすごいです。想像力のたくましい方、エントランスのドアにお気をつけください。そしてまた・・・ラストが一番怖かったかもしれません。読みやすい文章で、量も手頃なのでサッと読めます。是非一度、お試しあれ。 | ||||
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