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おやすみラフマニノフ
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おやすみラフマニノフの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.84pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全48件 21~40 2/3ページ
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ストーリーにぐいぐいと引き込まれて文句なしに面白い。さよならドビュッシーほどの読後感の悪さも無いが、しかし読了後 すっきりと感動するという程のさわやかな読了感の良さが得られない。そこが僅かなマイナスポイントとなる。 | ||||
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「たぶんこんな感じの終わり方だろうな」と、読みながら予想していたのだけど、結果は当たらずとも遠からずといった感じだった。 そういう予想がほとんど当たったことがない自分でもそうだったのだから、ミステリー小説としては今ひとつだったかもしれない。 ならなんで星4個という高評価なのか? それはこの作品が、”生きるとはどういうことか?”という問題に対する一つの答えを教えてくれているからだ。 城戸晶は言った。 「音楽は職業じゃない。 音楽は生き方なのだ」 「自分はこれをやるために生きているんだ」と言えるものがあるかないかで、人生は大きく変わる。 そんなことを思いながら、ふと考えると自分にはそれらしいものは見当たらない。 城戸晶をはじめとした登場人物たちに負けないよう、それを見つけ磨いていきたい。 | ||||
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「さよならドビュッシー」に次ぐ岬が活躍する音楽ミステリー。 今回は演奏会を控えた音大が舞台。 演奏会で使うストラディバリウスが盗難に遭った所から物語は始まる。 犯人のキャラが前作ほど感情移入できるものではなかったが、 物語自体はこちらの方が楽しむことができた。 晶はじめ大学生達のひたむきに音楽に向かう姿勢がそう思わせたのかも。 今回もどんでん返しがあり、読者の期待を裏切らない1冊。 前作の映画をみたからか、 本作もラフマニノフの音楽をBGMとした映像版をみたいと思ってしまった。 期待したい。 | ||||
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前作の「さよならドビュッシー」と同様に一気に読みました。 音楽の描写部分のワクワク感が魅力です。 岬先生をはじめ、何人かは再び登場しますので、続けて読むと面白いです。 | ||||
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さよならドビュッシーの後に読みました。もう、とにかく面白い!中身を言えないので・・・ちょっとありえるかな?と思う部分もありましたが。 | ||||
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「さよならドビュッシー」の続きの感じで購入しました。前の本ほどのインパクトはないものの、音楽が全体に流れているようなイメージでした。 | ||||
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評価が毀誉褒貶別れる作品だと思います。 まずを欠点あげていくと、キャラクターや謎解き、構成などにつたなさが目立ち、ミステリの謎解きの部分は早めに判ってしまうでしょう。 また、探偵役には人当たりの良さや才能など、これまたどこかで見たような設定であり新味は薄いです。 けれど、そのすべてを覆してあまりある熱量が、この作品には確かにあります。 若さとも甘さとも痛さとも、言い換えられるかもしれません。 とにかくこの主人公が音楽に真摯に向き合った短い期間、この濃密さと彼の感情を丹念に追って行き、疾走感が半端ないので、ページをたぐる手が止まらないのです。 割合有名なクラシック極が使われているのでイメージもしやすいですが、 読んでいる間は周囲の音が消え、ヴァイオリンやピアノ、オーケストラの音がごうごうとうなるのを体感できました。 合う合わないがあると思いますが、これを楽しめた人は、とてもラッキーで幸福でしょう。 | ||||
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一応複線やどんでん返しなどはあるが、本当の主人公は「音楽」である、と感じます。 その音楽の描写が素晴らしい!!! | ||||
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音大を舞台にしたお話しですが、元音大生から言わせて頂ければ、ここに出てくる「音大」の様子はあくまでフィクションで、実際とはちょっと違うかなと思います。ただ、ウン千万する楽器が保管されていたり、音大生の進路がとても難しい状況にあるのは事実です。でも、だからと言って、小説の中の様に就活で稽古を休む人が多いというのはウソ。音大に就活は存在しません。また、他の世界では出会わないような、超個性の強い教授陣や仲間と出会えるのは本当ですが、だからと言って小説の中の様に学生同士、あるいは先生と学生が表だって無駄に争ったりはしません。高校生の青春漫画じゃないんだから。今は評判が悪ければ、教授も辞めさせられる時代ですから。 ただし、あくまで、「物語」として読めば、音楽を知らなくても楽しめると思いますので、☆4つ。 | ||||
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僕は以前ピアノを習っていてドビュッシーの月の光や、ベルガマスク組曲を 弾いたことがあり、前作『さよならドビュッシー』を興味本位で購入し読んだところ、 非常に面白かった。読めない展開で最後までわくわくさせられた。 すぐに今作『おやすみラフマニノフ』を購入し一気読みした。 僕は、前作よりも今作の方が、大どんでん返しが2回あって面白かったと思う。 今作は、前作に出てくる下諏訪さんや岬先生がでてきて、前作とつながっている 部分があり、今作も岬先生の推理が素晴らしかった。岬先生すごくかっこいい!! 展開が読めず、読んでいて面白いところと、表現の仕方がとても好き。 僕は、今まで読んだ小説で一番好きな作品。 中山七里先生のこれからのご活躍に期待したいと思う。 | ||||
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楽器をプレイできない音楽鑑賞者にとって奏者の気持ちに寄り添える体験は貴重です。このお話は、音楽小説として読むのが楽しい。ラフマニノフのピアノ協奏曲第2番ハ短調を学祭のメインとして、学生のオーディション合格者で演奏し、優秀な奏者は注目されてスカウトされるという設定です。楽器のストラディバリウスの音のすばらしさとか、水害の避難場所で不安で動揺する人々の中で演奏してみんなを落ち着かせる音楽の持つ力の表現などもすばらしいと思います。巻末にピアニストの仲道郁代さんが解説していますが、プロの演奏家も納得する音楽表現がすばらしい。 | ||||
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『さよならドビュッシー』の続編。 というか、 探偵役が同じ、 というシリーズかな。 小気味良いテンポと、 音楽が聞こえてくるようなシーン。 相変わらず心地よい。 今回は、推理の部分は、 結構早目になんとなくわかっちゃったけど、 それ以外の部分の描写が、なかなか良くて、好き。 前作同様、 タイトルとの整合性が良く、 その辺も嫌いじゃない。 ラストのどんでん返しも、 今回は、アクロバティックな感じではなく、 納得がいく。 別に、前作で納得してないわけではないが…。 ぜひ、次の作品も読みたい…。 | ||||
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「さよならドビュッシー」が面白かったので、こちらも読んでみました。 内容はタイトルからもわかるように、音楽を題材にしたミステリーなのですが、前作と同様、青春小説としての側面も併せ持つ作品です。 相変わらず演奏シーンの音楽描写が見事です。 聴いたことがない曲なのに、聴いているかのように、どっぷりと音楽の世界に引き込まれます。 読み終わった後(いや、読んでいる時に)、作品中に出てくる曲が聴きたくなりました。 結末の衝撃は、前作に比べると弱い気がしますが、終局に向かって二転三転するストーリー展開は、前作に勝るとも劣りません。 私のようにクラシックに詳しくない方にも読んでもらいたい作品です。 | ||||
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自分は、趣味でピアノを弾くものです。その昔音楽関係の仕事に漠然とあこがれがあったこともあり、「のだめカンタービレ」がヒットした時にはマンガ本を「大人買い」したものです。 書店で平積みになっているこの本を見て、タイトルに惹かれて購入しました(Amazon購入でなくてすみません)。推理小説ですが、人は死にません(正確には、殺人事件は発生しません)。主人公(の一人)と思われた人が話の途中から急にかすんで前面に出なくなってしまったりとか、あなたはアガサ・クリスティーか!みたいな展開だったりとか、推理小説として期待すると、ちょっと肩透かしを食らうかもしれません。 この本は、事件の流れとか推理の筋みちを追う小説ではなくて、文章で表現された音楽を楽しむ小説だと思っては如何でしょう。そう思うと、秀逸です。本を読みながら音楽が聴こえ、あたかも自分が主人公と一緒に「音楽を作っている」気分が味わえます。 著者の同じシリーズの本「〜ドビュッシー」が、音楽小説としてはやや不足なところがあり、逆に推理小説としては(この作品よりは)味わえるのと対照的であるように思えました。 | ||||
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さよなら〜かえる男、と読んで三作目です。相変わらずテンポの良いストーリー展開でわくわくドキドキさせられながら一気に読ませてくれました。さよなら〜に被りながら違う舞台設定で、何度か行った事のある名古屋を思い出しながら楽しく読み終えましたよ。一部登場人物も重なるので、まだの方はさよなら〜を先に読んでからこちらを読まれる事をおすすめします。 かえる男を読んでしまってからでしたので、終わり方があっさりしすぎ?とも思いましたが、かえる男が強烈過ぎたとも言えるのでこれはこれでありでしょう。若干物足りなさが残ったので星一つ減。 次回作とシリーズ化期待してま〜す!! | ||||
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『さよならドビュッシー』はミステリの仕掛けとしては大掛かりでしたが、音楽小説としてみると、「そんなバカな」というところが散見され、自分の評価としてはそれほど高くなかったのですが、本作ではそうしたケレン味が抑えられた結果、優れた音楽小説となりました。 嵐の夜のチャイコフスキー、演奏会のラフマニノフのコンチェルト、個人的にはあまり好きな曲ではないのですが、音楽の進行と心理描写を重ね合わせた叙述は「すばらしい!」の一語です。 音楽を素材として扱う以上は譲れない点だと思いますが、ミステリを読もうと意気込んだ人には、どうでもいいところかもしれません。そのあたりで評価が分かれるのかもしれませんね。 というわけで、音楽小説としては高評価、ミステリとしては・・・な作品と思います。 | ||||
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↑タイトルそのままの印象です。 ミステリというより、音大青春もののイメージです。 個性豊かな学生達がオーケストラを作り上げて行く、という副題がたまりませんでした。 相変わらず次々に展開していく物語に、楽しみながら振り回され、あっと言う間に読了しました。 満足です。 | ||||
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前作でも音楽に対する造詣の深さと表現のうまさには感心したが、本作はまさに音楽を言葉で表現したエンターテイメント、「のだめカンタービレ」や「ピアノの森」が好きな方はオススメ。逆にミステリを期待して読むと肩すかしを食う。ミステリはストーリの添え物程度で、メインは一人の若者が音楽家として覚醒してゆく過程を描いた作品だからだ。将来への不安から才能がないことを言い訳にしていた貧乏学生が、岬によって導かれ、音楽家として覚醒してゆく過程はわくわくさせられるし、またチィコやラフマニノフのコンチェルトの演奏シーンは言葉でここまで音楽を表現できるのかと驚く。前作が「犬神家の一族」の模造品であったのに対して、本作は思う存分、作者が楽しんで書いたことがわかる。ぜひ続けていただきたいシリーズのひとつ。 | ||||
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さよならドビュッシーほどの鮮烈さは無かったんですが、クライマックスの2、3ヶ所の転換は良かったと思います。 とりあえず晶の幸せを願いながら読み進めました。 こんな想いだった為、晶に襲い掛かるハプニングにはハラハラさせられ作者の思惑にまんまと嵌まってました。 前作同様、岬洋介によって語り手が成長していく様は爽快感があり楽しめました。 惜しむらくは、TSUTAYAで見つけたラフマニノフを主人公にしたDVDを、借りる前に読了してしまった事でしょうか。 もしよかったらDVD観てから読んでみてください。DVDが駄作だったらスイマセン。 岬洋介シリーズ期待してます。では | ||||
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さよならドビュッシーほどの鮮烈さは無かったんですが、クライマックスの2、3ヶ所の転換は良かったと思います。 とりあえず晶の幸せを願いながら読み進めました。 こんな想いだった為、晶に襲い掛かるハプニングにはハラハラさせられ作者の思惑にまんまと嵌まってました。 前作同様、岬洋介によって語り手が成長していく様は爽快感があり楽しめました。 惜しむらくは、TSUTAYAで見つけたラフマニノフを主人公にしたDVDを、借りる前に読了してしまった事でしょうか。 もしよかったらDVD観てから読んでみてください。DVDが駄作だったらスイマセン。 岬洋介シリーズ期待してます。では | ||||
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