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さよなら的レボリューション
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さよなら的レボリューションの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.67pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全1件 1~1 1/1ページ
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いつか僕はもっと複雑になってしまうかもしれない。その通りだ。人はそれぞれの置かれた場所で、各々のやり方で複雑になっていき、そのために自分のありきたりの苦悩に対処できるようになっていく。阿良の物語はその過程にある、とても愛おしい若者の物語だ。彼にとってとても決定的だった一夜、「その気持ちは、別の何かが化けているんだ、じゃなきゃ、こんなに俺たちをうろたえさせるはずがない。」と彼は気づく。 私はどうしようもなく彼の作品に惹かれる。だからというのではないが、この作品が例えば流への助走だったという見方には疑問がある。主題へのフォーカスの強さという点で、さよなら的レボリューションは作者の家族サーガである流とは異質な小説だし、主題の強さの分コンパクトで密度の濃い作品だ。 ここのところ東山彰良の評価の上昇とともに彼の作品のKindle化が進んでいて、さよなら的レボリューションもそのお陰で読めた。次はありきたりの痛みをお願いしたい。 | ||||
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