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ドアの向こうに



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ドアの向こうにの評価: 8.00/10点 レビュー 2件。 Bランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点8.00pt

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サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
全2件 1~2 1/1ページ
No.2:
(8pt)

ドアの向こうにの感想

著者の作品はハズレなしですね。
総長&ブンに加えて、五十嵐もいい味出してました。
ストーリーの展開や内容も申し分ないと思います。

kmak
0RVCT7SX
No.1:
(8pt)

密室トリックに大阪府警の軽みを振りかけて

大阪府警シリーズの第6作。しかし、他の作品と異なり本格的な密室の謎解きが中心になった警察ミステリーである。
「ブンと総長」と呼ばれる府警捜査一課の文田巡査部長と総田部長刑事が担当することになったのは、頭部が腐乱し、脚部はミイラ化した不思議なバラバラ死体事件だった。死体発見の数日後、マンションでの心中事件現場からバラバラ事件の記事の大量の切り抜きが見つかった。二つの事件を関連させて捜査することになり、ブンと総長コンビに京都育ちの新入り五十嵐刑事を加えたチームは、それぞれの関係者の背景を洗い出すうちに、心中事件の二人も殺害されたのではないかと疑うようになった・・・。
大阪府警シリーズではあるが、警察の内部事情や刑事たちの個性的な言動より、密室殺人の謎を解く本格ミステリーの色合いが濃い。事件の様相や捜査の進展具合なども本格ミステリーに則っており、読者は作者との知恵比べが楽しめる。もちろん、大阪弁でのとぼけた会話の面白さは健在で、一冊で二度楽しめる作品である。
大阪府警シリーズのファンはもちろん、黒川博行ワールドのファン、さらには本格ミステリーのファンにもオススメする。

iisan
927253Y1

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