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眠りの牢獄



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【この小説が収録されている参考書籍】
眠りの牢獄 (講談社ノベルス)
眠りの牢獄 (講談社文庫)

眠りの牢獄の評価: 7.00/10点 レビュー 4件。 Bランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点7.00pt

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サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
全4件 1~4 1/1ページ
No.4:1人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(6pt)

かつていたところ

 「どんな夢を見ているの。」
地下シェルターに閉じ込められた3人。 外に出るためには5年前の転落事故の真相を告げよ。
外部で進行する交換殺人の本当の狙いは、そしてこの作中作「かつていたところ」という物語の正体とは。


体験せよ浦賀トリックの帯に釣られ牢獄に迷い込みました。 物語は浦賀とその恋人である亜矢子が階段から突き落とされる所から始まります。 5年間眠りの牢獄から抜け出せない亜矢子、そして1日で目覚めた浦賀、やがて事件の真相を求める亜矢子の兄の手によって事件関係者の3人が地下シェルターに閉じ込められてしまう。 3人は途方に暮れながらも事件を振り返るのだが・・・。
一方、別視点では冴子という女がネットを通じた交換殺人のやり取りを持ちかけられる。 自身の元恋人・博の殺害の代わりにある人物の殺人を依頼されるのだが・・・。
この全く視点の異なる二つの物語が「かついていたところ」という亜矢子のために書かれた小説なのだという。 250頁の中に詰め込められたいくつもの技巧。 欲張りセットなパズル小説だった。



▼以下、ネタバレ感想

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りーり
9EDFH0HC
No.3:
(7pt)

眠りの牢獄の感想

地下に監禁され、出してほしければ過去に起きた事を示せと閉じ込められるパート。ネットで知り合った2人が交換殺人を行うパート。大きくはこの2つが同時進行するお話です。

この2つがどんなミステリ模様となるのかは、なんとなく想像出来てしまいますが、ちゃんと複数のひねりがある本格ものになっており楽しめました。

作中に出てくる作家の言葉より
『ミステリマニアが読めばネタが割れてしまうような分かりやすい伏線の方が、普通の読者にはウケがいいと思うんで、』に始まり、気になる所はわかっていて書いているんだよと伝えられた点は好感でした。

短い小説の中で、巧いストーリーになっているのが見事でした。
終始、どよ~んとした重い空気な所は合わず。

▼以下、ネタバレ感想

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egut
T4OQ1KM0
No.2:
(7pt)

眠りの牢獄の感想

浦賀は、特別な一夜を過ごした女性亜矢子とともに階段から転落してしまう。目覚めると自分だけ助かり、亜矢子は意識不明の昏睡状態に-。5年後、作家になった浦賀は亜矢子の兄の誘いで友人らとともに招かれた地下室に閉じ込められてしまったのだった!12年ぶりに文庫化ということで再読しましたが、忘れていたネタの伏線、そして浦賀読者ほど騙されるであろうあのネタ(初読時は騙されました)が残酷な形で明かされ、そして幻想的なラストを迎えるというと短いながらも浦賀小説の残酷さと本格ミステリの魅力が絶妙に合わさった傑作でした!

ジャム
RXFFIEA1
No.1:
(8pt)

眠りの牢獄の感想

「やられました」。若干反則?と思わないでもないが、面白かったから良し。

やられタスマニアデビル
XRZ79J4L

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