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孤島パズル



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【この小説が収録されている参考書籍】
孤島パズル
孤島パズル (創元推理文庫―現代日本推理小説叢書)

孤島パズルの評価: 7.22/10点 レビュー 23件。 Aランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点7.22pt

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サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
全2件 1~2 1/1ページ
No.2:3人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(10pt)

孤島パズルの感想

英都大学推理研究会にアリスが入部して一年。
推理研に初の女子部員、有馬マリアが入部した。
マリアの亡き祖父は大そうなパズル好きで、孤島・嘉敷島に宝を隠したらしく、推理研は大いに盛り上がった。
その夏、江神さんとアリスはマリアの誘いを受け、宝探しに島へ向かった。
島には十三名の男女が集まり、各々世俗と離れ、思い思いに過ごしていた。
その夜、折悪しく台風が接近し、暴風雨の音に紛れて殺人が行われた。
無線機は壊され、船も三日は来ない絶海の孤島で、更に事件は続く。
果たして犯人は誰なのか―・・・

学生アリスシリーズ第二弾です。
フーダニット、ハウダニット、更に宝探し(暗号)と、ミステリ要素盛り沢山です。
正直、多くの人がトリックはわからなくても犯人は予想できると思います。
しかし、前作に比べ犯人の動機は重く、ストーリーもより洗練されている印象です。
途中の謎や伏線等々は上手く回収され、かつトリックやストーリーに組み込まれています。
いかにも本格らしく、また割とフェアだと思います。
江神さんが論理的に謎を解き明かし、アリスを通して読者に割合わかりやすく説明してくれます。
その過程で江神さんの人となりもうかがえます。
江神さんは探偵役ながらも、むやみに人の罪を暴こうとはしません。
しかし、真相を理解した上で放置はできないという苦悩がしのばれます。
江神さんについては解説で光原百合氏がファンレターを綴っています。
かなり熱烈なので、それはそれで一読すると面白いと思います。
アリスとマリア、二人の距離感は若者らしく青臭くて良いです。
凄惨な事件の中に青春の爽やかさを少し漂わせます。

前作に比べ非常に洗練され、面白いです。
捉えどころのない江神さんの謎、アリスとマリアの今後を含め、次作が楽しみです。

▼以下、ネタバレ感想

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あんみつ
QVSFG7MB
No.1:1人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(9pt)

孤島パズルの感想


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氣學師
S90TRJAH

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