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スノーマン



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【この小説が収録されている参考書籍】
スノーマン 上 (集英社文庫)
スノーマン 下 (集英社文庫)

スノーマンの評価: 7.67/10点 レビュー 3件。 Bランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点7.67pt

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サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
全3件 1~3 1/1ページ
No.3:
(7pt)

はじめての「ネスボ」作品

はじめて読む作家って、最初、期待半分・後悔半分があります。
今回のネスボ氏は、また続けて他の本も読みたい!と思わせる内容でした。
次は「ザ・サン」の予定。
次も読みたい!となりますように。

ももか
3UKDKR1P
No.2:1人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(7pt)

スノーマンの感想

最近は北欧のミステリーがたくさん翻訳されているようで、その質の高さにいろいろと期待してしまいますが、このスノーマンも期待に違わぬ物語でした。
北欧の社会や環境から考えるとサイコな犯罪と言うのはあまり考えにくいのかもしれませんが、動機づけといい構成といい、時間軸が時々あちこちへ飛ぶものの最後にはすっきりと疑問も解消され納得の結末でした。

しかし最近の北欧のミステリーは、問題を抱えた中年にさしかかる刑事と若い女性刑事のとりあわせが多いですね。何か問題を抱えている方が主人公として魅力的に描けるのかもしれませんが、同じようなパターンが多いなと思ってしまいました。
とても面白かったのですが、実は最初の方で犯人がわかってしまったので★を1つ減らしました。

ところで、シリーズの7作目と言うことですが、なぜ1作目から順番に翻訳しないんでしょうね?
出版社の都合なんでしょうけど、シリーズ物であるならやはり順番に出してほしいと思いました。

たこやき
VQDQXTP1
No.1:3人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(9pt)

予想を裏切った、大傑作!

ノルウェーを始め、北欧で大人気という「ハリー・ホーレ警部」シリーズの第7作目(日本では2作目)。先に、シリーズ外作品「ヘッドハンターズ」を読んでイマイチだったのでさほど期待しないで読み始めたのだが、期待を裏切る傑作ミステリーだった。
オスロ警察のはぐれ者・ハリー警部が挑むのは、これまでノルウェーにはいないと思われていた連続殺人犯。事件の発端は、どこにでもありそうな主婦の失踪事案だったが、捜査に着手したハリーは、ここ10年ほどで似たような、未解決の女性失踪事案がかなりの数に登ることに気がつき、連続殺人の疑いを持つ。さらに、ハリーのもとに「スノーマン(雪だるま)」と署名された、挑戦的な手紙が届き、失踪した主婦の家の庭には雪だるまが作られていた。
新たに部下になった美人刑事・カトリーネほか3人を加えた、たった4人のチームながら、じわじわと犯人を追いつめていくハリーに対し、狡知に長けた犯人は様々なミスリードを仕掛けて捜査をかく乱する。
猟奇的な連続殺人が10数年前の警官失踪事件とつながり、物語は複雑で深くなり、犯人探しのサスペンスがどんどん緊迫感を増していく。さらに、何度もどんでん返しがあり(ディーヴァーほどではないが)、最初に張られていた伏線が最後に効果的に明らかにされ、読者はあっと驚き、ほっと息を吐くクライマックスを迎えることになる。
警察小説、サイコミステリー、社会派サスペンス・・・どのジャンルのファンにもオススメだ。

iisan
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