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(短編集)

密室蒐集家



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【この小説が収録されている参考書籍】
密室蒐集家 (ミステリー・リーグ)
密室蒐集家 (文春文庫)

密室蒐集家の評価: 6.45/10点 レビュー 11件。 Bランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点6.45pt

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サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
全11件 1~11 1/1ページ
No.11:1人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(5pt)

密室蒐集家の感想

各章どこに様々な密室が出てくるが偶然を利用したものが多い。密室蒐集家が推理を披露するが犯人がほとんど物的証拠がない時点でも犯行を認めてしまうという潔さ。物語を楽しむというよりはパズルの回答を読んでいるような作品。

BOY
IM7XWAPW
No.10:2人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(6pt)

密室蒐集家の感想

つまりファンタジーなんですね…。
密室トリックはどれも現実味がなく偶然や、運命の悪戯を利用したものばかりです。直ぐに緻密なトリックを楽しむ作品でないことがわかり、作者の世界観を感じることに…方向転換をしました。最終章の三好達治の詩への解説など、心に響くものは多々ありました。
結論として、読後に気づいたのですが、これが作者の狙いであり、だから「密室蒐集家」なのでしょうか。作家について知識がありませんので、罠に嵌まったのかすらわからずにおります。

はつえ
L7BVQMDY
No.9:1人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(7pt)

密室蒐集家の感想


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なおひろ
R1UV05YV
No.8:1人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(6pt)

密室蒐集家の感想

密室をテーマにした5編の連作?短編集です。
密室殺人が起こると、「密室蒐集家」を名乗る探偵役が、何処からともなく現れて、瞬時に解決して、いつの間にか消えているというパターンです。
麻耶雄嵩の「貴族探偵」シリーズに少し似た感じですが、この作品は正直「パズル」ですかね。(貴族探偵は単なる「パズル」ではない)
短編なので仕方ないのですが「贅肉」がありません。
即ち、文字として描かれた情報の殆どがロジックの一部になっている感じです。
当然登場人物も少ないのですが、パターンとして「最も犯人らしからぬ人」を犯人として仕立てる傾向があります。
なので、相当に「強引」になってしまっています。
「偶然」にも頼りすぎで、ご都合主義的と言われても仕方ないですかね。


▼以下、ネタバレ感想

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梁山泊
MTNH2G0O
No.7:
(2pt)

密室蒐集家の感想

短編で話を聞いただけで解決。
この手の作品は大好きですが
この本はダメ
警察の無能ぶりなど、、、

jethro tull
1MWR4UH4
No.6:1人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(8pt)

密室蒐集家の感想

異なった年代毎に独立した密室殺人事件を密室蒐集家という謎の人物が解決していく連作短編集。時代ごとに捜査方法やトリックに変化が見られるのも面白かった。ストーリーが好きなのは『理由ありの密室』と『柳の園』、ミステリとして好きなのは『佳也子の屋根に雪ふりつむ』でした。

水生
89I2I7TQ
No.5:3人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(9pt)

密室蒐集家の感想

密室トリックの新しい可能性を感じさせる作品集。密室が何故作られたのかをテーマにしてトリックの解明というより、パズラーを解くほうに力点が置かれていて、密室の新しい方向、可能性を感じさせられ、面白いをはるかに超えてすばらしい。

氣學師
S90TRJAH
No.4:4人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(8pt)

密室蒐集家の感想

祝!第13回本格ミステリ大賞受賞!戦前、戦後、そして現代。異なる時代に密室殺人あれば必ずどこからともなくやってくる密室専門の名探偵。その名も、「密室蒐集家」!探偵をあくまで「推理装置」としてのみ機能させ、「密室」という本格ミステリの宝石をスマートでロジカルに輝かせてみせる著者の本格魂が炸裂の傑作短編集!特に一発ネタと少年少女の心の葛藤が見事に合わさった「少年と少女の密室」、雪密室で容疑者に仕立てられた不運な女性が巻き込まれた事件の真相が切ない「佳也子の屋根に雪ふりつむ」が良かった!また、蒐集家にほのかな想いを寄せた千鶴ちゃんの存在も良し!

ジャム
RXFFIEA1
No.3:
(7pt)

密室蒐集家の感想

ランキング上位の作品にしては物足りない。
ですが純粋なミステリの楽しさを感じた作品集。
物語が弱く推理問題集と化していますが密室と謎解きのこだわりが楽しい。

jom
GUZPXBJJ
No.2:2人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(7pt)
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密室蒐集家の感想

どの短編も驚きあり、とても楽しい短編集でした。
人物造形や感情などはバッサリ切り落とし、
事件⇒検証⇒解決をテンポよく味わえる構成になっていました。
これは好みが分かれそうですが謎を解くパズルが好きな私はとても満足です。

1つに絞れないのですが
「少年と少女の密室」「死者はなぜ落ちる」「佳也子の屋根に雪ふりつむ」
この3編は違った色をもつ真相の楽しさが印象的でした。

ところで著者の本は5年以上ぶりの久々の新刊です。
間で、PSPゲームの『トリックロジック』にて著者のミステリに触れていたのですが、
その中でゲームの特性、内容の盲点を他の作家に比べて上手く活用していた真相を描いていると感じてました。
その時の問題編、解決編、それに触れる読者が受けるだろう盲点や謎解きの楽しさを
本書の密室蒐集家でも感じる事ができゲームをしている様な楽しさがありました。

あと余談で、密室蒐集家の造形は、
麻耶雄嵩の貴族探偵と伊坂幸太郎の死神の精度を連想してました。
純粋に謎を楽しむ本書の様な本が近年減った印象を受けているだけに、
今後も密室蒐集家が現れる作品が読みたいと思いました。

▼以下、ネタバレ感想

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egut
T4OQ1KM0
No.1:21人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(6pt)

密室蒐集家の感想

作者のこだわりぶりがマニアにとっては微笑ましい、好感の持てる短編集だと思います。

しかしこの作者の「警察官がこんな初歩的な確認漏れをするか?」と突っ込みたくなる設定は、前作と変わらず。突っ込んだ方が負けなんだろうか。
ということで、偶然が多すぎるとか、証人への名前や服装の確認がどうかとかについては、誰もが気がつくところなので触れないことにします。

今回の大きな趣向は、それぞれの短編で時代が異なる点です。こうした設定をするからには、作者は十分時代考証をした末だと思うのですが、いくつかつまらない点で引っかかるところがあります。

▼以下、ネタバレ感想

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shoukk
NDM7CE2U

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