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殺意を呼ぶ館



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殺意を呼ぶ館の評価: 4.00/10点 レビュー 1件。 Dランク
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サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
全1件 1~1 1/1ページ
No.1:
(4pt)

レンデルらしくなく清々しいラスト。

これはもはやミステリではない。
ヴァイン名義の『アスタの日記』、『長い夜の果てに』と同様、物語は主人公の回想という形で語られるが、前2作において物語の牽引力となる謎については最も希薄、いや寧ろ全く無いと云ってもよいだろう。
作中幾度となく引合いに出されるように、これはレンデル流『千夜一夜物語』なのだ。シュローヴ館という建物に魅了された女の破滅への道のりと、その娘の、母という繭からの脱皮と自我の覚醒とを書いた。
今回のラストは実にレンデルらしくなくて清々しい。ショーンよ、御前は真底、男だったゾ。

Tetchy
WHOKS60S

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