殺意を呼ぶ館
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殺意を呼ぶ館の総合評価:
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これはもはやミステリではない。 | ||||
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10年以上前に読んだ記憶があり、再び入手しました。 レンデル好きだったのでどんなだったかすぐに思い出しましたが、それでも一気に読み進めてしまいました。 ノン・シリーズほどには毒がなく、でも少々異常な環境で生育した少女の物語。 珍しく希望の持てるエンディングで読後感はさわやかでした。 | ||||
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人里離れ、電話もテレビもないシュローヴ館に住む美しい母娘、イヴとライザの物語。 ライザは、イヴの完全な庇護を受けながらも、テレビをこっそり見たり鉄道廃線 反対のデモに巻き込まれたり、そして恋人と出会ったりして1人の女性として成 長していく。それとともにイヴがなぜ世捨て人のような生活に入ったのか、その 過去が徐々に明らかにされる。 以上の過程を、ライザが恋人ショーンに対して語っていく。 イギリスの美しい田園風景、草花や鳥類の描写がいい。 もはや完全な文学作品。 | ||||
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レンデル名義の作品としてはちょっと異色の作品です。普通の人間の狂気を描くレンデルの作風ではなく、文学性の強いヴァイン名義の作品に近いです。レンデルお得意の手法で過去と現在を交錯させて描いており、大部分は物語に大きな変動がなく、ライザの視点によるライザとイヴの生活とその変化を描いているだけで、少々退屈なのですが、ライザが物語を話し終えるあたりから、一気に物語は急展開します。 エディターレビューでは主になぜイヴが殺人を犯したのかということが物語の中心であるかのように書いていますが、やはりこの物語の主人公はライザです。終盤近くまで、彼女の成長を描いており、ラストでやはり中心はライザだった事を確認しました。 ライザは人里離れたシュローヴ館で、イヴが本来自分がなるべきだったと思う人間になるよう育てられます。一切外界のものとは切り離して。しかし、それならライザはイヴと同じなのだろうか?一生シュローヴ館で暮らすことにはどういうことなのだろうか?それがこの作品のテーマであるように思います。 こういったテーマや、それまでの物語に抱く疑問の答えがラストにあり、文学としてもロマンスとしても、とても感動しました。内容にあまり触れないようにして言葉に表すのはひどく難しいですが、最後で読んだ甲斐があったと思わされました。 | ||||
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警察官が人里離れたゲートハウスに来た夜、ライザは母イブに突然ロンドンに行くよう命じられる。それまでライザは学校に行くこともなく社会と隔絶され、高い教育を受けたイブに自宅で教育を受けてきたため、町に外出したことさえほとんどなかったのだった。途方に暮れるライザは取りあえず、キャンピングカーで暮らすボーイフレンド、シーンの元に身を寄せる。シーンを通じて初めて触れる外の世界。驚きと共に様々なことを学ぶが、それと同時に母の犯した殺人にも気づいていく。しかし、聡明なライザは、最後に母を救うべく弁護士になる決意をする。おどろおどろしい展開の中で、最後に訪れる希望、そしてライザの明るさ、シーンの心のやさしさ。読後感のさわやかな1冊である。 | ||||
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