柳生照彦から持ち込まれた犯人当てリレー小説―柳生の問題編に対し、タレント作家の尾道由起子に解決編を書いてもらい、その後に自分の解決編を載せる。

昭和四十年―東京オリンピックが開催された翌年の、厳しい雪の訪れを間近にひかえた十二月初旬のこと。

転落死した男は、勤務先でかけられた横領の疑いを苦にして自殺したと思われていた。

七月七日の午後七時、新進作家、坂井正夫が青酸カリによる服毒死を遂げた。

武蔵自動車教習所の配車係の死に端を発し、相次いで指導員が殺される。

東京から来た教科書会社の営業マンが、吹雪の中、崖から転落死した。

十角形の奇妙な館が建つ孤島・角島を大学ミステリ研の七人が訪れた。

美少女を殺害し、研ぎあげたハサミを首に突き立てる猟奇殺人犯「ハサミ男」。

夏休みを迎える終業式の日。先生に頼まれ、欠席した級友の家を訪れた。

鮎川哲也の戦後本格の出発点となった里程標的名作。綿密な校訂と著者の加筆訂正による決定版。

衆人監視の白木の箱の中から突如消えた“人形の首”。

連続する幼女誘拐事件の捜査は行きづまり、捜査一課長は世論と警察内部の批判をうけて懊悩する。

労働争議に揺れる東和紡績の常務令嬢敦子と、労働組合副委員長の鳴海は恋人同士。

永遠の愛をつかみたいと男は願った―。東京の繁華街で次々と猟奇的殺人を重ねるサイコ・キラーが出現した。

『公開処刑人 森のくまさん』著者が描く、“文壇サスペンス"! ミステリー小説の新人賞、第10回GE(ゴールデン・エッグス)賞受賞作『だるまさんの鬼ごっこ』の著者が、元人気俳優の向坂祐一郎であることが発覚した。

”原作者”と”盗作者”の緊迫する駆け引きに息を呑む。

三姉妹の長女・百合が次女を殺した。

夏の終わり、郊外の瀟洒な洋館に将来を約束された青年たちと美貌の娘たちが集まった。

津和野ツアーに参加したOLが、あろうことか入院中の病室で犯され、墜死した。

顔と両腕を損壊された遺体が見つかった。手がかりは、遺体の腹に記された謎の数字と、狩りの守護聖人のカードだけ。

ライターの銀次郎の同業者、青葉が殺された。青葉が特ダネを追っていたことを知った銀次郎はそのネタを探り始める。

父の跡を継ぎ、浅草で「鮨芳」を営んでいる鮨職人・山内鬼一は、ある日、常連客の花房潤一の訃報を聞く。

御茶ノ水署・生活安全課保安二係は斉木斉と梢田威だけの小世帯だった。小学校の同級生が御茶ノ水署で再会する。

中央区日本橋。男性の“損壊"遺体が発見された。

私は頭を打って入院中のある夜、見知らぬ男に襲われ、その恐怖で失っていた記憶をとり戻した。

空き家だった洋館で火災が発生。鎮火後、殺人分析班の如月塔子は納戸の奥に隠し部屋があることを知る。

オカルトスポット探険サークルの学生六人は京都山間部の黒いレンガ屋敷ファイアフライ館に肝試しに来た。

ライター・銀次郎は、元妻・聡美が引き起こした医療ミス事件の真相を探ることに。

他人を寄せつけず奥深い山で芸術家たちが創作に没頭する木更村に迷い込んだまま、マリアが戻ってこない。

ニセの大学合格通知で人生を狂わされた受験生が、温泉地・指宿で殺された。

「私を誘拐してください」小宮山佐緒理は潤んだ瞳で俺の手を握りしめた―。

消失死体がまた元に戻る!?完璧の「密室」と「アリバイ」のもとで発生する、学生バンド“メイプル・リーフ”殺人劇―。

出世なし。女もなけりゃ、金もなし。

名探偵・信濃譲二が帰ってきた！　　　　　七つの小説すべてが読者を驚愕させる。

名探偵・信濃譲二は、とある小劇団にマネージャーとして参加し、万能ぶりを発揮し始める。

頭蓋骨に白い花、掛け時計にスープ皿―テーブルの上の惨殺遺体を囲むように置かれた謎めいた品々。

かつて『奇想天外』という雑誌があった。

御茶の水署・生活安全課保安二係の斉木係長とヒラ刑事の梢田は、飲食店視察の名目でタダ酒にありつくような、お調子者コンビ。

二人の幼い命を奪ったひき逃げ事故。

平凡だが幸せな生活を謳歌していた香奈子の日常は、恋人・貴治がある日突然、何者かに殺されたのを契機に狂い始める…。

雪に閉ざされた山荘に、UFO研究家、スターウォッチャー、売れっ子女性作家、癖の強い面々が集められた。

妻は殺された-- 封印された呪いの扉を開いて……。

ある日突然、婚約者の里美を事故で失った漫画家の陣内は、衝撃のあまり、連載中の漫画のヒロインを作中で殺してしまう。

「グランドマンション一番館」には、元「名ばかり管理職」の男、元公務員、三世代同居の女所帯から独居老人、謎の若者、はてはかなり変わった管理人までと、アクの強い人たちが住んでいる。

事件は珍妙、捜査は迷走。御茶ノ水署生活安全課の、あの二人が帰ってきた!凸凹コンビが挑む難事件の数々。

紅一点会員のマリアが提供した“余りに推理研的な”夏休み―旅費稼ぎのバイトに憂き身をやつし、江神部長以下三名、宝捜しパズルに挑むべく赴いた南海の孤島。

マンションの非常階段で発見された、自殺を装った他殺死体。

雨の夜の正面衝突事故。運転していた島津群四郎は即死。

かつて『奇想天外』という雑誌があった。

差出人不祥の、東北の山荘への招待状が、六名の男女に届けられた。

大人気ミステリー「――者」シリーズの原点 多額の保険金をかけた妻を、トリカブトで殺したM。

乱歩の未発表作品が発見された!?『白骨記』というタイトルで雑誌に掲載されるや大反響を呼ぶ―南紀・白浜で女装の学生が首吊り自殺を遂げる。

『黒死館殺人事件』で有名な博覧強記の名探偵・法水麟太郎。

殺人現場は、スプレー塗料で赤く染められた寝室だった。

1930年、チェスタトンを会長とし、セイヤーズ、クリスティー、バークリーら錚々たる顔ぶれが集まり、探偵作家の親睦団体〈ディテクション・クラブ〉が発足した。

野村絹枝の背中に蠢く大蛇の刺青。