いまだかつて、これほど哀しいホラーはなかった。これほど恐ろしいファンタジーはなかった。

母親を高校の同級生・渡部に殺されたライターの銀次郎。

階段から落ちた恋人・亜矢子は意識不明のまま昏睡状態に陥る。

富士樹海近くで合宿中の高校生文芸部員達が次々と殺されていく。

ライターの銀次郎の同業者、青葉が殺された。青葉が特ダネを追っていたことを知った銀次郎はそのネタを探り始める。

もしも殺人を犯してなければ・・・驚愕のパラレルワールドミステリ! 北海道・網走に住む小説家の加納豪は、かわいい妹の彩を溺愛していたが、彩が商社に就職して夕張でひとり暮らしを始め、やがて同期の奥津と結婚することになり悲嘆に暮れる。

大学に入学した僕が賑わう校内で見たのは、「新委員募集中。あなたも信じてみませんか―。

ライター・銀次郎は、元妻・聡美が引き起こした医療ミス事件の真相を探ることに。

孤独に絶望し、自殺未遂を繰り返していた理美に、10年前に不審死を遂げた父の秘密が明かされる!?自宅地下に隠されていた広大な研究所。

ある日突然、婚約者の里美を事故で失った漫画家の陣内は、衝撃のあまり、連載中の漫画のヒロインを作中で殺してしまう。

十七歳の洋子は佐久間という工員の青年と恋に落ちる。だが仲間二名が殺害される事件が起き、犯人と疑われた彼は姿を消す。

ナンパした祥子を情事の最中に絞め殺してしまった19歳の零。だが警察が到着した時には死体は消えていた。

ライターの銀次郎が昏睡状態から目覚めると、謎の男が現れた。男は「この病院で目覚めた人は自殺する」と告げる。

平凡だが幸せな生活を謳歌していた香奈子の日常は、恋人・貴治がある日突然、何者かに殺されたのを契機に狂い始める…。

ひと気のない公園の池で10歳の少年の溺死体が発見された。

父が自殺した。突然の死を受け入れられない安藤直樹は、父の部屋にある真っ黒で不気味なパソコンを立ち上げる。

糖尿病の妹・理奈がいる敦士は、妹が群馬県の川で見たイルカを探すため、彼女と友人とともに群馬へ向かう。

身に覚えのない上司殺しの罪で刑に服した江木雅史。事件は彼から家族や恋人、日常生活の全てを奪った。

首なし死体として発見された美人女子大生、菅野香織。彼女の死と殺害方法は、ミステリ小説の中で何故か予告されていた。

友だちもいない、女にもまったくもてない。唯一仲よくしてくれていた大切な妹は、暴漢に撃たれ、意識不明の重態。

ミステリ作家の西野冴子は、ストーカー扱いされた挙げ句、殺人事件の犯人として逮捕されてしまうが、一切心当たりがない。

「この子は近い将来、自殺する」。初対面の少女の運命をなぜか私は知っていた。

ミステリ作家浦賀和宏は悩んでいた。次作のテーマは「密室」。

幸せだった純菜を、孤独な日々へと突き落とした“彼”との別れ。

ミステリ作家の冴子は、友人・亜美から恋人タケルを紹介される。

「僕が死んだ時、居合わせた人間達を僕が生まれたあの島に向かわせてください」そう遺言を残し中学生が自殺した。

「死刑囚の孫」である二人の女性――出自に縛られ気弱なアキと芯の強いジャーナリストの莉菜は祖父たちの「事件」の真実を追う。

銃撃されても死なない、怪我もしない、傷つかない。

大けがを負い、療養生活をおくっていた松浦純菜が2年ぶりに自宅に戻ってくると、親友の貴子が行方不明になっていた。

森の中の『ハーフウェイ・ハウス』という閉ざされた学園には二十二人の大人びた美しい子供たちが暮らしていた。

神様のような清廉潔白な教師、坪井誠造が逝去した。その通夜は悲しみに包まれ、誰もが涙した。

世界中から見捨てられ、愛してくれる人などいない。

名門女子校の式典の最中、演劇部による『そして誰もいなくなった』の舞台上で、服毒死する役の生徒が実際に死亡。

怒濤のどんでん返し、一気読み注意!! 強盗犯により密室と化す病院。

かつて学生運動に身を投じ、いまはキャリア警察官として埼玉中央署に勤務する二条実房。

治安が悪く、地獄のような街で地べたを這いずって暮らしていると考えていた俺は間違っていた。

あの日から、世界は壊れはじめていたのかもしれない。首なし死体、連続猟奇殺人事件、そして…。

美しい母と二人、何不自由なく暮らしていた武田。その母が殺害された。

大学構内で発生した連続殺人。被害者はみな男性で、腹を切り裂かれて殺されていた。

著者長江俊和氏が手にしたのは、いわくつきの原稿だった。題名は「カミュの刺客」、執筆者はライターの若橋呉成。

天才的頭脳と、絶望的な孤独。授けられたのは、それだけだった。

思い出せ、あの日の屈辱を。不登校になるまでに受けたはずかしめの数々を。

1994年、現職の検察官が殺人犯として逮捕され、死刑判決を受けた―2015年、大学生の石黒洋平は、母が遺した写真から実の父がその死刑囚・赤嶺信勝であることを知ってしまう。

平凡な家庭で育った小学生の圭輔は、ある不幸な事故をきっかけに、遠縁で同学年の達也と暮らすことに。

大学に助手として勤務する香坂啓介は、先輩・佐倉雅幸の一人娘・五歳の真奈佳に亡くなった妹の面影を重ねて可愛がっていた。

助産院に勤める紗英は、不妊と夫の浮気に悩んでいた。彼女の唯一の拠り所は、子供の頃から最も近しい存在の奈津子だった。

幼馴染の美人双子、優衣と麻衣。僕達は三人で一つだった。

老舗画廊勤務の中田由紀、三十二歳。穏やかで上品な彼女が、一人旅から帰ってきた途端に豹変した。

“奇跡の男”八木剛士の周辺で何故か頻発する怪事件。女子高生の首吊り死体が発見され、無差別放火事件が連続する。

“私の事を、父は「ガラスの人形」だと呼んでいた。脆い、脆い、透き通ったガラスの人形だと。

猟銃を持った殺人犯(黒のキング)が、妻・友貴子(白のクイーン)を人質に我が家に立てこもる。

夢想家のお嬢様たちが集う読書サークル「バベルの会」。夏合宿の二日前、会員の丹山吹子の屋敷で惨劇が起こる。

富豪の一人娘が、別荘で不審な事故死を遂げる。

”原作者”と”盗作者”の緊迫する駆け引きに息を呑む。

神降市に勃発した連続猫殺し事件。芳雄憧れの同級生ミチルの愛猫も殺された。

一九八五年、上野の職安で出会った葉子と希美。互いに後ろ暗い過去を秘めながら、友情を深めてゆく。