喩えようもなく美しい聖歌『ミゼレーレ』と、パリの教会で起きた聖歌隊指揮者の不可解な殺害事件とはいかなる関わりがあるのか？　凶器はいったい何なのか？　遺体の両耳の鼓膜は破られ、付近には子供の足跡が残っていた。

1967年末。

羊を殺して頓死した男の事件を皮切りに頻発する凶事。

ピレネー山中で男性の惨殺体が見つかった。 死体の傍には謎の記号が描かれた石が残されていた。

20世紀初頭。華やかな時代の片隅で生きる売れないオペラ歌手と貧しいお針子―― ある事件が女たちの運命を狂わせる。

町外れで父と孤立して暮らす“変わり者”サリーは6歳までの記憶がない。

ここはロンドンの集合住宅の一室。女性がひとり。

押し花を受け取った著名人が連続で殺される事件が起きた。

ミッキー・ハラー&ハリー・ボッシュ。

ウナギ取りの罠小屋の不可能殺人！ 「スウェーデンのディクスン・カー」、幻の名作 1960年代のスウェーデンに、こんな不可解な密室殺人が眠っていたとは……。

弟の訃報が届いたのは朝食後すぐのことだった。彼は車で何度も轢き殺されたという。

辣腕の選挙コンサルタントとして鳴らしたシャルテルは、大手広告代理店DDT広報部のアップショーとともに、英連邦から独立間近のアフリカの小国アルバーティア初の国家元首選挙に駆り出される。

ぼくたちカニンガム家は曰くつきの一族だ。35年前に父が警官を殺したあの日以来、世間からは白い目で見られている。

高層ビル建設現場で大型クレーンが倒壊し、作業員が死亡、周囲に多大な損害をもたらした。

多くの悪徳警官を監獄送りにした元警部が命を絶った。

生きるため、他人になりすましてきた“わたし”。

不敗の弁護士エイレングラフは言う、 「私の報酬は法外ですが、有罪になったら一銭も支払わなくて結構。

テムズ川沿いの高級住宅地リヴァービュー・クロースで、金融業界のやり手がクロスボウの矢を喉に突き立てられて殺された。

頭の怪我によって恐怖を感じなくなり、連邦保安官を退任したベン。彼はかつての上司から行方不明の娘を捜索するよう依頼される。

婚約者・坂庭真実が忽然と姿を消した。 その居場所を探すため、西澤架は、彼女の「過去」と向き合うことになる。

クリスマス間近のある夜、湖畔の町で若い司書のジェニファーが殺された。容疑者は交際相手のトラヴィスで、犯行を認めていた。

レイキャヴィクのアパートの一室で、刃物で喉を切り裂かれた若い男の死体が発見された。

先の事件で心に傷を負ったフォーチュン。それでもシンフルは平常どおり――なのに、またもや事件が。

ミステリ作家の卵であるアニーは、大叔母の住む村に招かれた。

読字障害というハンディキャップを抱えながらもアメリカ留学の後、作家・評論家として活躍する三条公彦。

多重人格カップルの友情と淡い恋心と殺人と――。

日本仏教の最大宗派・燈念寺派。

〈マーダー・ミステリ・ブッククラブ〉に新たなメンバー四人が加わった。

家族思いなエイダンは実は連続殺人犯で、次の獲物、レイチェルを監禁している。

ボーディは田舎町で暮らす15歳の少年。父を亡くし母親と寂しい日々を送っている。

かつて刑事ポーによって一人の男が刑務所送りにされた――カリスマシェフとして名声を誇ったジャレド・キートン。

18年前に起きたカルト教団《アルパートンの天使》集団自殺事件の謎……犯罪ノンフィクション作家がつかんだ、衝撃の真相とは!?

本年度エドガー賞最優秀長篇賞受賞作！　南北戦争下のアメリカを描くミステリ 南北戦争下のルイジアナ。

隔絶された山奥の高級ロッジを妻と旅行で訪れた捜査官ウィル。

神経の不調に悩む女にあてがわれた古い子供部屋。そこには、異様な模様の壁紙が貼られていた…。

ミーナら特捜班を嘲笑うように連続する誘拐殺人。次の犯行はいつ? ストックホルムを舞台に犯人との頭脳戦が始まる。

故郷の雪山に帰ってきたエリーは、姉と看板猫とともにミステリ好きの集う書店、ブック・シャレーを切り盛りしていた。

1955年7月、パイ屋敷の家政婦の葬儀がしめやかにおこなわれた。

ノースカロライナ州の湿地で青年の遺体が見つかる。村の人々は「湿地の少女」カイアに疑いの目を向ける。

グアテマラの殺戮から１年。

一家惨殺事件の生き残りの少女はグレーンス警部の手により保護された。

台風一過のニューヨークで、13歳の少女の遺体が発見された。

「ガラスの鍵」賞、英国推理作家(CWA)協会賞、スウェーデン推理作家アカデミー賞の3冠に輝いた傑作! エーランド島に移住し、双子の灯台を望む屋敷に住みはじめたヨアキムとその家族。

一年七ヵ月の間にスウェーデン国内で起きた、三件の十五歳の少女失踪事件。

コペンハーゲンで若い母親を狙った凄惨な連続殺人事件が発生。

CWA賞イアン・フレミング・スチール・ダガー賞候補作! 元麻薬の売人にして、元MI5のスパイ、今はお役所勤めのジェイ。

吹雪の夜、フランスの山間の町でエヴリーヌという女性が殺害された。

学生時代に一度だけ公募型アンソロジーに採用され、ミステリ作家デビューを夢見る小松立人は、学生時代にとある犯罪に手を染めた。

その女性はサマーハウスで首を吊っているのを発見された。

ロンドンのケアハウスで暮らす80歳のエディス。

ストックホルム郊外で磔にされた男の全裸体が見つかった。

――彼女のはなしは信じるな。

CWAニュー・ブラッド・ダガー賞受賞作! 同居していた恋人との関係が唐突に終わり、エルマは長年勤めたレイキャヴィーク警察を辞め、故郷アークラネスに戻った。

19世紀末。

早朝のベルリン大聖堂に深紅の血が降り注ぐ。丸天井の下には女性牧師が吊り下げられていた。

あなたに四〇〇ポイント差し上げます―ろくでなしの失業男ペテルソンは絶頂にあった。